ビンデバルト伯爵

初出(書籍版):第二部IV プロローグ
初出:第163話*1

声(ドラマCD第1弾):林 大地
声(ドラマCD第10弾):茶風林

声(TVアニメ第3期):茶風林

家族構成

妻:フラウレルムの妹
 娘:フラウレルムの姪*2*3

容姿

髪の色:緑みの灰*4
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瞳の色:茶*5
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ガマガエル系の醜くて、でっぷりとしたかなり肥えた男。越後屋
目は濁っていて、悪事に手を染めることを何とも思っていないような顔をしている。
たぷたぷとした顎下の肉を撫でる癖がある。

地位

階級:上級貴族
職種:伯爵、ギーベ・ビンデバルト

年齢と属性関連

  • 誕生季:夏*6

作中での活躍

アーレンスバッハの貴族で伯爵。
ゲルラッハ子爵領ヴィルトル子爵領ガルドゥーン子爵領と境界線を挟んで南に隣接する領地を管理している。
ゲオルギーネとエーレンフェストのギーベの間の橋渡し役を担っていた。*7

マイン身食い兵として欲し、神殿長から購入するため、誘拐を画策する。
祈念式にて、ギーべ・ゲルラッハに自身の身食い兵を貸し出し、ライゼガング伯爵領で宿泊中のマイン一行を襲わせるも失敗。
ガルドゥーンとビンデバルトの境界付近でも、ビンデバルト領の領民とエーレンフェスト領の領民を扇動して襲撃させるが、自身の領民だけが消し飛ぶという結果となった。
またこの襲撃では、魔術具を扱える下級貴族並の魔力を持つ者も含め、所有する身食い兵の半数も失う事となった。
兵力補充の為にもマイン略奪を諦めず、グラーツ男爵夏の館にて密談し、神殿長に闇の魔石を渡す。*8

領主への貴族の出入りを制限していたが、神殿長に手引きされ、許可証を偽造して街に入り、神殿で神殿長と共にマイン達へ襲い掛かる。
途中で神官長が現れ、マインがジルヴェスターの養女になることを決めて大義名分を得たため、捕縛された。
街への不法侵入と、領主の養女とその護衛騎士に対する攻撃の罪で投獄されて、記憶を探られ、余罪がぼろぼろと出た。
祈念式の際の襲撃についても、領主のジルヴェスターが同行していた事から、アーレンスバッハに宣戦布告の意図を問うことになった。
そのため、妻であるフラウレルムの妹もアーレンスバッハ側で処罰を受ける事態となった。*9

マインが殺されたという設定になっているため、没収されたお金の一部をマインの見舞金としてローゼマインが管理し、マインの家族のために有効利用している。
ビンデバルト伯爵の私兵が北の離れを襲撃したことから、アーレンスバッハの貴族のエーレンフェストへの往来が禁止されるようになった。*10

経歴

08年春 祈念式中のマインを襲撃させるが、失敗する*11
    ギーベ・グラーツの夏の館にて、ゲルラッハ子爵・ダールドルフ子爵夫人ザイツェン子爵ら十数人の貴族と密談し、神殿長に闇の魔石を渡す*12
    エーレンフェスト神殿にて神殿長と共にマインを襲うも、捕縛される*13

コメント

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  • 本編終了後のキーベって誰だろう? - 2017-09-24 20:42:00
  • 捕まったあと奉納式での魔力供給のため魔力を吸い上げてることは書かれているけど、それ以降どうなったのか不明なままなんだよね。 - 2017-09-27 02:52:48
  • 白の塔とはまた別の貴族用の魔力搾取施設的なものがありそうなんだけど作中では描写されてなかったねぇ (2018-06-21 21:39:58)
  • 「投獄されて、記憶を探られ、余罪がぼろぼろと出た」 ビンデバルト伯はヴェローニカ派と会合を持って悪巧みをしていた(書籍版)のに、それが明らかになってゲルラッハ等が処罰された形跡がない。「ぼろぼろ」という言葉には違和感がある。 (2019-12-27 10:01:50)
    • 記憶を探って余罪が出てもそれだけでは決定的な証拠にはならなかったんじゃね…伯爵の場合現行犯だけど、補強する証拠固めしてそれを材料の一つにして、他の証拠も込みで粛清とかに至ったんじゃね?ゲルラッハの場合手が伸びる前に偽装死したけど (2019-12-27 11:28:39)
    • トルーク使ってるから、ゲルラッハ関係が処罰されるはずがない。前新殿長もゲルラッハとのエピソードあるのに繋がってなかっただろ。 (2019-12-27 18:32:59)
      • 書籍2-4プロローグの書き方だとあの時点ではビンデバルト・ベーゼヴァンス・ゲルラッハの会談会場にトルーク焚いてなさそうな気がする。トルーク使われだしたのゲオルギーネが第一夫人に上がって以降だったりは? (2019-12-27 21:12:35)
        • 「皆が一口ずつ酒を口にするのを見た後」酒に入ってます。 (2019-12-27 22:32:07)
          • 「余罪がぼろぼろと出てきた」のは原作第203話の記述通りだが、書籍ではどうだろうか。エーレンフェストでのトルークの最初の餌食は「書籍三部Vで馬鹿な事をした貴族」と活動報告で作者が書いている(09年冬のジョイソタークの事を示していると思われる)。 (2019-12-27 23:40:37)
            • その活動報告は読んだことありませんでした、情報助かります。書籍3-2確認しましたが「記憶を探ることで余罪がぼろぼろと出てきたようだが」の記述はあります。ただ記憶を探るのも探りたいことを具体的に指示できないといけないようなので、取り調べ官が把握してない記憶は呼び覚ませないこともあるのでしょう。 (2019-12-28 00:08:51)
            • 自己レスになるが自分も書籍確認してきた…webと同じだったね。厳密に言うと、アーレンとの取引材料として溜め込むために記憶を探った様子…というのはあるけど、マイン襲撃に関する尋問で「マインを誘拐する為に自分がゲルラッハに身食い兵を渡して、ジルを含む祈念式一行を襲わせた記憶」を引き出せないのは考えづらい…うーん。元々記憶を読ませちゃうとちょっと齟齬が出る部分があって、書籍の加筆で表に出たという印象。 (2019-12-28 00:52:04)
  • そういえばビンデバルトの人たちってゲオへ名捧げしてないのか?名捧げなしにエーレン内のゲオ派と仲介したり後方支援の拠点を任されてたのってすごいやり手なイメージになるけど伯爵本人はあの失態なのでイメージとズレるんだよな… (2023-11-28 11:30:33)
    • 隣接領地の権力者(ヴェローニカ)に取り入って隣接領地から利益を掠め取り、咎められても自己の伯爵という地位とヴェローニカの取り成しで押し切るために伯爵自ら出張って来た、と並べると結構優秀な人なんじゃないかな。ジルヴェスターとの養子縁組みがタッチの差で成立していたのが誤算だっただけ。 (2023-11-28 12:45:28)
      • ゲオルギーネが第一夫人に繰り上がったのが08年〜09年春と推定されていて、彼が捕縛されたのが08年春。名捧げの有無はどっちもあり得る。 (2023-11-28 12:55:32)
    • 名捧げはしてないと思う。マルティナの反応からガブリエーレの側近がヴェローニカに教えたことは偽りの可能性も十分に考えられるし。ゲオルギーネが欲しいのはエーレンフェスト貴族の忠誠であって、アーレンスバッハ貴族の忠誠じゃない。もともと自派閥に旨味を与えるのは上手だし、ビンデバルトが身食い兵を多く持っていたなら、魔力が不足しがちなアーレンスバッハにエーレンフェストからクズ魔石でも融通できるルートを与えたのなら十分な旨味。 (2023-11-28 19:41:56)
      • 中央貴族のフラウレルムがゲオに名捧げしてた…ってのは考えにくい気がする。フラウレルムがしてないのに、妹が名捧げっていうのも不釣り合いでしょう。解職された後ならば、フレウレルムが名捧げしたかもね。伯爵の方は、マイン誘拐をゲオに連絡してない様子だから、名捧げしてる人の行動に見えなかったけど。 (2023-11-28 20:28:31)
        • エーレン在住時はライゼ系や弟ジル派に成らないように領主一族長子(上位者)として強要できたけど、アーレン在住時のゲオは領主一族のし上がった第一夫人で〈故人:第二夫人〉の派閥引継いでるし、対抗馬の《故人ドレヴァン出身第一夫人》は陰口は言えても《ちびっこ養女レティ》は成長してチカラ付けるまでは従順にしとくだろうし、元から身食い兵大量所持して飼い殺ししてる悪党貴族なので忠誠でなく利益提供で協力体制になってたかな? (2023-11-28 23:41:44)
        • どうだろう。その頃にはトルークがあったわけだし、記憶を読めるかどうかという一点で考えるなら、単に都合よく動かしたい相手の名捧げは危険な気がする。 (2023-11-29 19:27:59)
  • 他領の貴族のビンデバルトがエーレンの領主の許可無くディルクと養子縁組をするのは抜け道といえど合法だったけど、従属契約も合法だった? (2024-04-13 02:51:15)
    • 人と認められてない7歳未満をどうしようと勝手では? (2024-04-13 05:41:53)
      • 神殿(事務方トップの神官長)の許可なく勝手に結ぶのはどうなのでしょう。165話 騒動の責任では、伯爵は身食いの孤児だから養子縁組でも従属契約でも同じだと言っていますし、その時点で確定した犯罪の中には入っていませんが、フェルディナンドが目を通したのは養子縁組の書類だったと言っていますし。 (2024-04-13 07:22:24)
        • 7歳未満であっても貴族の子や大貴族の庇護を受けている平民であれば、親や後見人の許可のない養子縁組は不可。ディルクは神殿に属している平民だけど、後見人は神殿長と思われる。後見人が許可してるから、養子も従属もOK。 (2024-04-13 08:21:43)
          • 追加。あのときディルクは孤児院に戻されていないから、神殿長が保護している形。それなのに従属契約させるのは外聞が悪いから、神官長には養子縁組の書類を見せて許可を取った。後で従属契約がバレたところで書類は有効だし、ヴェロの権威で黙らせられる。 (2024-04-13 08:29:09)
            • 権威で黙らせられるという話になったら、魔力の横流しや横領も有効になるぞ。 (2024-04-13 14:41:38)
              • ヴェロ>ジルと周囲が判断していた時点では、魔力の横流しや横領も有効だったよ? ディルクの従属契約書類を養子縁組書類に誤魔化してたのは、フェルを警戒させマインの身柄を隠されないためだったと思う。ただの平民ではないアウブに認められた青色巫女見習いであっても、ヴェロの許可を得てビンデバルトが従属契約(多分)させれば有効なんだから。 (2024-04-13 18:55:35)
              • 権威で黙らせてるというより領主の許可も領主会議も経由してない以上有効じゃなく違法だけどな (2024-04-15 00:00:33)
                • 言葉の整理をしよう。「違法」…明確に法に反しており、原状回復のために加害側が処罰を受ける・弁済する等の法的措置を科される 「有効」…法に触れているかどうかグレー。しかし無効にするなど原状回復はできず、最終の状態が継続する。 そんなイメージで考えていた。まあ、違法だけど証拠不十分で有効、っていうのもあるけどね。 (2024-04-15 16:02:11)
          • 結局のところ身分差が最重要なので誰が誰に対して罪を犯したのかが大事。神殿長が7歳未満になにかしたはほぼ問題にならないが、神殿長を糾弾できる地位の誰かが所有物を害されたと訴えるなら別。ところがベーゼヴァンス相手のつもりで口を挟んだら実はヴェロの指示でしたとなる可能性があるので非常に関わりたくない。言ってしまえばそれが身分階級制であり派閥の力 (2024-04-16 14:01:42)
    • ロゼマが意味がないと思うほど法が曖昧で、エーレンフェストの法体系もおそらくジルヴェスターの胸先三寸。白黒ハッキリという状況はほとんどないと思う。おそらく前神殿長が合法と主張する部分も含めて全部グレー。 (2024-04-15 00:41:14)
      • 曖昧で意味が無い法体系はユルゲンシュミット全体に適用される法律であって領地それぞれの法律じゃない。 (2024-04-15 01:47:02)
        • デリアの処置をマインに一任し、ハッセを法の下に裁かず、連座制も幼女の一声で運用が変わる。法治がなされているならヴィルフリートの白の塔問題で救済できない。毎回ジルヴェスターが頭を悩ませるエーレンフェスト(ユルゲンシュミットも)は法治という概念自体が希薄だと思うよ。 (2024-04-15 02:41:43)
          • まあ偉い人のための方だからね。唯一絶対の法は、偉い人が決めたことは絶対ってことでしょ? ちなみにハッセは法の下というか、ユルゲンシュミットの常識の範疇で裁いてるよ。目上の者に逆らったらその者の胸先三寸ってね。曖昧だからこそ、絶対に守る基準があるのだよ。 (2024-04-16 00:36:32)
      • 領主の養女に攻撃したら有罪とか、白の建物に攻撃したら有罪とかが絶対基準なのだろう。罪責に対する量刑がご領主様の匙加減なのだろう。 (2024-04-16 09:26:45)
        • おおよそそんな感じだろうね。領主の叔父と領主の弟、領主一族内で毒の盛りあいする世界なので絶対基準ではないと思うけど。たぶん罪過そのものを見なかったことにできる。 (2024-04-16 12:59:47)
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  • アーレンスバッハ

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最終更新:2024年04月09日 15:27

*1 web版名前初出

*2 姪という関係の初出はCDドラマ第8弾、原作では第614話「ビンデバルトからゲルラッハへ」でモブとして登場

*3 第614話では「フラウレルムと三人の女性達」「四人の捕縛(フラウレルム+その妹+2名)」とあるので恐らく姪姉妹

*4 アニメの見た目から

*5 アニメの見た目から

*6 ふぁんぶっく6 指輪の色一覧で青/攻撃に使った魔力の色が青、第163話 他領の貴族

*7 書籍版 第ニ部IV プロローグ

*8 書籍版 第ニ部IV プロローグ

*9 第505話

*10 第272話

*11 第147~148話

*12 書籍版 第ニ部IV プロローグ

*13 第163~165話