シュラートラウムの花

シュラートラウムの花(しゅらーとらうむのはな)


概要

546話『次期ツェント候補』で、オルタンシアがディートリンテに向けた言葉に入っていた。
アーレンスバッハでしか咲かず、ラオブルートが好んでおり、ゲオルギーネが知っている花だという。
何かの暗喩と思われるが、作中人物のだれもその真相には届かなかった。

ラオブルートは、
  • 甘い匂いのする白い花でなかなか手に入らない
  • 昔配属された離宮の主が好んで有り、温室に何代も前から植えられていた
とヒルデブラントに答えた。


引用


  • オルタンシア *1
シュラートラウムの花は今年も美しく咲くのでしょうか?」
「ディートリンデ様はご存じありませんか? アーレンスバッハでしか手に入らない、わたくしの夫が好きな花だそうです。ゲオルギーネ様に伺ってみてくださいませ」

  • ラオブルート *2
シュラートラウムの花は……甘い匂いのする白い花です。私の好む花ではあるのですが、なかなか手に入りません。ですから、今年は咲いているのかどうか尋ねているのです」
「……昔、私がまだ成人してすぐの頃に配属された離宮の主が好んでいた花だったのです。離宮の一角に温室があり、そこに咲いていました。いつ持ち込まれた花なのか、それは主にもわからないそうですが、何代にも渡って大事にしてきたそうです。……五年とせずに私の配属も変わりましたし、今はもう主もなく、閉鎖されている離宮の話ですよ」


推測


  • シュラートラウムは、命の神の眷属で、夢の神である。
よって、シュラートラウムの花は、夢見心地にさせる花、夢のように美しい花、夢のように咲くのが珍しい花、などと解釈できる。
ヒルデブラントは「綺麗に咲くことも珍しい花」と解釈したようだ。 *3

  • 上記に加えて、
    • アーレンスバッハでしか育たない(輸入品?)
    • ゲオルギーネが知っている花
    • 甘い香り
    • ラオブルートが若い頃配属された離宮(アダルジーザの離宮?)の温室にあった
などから、「トルークの原料の一つ」ではないかと推測される。

  • オルタンシアの不思議な言葉は、「アーレンスバッハとシュラートラウムの花」、花を通して「ラオブルートとゲオルギーネ」に関係があることを暗喩したものだと推測される。

  • 穿った見方をすれば、トルークとシュラートラウムの花の関係を知っていたり、中央にトルークが蔓延していることを知っていて、わざわざヒルデブラントと側近(王族)、ハンネローレ(ダンケルフェルガー)とローゼマイン(エーレンフェスト)に、ラオブルートとゲオルギーネの危険性を伝えた可能性がある。

  • ↑もっと単純に、フェルディナンドの扱いを知ったオルタンシアが、フェルディナンドが「アダルジーザの実」であることをディートリンデが知っているかどうかカマをかけた言葉なのでは?

コメント:

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  • 単純に、ランツェナーヴェの姫の事だと思ってたけど。 -- 2017-07-16 16:48:07