CARDANO wiki
CARDANO (カルダノ)は、ADA (エイダ)という暗号通貨を基軸通貨とした現在開発中のゲームプラットフォーム、またはプロジェクトの総称。
ユーザーはもちろん、運営機関ですら一切不正ができないゲーム環境を提供するという世界初の試みが注目されている。
概要
ADA(エイダ)という暗号通貨を賭けて、ユーザー同士で対戦を楽しむ事ができる。
公平性と安全性を証明できる世界初のゲームプラットフォームとして、2015年初頭からCARDANO(カルダノ)プロジェクトが始動。
開発会社は、香港に拠点を置く「Input Output Hong Kong(インプット・アウトプット・ホンコン)」(通称IOHK)。開発リーダーを、「BitShares(ビットシェアズ)」創設者、「Ethereum(イーサリアム)」元CEOなどで知られる数学者チャールズ・ホスキンソン が務める。他にも、Ethereum元ジェネラルアシスタントのジェレミー・ウッド、イギリスの暗号通貨ブランディング会社の「Proof of Work」、東京大学大学院卒業後に一部上場の某IT企業でテクニカルボード(次世代技術選定委員会)を務めていた吉田 晋、キルギスで金融関係の実業家として活躍したエマニュエル・コスタ(注1)などがこのプロジェクトに参加している。
(注1)エマニュエル・コスタは、2016年9月に体調不良を理由に脱退。
特徴
一番の特徴として、運営機関に支配されない民主的なプラットフォームであるというところが挙げられる。これは「P2P」や「オラクル」、「スマートコントラクト」といった技術を取り入れる事により可能となる。
既存のオンラインゲームでは、公平性を主張する事はできても実際に証明する事はできないが、CARDANOはこれらのシステムを利用する事により公平性の証明を可能とする。
ちなみにADAを賭けて増やしていく事が目的であるが、運営側と対戦するわけではなく、あくまでユーザー同士の対戦であるため勝敗結果が直接運営機関の利益には関係しない。
対戦相手に関しても、高性能なマッチングシステムにより、迅速に条件を照らし合わせ安全に人と人を結びつける事ができる。
ディーラーが必要となるゲームの場合、希望する別のユーザーがディーラーを務める事もできる。
さらにCARDANO独自のSDK(ソフトウェア開発キット)を使用する事により、個人技術者がゲームを開発・提供する事が可能であるため、開発競争による質の高いゲーム開発が見込まれる。
これらをふまえた事実上、既存のカジノ(オンラインも含む)での問題点のほとんどが解決されたゲームプラットフォームという事になる。
名前の由来
16世紀イタリアの数学者「ジェロラモ・カルダーノ」から。カルダーノは、医者、占星術師、賭博師、哲学者でもあった。占星術で自らの死期を予言しており、最後はその同日に自殺したと伝えられる。
ちなみに「ADA」の由来は、19世紀イギリスの貴族「エイダ・ラブレス」から。人類史上初のプログラマーと言われている人物。
関連動画
主要開発者の一人、チャールズホスキンソンのTEDx 【未来は民主的になる】日本語字幕付き
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TEDx
Charles Hoskinson talks about Ethereum, Bitcoin and how to decentralize everything【チャールズホスキンソン曰く、Ethereum,Bitcoinそしてすべてモノをどのように民主的にするか】
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参考資料
Keiser Report: New Crypto Phenomenon Ethereum【ケイスターリポート:新しい暗号現象、Ethrereum】
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Bill Gates interview: How the world will change by 2030【ビル・ゲイツ:2030年に世界はどう変わるのか】(英語)
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Bill Gates Apple Pay Is A 'Fantastic' Idea 【ビル・ゲイツ:Apple Payはファンタスティックなアイデアだ 】
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Foundations of a Programmable Society【制御可能な社会の基金】(英語)
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最終更新:2015年09月28日 11:31