ラオブルート

初出:第409話
名前の初出:第461話

家族構成

第一夫人:オルタンシア

容姿

瞳の色:鳶色*1
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強そうなオーラがある。
頬に傷があり、笑うと傷跡が少し動く。

地位

階級:上級貴族
職種:騎士団長

属性関連

属性:もしかしたら命に適性が無い*2

作中での活躍

中央の騎士団長。出身地はギレッセンマイアー*3
グルトリスハイトを持たぬ」として王の正統性に異論を挟む中央神殿の聖典原理主義者たちに苛立った態度を取る。*4
ヒルデブラント王子とは王子が幼い頃からの知り合い。面白い玩具を持ってくるため王子とは仲が良い。
しかし、その行動には不審な点も多い。

<ラオブルートの不審な行動>
  • グルトリスハイト関連の描写
    • 12年冬、「王族しか立ち入れぬ書庫」に関する情報を求めて貴族院の図書館を訪れ、古い司書の日誌を入手する
    • 成人後すぐの5年弱ほどアダルジーザの離宮の警備をしていたため、フェルディナンドの出自(と容貌がジェルヴァージオに驚くほど似ている事)を知っており、執拗に王族に対してフェルディナンドを警戒する発言を繰り返す。*5
    • 臣下となるべく養育されているヒルデブラントに王命による不本意な婚約を廃するにはグルトリスハイトを得て王になればよいと唆す。*6
    • 13年冬、オルタンシアを粘り強く説得して貴族院図書館の司書へ就任させる
  • トルークゲオルギーネとの不審な繋がりを示唆する描写
    • 13年夏、ゲオルギーネはエーレンフェストのゲオルギーネ派の集会でトルークを使用した。*7
    • 13年冬、嫁取りディッターに乱入した中央の騎士にトルークが使用されており、中央騎士団の内部か近い者の関与が疑われる。*8
    • 14年春、オルタンシアがディートリンデに「シュラートラウムの花は今年も美しく咲くのでしょうか?」とゲオルギーネに尋ねるように伝えた*9
    • シュラートラウムの花とは何か?とヒルデブラントに問われた際に、内心の動揺を隠す作り笑いを浮かべる。*10
      • 「シュラートラウムの花」はラオブルートが成人後すぐに赴任した離宮の主(ランツェナーヴェの姫と思われる)が好んだ、甘い匂いがする白い花で、離宮の一角の温室で代々栽培されていた。
    • アダルジーザの離宮に入るランツェナーヴェの姫は唯一国境門が開いているアーレンスバッハを通じてやってくる。
    • トルークとシュラートラウムの花には「甘い匂い」という共通点がある。
  • 13年冬、奉納式で、王宮の警護を手薄にする王族の護衛計画の立案をする。*11
  • 憶測の域を出ないが名前の由来と推定される単語が不穏(raub(ラオブ、略奪)+blut(ブルート、血)やraub(ラオブ、略奪)+route(ルート、道))

ジェルヴァージオのメダル登録を傍系王族に戻し、グルトリスハイトを取得させ、ユルゲンシュミットのツェントにする事を目的としていた。
中央騎士団長としてグルトリスハイトの取得方法を王族と共に探り、王族にとって危険な存在を排除しようしていると見せかけ、その実トルークを意のままに動かし、ジェルヴァージオのために一連の不審な行動に出ていたと推測される。
「グルトリスハイトを手にするのはジェルヴァージオ様だ。あの方以外にグルトリスハイトを手にする者は必要ない。」*12

14年夏、アウブ・アーレンスバッハの葬儀の時、ゲオルギーネディートリンデレオンツィオらに、アダルジーザの離宮と転移陣で行き来できることを知らせる*13
14年秋、アダルジーザの離宮の鍵を管理し、ディートリンデらと共に離宮を整える。*14
15年春、貴族院防衛戦でランツェナーヴェ貴族達、アーレンスバッハ貴族達をアダルジーザの離宮に迎える。*15
ランツェナーヴェ侵攻に備えた王族の命令で、貴族院に中央騎士団を配備する。
アーレンスバッハ戦終了の報告を受け、貴族院の警戒を解き、自分の一派だけを残す。*16
祈念式の準備と貴族院の状況確認を兼ねて、アナスタージウスヒルデブラントイマヌエルを連れて最奥の間に訪れた際に誘導し、ヒルデブラントに最奥の間を開けさせ、ランツェナーヴェ貴族達にシュタープを取得させ、ジェルヴァージオのメダルを傍系王族に戻させる。*17*18
この時までに、中央神殿とはローゼマインの中央神殿入りなどを取引材料に根回ししており、最奥の間を確実に開けられるように、計画実行の時期を祈念式に合わせるようにしていた。*19*20
ジェルヴァージオ達と祠廻りをする。*21
ジェルヴァージオと図書館へ向かい、ソランジュを拘束、「オルタンシアと同じ姿になりたくなければ」と脅し、ジェルヴァージオのグルトリスハイトの取得を助ける。図書館を施錠してソランジュを閉じ込めて出て行く。*22
最奥の間(講堂)でジェルヴァージオの帰還を待っている間に、フェルディナンド達と戦闘になる。
最後は、マグダレーナアウブ・ダンケルフェルガーと戦い、敗れる。

<推測>
  • 臣下のような態度から、アダルジーザの離宮の警備時代からジェルヴァージオを知り、忠誠を誓っているように見えるが、詳細は不明。
 「……おぉ、ジェルヴァージオ様! どうか真のツェントの証を、神々より賜ったグルトリスハイトを我等にお見せくださいませ!」*23
  • 14年春の領主会議で王族がローゼマインから得たグルトリスハイトへの道順(祠巡りをしてから、地下書庫の奥に行く)の情報を入手し、ジェルヴァージオに伝えたと思われる。また、その情報の入手が本格的な計画始動のきっかけになり、夏の葬儀で騒動を起こし、レオンツィオと接触を持ったと推測される。
  • ヒルデブラント王子へ渡していた「面白い玩具」は、ランツェナーヴェ製の玩具(クラッカーらしきもの等)かもしれない。
  • 14年夏以降、を殺害した疑いがある(ラオブルートから見て、オルタンシアは裏切者)。*24
  • トラオクヴァールに長年トルークを使い、「グルトリスハイトを得た者がツェント」という意識を強固にさせ、外国人(ランツェナーヴェ人)だろうと人格に問題(ディートリンデ)があろうと、グルトリスハイト所持者に王位を譲るように仕向けた疑いがある。
  • 13年冬時点で3本の鍵で開く地下書庫の存在すら王族が知らない事に対し、「王族から失われている情報が不自然なほど多すぎるように感じる。誰かが情報を制限したり、存在を秘されている資料があったりするのでは」とフェルディナンドが疑っているが、関係があるかもしれない。*25
  • アダルジーザ離宮の警備をしてた頃を懐かしむ様子から、アダルジーザの姫を慕っていたと思われる。そしてフェルディナンドを必要以上に憎悪する様子から、慕っていた姫はフェルディナンドの生母の可能性がある。(フェルディナンドが生きる代わりに、その姫が死んで魔石となったから)

経歴

12年冬 ターニスベファレン討伐による黒の武器と聖典検証の為に貴族院へ
13年春 フェルディナンドの危険性(アダルジーザの実)を説き、アーレンスバッハ行きを主張   
13年冬 奉納式に参加する王族の為に貴族院へ
14年夏 アウブ・アーレンスバッハの葬儀で暴れた騎士を処分する
15年春 貴族院防衛戦でジェルヴァージオに与する
    マグダレーナやアウブ・ダンケルフェルガーと戦い、敗れる*26

コメント

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  • 644で、剣を虹色に光らせてるから全属性になってるね。ツェントと一緒に属性増やしてただろうし、命だけなら当然か。 - 2016-12-17 20:54:24
    • 513話であれほど親切丁寧に、中級騎士でも虹色攻撃できる説明してあります…… - 2016-12-18 21:43:36
      • 513話はレオノーレが「虹色のように」、215話はフェルディナンドが「虹色に」、644話はラオブルートが「虹色の」と、ちゃんと書き分けられています。513話は数回出てくるから、2回目からは略されてるけど。 - 2016-12-18 22:37:56
        • レオノーレじゃなくて、上級騎士見習い達だった。 - 2016-12-18 22:41:36
        • 148話カルステッド「虹色に」 - 2016-12-21 04:55:09
  • トラブル男… - 2017-02-08 13:29:09
  • この人が反逆した動機を想像してみると、「アダルジーザ離宮の警備をしてた」 と 「アダルジーザの姫が政変で処刑された」 という2点から、実はこの姫様に恋心を抱いていて、その復讐心を王族や勝ち組領地に向けたから……なんていうストーリーもあり得るのかな。 - 2017-03-06 22:24:22
  • オルタンシアさんは、この人の叛意に気づいてしまって「シュラートラウム(トルークの原料?)」って言葉を図書館にいる皆に聞こえるように告げ、その事をヒルデブラントから聞かされた夫に殺されたんじゃ? - (2017-08-27 15:35:21)
  • フェルディナンドの生母の他に王女が犠牲になってるから、慕っていた姫はこの王女の可能性があるよね - 2017-11-22 00:25:50
  • アルノーの二番煎じ? (2018-04-22 09:24:18)
  • フェルディナンドをアーレンスバッハに送る事で叛乱時優位性が生まれるわけではない(ランツェナーヴェの情報が流れむしろ不利になったとさえ言える)ヒルデブランドを唆したとしても叛乱が優位になるわけではない、生かす必要のないソランジュを殺さなかった等、策略とすら呼べない行き当たりばったり感が強くまたユンゲルシュミットを裏切る理由が不明かつ弱すぎて 5部終盤での悪役側の行動原理や展開がふわっとした印象になる最大の原因 (2018-06-22 13:59:50)
    • ヒルデブランドを唆したのはランツェナーヴェにシュタープを取らせるため、裏切ったのはユルゲンシュミットではなくアダルジーザの姫を処刑したことで憎んでいたツェント、でしょ。 (2018-06-23 14:21:15)
      • 単にシュタープを得たいだけなら王族の魔力が入った魔石をえるだけでも (2018-11-13 21:16:05)
        • どっちの方が容易だったのかによるかな。自分に懐いている(ある意味)ちょろいお子様を唆すのと、厳重管理されているだろう王族の魔力入り魔石を手に入れるのと。 (2018-11-15 07:34:19)
          • そもそも銀の布と銀の武器がある以上一番容易なのは魔力による封印を無効化することだし ラオブの動機が楽な手段を取りたいという事ならそもそもヒルデブランドを唆す必要すら無く無理やり押し込めるのになんであえて面倒くさい手段取ったのってなる (2018-11-24 20:54:22)
          • あとどっちがより安易かと言う意味で言えば明らかにヒルデブを誘い出して魔石化の毒を食らわせたほうが明らかに楽ですね (2018-11-24 21:44:29)
    • ソランジュは「入館するにも、地下書庫へ向かう扉を開けるにも、司書であるソランジュ先生は必要」(641話)とのことなので殺せなかったんでしょう。 (2018-10-13 09:27:45)
      • 王族の承認が必要な最奥の間ですら王族の魔力のこもった魔石があれば開けるのだから魔石化させることが出来る毒薬を持っている時点で特定魔力による承認を必要とする封印は無意味 それ以前に銀の布と銀の武器があれば魔力による入室制限とか関係ないですよね (2018-11-24 21:00:03)
        • [ (2018-11-24 22:54:06)
        • 失礼。「銀の布と銀の武器があれば魔力による入室制限とか関係ない」とはかぎらない。銀武装したランツェナーヴェ兵は隠し部屋に侵入できなかった。銀の服武装のゲオは神殿図書室に侵入したが、あれは裏技があったのかもしれない。ローゼマインはアーレンスバッハ神殿の図書室に入るのに、手っ取り早く銀の服を使わなかったのだし。銀の布で突破できる入室制限もあれば、突破できない場合もあるのでは? (2018-11-24 23:05:27)
          • 「連続した空間に魔力で壁を作って止める(例:神殿図書室)」のは無効化できるけど、「魔力的な条件を満たしたら通路が開く(例:最奥の間)」のは無効化できない。 って辺りが銀装備の仕様なのではないかと (2018-11-24 23:37:53)
    • ランツェナーヴェが動きやすくなるために、アーレンスバッハを利する飴が必要。そのためにフェルディナンドが使えると思ったから遠慮なく使ったのだろう。「ランツェナーヴェの情報が流れむしろ不利になった」というのは、アーレンスバッハの不手際であってラオブルートの直接の落ち度ではない。ランツェナーヴェとの唯一の窓口であるアーレンスバッハで、ゲオルギーネとディートリンデという、厭らしいけれど策略には向かないメンバーしか手を組む相手がいなかったのが最大の敗因だろう。あの二人だったからこそ付け込めた、とも言えるが。ゲオルギーネがもっとましな参謀を得ていれば、事態は変わっていた可能性がある。 (2018-11-15 15:44:24)
      • これは確かにそのとおりかもしれない 5部の敵役が全体的にへっぽこ過ぎてうーんさすがにちょっとどうなのみたいな気持ちになった元凶がゲオディートというのは納得できる まぁ二人はやりたいことがはっきりしてるのである意味同情も共感もできるけどラオブにはそれが無いという感じ (2018-11-24 21:07:32)
        • へっぽこに見えるのは上手く対処したからで、ロゼマがダンケルを焚き付けてフェルを助けに行ったり、アーレンスバッハを落した後に中央にまで向かわなければ、ユルゲンシュミットは完全に陥落してたんだけど。 (2018-11-25 13:30:03)
  • この人に限らんけど、一度主と定めたら妄執的に突き進むような印象を受ける(実際にそうかどうかは不明)なキャラが多い作品だよね (2018-10-14 06:57:51)
    • 深入りしなければ重用されないけど、深入りしたら連座や処分リスクで後戻り不能の世界。重用組が構造作って話を動かすから、必然的にそう見えるのでは? (2018-11-10 18:17:32)
  • フェルディナンドの実父である可能性は? (2019-03-25 02:16:45)
    • 魔力が多い子を産まなきゃいけないのに、なんで上級貴族如きが相手にされると思うんだよ。 (2019-03-25 03:21:49)
      • 中央の騎士団長になれるほどの人材なんだから、エーレンフェストストの領主一族なんかより魔力が上でもおかしくないのでは (2019-03-26 04:48:22)
        • 20年以上前のラオブルートは、相当若かったのでは。中央の騎士団長になれたとはいえ、その後の政変で有能な人物が高みに上がったことで転がり込んできた地位かもしれない可能性を考えると、若い時分は「目立って魔力が多い騎士」とは言えなかったのでは? (2019-03-26 13:50:44)
        • そのエーレンフェストの領主ジルはラオと同じ6属性なんだけど? 先代とセラディーナとの間の子フェルは全属性。てことは、先代は最低でも6属性の可能性が高い。属性数が多いのが分かっている王族や領主を差し置いて、全属性の可能性がまずない上級を選ぶ意味があると思うか? (2019-03-26 15:42:43)
    • フェルディナンドとジェルヴァージオが似ていて、トラ王と雰囲気も似ていると描写があるのに、どこからラオブルートが出てきたんだろう… (2019-03-29 15:20:00)
  • 495話で『中央騎士団長だけは「その盾にはどのような攻撃も効かない」と言ったのだ。どうやら騎士団長は以前にシュツェーリアの盾を見たことがあるらしい。』これは、洗礼前フェルディナンドを助けるために過去に行ったローゼマインが使ったものを見たことがある可能性がありますね。 (2019-05-23 17:40:18)
    • 顔に傷を受けた危機の時、ジェルにシュツェーリアの盾で救われ、名を捧げる程の忠誠を誓った可能性も。政変の混乱期に離宮へ刺客が入り込んだとか。護衛騎士が護衛対象に守られてしまったらダームエルみたく心酔してもおかしくないかと。でもジェルとしては自分を守っただけで、ラオブはたまたま盾の中に入っていただけとか。 (2019-05-23 20:54:45)
    • 別に、やり方を知っていて前提条件(魔力量と風の適正を持っていること?)を満たしていればローゼマイン以外にも発動可能なはず。魔力量からしてその時の使い手は単なる上級貴族とかではないと思うけど。 (2019-06-30 23:19:14)