名前の初出:第313話
初出:第511話
家族構成
地位
作中での活躍
クラッセンブルクの領主。
11年冬、
ローゼマインが行った流行発信や作曲の情報をエグランティーヌから入手し、その特異性を認め、取り込む方針とした。
12年春の領主会議でエーレンフェストに対し息子(次期領主)の第二夫人への打診を行うも、直前に王から
ヴィルフリートとの婚約の承認を得た
ジルヴェスターに断られた。
13年冬、手押しポンプに関心があり、領地対抗戦にてクラッセンブルクに取り入れたがる。しかし、
ハルトムートに去年の失態(クラッセンブルクの商人が、わざと
娘を置き去りにして、関係を作ろうとした)を暗に指摘されて難色を示され、ジルヴェスターに「詳しい話は領主会議でいたしましょう」と保留された。
また、共同研究で奉納式を慣例化しないか?と誘いを持ちかけるが、儀式の準備に回復薬の用意ではエーレンフェスト側の負担が大きすぎる、と細かい交渉に入る前にすげなく断られた。
14年春の領主会議で交渉した結果、「技術不足で部品が作れなくてもエーレンフェストの責任ではない」「特許料を支払う」「(ポンプの)現物は売らない」等の条件を付けた上で設計図の売買契約を締結している。
その後エグランティーヌを通じて、ローゼマインが述べた貴族院で奉納式を行うにあたっての条件を聞き、それを受け入れることで14年冬にクラッセンブルクとエーレンフェストの共同研究として貴族院で奉納式を行う事を企画する。
王族を魔力で助けると共に参加者は加護を得るために神事の経験が出来る、という題目で、大領地のアウブと王族となったエグランティーヌの後押しにより、ほぼ強制として実行に移される。
貴族院で、毎週の土の日(休日)を選んで、魔力量にあわせて3回に分けて開催される事になった。
また、エグランティーヌを通じて娘の
ジャンシアーヌを図書委員にするようローゼマインに要求していた。
ジギスヴァルトから見ると、権力志向が強いのか大領地のアウブとして当然なのか「少しでも発言力を強めようとあの手この手を使ってくる」人物であり、エグランティーヌに男児が生まれていれば何が何でも
アナスタージウスを次期王にしようとしたはずと思われている。
エグランティーヌの扱いについてうるさく口出ししてくる先代領主への反発心などがエグランティーヌに向けられていた部分もあり、姪に対して隔意を抱いている。
エグランティーヌがいつか王族に戻る身である事から恩着せがましく「自分を引き立ててくれる者への心配りを忘れてはならない」と教え育てたが、予期せぬ展開によりエグランティーヌのツェント就任が決まった所で15年春の貴族院での戦いにクラッセンブルクは何も貢献をしていなかったため宛が外れた形となった。
「わたくしにグルトリスハイトを与えてくださり、ツェントに押し上げてくださるのはローゼマイン様が率いる新しいアーレンスバッハ、ダンケルフェルガー、エーレンフェストですもの。クラッセンブルクより優遇するのは当然です。わたくし、アウブ・クラッセンブルクから自分を引き立ててくれる者への心配りを忘れてはならないと教えられて育ちましたから」というエグランティーヌの発言からアナスタージウスとの婚約以降、他領のアウブより少しでも早く多くの情報を得ようとエグランティーヌを厳しく追及したり、クラッセンブルクの利となる要求をしていた事へのエグランティーヌからの意趣返しでもあると推測される。結果としてエグランティーヌの治世の間、クラッセンブルクの順位と発言力はダンケルフェルガーの下に据え置かれる事となった。
15年冬、大規模嫁盗りディッターに一度名乗りを上げるも取り下げた。ディッターで勝利した場合は次期領主の現・第一夫人を第二夫人に繰り下げて
ハンネローレを次期領主の第一夫人に迎えるつもりだった。
経歴
(年代はマインの誕生を0年とする)
12年春 領主会議にてローゼマインに縁談を持ち込むが断られる
13年冬 領地対抗戦にてエーレンフェスト主導による貴族院の奉納式の恒例化を持ちかけるが断られる
14年春 領主会議にて奉納式を貴族院の講義に取り入れる方向で、まずは自領でノウハウを得るために共同研究とする事を提案、承認
領主会議にてエーレンフェストから手押しポンプの設計図を購入する
14年秋
ジルヴェスターに直接連絡、3回に分けた奉納式の実施を決定する
15年春 洗礼式6日後の早朝、
ツェントレース中にローゼマインに魔力供給された自領の
国境門が光ったことで変事を察し、貴族院に向かったと思われる
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最終更新:2024年01月25日 05:55