オルタンシア

初出:第465話

声(ドラマCD第6弾):中島 愛

家族構成

夫:ラオブルート
(子供はいない*1)

容姿

髪の色:淡い水色
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瞳の色:緑
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40代くらいで淡い水色の髪が印象的。
エグランティーヌと似たような雰囲気のおっとりとした人。

地位

階級:上級貴族
職種:文官・ワルディフリードの側近→貴族院図書館の上級司書

年齢と属性関連

  • ローゼマインとの学年差:+30*2
  • 誕生季:春*3
  • 洗礼時の属性(適性):少なくとも水・闇・光*4

オルタンシア視点の回

書籍第五部I 巻末SS 自分の役目と知識の番人
書籍第五部V 巻末SS シュラートラウムの花

作中での活躍

貴族院の図書館に新しく赴任してきた上級司書で中央の上級貴族。
中央騎士団の騎士団長ラオブルートの第一夫人。
クラッセンブルクの出身で、中央へ移動した。

政変前は、ワルディフリードに仕え、執務に関係する書類や離宮の書棚を管理していた。
結婚は自分には必要ないと考え、一生ワルディフリードに仕えるつもりだったが、主が殺されて解任された。
絶望に打ち拉がれていた為、先代アウブ・クラッセンブルクに、情勢が落ち着いたら第三王子に紹介すると声をかけられ、第一王子と第三王子が争っている間は、離宮を片付けながら静かに暮らすことを許された。
第三王子が毒殺され第五王子がかつぎだされたので、第五王子とクラッセンブルクの関係を強化する目的で、ラオブルートとの結婚を命じられた。
ラオブルートも想い人を失ったことで結婚の機会を逃していた為、二人とも遅い結婚となった。*5

結婚後は家庭に収まっていたが、夫との間に子供が出来なかったせいで暇を持て余していたため、ラオブルート経由で騎士団の事務仕事を手伝ったり、魔術具や回復薬の調合を請け負っていた。*6

13年冬の貴族院より司書として貴族院の図書館勤務になる。
当初は貴族院の上級司書という役職には乗り気ではなく、ラオブルートが粘り強く説得して就任した。*7
着任二日目にソランジュに諭されて、中央の騎士ではなく貴族院の図書館の司書として、公正な立場でローゼマインの言動を見ることを決意した。
知識の番人となる重さを理解した上で、全ての書庫に立ち入る権限を手にする為に、英知の女神メスティオノーラに忠誠を誓い、知識の番人となった。*8

ローゼマインよりシュバルツとヴァイスの新たな主として登録の変更を行い、更に地下書庫の鍵の管理者となった。

文官であり図書館の司書になるだけあってか、かなりの本好きの様子。
一番最初に地下書庫に行った際には地下書庫に入れるのが王族またはの魔力供給に登録された者のみであり「しりょうもちだしきんし」だったため、中の本を読む事が出来ずに絶望を表した*9

13年冬の貴族院での司書業務が一段落つき、司書寮の泊まり込みから、自宅からの通いに変更した後、ラオブルートに文官棟も含めた古の魔術具調査を依頼され、再度、貴族院の司書寮に滞在することになった。
その最中に、アナスタージウストルークの文献調査を依頼された為、似たような効果を持つ薬や素材も範囲に入れて調べた結果、シュラートラウムの花の記述に行き当たった。
偶々、中央騎士達との雑談で、アーレンスバッハでシュラートラウムの花という呼び名で女性を紹介された旨の話を聞いていたことから、それを含めてアナスタージウスに報告したところ、アーレンスバッハではその隠語が一般的なのかどうかを、アーレンスバッハの人間にさりげなく確認し、できればそれをローゼマインにも聞かせて欲しいと追加で依頼された。*10
その為、14年春の領主会議の最中に、図書館を訪れたディートリンデに対し、「シュラートラウムの花は今年も美しく咲くのでしょうか?」と意味深な発言をし、更にそれを身を隠しているヒルデブラントやローゼマイン、ハンネローレらとその側近に聞かせた*11
その真意を知る事も出来ず、14年冬の貴族院ではソランジュよりオルタンシアは夏から実家に戻っていて臥せっているため貴族院も休みと教えられ、再会する事が出来なかった。

15年春、図書館を訪れたラオブルートの「はるか高みに上がっていった」という言葉と彼女の魔石によって、同僚のソランジュに死亡が知らされた。*12

ヒルデブラント王子が夫のラオブルートにシュラートラウムの花のことを尋ねたため、謀反を密告する存在としてラオブルートに殺害されたのではないかと読者に推測される。

作者コメント

2022年 10月11日 Twitter
>ウィンク考察第2弾
オルタンシア:できる。人前ですることではないのですけれどね。

コメント

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  • 557話と64で「シュラートラウムの〜」発言をヒルデブランドから - 2017-01-28 08:00:10
    • 誤送信失礼。557話と641話の流れからいくと、シュラートラウムの合言葉で謀反のことをほのめかしたせいで夫に殺されたのでは? - 2017-01-28 08:04:30
      • もし密告しているならアーレンスバッハに聞けとは言わないのでは? - 2017-07-06 08:01:06
        • ↑「アーレンスバッハに」じゃなくて「ゲオルギーネに」ね。ゲオとラオブの関連をロゼマ達に仄めかしてるのならおかしくはない。ただ密告が夫にばれたら殺されるような事案なのに、伝わるかどうかもわからない暗喩とは中途半端だなぁとは思う。……オルタンシアも確信がなかったのか、夫への情があったのか。 - 2018-01-25 23:47:30
    • シュラートラウムの花がトルークの隠語では? シュラートラウムの花が咲くと甘い匂いがする→トルークを使う(火で焙る等?)と甘い匂いがする、トルークの原産地はアーレンスバッハ又はランツェナーヴェ、シュラートラウムの夢=トルークで幻覚症状、意識混濁など - 2017-11-08 16:30:07
    • なぜこの人が密告してくれたのか、こんな婉曲な伝え方したのかは作中で語られてないのかな? - 2018-01-29 23:48:49
      • 今のところ語られてないね。書籍化の際に本編なりSSなりでフォローされるんじゃないかな - 2018-02-16 10:46:06
        • 書籍版5-Iの巻末SSでかなり重要な情報が開示されましたね。今回の政変の始まりだった第二王子側近であったとか,思ったより重い「知識の番人」の意味とか。 (2020-03-10 10:36:51)
  • 消されたのはあれが密告ではなく、ディートリンデのみに伝えたはずの情報が王族達に漏れてたからだと思ってたんだけど違うのかな。 (2019-12-20 15:16:05)
    • ヒルデブやロゼマがいると知ってて言ったのだから、それはないだろう (2020-02-25 15:04:32)
  • 政変前は第二王子(ワルディフリード)に仕え、書類・書棚等の管理を主な仕事にしていた。王子一家死亡後はアウブ・クラッセンブルクに保護され、第三王子に紹介予定だったが第三王子も死去。その後第五王子とクラッセンブルクの関係強化のため第五王子側近のラオブルートと結婚(婚期を逃した者同士での結婚であり、お互いの年齢故か子供にも恵まれていない) 以上第五部一巻SSより (2020-03-10 13:59:43)
    • アウブ・クラッセンブルクは先代ね。一応 (2020-03-11 13:59:55)
  • 五部Ⅰで図書館(メスティオノーラ?)と契約しているから「シュラートラウムの花」の言葉は契約魔術を回避するために婉曲に発言した可能性が出てきましたね。同時に死因もラオブルートに殺されたと思ってたけど契約魔術に違反して死んだのかもしれない (2020-03-22 11:42:24)
    • 自分もそう思ったけど、そうなると死亡時に魔石は生じないかも知れないので、後から出てくる内容と違ってくるかも?契約違反による死亡は平民しか書かれていない(あとは闇と光の神の名前関連でエグからの伝聞)ので何とも言えないけど。 (2020-03-22 21:04:52)
    • 知識の番人の契約内容的に、あの場であの面子にランツェやトルーク関連を明確に伝えたり問うたりしても契約違反にならない気がするけど。  <英知の女神に忠誠を誓う、知識を女神に奉納する、女神から得た知識をユルゲンに広める、英知に敬意を払い権力に屈せずに英知を求め集め守り奉納する。 (2020-04-24 12:34:49)
      • 後、誰かに名捧げするとか、焚書するとかしない限り、契約違反で死亡的な事態にならないと思う。 <王族に知識を伝える努力を早々に諦めて、その後何年もそのままにしたソランジュが元気に生きているのだから。 / そしてもし名捧げや焚書をしたとしたら、トルーク漬けか脅迫かで強要した結果(結局、ラオブに殺されたも同然)の可能性が高い気がする。 (2020-04-24 12:43:10)
    • どっちかというと、メスティオノーラとの契約に反するような要求をラオにされて拒否→じゃあ死ね って流れかなって思った (2020-05-29 10:35:02)
  • シュバルツとヴァイスの新しい衣装をどうするつもりだったのか気になる。 (2020-07-05 06:32:08)
    • ヒルシュール先生とグンドルフ先生に「脱がしてまさぐってもいいですから新しい衣装をお願いします」って言えば喜んで作ってくれそう。刺繍も自分の魔力で染めた糸を渡すだけ。まあローゼマイン様が卒業するまで領主候補生に遠慮して(他の業務が大変で)、新しい衣装は作らなかったでしょうけど。 (2020-07-05 09:33:06)
      • その二人に依頼すると衣装のデザイン的に機能しか追及してないとても残念なシロモノになりそう……ロゼマ「あの、これは要するに裸エプロンなのでは?」リーゼ「お揃いの服を下へ着せてあげられますね!」 (2020-07-05 12:39:17)
  • 臥せっているとされていた間は何してたんだろ。既に死んでいたのか、ロスヴィータみたいにあえて生かされていたのか。 (2020-08-11 12:13:47)
    • その時点で殺されてたんだと思う (2020-08-11 13:03:21)
  • 書籍版の追加SSで知識の番人の契約をした時に地下書庫の鍵がポロンと神具から落ちてきた描写があった。鍵は三つともあってそれを一つ染めて残りをローゼマイン とハンネローレに渡したんだと思っていたんだけど、契約と引き換えに鍵が出てくるなら、ローゼマイン とハンネローレの染める前の地下書庫の鍵はどうやってゲットしたんや?どっかに書いてあったかな? (2020-10-14 17:48:59)
    • ソランジュが死んだ上級の部屋から探してきたとされてたはず。前の司書がわざわざ外に出して残してくれたんだと推測できるね。 (2020-10-14 18:00:19)
      • そうか、ありがとう。でも一個だけ神具の中に残ってた不自然は消えないな。出しとくのが可能なら三つとも出してくれれば良かったのに。追加SSのせいで不自然になったな。死んだ司書の部屋から三つとも出てきたんなら普通に納得できる内容だったのに… (2020-10-14 18:59:15)
        • 読み違えか思い違いをしてるよ 貴族院の施設の司書寮・知識の番人の部屋や魔術具と神具の三本の鍵魔術具のところ、関連ワードリンク先など読むべし (2020-10-14 19:09:02)
          • あぁ、地下書庫の鍵と神具から出た鍵は別物か、納得した。ありがとう (2020-10-14 19:12:31)
  • 死因は夫のラオブによる殺害で確定なんだろうけど、どういう流れで裏切り判定されたのかな。書籍SSでラオブが帰宅した後尋問→シュラートラウムの花の最初の情報源は騎士団ってところまでは答えられる。でもなぜヒルデが知ってるのか、ロゼマに聞かせたのか、D子にカマかけたのかは答えられず(アナ王子との黙秘契約に反する?)裏切り判定って流れ? それともシュラートラウムの花≒トルークかもって推測をアナ王子にしたように騎士団長としての夫に普通に答えてしまって危険視されてあぼん? 内容的に胸糞だろうから読みたくはないけど、気になる。 (2021-08-08 02:09:44)
    • ヒルデブラントが知っていることは、聞こえてしまったようですねで済ませることが出来ると思うけど、シュラートラウムの花って知ってる時点で始末対象でしょう。ただ、殺されたのはおそらくだいぶあと。お見舞いのオルドナンツが送られたらバレるから、貴族特有の死ねない状態にされたと思われる。 (2021-08-08 03:49:43)
  • 最終的にヒルデブラントは自分のせいでオルタンが殺されたと理解したんかな (2022-05-17 20:34:03)
    • ヒル王子の失言が元でオルタンシアは監禁・暗殺されたと思う。だけどラオブが地下書庫を開けさせるとかメス書の秘密に迫るとかした段階でオルタンシアの番人の宣誓と相容れないから、遅くとも貴族院4年終了後の春にはオルタンシアは高みに上げられていただろう。「ヒルデブラントのせいで、オルタンシアの寿命は半年縮まった」んじゃないの?(半年間監禁だったかもしれないが) (2022-05-17 21:33:49)
      • ソランジュからのオルドナンツが届く可能性もあるから、監禁の方な気がする。療養中なので気を使って欲しいみたいな根回しはしてそうだけど。 (2022-05-21 18:31:55)
        • オルタンシアの家は、中央にあるので、貴族院にずっと滞在しているソランジュがオルドナンツを送ることはしないかと。(貴族院↔中央はオルドナンツが超えられないので) 貴族院に足を運んでいるラオブルートに問い合わせるか、中央に行く予定のある知り合いに、オルタンシアの家の側仕えにオルタンシア宛の手紙を届けてくれないかと頼むかのどちらかでは? でもってどちらもラオブルートからの回答になる。 (2022-05-22 11:35:19)
          • 中央に戻る機会があったとしても、体調崩して休みを取っていると報告のある人間にオルドナンツを飛ばしたりはしないだろうしね……。<相手が寝ている時間帯はオルドナンツを飛ばさないのが慣例とのことだし。寝込んでいる可能性のある人間にも飛ばさないかと。 (2022-05-22 11:41:54)
            • 絶対ないと言い切れない可能性の話だよ。それこそラオブルートにとってローゼマインの存在が、ジェルバージオをツェントにするために行動する上での想定外であるように、例にあげたのがソランジュなだけで、誰からも届かないと断言できないんだよ。オルタンシア宛のオルドナンツが側仕えに届く可能性もあるわけで。 (2022-08-11 02:14:44)
              • 隠し部屋で休んでますって言えばそれまでじゃない? (2022-08-21 03:41:06)
                • もともと隠し部屋は体を休めるための場所じゃないので医者が入れない場所での療養は危険だぞ。 (2022-08-22 08:12:44)
                • ユレ―ヴェに浸かってることにしたとしても、期間と病状が取り繕いにくいね。 (2022-08-22 16:17:28)
  • 魔石に成った状態でも魔力を識別出来る人間なら、個人を特定出来るって結構重要な情報だと思うんだがあんまり言及されないよね (2022-08-21 03:48:00)
    • 魔力のみで完全に個人を識別する手段はメダルとかの魔力を事前登録しておくタイプの魔術具を利用する形でしか出てないと思う。色を視認できる程度で、人間にはそこまで詳しく魔力を判別できないんじゃないかな。家族や染めあった相手なら反発の有無で多少判断できるかもしれないけど。オルタンシアは司書として図書館の魔術具に登録しているので、魔力で識別するシュバルツヴァイスが魔石をオルタンシアと判定した (2022-08-21 18:16:25)
      • 女神の御力のローゼマインに名ささげして同一に近い状態に成ってるはずのフェルディナンドからジェルヴァージオの魔力感じたりとか (2022-08-22 00:33:46)
        • 名捧げは薄く主の魔力の影響がある程度で、染めるとはまた別物 (2022-08-22 21:58:42)
      • 446話の薄く魔力を広げて魔力の反発具合をチェックする方法を使えば、自分と似た魔力の家族の魔石であれば識別可能なんじゃないかな。フューレメーアの杖の伝承では、家族間なら反発がないみたいだし。 (2022-08-22 09:48:53)
    • 白骨になった状態でも個人を特定できる、DNA鑑定とさして変わらないのでは。ただし人間では無理で、測定する機械/魔術具が必要。 (2022-08-22 09:07:55)
    • 作中では死亡者の魔石とメダル登録された時の情報を突き合わせて個人確認してるけど、あの作業を魔術具に任せる事は可能になるかもね。ただし作成と稼働に必要な魔力が、得られる成果に見合うかどうか怪しいけど。 (2022-08-22 20:26:34)
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最終更新:2023年01月28日 05:36

*1 書籍版第五部I「自分の役目と知識の番人」

*2 ふぁんぶっく5

*3 ふぁんぶっく5

*4 誕生季で1属性。光と闇の属性が必要なシュヴァルツとヴァイスの主になる事が出来た。加護で属性が増えた例はローゼマイン達より上の学年ではまず見られない珍しい現象扱いされていたので、加護の取得時ではなく洗礼時より持っていたと思われる。

*5 書籍版第五部I「自分の役目と知識の番人」

*6 書籍版第五部V SS シュラートラウムの花

*7 第583話 貴族院の奉納式

*8 書籍版第五部I「自分の役目と知識の番人」

*9 第484話 王族と図書館 前編

*10 第546話 次期ツェント候補、書籍版第五部V「シュラートラウムの花」

*11 第546話 次期ツェント候補、書籍版第五部V「シュラートラウムの花」

*12 第641話 ソランジュの救出