ハイスヒッツェ

初出:SS第7話 エーレンフェストの本

声(ドラマCD第5弾/第7弾~第9弾):関 俊彦

家族構成

妻:ダンケルフェルガー騎士団長の妻の妹

伯父:ダンケルフェルガーの騎士団長
伯母:騎士団長の妻(ハイスヒッツェの妻の姉)
 甥(従弟):オルトゥング*1(騎士団長の末息子。11年冬、貴族院6年生の騎士見習い)

容姿

髪の色:焦げ茶*2
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瞳の色:赤*3
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地位

階級:上級貴族
職種:騎士・師長*4

年齢関連

  • ローゼマインとの学年差:+14*5
  • 誕生季:夏*6

ハイスヒッツェ視点の回

SS16話 ハイスヒッツェの反省会
書籍第四部VIII 書下ろしSS 十年前の無念を晴らせ
書籍第五部VIII 特典SS ダンケルフェルガーの会議室

作中での活躍

フェルディナンド貴族院で同学年だったため、ディッターで負け越した上級騎士。
「自称」フェルディナンドのライバル。強敵と書いて、親友と読むらしい。
フェルディナンドが持つ青いマントの本来の持ち主。敗北の証にダンケルフェルガーのマントを渡した上で、勝って奪い返すのだ、と何度もしつこく勝負を挑んだ。フェルディナンドからは、「ルーフェンの数倍面倒な男」と思われている。*7
学生当時、フェルディナンドをマグダレーナに婿入りさせようと当人達の意思を確認せず先代アウブ・ダンケルフェルガーに押した張本人。*8

12年冬には、フェルディナンドと本の販売権を賭けたディッターをした。
フェルディナンドが攻撃を防ぐのに使ったマントに刺繍したのは妻で、破いてまで勝利に拘ることはできずに敗北した。

フェルディナンドの神殿生活を、エーレンフェストによる冷遇で、才能が潰されている状態であると思い込み、幾つかの領地に声をかけて、フェルディナンドのアーレンスバッハへの婿入りを王へ直談判した。*9
フェルディナンドとヴェローニカの関係を知っていたことと、マントを返却されたことから、この婿入りがフェルディナンドにとって最悪な事態であることを理解し、深く後悔した*10。なお奥方への詫び代わりに、魔法陣はそのまま譲渡されている*11

15年春、ローゼマインからダンケルフェルガーに対するフェルディナンドの救助とアーレンスバッハの礎取りディッターの誘いを受けて、指揮官の一人として参加した。
フェルディナンドを救い、返却された自身のマントを再度渡し、ディッターで真実の勝利を得た時に取り戻すと決意する。*12
救出されたフェルディナンドに、早速マントを賭けたディッター勝負を申し込んだ。
すげなくあしらわれても「邪魔だ」と追い払われても、へこたれず諦めず全くめげない。ローゼマインからは「さすがダンケルフェルガーの男」と思われている。*13
ランツェナーヴェ掃討戦ではフェルディナンド立案の冬を呼ぶ儀式に度肝を抜かれたものの、他の三人のダンケルフェルガーの騎士達と共にシュタープでライデンシャフトの槍を出し、船に攻撃をした。*14
なお、アーレンスバッハの城にて反省会を開いてしまったダンケルフェルガーの騎士達の中にいたかは不明。*15
その後、エーレンフェスト領ゲルラッハにてフェルディナンドと共に旧ベルケシュトック騎士団を蹴散らしゲルラッハ騎士団に合流*16、ダンケルフェルガー騎士団は一人の死者も出す事なく本ディッターの完全勝利を手にした。*17
ハンネローレの側近を除く多くのダンケルフェルガー騎士達がアーレンスバッハのビンデバルトに戻って勝利の宴やディッターに興じていた一日ほどの間、ハイスヒッツェはハンネローレと共にエーレンフェストの城に招かれ祝勝会に参加し、ジルヴェスターなどエーレンフェスト首脳陣に対してローゼマインをアウブ・アーレンスバッハと認め、その王命の婚約者としてフェルディナンドをアーレンスバッハに居続けさせるよう圧力をかけた*18
貴族院防衛戦にもアウブ・ダンケルフェルガー指揮下の騎士として参加し*19、ダンケルフェルガーの主戦力が王宮制圧に向かって以降は一班九名の騎士を率いてフェルディナンドと行動を共にした*20。ツェントレース中にフェルディナンドが中央神殿に向かいジェルヴァージオの登録メダルを探して破棄させるのにも同行した*21。同行中のフェルディナンドの動きや得た情報を戦中・戦後にアウブ夫妻へと報告した*22

作者コメント

2022年 10月11日 Twitter
>ウィンク考察第2弾
ハイスヒッツェ:ディッターしようぜ!ってノリでする。

コメント

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  • フェルディナンドがヴェローニカから虐げられていたのを知っている - 2016-01-03 14:59:51
  • 貴族院時代にフェルディナンドの素材採集地として活躍していた - 2016-07-15 18:21:55
  • マントは後に妻となる女性が学生時代に刺繍したもので、星結び前だし魔力の染め合い前でもあるため、防御力的には他人が刺繍したに近く実戦の役には立たない物と思われる。単に「記念品」でしかないマントに執着するあたり、奥さんを愛していることもあるだろうが既にフェル様との一方的な友情の記念品とも化していそう。 (2018-12-18 22:48:50)
    • 「他人が刺繍したマント」ということはフェル様にとっても同じだから、防御力アップのために色々魔改造してあるんじゃないかなあ。それを返され (2018-12-18 23:00:53)
      • それを返されて気付いたであろうハイスヒッツェさんが何も言わなかったのは、フェル様の改造すら嬉しく思ってしまったのかも。 (2018-12-18 23:02:34)
        • アンゲリカ的ダンケルフェルガー人であれば、許されるなら嬉々として魔王作マントの魔法陣を分析し自分たちのマントに取り入れるだろう。それを予期していてもフェルディナンドがあえて衆人の面前でハイスヒッツェにマントを返したのは、それだけの借りがあると感じ友情を嬉しく思っていたのでは。改造したマントをハイスヒッツェが身に着けることはなくとも、「魔王刺繍のマント」はダンケルフェルガーの秘宝に匹敵する価値が (2020-02-15 22:17:29)
          • 供給の間から助け出された後に再戦のためマントを返却しようとしてるから、ハイスヒッツェは身に着けてると思うよ。 (2020-06-20 19:10:15)
          • いや、あれは逆でしょ? ハイスヒッツェがエーレンで酷い扱いされてる→アーレンに婿入りさせて助けようって王族に助言した事をフェルディナンドが「お前相当余計な事したな。絶交だからマント返すわ」って笑顔で最高の嫌がらせだし。最悪ユストクスが気を利かせて刺繍全部解いてそう。w (2020-10-28 10:27:58)
  • 単純な実力では魔王以上と考えると、ボニファティウス様の次ぐらいの猛者なのでは (2019-12-05 12:24:51)
    • ダンケル騎士団内でもトップ10には確実に入ってるでしょ、トップ5には入ってるかどうか? そのぐらいの実力がなければ、いくら本人が名乗りあげようがアウブが領地の利権がかかったディッターの代表に認めたり、アーレン行きの副官としてハンネに同行させたりしないと思う (2020-02-15 15:12:07)
  • 書籍4-9書き下ろし「十年前の無念を晴らせ」によると貴族院在学中に当人達の意向も確認せずにフェルディナンドをマグダレーナに婿入りさせようと押しまくった張本人でもある しかしこのエピソードをこのwiki内のどこに挿入するか難しいな 作中での活躍の4行目?それとも7行目? (2020-02-15 15:22:53)
    • 3行目じゃないかなあえて書くなら…「自称」フェルディナンドのライバル。強敵と書いて、親友と読むらしい。と、フェルディナンドが持つ青いマントの本来の持ち主。の間あたり (2020-06-20 19:48:47)
  • 終盤の礎攻防戦の最中にジルに「ローゼマインのアウブアーレンスバッハを認めろ」と迫ってたけど、あれって相変わらずロゼマやフェルディナンドの意思を確認してないよね? (2020-09-24 13:35:51)
    • ダンケの代官(ハンネ)の補佐だから、ダンケの意向を示したと思えば、まぁ。そこら辺うろ覚えだがハンネに確認は取ってるんだろう。多分。 (2020-09-24 14:42:17)
      • あれハンネがロゼマの野望を聞いて、ロゼマの王就任はユルゲンの根幹を揺るがす危機って感じてフェルにしっかりと手綱を握って貰ってアーレンの新アウブになって貰おうって事だからハイスもあれだけはた目にはイチャコラしてたフェル&ロゼマならって事で一緒になってジルに迫ったんだろうね (2022-01-08 09:33:04)
    • フェルディナンドの意志は確認してると思うよ。別行動で行軍してる時に、話す機会はいっぱいあったし。 (2020-09-24 14:53:15)
    • 仮縫いの時にロゼマがハンネたちにアーレンスバッハは好きにしていいけどツェントは駄目とフェルに言われたことを喋ってるから、そこでほぼ確認済みとも言える。ハンネと一緒に迫ってるし。 (2020-09-24 14:58:50)
    • 『第五部 仮縫い』「ハイスヒッツェはわたし達を図書館まで護衛として送った後、フェルディナンドと騎士の訓練場へ行くことになっている。」フェルディナンドには訓練場で直接確認。ジルヴェスターへの説得時はハンネローレの後ろで、多分、護衛をしながら圧をかけている。 (2023-04-17 15:06:36)
  • 学生時代にフェルと自称友人だったらしいが、下位領地とはいえ領主候補生のフェルと大領地の上級貴族ハイスが友達、というか話しかける関係になっていいものなのだろうか。礼儀がなってないんじゃないかな。あと、領主候補生マグダ、上級貴族ハイス、領主候補生フェルが同じ年齢だから、もしダンケルがエーレンに話しかける機会があったとしても、マグダ→フェルになるべきであって、マグダの頭越しにハイス→フェルで話しかけるのはNGなのでは。 (2021-06-12 17:06:09)
    • 何か共通点があれば仲良くなれると思う(ただし現代日本で想像する友人とは異なるだろうが)。フェルディナンドとハイスヒッツェはディッターや素材収集の時は友人だが、身分の差は必ず存在する(ふぁんぶっく6)(2024-02-21 21:15:03)
    • ふぁんぶはもとよりハンネ編で、領主候補生と上級貴族という立場の差を考えれば、これ以上の反論は問題になる可能性と、ヴィルを悪しざまに思ってさえいるケントリプス(領主傍系上級貴族)が考えていることからも当然にある (2024-03-06 21:33:05)
    • 上位者の話に割って入ったり、礼を失するような振る舞いは問題だろうけど、リュールラディとミュリエラみたいに身分差を超えた友人関係がないわけじゃない。フェルディナンドとハイスヒッツェの場合は騎士コースの講義や素材採取なんかで交友関係を構築していたんじゃない? (2024-03-07 01:59:31)
  • フェルを婿としてオススメする前に、現第一夫人の背後関係洗ったりとかなんでしなかったんだろう?10年前の無念~とか言っておきながら本人にちゃんと確認しないとか同じ失敗してるの笑う (2021-12-22 22:18:16)
    • クラリッサ同様フェルを表舞台に!でダンケル善意の暴走だよね。ただマグダは自領だから確認しなかったのは不手際だけど、あのタイミングでフェルの意思確認はハイスヒッツェだと厳しいし仮にできてもエーレンにいたいって答えたときに、アウブ配より神殿選ぶはずがないってのが普通のユルゲン貴族価値観だから本音じゃないと捉えて暴走は止まらないでしょ。あとアーレンとエーレンの関係とかルーフェンも知らなかったくらいだから騎士のハイスヒッツェが調べようとしても情報得られなさそう。ゲオに関しても神殿にいるフェルをアウブ配として婿に望むって破格の扱いだから裏に悪意あるとはエーレン首脳陣以外思い浮かびすらしなかったと思う。 (2021-12-23 21:51:58)
      • ディッター至上主義者からすると「神殿に押し込められて10年もディッターできなかったのに、隠れてあれほどの錬度を維持していらしたとはおいたわしい!」と短絡的に思っても仕方がない。2年次ディッター後、ハイスヒッツェと話す機会があれば誤解が解けたはずだけど。ダンケル連をうっとうしがって話す機会を与えなかったフェルディナンドが原因、と言えなくもない。 (2021-12-24 06:58:18)
        • 神殿の誤解が解けるとは思えない。ダンケルは同じことをロゼマにやらかしてるから (2024-03-06 21:36:22)
  • 『第五部 女神の化身 新しいアウブ』でハイスヒッツェがしきりにフェルディナンドをディッターに誘っているけど、あれってディッターをしたら仲直りってハイスヒッツェは思っているのかな? (2023-04-17 14:13:53)
    • そうだね。仲直り、やり直したいって訴えかね。まあ、ダンケルフェルガー公認しつこい男は、わかりやすいダンケル男子だからディッターは最大の交流方法w (2023-04-17 15:00:49)
      • マント返されて突き放された事 (2023-04-17 15:22:14)
        • を思えば、嫌よ嫌よ言ってウザがりながら時々ディッターに付き合ってくれるのは親友としての関係だからと思ってるんじゃない (2023-04-17 15:24:16)
          • フェルディナンドがあからさまな怒りを本人にわかるように見せるってかなり親しい関係だよね。親友かどうかはともかく親しいとは思ってるだろうね。 (2023-04-17 18:58:44)
            • フェルはロゼマを裏を読まなくていい相手だと思っているけど、ハイスヒッツェも『一緒にディッターがしたいのです!』くらいに裏を読もうとしても何も出てこなさそうである意味警戒対象外なのかも。 (2023-04-17 20:50:05)
              • なんだかんだ言って好きそうな素材を提示すればディッターしてもらえてたんだろうから、受けてきたフェルが悪い (2023-05-18 17:04:24)
          • 仲良しではないが、アーレンスバッハ送りにされたことをフェルディナンドは根に持ってなさそうなんだよね。代わりにエックハルトとユストクスに余計なことをしやがってと恨まれていると思うけど。 (2023-04-18 20:36:24)
            • どうせダンケル男子は打っても響かないし、学生時代のディッターも12冬一騎討ちディッターも(web版508話ラストも)真正面から会心の一撃ブチかましたアトは自分の惹かれるモノが無い限りスルーでしょうね。。。。ねちっこい報復は暗躍側近のユストクスや下級側仕えラザファムがなんか仕掛けてたでしょうね (2024-03-11 21:47:52)
            • 生産性のない報復をするようなキャラなら魔法陣を譲渡するようなやり方では返さないだろう。大型の犬(アフレコレポート)だと思えばあんなものだと思わなくもない。 (2024-03-11 23:44:09)
  • 貴族院の恋物語の話でハンネローレを微妙な笑顔にさせた「最後まで負け続けた人」のモデルってハイスヒッツェさん? (2024-03-06 17:47:29)
    • 文化→出版物→貴族院の恋物語→コメント欄 (2024-03-07 02:45:50)
      • ありがとうございます。上のコメントでも職位や階級に対して行動がちぐはぐという指摘がありますが、他領まで逸話が伝わるハイスヒッツェは色々やらかすけど憎めない「ダンケルフェルガーの名物男」的な妙な権威があるのかもしれませんね。 (2024-03-07 10:45:32)
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最終更新:2024年03月06日 20:33

*1 コミカライズ第四部Ⅶ巻カバー裏

*2 ふぁんぶっく4 キャラクター設計資料

*3 ふぁんぶっく4 キャラクター設計資料

*4 書籍版第五部VIII 特典SS ダンケルフェルガーの会議室

*5 「エーレンフェストの奇策家(フェルディナンド)と同じ学年」SS第8話

*6 ふぁんぶっく4 キャラクター設計資料

*7 第415話

*8 書籍第四部VIII 書下ろしSS 十年前の無念を晴らせ

*9 SS18話

*10 第508-509話、第601話

*11 ふぁんぶっく5Q&A

*12 第601話 出陣

*13 第607話 新しいアウブ

*14 第610話 ランツェナーヴェの船 後編

*15 第612話 遊び場

*16 第616話 ゲルラッハの戦い その2

*17 第622話 それぞれの武勇伝 その3

*18 第619話 勝利と帰還-第620話 それぞれの武勇伝 その1、第626話 仮縫い、第628話 昼食と中央、第630話 西門の兵士と根回し-第631話 アーレンスバッハへ

*19 第637話 アダルジーザの離宮

*20 第639話 協力者

*21 書籍版第五部X「フェルディナンド 負けられない戦い」

*22 書籍版第五部X エピローグ