アダルジーザの離宮

アダルジーザの離宮は400年程前にランツェナーヴェから献上された最初の姫が賜った離宮のこと。アダルジーザは姫の名である。


概要

アダルジーザを受け入れた当時のツェントが、自分達の住居がある中央の土地に住まいを準備したがらなかった為、貴族院に用意した。
貴族院の敷地内では、アーレンスバッハ寮の近くのフェアベルッケンの祠の近くに位置している。
フェアベルッケンの祝福で建物全体が隠蔽されており、外側からは見つけることができない。*1
入口の扉もフェアベルッケンの印で隠されている。
内部でアーレンスバッハ城のランツェナーヴェの館と転移陣で繋がれており、
ランツェナーヴェから献上される姫達はこの転移陣で離宮に入り、次期王となる子供はここからランツェナーヴェに返されていた。*2
政変以前は傍系王族の夫婦によって管理されていたが、政変後にランツェナーヴェの姫達は処刑されトラオクヴァールによって閉鎖された。

15年春にローゼマインを王族に受け入れるための離宮として準備されていたが、ランツェナーヴェ侵攻の足場として利用されてしまう。
その侵攻を阻止するべく動いたローゼマイン達によって入口と建物のフェアベルッケンの隠蔽は解かれた。
侵攻の終息直後は、捕らえたアーレンスバッハやランツェナーヴェの犯罪者の留置に利用される。
エグランティーヌが即位し、貴族院以外の中央の直轄地を整理した後はツェントの一時住処として活用される予定になっている。

建物

優美な白い離宮で、周囲は白い石畳が取り巻き、前庭、噴水、池、花壇などがあり冬以外も長期間過ごす事と考えた設計になっている。
二つの建物が渡り廊下で繋がっており、片方は傍系王族が住み、もう片方をランツェナーヴェの者が住んでいた*3
警備には、中央騎士団の騎士が配置されていた。*4

建 物 特 徴 政変までの住人 侵攻時の使用状況 2 F 3 F
傍系王族棟 アーレンスバッハのランツェナーヴェの館と通じる、
寮にあるものと同じ3人制限の転移陣がある
傍系王族の夫婦
次期王に選ばれた男子1人
いずれ王女となる女子達
レオンツィオ
ランツェナーベ貴族達
ハイスヒッツェと半数の騎士達が
窓を破壊して侵入
アウブ・ダンケルフェルガー
掃き出し窓を破壊し
半数の騎士達と侵入
ランツェナーヴェ棟 中央棟の隠された扉に通じる転移陣がある
女性の使う三階はバルコニーが無く
全ての窓に植物や動物を模した
頑丈そうな格子が嵌っている
ランツェナーヴェの姫
いずれ魔石となる男子達
ディートリンデ
マルティナ
アルステーデ
ブラージウス
アーレンスバッハ貴族達
バルコニーから侵入して3Fへ ディートリンデがフェルディナンド
暴言を吐き
エックハルトが気絶させ
ユストクスがシュタープで捕縛して
引きずり出す

温室

離宮の一角にあり、ランツェナーヴェの姫が何代にも渡ってシュラートラウムの花を大事に育てていた。
この事から、姫たちがトルークを使用、または常用していた可能性がある。

政変までの住人

政変による粛清・離宮の閉鎖は02~04年頃*5
建 物 人  物 年代 役  割 備  考
傍系王族棟 傍系王族の夫婦 ~04年 離宮の管理人 選ばれた男子1名と女子を養子として登録
傍系王族として教育した
女子達 ~04年 ユルゲンシュミットの
傍系王女
離宮で生まれた女児
ユルゲンシュミットの傍系王女として登録され教育される
ランツェナーヴェの姫君達と同様に政変で粛清された*6
それとは別に「少しでも魔力の高い子が欲しいと
色々な男と浮名を流して処刑された王女」も
ここ出身の女児の可能性がある*7
ジェルヴァージオ 前21~前13年より前 ランツェナーヴェの次期王 テルツァから改名
ユルゲンシュミットの傍系王族として登録され
成人まで教育を受けてシュタープを得た後に
ランツェナーヴェへ返された
ランツェナーヴェ棟 アダルジーザ 400年程前 ランツェナーヴェの姫 離宮の名前の由来となった初代のランツェナーヴェの姫
シュラートラウムの花
好んでいた離宮の主
~04年 ランツェナーヴェの姫 温室にある花を代々育てていた
警備のラオブルートと交流があった
三人の女達に含まれるかどうか、
ジェルヴァージオやフェルディナンドの生母であるかは不明
セラディーナを含む
当時いた三人の女達
前28より前~04年 ランツェナーヴェの姫 この内の誰かはジェルヴァージオの生母
ジェルヴァージオの返送後、セラディーナによって
最初から魔石にする為にフェルディナンドが生まれる*8
セラディーナはフェルディナンドが引き取られた
前07~06年春以降に魔石となってランツェナーヴェへ送られた*9
セラディーナの
身代わりとなった娘
前07~04年 ランツェナーヴェの姫 ジェルヴァージオの言う「王女として生きるはずだった娘」*10
男子達 ~04年 アダルジーザの実 離宮で生まれた男児
選ばれる1名と稀な例外以外は魔石にされた
6歳半まで衣食は保障されていた
魔石にされないよう必死に努力していた
テルツァ 前28~前21年より前 アダルジーザの実 当時三人いた女達の息子の中で最も魔力が高く
洗礼式前にランツェナーヴェの次期王に選ばれ
傍系王族棟に居を移した
クインタ 前13~前6年春より前 アダルジーザの実 アダルジーザの実の中で最も魔力が低かったが
属性値が平均している全属性で最も魔石に適していた
フェルディナンドとしてエーレンフェストに迎えられる
その他 ラオブルート 04年までの間の5年弱 警備 成人してすぐの5年弱、警備にあたっていた
当時のランツェナーヴェの姫と好きな花の話を
するなどの交流を持っていた
可能性が高い配備期間はジェルヴァージオが
いた期間中の5年だと思われる

アダルジーザの実

アダルジーザの離宮のランツェナーヴェ棟で生まれた子供のこと。
アダルジーザの離宮で養育されることになるが、父親は誰かはっきりしないとされる。
女子はユルゲンシュミットの傍系王族の姫として育てられ、男子は一人だけ次期王としてランツェナーヴェへ返される。
残りの男子は父親が引き取るか、さもなければ秘密裏に処分され、魔石でランツェナーヴェへ返された。
誰が父親かはっきりしない上、領地にいる正妻との不和の元となる為、めったに引き取られない。*11
次期王が決定した後の男子は初めから魔石とされる為に生まれていた。
体格の大きい方が魔力容量が大きくなりやすいので、6才半までは衣食は保証された。
窓には鉄格子がはめられていて、外に出ることは出来ず、傍系王族の子が遊ぶのを見ていた。*12

アダルジーザの実の将来

子の性別 将来 備 考
男子 ランツェナーヴェの次期王 トルキューンハイトが取り付けた約束に従い、
一代に一人の男子がランツェナーヴェへと戻される。
貴族院に通わず、離宮で教育を施された後にシュタープを得て、
成人後に返送される。
ただし、ランツェナーヴェでの王族の暮らしは決して良いものとは言えない
父親が引取る フェルディナンドのように父親が引き取った場合は離宮を出ることができる。
時の情勢で、自領の領主候補生の娘と結婚させるため。*13
魔石 父親が引き取らず、魔力が低かったりその代の次期王が決定した後の男子は処分され
魔石になってランツェナーヴェへと送られる。
女子 ユルゲンシュミットの
傍系王女
ユルゲンシュミットの傍系王族の姫となる*14
(ランツェナーヴェの姫*15) (ランツェナーヴェ棟の住人としてアダルジーザの実を作る)

コメント

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  • 436話「選択」で「アダルジーザの実が女ならユルゲンシュミットの姫として育てられる」と言っているので、281話「夕食会と短期集中講座」に出てくる「少しでも魔力の高い子が欲しいと色々な男と浮名を流した」ため政変で処刑されたという先代の王女や女孫もアダルジーザの実の可能性が - 2017-02-18 12:06:41
    • 関連:635話「中央騎士団を率いるもの」フェルディナンドの台詞「離宮は政変で姫君達が処刑されてから閉鎖されたそうですが」 - 2017-02-18 13:18:03
  • 結局、アダルジーザの離宮とは王族や領主の性的な慰安所ってことでおkだよね? (2018-04-06 00:07:10)
    • ユルゲンから見ればそんな感じなのでは? ランツェから見たら、魔力供給装置(魔石と次期王)の製造工場だろうけど。 (2018-04-06 00:31:34)

*1 第635話 中央騎士団を率いる者

*2 第632話 健康診断と聖典作り

*3 637話 アダルジーザの離宮、638話 ランツェナーヴェの者達

*4 第557話

*5 第400話 ジギスヴァルトの貴族院入学(04年冬)までには粛清完了済み

*6 SS19話「処刑された王族の姫君はアダルジーザの住人」

*7 第281話 一緒に処刑された女孫を産んでおり、粛清時は(政変の負け側のどこかに)嫁いだ後だと思われる

*8 第633話 要請

*9 第646話/ジェルヴァージオ曰くクインタ=フェルディナンドの身代わり。真実か嘘(別の理由)かは不明

*10 第646話 祭壇の最上部 /ランツェナーヴェの実の将来(女子)の推測が正しかった場合、セラディーナの身代わりとなった『王女として生きるはずだった娘』は、『ユルゲンシュミットの傍系王女となり傍系王族棟に移る予定だったのに、ランツェナーヴェの姫としてランツェナーヴェ棟に残留することになった娘』の可能性が高くなる

*11 第436話 選択

*12 作者様Twitter

*13 作者様Twitter

*14 第637話

*15 魔石とされたであろう子供の人数と比較して王女の人数が少ないこと、離宮のランツェナーヴェ棟の女性住人数が多いこと、第436話よりランツェナーヴェの王女の献上頻度が(フェルディナンド曰く)数代に一度であること、第568話でレオンツィオが受け入れ要求を重ねていたことから、通常時は継続的に魔石が送られている=常に子作りがされている=(フェルディナンドの言い分が正しければ)数代に一度しか献上されない姫以外にも子作りをしている若い女性が棟に常駐していると考えられることから、アダルジーザの実の女子は全員がユルゲンシュミットの王女になるのではなく、離宮のランツェナーヴェ棟の住人になる者が多くいると推測される。すなわち『アダルジーザの実の男子:一人以外は基本的には魔石化、一部例外有。アダルジーザの実の女子:一部は王女になり、残りは棟の住人として子作りに従事(女子の後半部は破廉恥案件なのでローゼマインには伏せた)』という可能性が高い