ラウレンツ

初出:第456話(時系列としては書籍第三部IIISS/特定はできないが、第285話、第376話、第394話他でもモブ出演)

声(ドラマCD第7弾~第10弾): 岡井カツノリ

家族構成

父:シドニウスギーベ・ヴィルトル)
母:ゲオルギーネに名を捧げている
 兄:フロイデン
 義姉:ベティーナ(兄の第一夫人)

 異母弟:ベルトラム*1

容姿

髪の色:深緑
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瞳の色:オレンジ
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大柄

地位

階級:中級貴族
職種:騎士見習いローゼマインの側近

年齢と属性関連

  • ローゼマインとの学年差:+1*2
  • 誕生季:春*3
  • 洗礼時の属性(適性):3以下*4
  • 加護の再取得:武勇、退魔*5
  • 534話以降の属性:全属性*6

作中での活躍

旧ヴェローニカ派ギーベの息子で、中級騎士見習い。上級に近い中級*7
マティアスと仲が良く、二人で貴族院の旧ヴェローニカ派を取りまとめている。
大柄で接近戦が得意。*8
1対1の戦闘よりは、誰かと組んで戦う方がより強さを発揮出来るタイプ。*9
肉が大好きで、いくら食べてもお腹が空く成長期。マティアスが時々嫌そうに肉を食べているの見て「いらないなら私に寄越せ」と思っているのが顔に出ている。*10

08年冬の子供部屋では、ヴィルフリートと共に遊んでいたが*11、白の塔事件と北の離れ襲撃事件の影響で、ヴィルフリートに忌避され、派閥ごと領主一族から距離を置かれる状態になっていた*12
11年冬の貴族院でローゼマインが派閥の壁を取り払った後は、貴族院の雰囲気も、ヴィルフリートとローゼマインを中心にまとまりつつあるエーレンフェストも気に入っている。
自身の家族と異なりゲオルギーネを主とは認識しておらず、ターニスベファレン討伐時に名捧げに十分な品質の素材を得ていた事実を隠すことで、親から要請されたゲオルギーネへの名捧げを回避していた*13

ゲオルギーネの暗躍を知らせる候補がローゼマインかアウブだったり、礎攻防で後味が悪くなる原因が家族かローゼマインだったりと*14、領主一族の中でのローゼマインの位置付けが高い。
ローデリヒが他の側近と区別されることなく扱われていたこともあり*15、ローゼマインに名を捧げることを選んだ。
マティアスの密告の時点では家族のことは諦めていたが、ローゼマインが洗礼前の子供達にも救済の道を準備していたことを知り*16の無事を喜んだ*17
その年の表彰式で優秀者になった際、マティアスの真似をしてローゼマインにひざまずいて感謝しようかとからかうように言ったが、夕食のお肉を大盛りにしてあげるから、と避けられた。*18
主であるローゼマインをからかうなど軽い所があり、そうした性格がグレーティアの負担になるのではと警戒されている。

文官仕事が苦手で騎士見習いになったが、ローゼマインの側近になったため、神殿では書類仕事に従事させられることが決まった。
ローゼマインのはからいで折に触れて兄弟の交流を続けていたが、14年春のローゼマインの中央行き確定で、弟を置いてローゼマインに同行することが決定した。
ローゼマイン不在の孤児院に残される弟の行く末を案じていたが、残される神殿や孤児院に対するローゼマインの配慮を知り、深く感謝した。*19

親がない上、中央へ行く予定であることから、エスコート選びの課題が通常より多い。
段取りが悪く直前で頭を抱えることになったマティアスを見て、早めに準備をしなければと焦っている。*20
エスコートの相手をグレーティアに申し込もうとするも、絶対回避したいグレーティアは親族枠でユストクスに頼んでしまう模様。*21

15年春に勃発したアーレンスバッハとの礎争奪戦では、未成年ながら名捧げしていたためローゼマインと共にアーレンスバッハへ乗り込む。
ランツェナーヴェの船攻略戦に参戦し、未成年(騎士見習い)かつ視力の強化ができるようになったことから後方で魔術具や回復薬の補給をしたり、なるべくローゼマインを護衛する騎士を減らさないため船を凍らせる際に成人騎士の代わりにエーヴィリーベの剣を振るうなどした。
ローゼマインの体調が治ってからは、ゲオルギーネ一派を追ってエーレンフェストへと向かう。

名捧げ組はローゼマインの許可だけで新しい家を興せるのか?という問いに「(アウブ・アレキサンドリアが)新しい家を興す(与える)ことはしないが結婚は出来る(許可を出せる)」と回答されている。
一方で「許可は出せるが(名捧げで連座を免れているので)自分一人では決めず、ジルヴェスターとアウブ同士の話し合いをした上で決定する」とも書かれている。*22

経歴

00年春 誕生
07年春 洗礼式
10年冬 貴族院に入学
12年頃 父親がゲオルギーネから教えられた魔力の圧縮方法(二段階)を伝授される*23
12年冬 ターニスベファレンの素材の取得権を得て、名捧げ石に使用可能な魔石を手に入れる*24
13年夏 ゲオルギーネへの名捧げを促され、時期尚早と辞退する*25
13年冬 ローゼマインに名を捧げ、側近に就任する*26
     アーレンスバッハとの共同研究の展示物に、貴族院の恋物語厳選の愛の言葉を吹き込む*27
     四年生の表彰式で優秀者に選ばれる*28
     ギーベの館の調査に同行し、血族限定の扉を開放する*29
     エーレンフェスト神殿で加護の再取得の儀式を行い、全属性になる*30
15年春 アーレンスバッハの礎取りディッターに同行する*31
     アーレンスバッハの神殿に先行し清めを行う
     ランツェナーヴェの船攻略戦で、エーヴィリーベの剣をシュタープで作り出し攻撃する*32
     ゲルラッハ攻防戦に参加する*33
     貴族院防衛戦に同行する*34
     アレキサンドリアに移籍する
15年冬 アレキサンドリアの学生として六年生に進級

作者コメント

2015年08月15日 第456話 選択の時 後書き
旧ヴェローニカ派の子供達の中心にいるのはマティアスとラウレンツです。
二人が名捧げをし、ローデリヒが言葉を重ねることで旧ヴェローニカ派の子供達は命を長らえることができました。
2015年 11月29日 活動報告
どうでもいい設定が結構あります。
ラウレンツはお肉が大好きで、食べても食べてもお腹が空く成長期。マティアスが時々嫌そうに肉を食べているの見て「いらないなら私に寄越せ」と思っているけれど、お貴族様なのでそんなことは口に出さない。でも、顔にはちょっと出ているとか。
2016年02月24日 第531話 神殿見学会 後編 後書き
ラウレンツとベルトラムはお互いの話を聞いて、お互いに「ローゼマイン様に染まりすぎじゃないか?」と思っています。(笑)
2017年 04月14日 Twitter
2017年 04月17日.06月20日 設定等まとめ Twitterこぼれ話
>卒業式のエスコートに関して
ラウレンツに卒業式のエスコートを申し込まれて、絶対回避したいグレーティアがユストクスに「親族枠でお願いします!」と頼んで、ユストクスが「もう自分はそういう年齢か」と遠い目になるとか。
2017年 10月11日 Twitter
2017年 11月02日 設定等まとめ Twitterまとめ その2
>ウィンク考察
ラウレンツ:めっちゃ出来る。何となく日常的にしてそう。笑
2020年 05月07日 Twitter
2020年 05月08日 活動報告
>第五部Ⅲプロローグに関して
第五部Ⅲのプロローグでシリアスに極振りなマティアスの視点で書いていると、脳がバランスを取ろうとするのかバグを起こすのです。
マティアスが「主のここに感心する」と言えば、私の脳内で突然ハルトムートが聖女賛美を始めたり、ラウレンツが側近女子の美点を並べたり……。
マジ進まないので「ちょっと邪魔。黙って」と思いつつ、ネタとしてメモしました。
>ラウレンツによる女性側近達の評価※マティアスへの語り
  • リヒャルダ
公正というか、公平なところが素晴らしいと思わないか? 名を捧げた後はすぐに私達に対する警戒心を消して態度を変えたけれど、あれは簡単にできることではないだろう。ローゼマイン様の側近としてひとまとめに扱われていることが、私達にちゃんと伝わってくるのだ。すごいと思わないか? おかげで、ライゼガング系の側近達の態度が軟化したのだ。
  • レオノーレ
頭が良いよな。あれだけ魔物の情報を覚えていて、すぐに対処できる騎士なんて他にいないぜ。エーレンフェストの騎士の情報にも詳しいからな。訓練でヘロヘロになっている奴等に「まだ魔力は残っているはずです」と冷静に指摘できる指揮官。痺れるね。
あと、警戒心が強くて厳しいのに、恋人の前だと可愛いんだよ。コルネリウスから手紙が届いた時のレオノーレを見たことがあるか?
  • ユーディット
命中率は群を抜いている。「剣の腕ではなく、そちらを磨いた方が良い」というローゼマイン様の助言を愚直に守って、ひたすら命中精度を上げる訓練を続けられる集中力がすごいよな。あのくらいの集中力がないと命中精度を上げられないと思う。獲物を狙う時の真剣な横顔と、食事のメニューを楽しみにしている時の表情の差が最高だと思わないか?
  • ブリュンヒルデ
ライゼガングの姫という言葉が本当に似合うよな。王族や上位領地とのやり取りを一手に引き受けられるあの立ち居振る舞い。お茶会一つ開催するにも、側仕え同士の交流から得られる情報や流行を広げるための根回しが必要だろう? それから、お茶会で意識を失うローゼマイン様をいかに支えるか。ブリュンヒルデがいないと、いくらローゼマイン様が頑張ってもエーレンフェストが上位領地と渡り合うのは難しかったと思うぜ。
  • リーゼレータ
主の身の回りを整える側仕えの鑑だよな。いつも笑顔で優しくて手先が器用で刺繍も上手い。目端が利いて、めちゃくちゃ細かくローゼマイン様の様子を見ては、色々準備しているぞ。ただし、リーゼレータの癒しは主と、主を支える者にしか向けられないからな。誰もが同じ笑顔が向けられるわけではない。ちなみに、私は護衛騎士になったから向けられる側だ。ドヤ!
  • フィリーネ
下級文官見習いとは思えないくらい計算が早いよな。私も世話になっている。下級文官見習いなのに、ローゼマイン様の紋章付きの課題を取り仕切って、他領の貴族との交渉ができるのだ。何を言われても笑顔で受け流せるくらい胆力がある。旧ヴェローニカ派の名捧げ側近だから、私達も陰口を叩かれる身だが、フィリーネを見習って堂々としていたいものだ。
  • ミュリエラ
弟ばっかりが可愛がられている面倒臭い家庭環境らしいけど、それでもあのほわほわした笑顔を浮かべていられるのがすごいよな。個人的には、あの家庭環境でライゼガング系貴族の作った本にあそこまで熱狂できるところに驚いた。自分の行きたい道がハッキリ見えているみたいだ。粛清がなくても、成人したら派閥を離れるつもりだったと言っていたからな。現実的で強いよ。
  • グレーティア
あの胸! あれこそがグレーティアの一番の武器だろう。

ラウレンツ、今までとずいぶん違うではないか。それ以外にも美点はあるだろう?

他の全てが消し飛ぶ威力だと思わないか?

誰にも言わないが(以下心の声)

おどおどした様子で他人の後ろに隠れようとするから気が弱いのかと思えば、そうでもなくて結構きついことを言う。頑固で他人の忠告を聞かない。助けてやろうと思ったら手を振り払われて、青緑の目で睨まれる。弱っちい生き物が必死で威嚇しているのが丸見えで、めちゃくちゃ可愛い。

※時間軸が第五部Ⅲなので、貴族院へ入ってから名捧げをしたラウレンツはお留守番組の側近について語りませんでした。
あと、男に関しては何も語ってませんでした。(笑)
2022年 05月11日 Twitter
完結後ら辺になれば旧ヴェローニカ側近の名を返せるのか
残念ながら、マティアスとラウレンツは難しいです。
たとえエーレンフェストを出たとしても、アウブ・エーレンフェストによる恩赦がなければローゼマインの独断で名を返すことはできません。忠誠心に端を発した名捧げではなく、連座回避を目的としているので。

コメント

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  • 同母のお兄ちゃん長男なのに家出たけどもしかしてもとは跡取りだった? (2020-06-16 07:48:06)
    • エックハルトも館与えられていたし、結婚したらひとまず別の所に住むのでは? (2020-06-26 18:28:52)
      • エックハルトは名捧げしてたから跡取りからは外れてた。ランプレヒトは離れ(敷地内)に住んで、妊娠を機に本館へ (2020-06-26 23:15:52)
    • ギーベ(役付き)と上級貴族では慣習が異なっていてもおかしくない。 領主の城ほど家のサイズも大きくないし、ギーベの館は本来は、ギーベと言う役職の物に貸与されるものだろう。 なので、成人までは、親であるギーベとの同居が認められるけど、成人したら(少なくとも男子は)全員一回外に家を持つということになっているのかもしれない。 (2020-06-27 10:36:49)
      • 逆に下級貴族あたりは、元々の敷地面積が小さいし、新しい家を建てるのは大変ということで。 例え跡取りでなくても、結婚するまでは、実家の部屋を使用し続けて良いよ? 結婚して家を確保したら出て行ってね?のスタンスかもしれない。 <寮暮らしの次男である、ダームエルの部屋がキープされていたように。 (2020-06-27 10:42:41)
  • 旧ヴェローニカ派名捧げ組には名を返さないのかな。エーレンから出て、ジルの助命条件も意味はなくなってると思うんだが。エックハルトやハルトムートと違って狂信的な主従関係ではないし。 (2020-07-26 12:48:54)
    • (連座回避目的での名捧げだったので)残念ながら、マティアスとラウレンツは難しいです。(2022/05/11ツイ)(2024-02-18 21:39:23)
  • 録音シュミルに愛の言葉入れた件入ってないな。 (2020-09-12 17:01:52)
    • 経歴に書いてあるかと (2020-09-12 21:12:59)
  • ラウレンツの女キャラ評はバラバラに各キャラのところに記載でいいのでは?ここにまとめて書くと冗長になるだろう。 (2020-10-04 16:23:19)
    • 冗長にはなるが、作者様の記述なのだからネタとして並べて比べ読みする価値がある。 (2020-10-04 18:56:48)
      • ただの女好きなチャラ男の発言と流すのは簡単だけど、階級に関わらずきちんとそれぞれの良い所や影で努力してる所を把握していて更に褒められるのって結構凄い事だと思う。人を褒めるって貶すのより難しいから。それなのにグレーティアに対しては語彙力がアホの子になって「おっぱい最高」になってしまう辺り、相当本気でグレーティアの事好きなんだろうな(もちろん胸だけじゃなく本人全部がw)と思う。 (2021-01-10 11:40:48)
        • でも成長したローゼマインを見て「おっぱい大きいな」って感想が出てくるあたり単なるおっぱい星人な可能性も (2022-06-05 21:06:04)
  • 異母弟・ベルトラムは洗礼式後、アウブ・エーレンフェストの後見を受けることになったので、公式には「弟」と呼ぶことができなくなった。 (2020-10-04 18:53:39)
  • ふぁんぶっく6で「ローゼマインが二年生の時の春を寿ぐ宴で旧ヴェローニカ派からマティアスともう一人優秀者が出た、とのことですがラウレンツですか?」との質問に対し「その時はバルトルトです」と回答されているので425話が初出ではないと思われる (2021-11-21 09:28:45)
    • 修正しました。 (2021-11-21 11:59:16)
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最終更新:2023年12月28日 12:51

*1 アウブを後見人として洗礼を受けた親のない貴族扱いのため、第578話以降は公的には無関係

*2 ローゼマインが三年生の冬に4年生 第456話

*3 ふぁんぶっく4 キャラクター設定資料

*4 旧ヴェローニカ派は「適性は一つから三つの間」第469話

*5 第534話

*6 全属性のローゼマインに名を捧げた影響

*7 魔力を伸ばしたフィリーネからラウレンツはギリギリ見える範囲だが、フィリーネからマティアスは見えないので魔力量はマティアス>ラウレンツと思われる(14年冬終了時) ふぁんぶっく7 Q&A

*8 第484話 王族と図書館 前編

*9 ふぁんぶっく6 Q&A

*10 http://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/372556/blogkey/1289824/

*11 書籍版第三部Ⅲ「冬のお披露目と子供部屋」

*12 第284話、第285話、第386話

*13 第456話

*14 第456話

*15 第462話

*16 第462話

*17 第531話

*18 第514話

*19 第560話

*20 第587話 帰ってきたわたし

*21 2017年04月14日Twitter https://twitter.com/miyakazuki01/status/852872645297164290

*22 ふぁんぶっく8 Q&A

*23 第456話、第577話

*24 第395話、第456話

*25 第456話

*26 第473話

*27 第505話

*28 第514話

*29 第523話、第527話

*30 第534話

*31 第600話~

*32 第610話

*33 第613話~

*34 第636話~