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ジョナサン・ジョースター&アーチャー」(2016/05/30 (月) 00:38:40) の最新版変更点

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聖杯はどの願いまで汲み取ろうとしているのだろう。 少なくとも、夢は願いに含まれていると解釈していいはずだ。 誰かを恨むならば、その者の死を願う。 誰かの死を嘆くならば、その者の生を願う。 億万長者を望むだけだとか、金以外の――とにかく何か重要な物が欲しいとか。 大小様々理由はあれど、それらは正式な願いの一種として判断される。 そう、聖杯にとってみれば。 戦争をする代償とは吊り合わない些細な願いも、結局は願いでしかない。 ただの平穏を願うことでさえ……… ☆ 自覚すれば至って単純だった。 この<新宿>は自分のいた国ではない、自分が住むべき国ではない。 あらゆる願いが叶えられる聖杯。 願いはない訳ではない、それは些細な願いでしかなかったのだから。 何故その答えに辿りつけなかったのだろうか? これも聖杯の力と説明づけてしまっていいはずだ。 答えはソレで間違いない。しかし、未だに納得が出来なかったのである。 愛した女性とのハネムーン。 アメリカ行きの船での記憶が何度も繰り返され続けていた。 彼女との些細で平穏な幸福を、未来を、願ったのかもしれない。 ただ、聖杯戦争の犠牲者たちと天秤で比べるにはおこがましい事なのだ。 「……僕の話に付き合わせて悪かったね。アーチャー」 「いや、君の意思を理解した。君は聖杯を手に入れるつもりがない」 アーチャーの返答に、彼――ジョナサン・ジョースターは強く頷いた。 「ごめんよ、君にも願いがあるはずなのに」 「後悔はいくらでもあるけど……それはもういいんだ」 「そうか、ありがとう」 ジョナサンはアーチャーの返答に心の底から感謝したのだろう。 その程度のことは、アーチャーでなくとも伝わり切った。 聖杯を手にせず、聖杯戦争を打破するのは茨の道、一寸先も見えない闇を進むような感覚。 しかし、ジョナサンには『黄金の精神』という光が輝いている。 勇気、優しさ、精神力、覚悟、潔さ。 人間賛歌を象徴するに相応しい人間の一人がジョナサンだった。 一方で 「アーチャー。一つだけ聞いていいかな? 君と僕は、どういう関係なんだい」 「………」 「急にこんな事を尋ねるのも変だろうけど……僕は君に『繋がり』を感じているんだ」 「それは気のせいだと思う。僕は、君らしい人間との『繋がり』はないし、ジョースターの姓も知らない」 と、『ジョナサン・ジョースター』は答えた。 そう、アーチャーもまた『ジョナサン・ジョースター』だった。 容姿や経歴、魂の在り方。全てが異なるのだが、二人共『ジョナサン・ジョースター』なのには変わりがない。 アーチャーは、マスターのジョナサン・ジョースターの存在は知らない。 もしかしたら未来の子孫がマスターなのか? それとも全く異なる、平行世界のジョナサン・ジョースターか? 別に隠すほどのことではないが、奇妙過ぎる為、アーチャーは自身の真名を口にはしなかった。 ただ、アーチャーは―――自身の中に灯る『漆黒の意思』により納得をしていた。 自分はあの『ジョナサン・ジョースター』と対の存在であることを。 ★ ---- 【クラス】アーチャー 【真名】ジョニィ・ジョースター@ジョジョの奇妙な冒険 【属性】混沌・善 【パラメーター】 筋力:D 耐久:D 敏捷:D 魔力:A 幸運:E 宝具:D~A 【クラススキル】 対魔力:D  一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。  魔力避けのアミュレット程度の対魔力。 単独行動:C  マスター不在・魔力供給なしでも長時間現界していられる能力。  Cランクならば1日現界可能。 【保有スキル】 漆黒の意思:A  目的へ向かう意志が恐ろしく強く、殺人すら厭わない覚悟を持つ。  精神干渉系魔術をシャットアウトし、戦闘時には『直感』の効果を発揮する。 騎乗:D  騎手なので馬は余裕で乗りこなせる。 神性:E  アーチャーは聖人の遺体に取り憑かれた経緯がある。  未遂とはいえその遺体を破壊しても構わないとした瞬間もあった。  神性を持つ宝具に対してそれなりの耐性を発揮する。 黄金の回転:-  生命にある自然美の一種「黄金長方形」の軌跡で回転することにより  「無限」の力を引き出す技術。ただし「黄金長方形」を視認しなければ発動できない。 【宝具】 『スローダンサー』 ランク:E 種別:対人 レンジ:- 最大補足:1人 アーチャーと共にスティール・ボール・ランレースを駆け抜けた愛馬。 高齢だが、その分知識と経験に溢れている。 『タスク』 ランク:D~A 種別:対人(対界) レンジ:- 最大補足:1人 聖人の遺体により発現したスタンドという精神を具現化したもの。 自身の爪を高速に回転させて弾丸のように発射したり、物体を切り裂く。 スタンドはスタンド使いにしか視認できないが、聖杯戦争においてそのルールはない。 ACT1  指の爪を回転させ、爪を弾丸のように飛ばす。 ACT2  『黄金の回転』で爪を回転させ、打った爪弾の弾痕が自動的に目標を追尾して破壊する。  ACT2以降は新たな爪が再生するまで待たねばならない。 ACT3  自身を爪弾で撃つことにより、自らの肉体を穴に移動させる。  穴はジョニィ以外のものが触れると粉砕する。 ACT4  筋力:A 敏捷:Bを持つ人型のスタンド像へ変化。  『馬の走る力を利用した回転』とジョニィ自身の回転を合わせなければ発動しない。  対象の行動をすべて無効化にし、ダメージも無限で終わりもない。 【人物背景】 本名はジョナサン・ジョースター。トラブルを引き起こし下半身不随となる。 ジャイロ・ツェペリの『回転』で足が動いた事から、希望を見出して『スティール・ボール・ラン』に参加する。 その最中『聖人の遺体』の存在を知り『遺体』の収集を目的とし、最終的に立ち上がれるようになった。 【マスター】 ジョナサン・ジョースター@ジョジョの奇妙な冒険 【マスターとしての願い】 聖杯戦争を止める 【能力・技能】 『波紋』 特殊な呼吸法により血液の流れを変化させ太陽の光と同等のエネルギーを生み出す。 吸血鬼など太陽を弱点とする存在に絶大な効果を発揮する。 負傷した肉体を治療したり、水面を歩いたりすることもできる。 【人物背景】 謎の石仮面の力により吸血鬼となったディオと死闘を繰り広げた。 これがジョースター一族とディオの長きに渡る因縁の物語の始まりである。 **時系列順 Back:[[ダガー・モールス&アーチャー]] Next:[[これ以上『街が』『不運』になる前に]] **投下順 Back:[[ダガー・モールス&アーチャー]] Next:[[これ以上『街が』『不運』になる前に]] |CENTER:Character name|CENTER:Next→| |CENTER:塞|[[全ての人の魂の夜想曲]]| |CENTER:アーチャー(鈴仙・優曇華院・イナバ)|~| ----
聖杯はどの願いまで汲み取ろうとしているのだろう。 少なくとも、夢は願いに含まれていると解釈していいはずだ。 誰かを恨むならば、その者の死を願う。 誰かの死を嘆くならば、その者の生を願う。 億万長者を望むだけだとか、金以外の――とにかく何か重要な物が欲しいとか。 大小様々理由はあれど、それらは正式な願いの一種として判断される。 そう、聖杯にとってみれば。 戦争をする代償とは吊り合わない些細な願いも、結局は願いでしかない。 ただの平穏を願うことでさえ……… ☆ 自覚すれば至って単純だった。 この<新宿>は自分のいた国ではない、自分が住むべき国ではない。 あらゆる願いが叶えられる聖杯。 願いはない訳ではない、それは些細な願いでしかなかったのだから。 何故その答えに辿りつけなかったのだろうか? これも聖杯の力と説明づけてしまっていいはずだ。 答えはソレで間違いない。しかし、未だに納得が出来なかったのである。 愛した女性とのハネムーン。 アメリカ行きの船での記憶が何度も繰り返され続けていた。 彼女との些細で平穏な幸福を、未来を、願ったのかもしれない。 ただ、聖杯戦争の犠牲者たちと天秤で比べるにはおこがましい事なのだ。 「……僕の話に付き合わせて悪かったね。アーチャー」 「いや、君の意思を理解した。君は聖杯を手に入れるつもりがない」 アーチャーの返答に、彼――ジョナサン・ジョースターは強く頷いた。 「ごめんよ、君にも願いがあるはずなのに」 「後悔はいくらでもあるけど……それはもういいんだ」 「そうか、ありがとう」 ジョナサンはアーチャーの返答に心の底から感謝したのだろう。 その程度のことは、アーチャーでなくとも伝わり切った。 聖杯を手にせず、聖杯戦争を打破するのは茨の道、一寸先も見えない闇を進むような感覚。 しかし、ジョナサンには『黄金の精神』という光が輝いている。 勇気、優しさ、精神力、覚悟、潔さ。 人間賛歌を象徴するに相応しい人間の一人がジョナサンだった。 一方で 「アーチャー。一つだけ聞いていいかな? 君と僕は、どういう関係なんだい」 「………」 「急にこんな事を尋ねるのも変だろうけど……僕は君に『繋がり』を感じているんだ」 「それは気のせいだと思う。僕は、君らしい人間との『繋がり』はないし、ジョースターの姓も知らない」 と、『ジョナサン・ジョースター』は答えた。 そう、アーチャーもまた『ジョナサン・ジョースター』だった。 容姿や経歴、魂の在り方。全てが異なるのだが、二人共『ジョナサン・ジョースター』なのには変わりがない。 アーチャーは、マスターのジョナサン・ジョースターの存在は知らない。 もしかしたら未来の子孫がマスターなのか? それとも全く異なる、平行世界のジョナサン・ジョースターか? 別に隠すほどのことではないが、奇妙過ぎる為、アーチャーは自身の真名を口にはしなかった。 ただ、アーチャーは―――自身の中に灯る『漆黒の意思』により納得をしていた。 自分はあの『ジョナサン・ジョースター』と対の存在であることを。 ★ ---- 【クラス】アーチャー 【真名】ジョニィ・ジョースター@ジョジョの奇妙な冒険 【属性】混沌・善 【パラメーター】 筋力:D 耐久:D 敏捷:D 魔力:A 幸運:E 宝具:D~A 【クラススキル】 対魔力:D  一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。  魔力避けのアミュレット程度の対魔力。 単独行動:C  マスター不在・魔力供給なしでも長時間現界していられる能力。  Cランクならば1日現界可能。 【保有スキル】 漆黒の意思:A  目的へ向かう意志が恐ろしく強く、殺人すら厭わない覚悟を持つ。  精神干渉系魔術をシャットアウトし、戦闘時には『直感』の効果を発揮する。 騎乗:D  騎手なので馬は余裕で乗りこなせる。 神性:E  アーチャーは聖人の遺体に取り憑かれた経緯がある。  未遂とはいえその遺体を破壊しても構わないとした瞬間もあった。  神性を持つ宝具に対してそれなりの耐性を発揮する。 黄金の回転:-  生命にある自然美の一種「黄金長方形」の軌跡で回転することにより  「無限」の力を引き出す技術。ただし「黄金長方形」を視認しなければ発動できない。 【宝具】 『スローダンサー』 ランク:E 種別:対人 レンジ:- 最大補足:1人 アーチャーと共にスティール・ボール・ランレースを駆け抜けた愛馬。 高齢だが、その分知識と経験に溢れている。 『タスク』 ランク:D~A 種別:対人(対界) レンジ:- 最大補足:1人 聖人の遺体により発現したスタンドという精神を具現化したもの。 自身の爪を高速に回転させて弾丸のように発射したり、物体を切り裂く。 スタンドはスタンド使いにしか視認できないが、聖杯戦争においてそのルールはない。 ACT1  指の爪を回転させ、爪を弾丸のように飛ばす。 ACT2  『黄金の回転』で爪を回転させ、打った爪弾の弾痕が自動的に目標を追尾して破壊する。  ACT2以降は新たな爪が再生するまで待たねばならない。 ACT3  自身を爪弾で撃つことにより、自らの肉体を穴に移動させる。  穴はジョニィ以外のものが触れると粉砕する。 ACT4  筋力:A 敏捷:Bを持つ人型のスタンド像へ変化。  『馬の走る力を利用した回転』とジョニィ自身の回転を合わせなければ発動しない。  対象の行動をすべて無効化にし、ダメージも無限で終わりもない。 【人物背景】 本名はジョナサン・ジョースター。トラブルを引き起こし下半身不随となる。 ジャイロ・ツェペリの『回転』で足が動いた事から、希望を見出して『スティール・ボール・ラン』に参加する。 その最中『聖人の遺体』の存在を知り『遺体』の収集を目的とし、最終的に立ち上がれるようになった。 【マスター】 ジョナサン・ジョースター@ジョジョの奇妙な冒険 【マスターとしての願い】 聖杯戦争を止める 【能力・技能】 『波紋』 特殊な呼吸法により血液の流れを変化させ太陽の光と同等のエネルギーを生み出す。 吸血鬼など太陽を弱点とする存在に絶大な効果を発揮する。 負傷した肉体を治療したり、水面を歩いたりすることもできる。 【人物背景】 謎の石仮面の力により吸血鬼となったディオと死闘を繰り広げた。 これがジョースター一族とディオの長きに渡る因縁の物語の始まりである。 **時系列順 Back:[[ダガー・モールス&アーチャー]] Next:[[これ以上『街が』『不運』になる前に]] **投下順 Back:[[ダガー・モールス&アーチャー]] Next:[[これ以上『街が』『不運』になる前に]] |CENTER:Character name|CENTER:Next→| |CENTER:ジョナサン・ジョースター|[[全ての人の魂の夜想曲]]| |CENTER:アーチャー(ジョニィ・ジョースター)|~| ----

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