イマヌエル

初出:第409話

声(ドラマCD第4弾/第6弾/第9弾):森川智之

容姿

髪の色:かなり暗い赤*1
000000000
瞳の色:灰色
000000000

地位

階級:(貴族出身)*2
職種:青色神官・中央神官長→中央神殿長

年齢関連

  • ローゼマインとの年齢差:冬時点で+29*3

イマヌエル視点の回

書籍第五部Ⅹ 書下ろしSS 帰還した傍系王族

作中での活躍

中央神殿の神官長。
聖典検証会議では中央騎士団長と対立していた。
神具をシュタープで創りだしたローゼマインの実力を垣間見て、中央神殿の神殿長に相応しいと推薦した。
神殿育ちのため貴族社会の常識に疎い。

聖典原理主義者で、古い文献に載っていた古いやり方の儀式を蘇らせることに執念を燃やしている。
しかしながら、中央神殿の者では魔力が足りず儀式を再現することができないため*4、十分な魔力を持つローゼマインを何とか中央神殿に取り込もうと躍起になっている*5*6

周囲の話を聴かず、自分の思った通りにするためには手段を選ばずに行動する傾向にあり*7ハルトムートにすら狂信者と思われている*8
また、ローゼマインは、ハルトムートとは全く方向性の違う狂信で光る灰色の目を嫌がっている*9。その目的は中央神殿の権威を高めることであり、ローゼマインをその道具として使おうとしている*10

ツェント候補であるジェルヴァージオのユルゲンシュミットへの帰還に非協力的な態度を見せたレリギオンがラオブルートに毒殺されたため*11、15年春の貴族院防衛戦までに中央の神殿長に就任*12
「本物の神事を行える聖女」を中央神殿に招くために、ラオブルートやランツェナーヴェに与し、ランツェナーヴェの者たちがシュタープを得れるように、祈念式を口実に最奥の間の扉を開けるよう王族に要請した。
その後、中央神殿の神殿長室内にある、神殿長しか入れない保管室で管理されていたジェルヴァージオのメダルを移動しユルゲンシュミット傍系王族として再登録を行った*13
ジェルヴァージオがツェントになった暁には褒賞としてローゼマインを中央神殿に迎え入れて神殿長として仰ぎ、自身は神官長に戻って、正しい神事・古の神事を行うことで中央神殿がそれまで見下されていた貴族達の上位に立つことを夢見ていた。*14

ツェントレースの過程で、聖典と鍵、ランツェナーヴェの王とジェルヴァージオのメダルの回収の為に中央神殿に現れたフェルディナンドによって、黙らされ、命は無事だが、死ねない状態となる*15
乱入に付き添ったハルトムートによって、メッタ刺しにされては癒しを掛けられ、傷が癒えたらまたメッタ刺しにされ……といった拷問を受けた模様。*16

経歴

12年冬 ターニスベファレン討伐による黒の武器と聖典検証の為に貴族院へ*17
13年冬 選定の魔法陣を光らせたディートリンデを次期ツェント候補だと宣言*18
14年春 領主会議の星結びに中央の神官長として参加*19
     ラオブルートの自宅を訪れ、一対一で何かの交渉をし「エーレンフェストの花をいただけるのであれば…」と発言する*20
     領主会議の奉納式に参加*21
14年冬 貴族院での共同研究の奉納式で中央の神官の参加を求めるも、ローゼマインに拒否される*22
14年冬~15年春の間 中央神殿の神殿長となる*23
15年春 ラオブルートと組み、ジェルヴァージオのメダルを傍系王族のところへ戻すなど、グルトリスハイト取得に協力する*24
     フェルディナンドによって黙らされ、命は無事だが死ねない状態となる*25

作者コメント

2022年 10月11日 Twitter
>ウィンク考察第2弾
イマヌエル:できる。別にしない。

コメント

このコメント欄はwikiの情報充実のために設けた物です。
編集が苦手な方は以下のコメントフォームへ書き込んで頂ければ有志でページに取り込みます。
表示される親コメントには限りがあるので、返信の際は返信したいコメント横のチェックを付けて返信するようご協力お願いします。
  • 貴族院防衛戦後のこの人物の処分は? - 2017-08-11 14:37:21
    • 白の塔で魔力ポットでしょう。神々のと約束上殺せないし。中央の神殿長はツェントが兼任することになる(神官長はアナスタージウス?)からヒラの青色神官にしか戻れないし、反逆者だからそれも難しい。 - 2017-08-12 16:55:21
    • 656話「ランツェナーヴェの者達の扱いと褒賞」で、政変後にかき集めた青色神官・巫女は領地へ戻すと言っていたから、返さられたか白の塔かなと思って、反逆者の一人なのにもう一人の首謀者にもその後が書かれていないから。 - 2017-08-13 20:29:13
  • ドラマCD4アフレコレポート後編「中央神殿のためならローゼマインを道具の一種として扱うイマヌエル」ローゼマインに心酔したわけじゃなかったんだな。 (2019-11-10 21:52:59)
  • 「ランツェナーヴェの者たちがシュタープを得れるように、祈念式を口実に最奥の間の扉を開けるよう王族に要請した」とありますが640話を見る限りシュタープを得るために最奥の間を開けるようヒルデブラントをそそのかしたのはラオブルートで、祈念式も関係ないように見えます。どこの記述の事でしょうか? (2020-04-18 17:44:11)
    • 1つ前639話後半のアルステーデ自白の中でしょう 「祈念式に必要だから最奥の間を開けるように、という要請が中央神殿から毎年あるようで、その時期にランツェナーヴェの者達の来訪を合わせるように」、「神官達が小聖杯や神具を並べているのをしばらく見ていたアナスタージウス王子は貴族院の他の場所も確認してくると、騎士団の一部を連れて出ていったそうです」 (2020-04-18 19:20:50)
      • ありがとう確認しました。ですが、やはりこの文章に違和感を感じます。祈念式の依頼は例年通りのものですからそれに便乗した計画であっただけかと。 (2020-04-18 20:15:15)
        • 「祈念式を口実に最奥の間の扉を開けるよう王族に要請し、ランツェナーヴェの者たちがシュタープを得られるようにした」ならば無難な表現でしょうか? ラオブルートの共犯者であることを明示するのがメインだと思うので。 (2020-10-09 01:07:32)
  • 王族の血筋なんかねこの人 それとも他領の神殿から出世? (2020-07-16 04:12:36)
    • どこにも出身を示す情報が書かれてたという記憶はないので、不明ですねぇ (2020-07-17 08:02:09)
    • 予測でしかないが、最も身分が高ければ、神官長やってないで初めから神殿長だっただろう。政変で敗北勢力出身だったなら更迭されていたのでは? 「グルトリスハイトを持たないツェント」と文句垂れても処刑されない自信がある以上、移籍組ではなく元から中央神殿にいたのではなかろうか。 (2020-10-09 01:14:11)
    • ※2にあるけどこいつって一応血統的には貴族なんだよね?ロゼマの土地の再生を「鐘一つの間にやるとかないわー」とかいうぐらいには魔力ないはずなんで魔力ポットとして足しになるかは知らんけど (2021-01-13 13:12:20)
      • ロゼマ基準で魔力量を考えるのは危険だ。でも一般的な青色神官の出自からすると貴族の血統だろう。中央神殿の神官長→神殿長なんて非貴族の魔力持ちとしては最高位の身分だ。 とはいえたとえ王族の血統だとしても圧縮をしらないので魔力ポットとしての性能は低いだろうね。 魔力ポット兼生きた古文書翻訳機にすると多少は役に立つかね。 でもまあグル典を持った真のツェントは迎えられたし神殿の権威も高まったしで望みはすべて叶ったよ! やったね! (2021-01-13 15:18:59)
  • 王族の星結びの儀式を妨害したとも取れるのですが、その時点で処罰されないのが謎 (2021-08-06 12:54:27)
    • 結果的に第一王子の星結びが派手派手になって、王族の権威とやらを知らしめることができたんで処罰を免れたのかもね。中央神殿の者が貴族院内の近道を知って先回りできる時点で中央騎士団と癒着してたっぽいから、王族が処罰を決行するのは難しかったと思うよ。 (2021-08-06 14:04:38)
    • ロゼマじゃなく中央の神殿長が執り行うべきだと言っただけで、別に妨害はしていません。王族が従来のやり方を無理矢理変えようとしていますから、むしろイマヌエルの方が正論を言っています。 (2021-08-06 14:06:09)
    • 直前まで忘れ去られていた、古式ゆかしい儀式のやり方をローゼマインにリークしてくれた最大の貢献者まである。イマヌエルがお口チャックしてたら冠もマントもなしのままいつもの儀式やってただろw (2021-08-06 14:14:01)
  • 王族の無能に引き摺られて最終的に負け陣営になったけど、フェルロゼマの活動がなかったり良い方へ転ばなかった場合はユルゲンシュミットの崩壊を救うキーパーソンになった人物だよね。 神殿神官蔑視に原理主義と断ぜられて聞き流されてたけど結局言ってたことは間違いでもなかったし、改善の望めない王族を切り捨てて外患にとはいえ失われていたグル本を取り戻したわけだし。 (2021-10-15 18:02:24)
    • 気持ち悪いというのはロゼマの主観だしな。聖典が国家運営に重要なアイテムなの合ってたし、今の王族ダメだと断言したのも、ロゼマを初代ツェントがいた中央神殿にと望むのもある意味合ってたし、それがダメなら外国育ちでもいいから全属性の奴を望むのも合ってはいる。多分このおっさんは、フェルが全属性と知ったらフェルをツェントにとほざいていただろう。気持ち悪かったことが敗因 (2021-10-15 19:05:19)
      • ラオブルートと違って中央神殿の権威を高めたいだけでそれが叶うならツェントなんて誰でも良さそうだしな。 (2021-10-15 19:36:33)
      • 気持ち悪くなったのも、神殿の視点から助言したのに王族が邪険に追い払い続けたせいでとか想像しちゃう。 それとも元々気持ち悪かったから王族も邪険にしてたのかな。 (2021-10-15 22:08:26)
    • ハルトムート、グラオザム、イマヌエル、どうして差がついたのか……慢心、環境の違い  (2021-10-15 19:43:42)
      • グラオザムは私利私欲しか考えないヒステリー女に名捧げ強要されるとい生まれの環境が悪すぎた(最後は自分のみじめさを自覚してた節があるが)、イマヌエルはむしろローゼマインが嘗ての中央神殿長=ツェントになれると発想を発展させればあるいは・・・。 (2021-10-15 23:27:58)
        • イマヌエルは聖典原理主義者のお手本みたいなやつなので、聖典や中央神殿の資料が正しいことを証明して神殿の力を伸ばしたいだけかと。 (2021-10-16 08:08:23)
          • まぁ本当に国のことを考えて行動してたやつなんて作中1人もいないよね。 (2021-10-16 12:44:37)
            • ロゼマもグリトリ案件ではフェル延命しか考えてなかったからな。魔力足りなくて國滅ぶ寸前だったと大多数は知らないからしゃーない。 (2021-10-16 13:01:02)
    • ロゼマと王族抜きだとグリ典へのルートが分からないからユルゲンを救う事は出来ないな。 (2021-10-16 10:25:03)
      • ジェルヴァージオは成人前に地下書庫行こうとしてたみたいだし、間に合ったかはともかくルートは突き止められる可能性あったんじゃない? イマヌエルの協力で神殿視点の助言もあったろうし。 (2021-10-16 18:26:14)
        • グルトリ得ようと図書館にきてただけで、具体的な行動指針として地下書庫に行こうとしたような描写はなかったはずだけど。 (2021-10-17 12:20:32)
      • 結果からすると、ロゼマと王族による情報だけでジェルヴァージオはメス書GETできたんだよね、イマヌエルの協力がなくても。イマヌエルの立場からすれば、協力してなければグル典持ちのツェントが神殿長になってくれて神殿の権威回復を目の当たりにできたのに。 (2021-10-17 18:43:36)
  • 今後答えは出るだろうけど、イマヌエルがエーレンの花を貰ったとして何か得があるのだろうか?精々魔力豊富な人物を神殿に入れるくらい? (2021-10-30 15:01:43)
    • ローゼマインを中央神殿に迎え入れて神殿長として仰ぎ、自身は神官長に戻って、正しい神事・古の神事を行うことで中央神殿がそれまで見下されていた貴族達の上位に立つことを夢見ていた。(書籍版第五部X イマヌエル 帰還した傍系王族) (2023-12-16 14:12:43)
+ タグ編集
  • タグ:
  • 人物
  • 中央
  • 青色神官
  • 神官長

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年11月12日 16:56

*1 ふぁんぶっく4 キャラクター設計資料

*2 貴族としての洗礼を受けているかどうかは不明

*3 ふぁんぶっく4 キャラクター設計資料・書籍版第四部VII=12年冬時点で40歳

*4 第545話「地下書庫での作業」

*5 第544話「領主会議の星結び 後編」

*6 第556話「 領主会議の奉納式」

*7 第545話「地下書庫での作業」

*8 第544話「領主会議の星結び 後編」

*9 第640話「アルステーデの話」

*10 ドラマCD4アフレコレポート後編

*11 書籍版第五部X イマヌエル 帰還した傍系王族

*12 第639話「協力者」

*13 第640話「アルステーデの話」、書籍版第五部X イマヌエル 帰還した傍系王族

*14 書籍版第五部X イマヌエル 帰還した傍系王族

*15 第651話「魔王の暗躍 付け足し」、第657話「アドルフィーネの相談と儀式の準備」

*16 ふぁんぶっく8 Q&A

*17 第411話

*18 第518話、第640話

*19 第543話、第544話

*20 書籍版第五部V シュラートラウムの花

*21 第556話

*22 第583話

*23 第639話

*24 第640話

*25 第651話