ラオフェレーグ

存在の初出:第582話
名前の初出:ハンネローレの貴族院五年生 第1話
本人の初登場:ハンネローレの貴族院五年生 第2話

家族構成

父:ヴェルデクラフ(アウブ・ダンケルフェルガー)
母:ライヒレーヌ
 妹:ルングターゼ

 異母兄:レスティラウト(父の第一夫人の子)
 異母姉:ハンネローレ(父の第一夫人の子)

父方の親戚
祖父:ダンケルフェルガー領主一族として健在*1
祖母:ダンケルフェルガー領主一族として健在*2
 伯父:ダンケルフェルガー領主一族として在籍*3
  従兄:ケントリプス
  従兄:ラザンタルク
 叔父:少なくとも一人ダンケルフェルガー領主一族として在籍*4
 叔母:マグダレーナ
  従兄弟:ヒルデブラント

容姿

髪の色:金髪
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瞳の色:紫
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レスティラウトによく似ている*5

地位

階級:領主一族
職種:領主候補生

年齢と属性関連

  • ローゼマインとの学年差:-4

作中での活躍

ダンケルフェルガーの領主候補生。
アウブ・ダンケルフェルガーの第二夫人の息子。ルングターゼの兄。
貴族院入学までハンネローレとの接点はほぼなかった。
レスティラウトが次期アウブと定められた後で洗礼式を受けたため、領主候補生というよりも騎士(臣下)。ディッターのことしか考えておらず、騎士と共に訓練している。
父の第一夫人ジークリンデからは不安要素に思われていて、15年春の継承式への参加を許されなかった。

15年冬、領主候補生として貴族院に入学。
領主候補生としての資質に乏しい為、本来ならば入学前に上級貴族と養子縁組をして上級貴族として貴族院に進学する筈だったが、母ライヒレーヌの懇願で領主候補生の身分を現状維持している。
しかし、ディッターしか頭にない様子を見せ、本物のディッターに参加したいからと*6、手順をすっ飛ばしてハンネローレに求婚し*7、アウブによって定められた婚約者候補のケントリプスラザンタルクに阻まれた。
上級貴族でしかない婚約者候補達に対して自分の優位性を示す嫌がらせのために領地からの報告書の一部を隠匿し、ディッター関連以外の案件を未処理のまま放置した*8

ジギスヴァルトオルトヴィーンからハンネローレに対して嫁盗りディッターの申し入れがあったことを受けて、参戦を表明する*9
自身が婿入りする事で、時の女神の化身となったハンネローレをアウブ・ダンケルフェルガーにできると主張し*10、賛同者を募って寮内を二分したことで、他領からのディッターの申し入れを誘引することとなった*11
嫁盗りディッターではハンネローレを望むあまり、独断で他領と結びついて戦力不足を補おうとするかもしれないと、ハンネローレに危険視される。
入学してから次々と騒動を引き起こし、ハンネローレに数々の無礼を働いたため、叱責と教育を兼ねたハンネローレの特別指導を受ける。それまでは自身が女性アウブの配偶者あるいは次期アウブとなる為に求婚していたが、特別指導を施すハンネローレの強さに惚れてしまい、ますますハンネローレを望むようになってしまった*12。一度執着するとハイスヒッツェ並にしつこいと予想されている。

様々な面で貴族としての教育が足りていないが、筆頭側仕えからも領主候補生に相応しくないと判断され、事実上見放されている*13。ラオフェレーグが上級貴族となり側近が解散となった暁には、側近達の中で使える者達はヴェルデクラフやルングターゼの側近として召し上げられる事が決まっている。その為、再雇用先が決まっている側近達は今年の冬までと聞かされてラオフェレーグに仕えている状態*14

領主一家の話し合いで、父ヴェルデクラフから「頭の中にはディッターをやりたいという欲望しかなく、嫁盗りディッターに参戦表明することで起こる先々の問題を考えてなく、ハンネローレを娶るという意味さえ分かっていない」と評価され、ラザンタルクとラオフェレーグを中心にして寮内統一ディッターを行い、ラオフェレーグが敗北した場合は上級貴族に身分を落とされることが決定した*15
寮内統一ディッターでは、自陣の参加者として勝手に同母妹ルングターゼの護衛騎士の名を連ね、母ライヒレーヌの命令書を盾に協力を強いた。しかし、頭越しに勝手に側近を使われたルングターゼが異母姉ハンネローレを庇護者に選び、ハンネローレの側についた為、自陣のルングターゼの護衛騎士達に裏切られてあっさり敗北した*16

経歴

05年  誕生
12年  洗礼式
15年春 継承式に参加を許されなかった。(妹ルングターゼは参加した)
15年冬 貴族院に入学
    ハンネローレに求婚

コメント

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  • ハンネローレ卒業後領地1位のトップがこれ。抑えがなくなり、各領地にディッター(強制嫁取りディッター含)を仕掛け、貴族院を恐怖に陥れる可能性あり。 (2020-07-16 09:35:03)
    • 年下でもルングターゼがダンケル婦人らしくダンケル女性らしく手綱を取れば無問題。 (2020-07-16 09:39:18)
    • ラオフェレーグよ…年上で、第一夫人の娘に対して「其方」呼びやらタメ口やら食事中に乱入やらの無礼を働いてるけど大領地の領主候補生としてどんな躾されてたんだ。第二夫人お前大丈夫か (2020-10-15 18:24:42)
      • 答え:第一夫人の子二人が失点あっても救済されたからと、第二夫人に嘆願されて領主候補生を外れなかったけど筆頭側仕えからすら匙投げられてる。 (2022-10-30 13:48:48)
        • あー第一夫人の子二人に瑕疵がついてダンケルのお飾りアウブを欲しがる連中に入学前に持ち上げられたんだな多分。 (2022-10-30 17:51:44)
          • 誰だって自分の属する派閥のトップの領主候補生にアウブになってほしがるものじゃないの (2022-10-30 18:04:19)
            • その辺は旗頭との関係にもよる。作中のダンケルフェルガーの場合、最初の妻は第二夫人になってもいい前提で選ばれていて、第二夫人も元の地位が同程度だからこそ派閥が割れているのだと思われる。ローゼマイン派もイルクナーのような穏健派もいる。 (2022-10-31 00:44:16)
          • レスティラウトは格下のエーレンにディッターで二度も負けたってのがダンケル的にものすごい減点なんじゃないかな?ラオフェがまともに育ってエーレンに勝つ機会を得られれば対抗馬になれる可能性を母親が夢見れるくらいの… (2022-10-30 19:54:55)
            • マインのいないエーレンに勝ったところで評価上がるか? (2022-10-31 17:20:45)
              • 上がるっちゃ上がるけど……そもそもディッターに勝ったら評価は上がるけど、負けたら強い敵を評価するのがダンケルフェルガー。レスティラウトの失点は負けたことではなく、ハンネローレが陣を出たことに起因するのでレスティラウトと比較した評価は変わらない。相手が弱すぎたら下がると思うけど。 (2022-10-31 20:19:59)
      • 同じ上級貴族の母を持つ同士(多分)、ってことで、「第一夫人と第二夫人に差がある」と思ってないんじゃないかな。それにしても貴族院知識が多い先輩領主候補生に対し、敬意を払わないのはいかがなものか。 (2022-11-01 07:52:09)
    • 本物のディッターがしたい発言も「あいつは他領を侵略しようとする危険人物だ。ダンケルフェルガーは危険思想を持ってるのか?」と言われて政治利用されるリスクがあったんだっけか (2020-10-15 18:28:51)
      • ただの大領地なら子供の戯言と庇う事も出来るかもしれないけど、ツェントの剣を自認し精鋭である中央騎士団を圧倒する武力を誇るダンケルフェルガーとしてはむしろ庇う事はできないだろうね (2020-10-15 20:10:53)
  • ハンネローレの貴族院五年生の「アレキサンドリアとの情報交換」にて、嫌がらせのために10日分の報告書の一部を隠蔽。ディッター関連以外の報告書には特に興味もなく、ほぼ未処理のままだった。 (2022-05-06 11:10:18)
  • 1年の宮廷作法の授業で側近から離れて一人になってるんだよな。ダンケル貴族の知らないところですでに他領の前でやらかしてる可能性もある? (2022-10-31 13:09:58)
    • 側近がいないところで他領地の領主候補生に嫁盗りディッターの協力を持ちかけたり持ち掛けられたりしてる可能性はあるんじゃね (2022-10-31 19:32:13)
  • エーレンフェストの騎士団長は領主候補生を降ろされた上級貴族だから、そういう進路を目指せと言われれば、彼の気障的に納得するんじゃないかな。ハンネ様がとっくに人妻になっていることが前提条件だけど。 (2023-03-04 11:50:45)
    • 騎士団長には騎士団長に相応しい資質というものがあるのですよ。上位者の命令に従えない時点で失格でしょう。 (2023-03-04 14:36:08)
    • カルステッドは領主候補生失格とされて汚点がついて上級に落とされたわけじゃないから、ラオフェレーグが上級に落とされてしまった場合と意味合いが違う (2023-03-04 14:50:06)
  • ラオフェレーグがハンネローレに求婚したとき食事の席だけど筆頭側仕えって側にいなかったのかな? 筆頭側仕えって父親が選んでいると思うから、ハンネローレに求婚するのを止めると思うんだけど。教育をあきらめたとしても放置はいけないと思うが、何か理由があるんだろうか? (2023-04-20 12:27:11)
    • 新入生歓迎ディッター観戦直後で側仕えは食事の準備中であり付いておらず、高揚した意識のまま求婚したのでしょう。それと貴族院での学生のやらかしは学生本人に責任を取らせるものであるし、寮内だったこともあり他の成人側仕えも止める暇もなかったかと。 (2023-04-20 13:44:34)
      • 『ハンネローレの特別指導』の時は側近達が打ち合わせをしているから、筆頭側仕えはラオフェレーグを領主にしたい者たちに妨害にあったってことでいいかな? (2023-04-20 15:12:38)
    • 養育権は母親が標準で、その第二夫人はラオフェがアウブを争える立場だと思ってる(と推測されている)。成人側仕えも賛同の上で実行ではないだろうか (2023-04-20 17:04:55)
      • ハンネ27話で成人側仕えはラオフェを領主候補生にふさわしくないと見放していて(タルクスは~)、すでにアウブと相談済みだろうとハンネに思われているので、それはない。 (2023-04-20 17:31:33)
        • その相談が2話の求婚以前であるというのはどんな根拠によるものでしょうか?稚拙な求婚とその後の対応で勝機がないと見限られたものだとしてもなんらおかしくないと思えますが (2023-04-21 09:00:03)
          • アウブに報告した時期の断定は難しいけれど、「北の離れにいた頃と違って、貴族院ではラオフェレーグを諫める言動が減った」「ライヒレーヌ様が貴族院入学前に決断できていれば、まだ傷は少なかったでしょうね」(外伝27話)辺りの解釈次第かな。 (2023-07-21 17:38:19)
    • 側仕えがいたとしてもあくまで側仕えは側仕え。主の命により椅子を引くことはあっても突然の求婚をとめることはできないんじゃないかな。かそれを機にラオフェレーグを切ろうとしたか (2023-04-21 08:31:30)
    • 大勢の前でいきなり主に馬鹿なことを言うなと行って止めろと? 自分たちの今後の根回しも無い場でできることでは無い。 (2023-04-21 18:18:25)
  • 特別指導で負けた段階で既に嫁盗失敗しているとかないかな?アウブ夫妻で条件決めることできそうだし (2023-07-20 10:32:36)
    • その特別指導でガチで惚れたと抜かす子なので。あと「負けても勝つまで挑むのがダンケルフェルガー」。ディッターで「決まったこと」は覆されないけどハンネローレはあくまでも指導であって、「何かを取り決めた」訳でもない。(嫁盗りディッターも口頭では「圧力かけない」と言いながら資料に残さなかったからダンケルフェルガーはそんなこと知ったことか、状態だった) (2023-07-20 13:47:55)
  • (本人は知らないようだが)上級落ちが入学前にほぼ内定しており使い道のある側近たちには再就職の根回しまでされていたと判明した(ハンネ34話)…なにも起きなかったらどこで落とすつもりだったのだろう? (2024-03-19 00:45:21)
    • アウブに判断次第でいつでも良いのではないでしょうか。側近たちがいろいろと領主候補生失格の材料を揃えているでしょうからぐうのねもでないと思います。 (2024-03-19 09:36:10)
    • 第二の女神の化身騒ぎが無くても色々やらかしてただろうから、領主候補生失格の言動はアウブに筒抜けでそれを理由に近い内に引導を渡されてたと思う。 (2024-03-19 10:14:16)
      • 洗礼式後の妹は他領の眼がある継承式への参加を〈すんなり〉許可されたのに、入学直前の兄が《協議の結果》不可判定お留守番だったので。やんちゃしまくりな子だったんでしょうね (2024-03-19 23:06:27)
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最終更新:2024年04月16日 01:20

*1 第582話

*2 第582話

*3 ハンネローレの貴族院五年生 第1話入寮

*4 第582話

*5 ハンネローレの貴族院五年生 第3話 進級式と親睦会

*6 ※大領地の領主候補生による「他領と殺し合いがしたい」宣言

*7 ※自領のアウブの決定への異議申し立て

*8 ハンネローレの貴族院五年生 第23話

*9 ※自領のアウブおよび領主一族への敵対宣言

*10 ※自領の次期アウブへの敵対宣言

*11 ハンネローレの貴族院五年生 第18話

*12 ハンネローレの貴族院五年生 第22話 あとがきによると縁結びの女神リーベスクヒルフェがイイ仕事をした模様

*13 ハンネローレの貴族院五年生 第27話 ヴィルフリートの言葉の波紋

*14 ハンネローレの貴族院五年生 第34話 第二夫人の娘

*15 ハンネローレの貴族院五年生 第31話 ダンケルフェルガーへの一時帰還

*16 ハンネローレの貴族院五年生 第34話 第二夫人の娘