敗退したマスターが聖杯戦争を複数回経験する事例は、あらゆる例外を考慮に入れたとしても極めて稀である。
万能の願望器を求め、際限なくその凄惨さを増す殺し合いだ。生還できた者ですらそう多くはない。
熟達した古強者、今日の裏世界を代表する新鋭、あるいは巻き込まれただけの戦う意思すらなかった子羊。
聖杯戦争から日常に戻れた彼らは、自分たちなりの悟りや救い、あるいは諦めを経て聖杯への執着心と決別する傾向にある。
聖杯に託し叶えようとした、己だけでは届かない願いが絶えても、敗者たちは自分の足で進む道を見つける。見つけなくてはならないのだ。

「……バーサーカー、手前ェ、まさか……!」

そしてここ<新宿>の聖杯戦争の参加者の一人、番場真夜もまた聖杯戦争に参加するのは初めての経験だった。
それ以前に魔術師でさえない彼女が、サーヴァントとの契約状態における魔力消耗の度合いを適正に把握できないことは責められまい。
バーサーカー……シャドウラビリスを召喚して以来、真夜の憔悴ぶりは日ごと増していた。
己の主人格である番場真昼の身の安全、そして偽りとはいえ得た平穏な日常を守ることを命じたサーヴァントは忠実にその任務を果たしていた。
二画の令呪を消費した事による縛り、シャドウラビリスの意向とは関係なく遵守されて当然のことではあったが、真夜は奇妙な違和感を覚えていた。
"有事を起こすな"という絶対命令を出しているのだから、当然サーヴァントとして使用する魔力も微細のはず……その理解が、現実に沿わないのだ。
毎夜悪人を探して殺し、魂食いで魔力不足を補う事を忌避する真夜ではないが、本当に毎夜それを行わねばならない事には辟易していた。

学校から帰宅した後、あまり外出する事のない真昼はかなり早い時間に就寝する。日が沈み、0時を回る前に真夜が起きて聖杯戦争に参加する、というのが彼女たちのタイムスケジュール。
しかし今日、7月14日は友人の誕生日と言う事で真昼は学校を終えてそのまま遊興に参加し、帰り道に真夜が体の主導権を握り、家に帰る事なくそのまま狩りに興じていた。
その倦怠感を基幹としてバーサーカーの戦いぶりを眺めていれば、自分の性分にピッタリはまる、そのあまりに無駄が多い……豪快な暴れようも変わった物に映る。
時折夜の街に現れる、他のマスターとサーヴァントが使役したらしき怪物。悪魔としかいいようのない異形と交戦するバーサーカー。抵抗すらできないただの人間を襲うバーサーカー。
どちらの戦闘も、一切の加減がないのだ。彼女が狂戦士のクラスで召喚されているとはいえ、真夜が必要以上に能力を使うなと指示してもそれは変わらなかった。
表情の変わらない彼女の眼に、嘲弄の気配を感じた真夜はさらに詰問する。バーサーカー特有のたどたどしい言語能力で、シャドウラビリスは簡潔に答えた。

「わざとやってやがるのか……? 毎度派手によぉ」

「―――ャァァ(Yes)」

「溜める力より使う力のほうがでかいんじゃ、毎晩暴れねえといけねえ。真昼が寝不足になっちまうだろうが」

「―――」

「黙ってんじゃねえ!」

今夜の魂食いの獲物は、欧米人2人と、小柄なアジア系外国人1人。
ズタズタに引き裂かれた彼らの肉片と血を啜るシャドウラビリスが持つ戦斧からは絶えず魔力が放出され、彼女が召喚した魔牛も姿を消さずに唸り声を上げている。
精気が磨り減っていく感覚が真夜を襲い始めると、測ったように戦斧と魔牛は姿を消す。魂食いで得た魔力をすぐさま使い切る意図があるのは明らかだった。
激憤しそうになるのを抑えながら、真夜は己のサーヴァントを睨みつけてその真意を糺した。

「令呪で出した命令を忘れたか? なんで真昼を守る時の為にやってる狩りを無駄にするようなことをする?」

「―――ゥィィィ(No)」

搾り出すように、シャドウラビリスは否定の呻き声を上げた。首を横に振る仕草を見て、真夜はイライラと足元の肉片を蹴り飛ばす。
バーサーカーは「真昼を守れ」「真昼を危険に近づけるな」という令呪の縛りに背いていない、と主張している。
互いの存在を知る別の人格とはいえ、解釈によっては同一人物とも言える真昼と真夜だが、真夜は聖杯戦争の事を真昼に隠し、サーヴァントを使役する消耗も一心に引き受けている。
そしてシャドウラビリスと共に戦場に出てきている以上、二人をイコールで繋げることは出来ず、「真昼を危険に近づけるな」という命令は肉体を共有し令呪を課した真夜自身には適応されない。
より単純な「真昼を守れ」という命令については、真夜の肉体が破壊されれば真昼も死ぬためにシャドウラビリスには真夜を全力で守る義務があるのだが。
令呪による縛りが長期的かつ多面的な見方ができる命令であったことがこの失態を生んでいる以上、真夜としてはバーサーカーをただ非難するだけでは足りない。
マスターとしての采配をし直す必要があるのだが、残った令呪は一画。他の主従と逢い見える前に切り札を全て使い切るのはあまりに先が危ぶまれる。
まずはサーヴァントの意思を確認する必要があるか、と真夜はシャドウラビリスの暴挙の根源的な理由を探らんとする。

「いったい何が不満でこんな事を? 言っちゃなんだがオレはマスターとしちゃ三流以下だ、力を無駄遣いしていい道理はないぜ。お前だって他のサーヴァントと戦う時に存分に暴れられなくなるぞ」

「―――戦う」

「そうだ、お前は戦う為に喚ばれたんだろ」

「戦って、殺す」

「……」

言葉少なに返すバーサーカーの感情の揺れを、主従を繋ぐパスを通して検分する真夜。
どうやらシャドウラビリスには、潜伏するとか雌伏するとかいった思考が頭に一片もないらしい。
昼は……『番場真昼』である時には聖杯戦争に参加しないマスターを急かす為、そして派手に暴れることで自分を他のマスターに察知させる為に、毎夜派手に動く必要性を作っているというのか。
マスターが真夜である時に行った暴挙により真昼へ危険が及んでも、それは危険が向こうから近づいてきたというだけであり、シャドウラビリスとしては正当に迎撃すればよいだけ。
凶暴で鳴らした真夜でさえ、勝率計算という概念を持たないかのようなバーサーカーの浅慮には絶句せざるを得なかった。

言葉少なに返すバーサーカーの感情の揺れを、主従を繋ぐパスを通して検分する真夜。
どうやらシャドウラビリスには、潜伏するとか雌伏するとかいった思考が頭に一片もないらしい。
昼は……『番場真昼』である時には聖杯戦争に参加しないマスターを急かす為、そして派手に暴れることで自分を他のマスターに察知させる為に、毎夜派手に動く必要性を作っているというのか。
マスターが真夜である時に行った暴挙により真昼へ危険が及んでも、それは危険が向こうから近づいてきたというだけであり、シャドウラビリスとしては正当に迎撃すればよいだけ。
凶暴で鳴らした真夜でさえ、勝率計算という概念を持たないかのようなバーサーカーの浅慮には絶句せざるを得なかった。

「……どうすっかなぁ」

「昼(マスター)に、夜(マスター)が、隠すから、よく、ない」

「真昼が自分でやるって決めるまでは、今の方針を変える気はねえ……何だ?」

ポトリ、と真夜の頬に水滴が落ちる。
シャドウラビリスが縦横無尽に散らかした死肉が電線にでも引っ掛かったのか、と夜空を見上げた真夜の表情が驚きに染まった。
何の予兆もなく、滂沱の雨が路地裏に降り注いだのだ。壁のひびさえ怪物に見えるような不気味な周囲の風景が、余計に嫌味を帯びていく。
今宵の狩場は南元町の一角、不法入国した外国人たちの溜まり場となっている通り。悪人探しの為に新宿全体を駆け回る真夜には決まった活動拠点はない。
だからこそ新宿全域のニュースに全て目を通していたが、今日は一日晴れの予報だったはず。
通り雨か、と舌打ちして駆け出す真夜。どの道、この場所に留まる理由はない。……だが。

「……バーサーカー?」

「ゥゥゥゥ……!!」

霊体化を念話で命じたシャドウラビリスが応じず、唸り声を上げていた。
鉄面皮を破って歓喜と暴虐が入り混じった、マスターでさえ初めて見る表情。
そんなシャドウラビリスが見据えるのは、一角の深部、明かりのない最奥。
やがて足音が聞こえる。狂戦士がいるとも知らず、恐れのない足取りで何者かが歩いてくる。

―――いや、その"何者か"は真実、無知な子羊なのだろうか?

「雨が降ると……傷が痛む。だから皆が傘を差す」

「……?」

奇妙な男だった。髪型や服装もどこか現実離れしているが、何よりその醸し出す気配が奇妙だった。
見れば、降りしきる豪雨が男だけを避けているかのように、その体は全く濡れていない。
真夜の全身を緊張が走る。この異容、聖杯戦争に関わりある人物であると断ずるには十分だ。
念話を行うまでもなく、シャドウラビリスが臨戦態勢に入る。男は周囲に散らばる死体を冷たく見渡しながら、言葉を続けた。

「傘がいらない人間は、自分の人生を呪っているヤツだ……目的の為なら痛みも意に介さない。お前はどうだ?」

「■■■■■■■■■■■ーーー!」

男の言葉が終わると同時に、シャドウラビリスが戦斧を具現させて突撃する。
真夜にとっては何度も見てきた光景で、1秒も経たずにミンチを作り出す結果を生んできたそれを目にしてなお、真夜の緊張は解けない。
その反応は正しく、シャドウラビリスの猛進空しく、男の鼻先で斧は止まった。
斧を防いだのは、細身のサーベル。事も無げに鉄の巨塊を撥ね退けるそれを振るうのは、男ではなく異形の輝鋼。
濁った光を放ちながら突如出現した、銀色の甲冑姿を見れば誰もが息を呑むだろう。
とりわけマスターである真夜には、簡易な文字列がその周囲を取り巻いて見えた。シャドウラビリスを目視した時と同じ現象だ。

「サーヴァント……!?」

「フン!」

間髪入れず、銀色のサーヴァントの拳がシャドウラビリスの顔面に打ち込まれる。
空気を抜かれた風船のように吹き飛ばされた己のサーヴァントが壁を崩しながら足元まで転がる姿を見ながら、真夜は拳銃を懐から取り出す。
だが直後、拳銃は使い物にならなくなった。豪雨が意思を持っているかのように弾層部に集中し、火薬を湿気らせたのだ。
魔牛・アステリオスを顕現させながら立ち上がるシャドウラビリスは、真夜の指示など聞くことはないだろう。
そう理解している真夜の行動は素早かった。暗殺者としての基本に、敵の懐では戦わないということがある。
この雨の正体は不明だが、その渦中にいてはいけない事だけは確かだ。
シャドウラビリスの徹底抗戦の構えもあってか、その場を離れるべく駆け出した真夜を追う者はいなかった。

「逃げたか。マスターが聞いて呆れるというものだ」

「放っておけばいいだろう、セイバー。サーヴァントさえ片付ければマスターはいつでも殺せる。……身元もこれで分かる」

セイバーのマスターが、真夜の落とした手帳を拾い上げる。学校の生徒手帳のようで、自宅の住所は記載されていないが十分な情報だ。
アステリオスを背後に迫るバーサーカー・シャドウラビリスを、セイバー・シャドームーンが迎え撃つ。二つの影が交錯する。

「存分に暴れるがいい……そして、次期創世王の力を知れ」



<新宿>の片隅、南元町は大変に治安が悪く、反社会勢力の温床となっていた。
とりわけその区画の下部は<新宿>においても他に類を見ないほどに煩雑とした混沌に満ちていた。
ビザを持たない不法入国者がたむろする魔境は、"食屍鬼街(オウガーストリート)"と呼ばれて恐れられ、近づく者もそうはいない。
しかしウェザー・リポートにとっては、探し物の一環としてふらりと立ち寄ったその街に脅威を感じる要素は微塵もなかった。
聖杯戦争に参加している彼は、サーヴァントを用いずともチンピラ程度に遅れは取らない戦闘力を有している。
余所者に絡んできた連中を半分殺して半分残し、自分の存在を認めさせる作業は五分とかからず終了した。

「ウェザーの旦那、まーたヤクザもんの事務所が襲撃されたみたいですぜ」

「やあやあ、スカッとする葉が祖国から差し入れされましてね、一緒に飲りませんか」

「ギ ギ ギ! ウシュルウシュル……」

ロクでもない人間の集まりで、生きるためなら共食いは当たり前、人目なくば辻斬りも茶飯事という無法地帯だったが、それだけに集まる情報の質も量も一級品。
ウェザーが召喚したサーヴァント・セイバーの"超"能力によって支配統制した結果、烏合の衆だった食屍鬼街の住民たち同士の争いもなくなり、すっかり住めば都。
拠点として理想的な土地を得たウェザーは、セイバーに今後の方針を委ねた。
聞けば彼は生前、一軍の長だったという。さらに高ランクの単独行動スキルに加え、宝具により無尽蔵の魔力を生成できるセイバーにとってマスターは現世に自分を繋ぐ楔でしかなかった。
ならばマスターであるウェザーよりも立場は上にしてしかるべきだろうという配慮をセイバーは遠慮なく受けた。
ウェザーに待機を命じ、霊体化して新宿を徘徊し千里眼の能力でサーヴァントとそのマスターを探し回るセイバーは、既に片手の指で足りぬ程の主従を捕捉し観察していた。


「早速殺しにいくのか、セイバー?」

「簡単に落とせる相手ばかりではない。競技試合ではないのだ、自分の手で殺す以外の手法が有効な場合もある」

食屍鬼街にてウェザーが平時を過ごす、無人の廃墟と化したコンビニエンスストア。散策から戻ったセイバーが、横倒しになった棚に腰を下ろしてウェザーに指示を出している。
サーヴァントの中でも破格の戦闘力を持つセイバー……シャドームーンをしてここまで慎重を期する理由の一つに、近隣にいる一体のサーヴァントの存在がある。
堂々と街中に神殿を建造するキャスター、メフィスト。セイバーとキャスターというクラス間の相性を凌駕するほどの脅威であると、シャドームーンは一目見て理解していた。
宝具・キングストーンの加護がなければ腰砕けになっていたであろう、あの美貌のキャスター相手では、敵の神殿の中で戦うならば自身も百戦して百勝はできまい、と。
かの神殿、メフィスト病院について入念な調査が必須だと語るセイバーを見て、ウェザーもまた敵の強大さを悟る。
あらゆる面で死角のない強さを誇るセイバーの意見ならば、万に一つの誤りもないだろうと思えるだけの信頼を、シャドームーンは短い期間でウェザーから得ていた。

「幸い、彼奴の陣地は来るもの拒まずの医療施設だ」

「オレには診察券どころか戸籍すらないんだがな……この一帯の住民は全員そうだが」

「その点は問題ない、だが……」

シャドームーンがマイティ・アイで収集した情報によれば、メフィスト病院は患者に報酬以外の何かを求めることをしない。
治療さえできればそれでいい、病気と病人以外の何も見ていない破綻者の居城なのだ。
そも、患者としてウェザーや食屍鬼街の住民たちを送り込むだけでは千里眼以上の成果は得られまい。
シャドームーンとしてはメフィストに対し、医者と患者という関係を一歩超えた位置に入り込みたかった。
ウェザーもその意を汲み、必殺のチャンスを待つためにまずは搦め手から入る事を許容した。

「せっかく人間共を大勢支配下に置いたのだ。あの病院は臓器や輸血用血液の不足に悩んでいるようで都合もいい。連中の職務をサポートしてやろう」

「モツやら血やらの売り込みをやれ、と? セイバー、先に言っておくがオレに商売の才能はないぜ。学問の徒相手じゃ立ち話も自信はない」

「交渉はこちらでやる。お前は食屍鬼街から健康だが能力が低く、諜報の役に立たない者を十人ほど選抜しろ」

「強制ドナー登録から墓場に直行とはこの街の連中もとんだ災難だな。気の毒だがまあ糞を垂れ流すだけで終わる人生よりは人道的に正しく昇天できるだろうな……」

かっては純粋でどこまでも正義を信じていたウェザーだったが、彼は真っ直ぐに生きていれば"幸福"になれるわけではないと、とうの昔に思い知らされている。
全ての人間に消す事のできない憎悪を秘めている彼にとって、『ヘビー・ウェザー』が封じられ死と恐怖を撒き散らさずにその憎悪を抱えなくてはならない<新宿>での生活は苦痛だった。
ここでなら自殺して楽になる事は恐らく可能だろうが、徐倫たちの為にも己の為にも、自身こそが地獄に送らなければならないプッチ神父を殺さずに死ぬわけにはいかない。
よって、ウェザーが<新宿>の聖杯戦争に勝ち残るべく起こす行為には一切の情け容赦も一片の躊躇もなかった。

「とはいえ、美貌のキャスターへの対処はあくまで特別だ。隙のある者共は積極的に狩るのに変わりはない」

「トオサカリンだったか。白昼の大事件を見せてもらったからな……放っておくのもマスター以外は全員死んで分かりやすくなっていいと思うが」

「外部から注目されて聖杯戦争に何らかの横槍が入るのは望ましくない。手遅れの感は否めんが、早期に排除するのが得策だろう」

調達したウィークリーテレビガイドをパラパラとめくりながら、『神楽坂大量殺人事件』を頭に置く特番の数々に目を落とすウェザー。
その犯人は、スタンドとの共感覚の要領で時たまシャドームーンの視覚共通を行っていたウェザーが目撃したマスターの一人、遠坂凛。
報道番組でも連日顔を売る彼女が何を考えてあんな死体の山を築いたのかは不明だが、シャドームーンの言葉にも一理ある、とウェザーは頷いた。
日付が変わるまであと数時間、シャドームーンも今日は出歩くつもりはないらしく腕を組んだまま立ち上がる気配を見せない。
臓物袋を調達してくるか、とウェザーが腰を上げようとしたと同時。外からドタバタと足音が近づき、割れた自動ドアから男数人が顔を覗かせた。

「ウェザー! ……世紀王の旦那もいるとは丁度いいや、大変な事が!」

「ここには来るなと……。どうした? 血相を変えて」

「こないだヤクザもんを殺しまわってる女の噂話をしただろ? それらしいのが凶器を持ってオウガーストリートをノコノコ歩いてやがんのよ!」

「ほう……外見は? 遠坂凛ではあるまい」

「アイヤ、学生服に長髪でスカーフェイス、性格悪そうなツラ構えのガキねーッ。世紀王様が言ってた連中とも違うみたいねーッ」

彼ら食屍鬼街の住民は、施された精神操作によりシャドームーンの姿を見ても特に疑問に思っていない。
顔に刺青を入れた屈強な男と、東洋人然とした小柄な男が口角泡を飛ばしながらまくし立てる姿を見て、ウェザーは人間と向き合う事で心底から湧き上がる殺意を押し留めながら黙って聞いていた。
夏だというのに黒いコートを着込み、シルクハットを被った男が怒りに震えながら語る。

「悲しい事によォォ~~、オレのダチはでけえ鈍器で殴り殺されたんだがよォ~~、その女が持ってるのがダチの死体を作るのに一役買いそうなハンマーなんだぜ!!
 あいつのカタキだとしたら絶対に許せねぇ、恨みを晴らさなきゃいけねえんだ、手伝ってくれよウェザー……頼むよぉ~~~」

「悪いがオレは君を知らない。行くなら早く行けよ……蹴り殺すなり何なり好きにするがいい」

「ハヤーーーッ! 東洋の神秘中国拳法でこのオウガーストリートに来たことを後悔させてやるねーーーッ!」

ウェザーに促されて駆け出した三人の男を見送りながら、シャドームーンが重い腰を上げた。
無言で霊体化するサーヴァントを見て、ウェザーはため息をついて住処の外に出て歩き出す。
念話で確かめるまでもなく、新たに現れた新宿の夜を騒がせる殺人者にシャドームーンが興味を持っていることは明白だ。
マスターであるウェザーとしても、生活圏に踏み込む外敵を排除するという意味で足を運ぶだけの理由はある。
しかし彼らにはそれ以外に、確信に近い予感があった。

聖杯戦争―――その敵の一角とぶつかる事になるという予感だった。




体に当たる豪雨の感触が消えたのは、200m程走った頃だった。
周囲を見回せばまるで空にカーテンでも引かれたかのように、降雨と晴天が分かれている。
奇妙な男の周辺のみに雨が降っているとでも言うのだろうか。
真夜は超常現象に混乱しながらも、暗殺者としての行動に移る。
道端のダストボックスに駆け寄って蓋を開け、忍ばせていたハンマーを取り出して構える。
狩人から獲物に変わったときの為に、フィールドの数箇所に武器を分散させて隠しておいたのだ。

(マスターを殺しちまえば、敵サーヴァントとは再契約の交渉が出来る。バーサーカーとも縁を切りてえのが本音だしな。あのふざけた髪を脳とシェイクしてやるぜ)

マスターとしての感覚で分かるが、シャドウラビリスは激しく魔力を消費しながら交戦中だ。この調子で戦い続ければ消滅も時間の問題。
決着を急がなくてはならない―――最後の令呪を使用してここまでサーヴァントを呼び戻し、追ってくる敵マスターを不意討ちするか、と真夜が思案を始めた時だった。
眼前で南元町を濡らしていた雨が止む。風を切る音が聞こえたかと思えば、軌跡すら目で追えない速度で何かがダストボックスに突っ込み、壁を容易く粉砕した。
戦車が砲撃でもしたのかと思うような大破壊をもたらしたそれを見遣る。砲弾は、あまりに見慣れてしまった姿をしていた。

「バーサーカー!」

「■■■■■■■■■■■ーーー!」

全力疾走で距離をとったつもりだった真夜を一瞬で追い抜いたのは、咆哮を上げる狂戦士。魔牛の腕には、銀色のセイバーが捕らえられ、壁に叩きつけられている。
本来なら原型すら留めない衝撃を受けているだろうに、その緑色の複眼から感じる眼力が微塵も衰えていない事に真夜は気付いた。
人間同士の戦いならこれで決着だったろう。だが、この戦いはサーヴァント戦。ここからが本番……戦場を一瞬で染め上げる暴虐の気配が、真夜の背筋を凍りつかせた。
巻き込まれるまいと駆け出す真夜も気にせず、シャドウラビリスの後先事など考えない全力の攻撃が、連続して放たれる。
地面に、壁に、爆撃じみた痕跡を残しながらアステリオスの豪腕が振り回される。コンクリートに容赦なく叩きつけられるセイバーの表情は、鉄の仮面に覆われて読み取れない。
しかし構う事なく、シャドウラビリスは飛び上がって魔牛が中空に投げ飛ばした敵の身体に戦斧を一撃、また一撃と加えていく。
ある程度の高さまで跳ね上げられ、空中で半回転して地上を見下ろす格好になったセイバーの目に、半身を伸ばして迫る幻影の猛獣が映る。

「壊れ、ろ……!」

アステリオス……迷宮の中で生贄を求め彷徨う魔物の名を持つペルソナの口腔が限界まで広がっていく。
しかしその口はセイバーを飲み込もうとするのではなく、レーザーのような炎を数条吐き出した。
直撃を受けた部分から炎が燃え広がり、全身を炎上させながら落下するセイバー。
その元へ歩み寄るのは、セイバーのマスター、ウェザー・リポート。特に動揺する事もなく、むしろ感心したように燃え上がる己のサーヴァントを見つめている。

「驚いたな、セイバーがここまでやられるとは。初めての経験ってやつだぜ」

「お前も死ぬんだよ!」

勝機と見た真夜がハンマーを構えてウェザーに襲い掛かる。
死角から飛び出してきた真夜を見ることもなく、『ウェザー・リポート』のスタンドが発現して突風を巻き起こす。
しかしハンマーごと真夜を軽々と吹き飛ばした気流も、サーヴァントにとってはそよ風でしかない。
意に介さず暴風を突破してきたシャドウラビリスが振り下ろすスラッシュアックスから逃れるべく、ウェザーは自身の体をスタンドに打たせて移動する。
空振りした斧はそのまま、燃え上がるセイバーに向けられた。バーサーカーである彼女は、手の届く範囲に破壊対象があれば手の届かない対象よりそちらを優先して攻撃する。

「バーサーカー……早く殺れェ……!」

地面に転がる真夜の意識は、痛みとは別の理由で朦朧としていた。
魔力を際限なく吸い上げるバーサーカーの戦闘は、魔術師の素養がない真夜に耐えられるものではない。
それ故に魂喰いを繰り返してきたというのに、シャドウラビリスの愚行のせいで、と恨みに思う余裕すら真夜にはなかった。
とにかく一刻も早く戦闘を切り上げなければ、との思いだけが念となってサーヴァントに届き、それに応えるかのようにスラッシュアックスの渾身の一閃が走る。
首を狩るべく落とされた、猛火のごとき一撃。しかしそれは、唐突にその熱を失った。
斧の柄を、銀色の手が掴んでいる。刃が1ミリも動かない事に気付いたバーサーカーが目を見開いた。
その金色の目を見返す緑の複眼が、鋭い輝きを増していく。全身を覆っていた炎も掻き消え、その身体には目立つ傷など一つもない。
炎だけではなく、夜空の月が落とす光さえも、セイバーのサーヴァント・シャドームーンの身体に融けて吸収されていく。

「終わりか? 人形遊びは……」

シャドームーンの言葉と同時に、アステリオスの影は完全に消滅した。
顕現させるだけの魔力をマスターから得る事ができなくなったのだ。
片手を斧から離し、シャドームーンの顔面に拳を打ち込むシャドウラビリス。
身じろぎすることもなくその一撃を被弾したシャドームーンは、淡々と喋りながら腕を引く。

「……ならば、貴様に見るところはもうない」

エルボートリガーが振動を開始し、拳に膨大な力が集中する。
危険を察知したシャドウラビリスの回避を許さぬ速度のパンチは、ただの一撃で彼女の腹部の60%ほどを抉り取った。
霊体が模る機械部品が飛び散っていく。だらり、と地面に対する反発力を失った身体が傾き、膝が地面についた。
その隙を見逃す事なく、シャドームーンはカカト下ろしをシャドウラビリスの肩口に見舞う。
レッグトリガーが超振動し、左腕を壊死させて千切り飛ばした。仰向けに倒れたシャドウラビリスは、もはや自力で立ち上がる事もできない。

「終わりだ」

「っ……!」

真夜は、一息もすることが出来ずシャドウラビリスが壊される様子を見守っていた。
殺人者として屍の上を歩んできた彼女でさえ初めて経験するほどの恐怖が全身に広がっていく。
絶対的な暴力として認識していたバーサーカーが、たった二発の打撃で完膚なきまでに敗北したのだ。
カシャ、カシャ、カシャ……金属の足音が近づいてくるのを感じて、真夜は防衛反応的に両手を前に突き出した。
シャドームーンは真夜を見下ろしながら、誰に対しても同じ、冷たい声色で語りかける。

「令呪を使い、サーヴァントに生命維持を命じろ。回復だけに専念するように、とな」

「……? な、なんで……」

「言う事を聞いたほうがいいな……オレなら生き残るチャンスは逃がさない」

いつの間にか戻ってきていたウェザーの言葉に条件反射で応じ、真夜の令呪が輝く。命令は『回復のみに専念せよ』。
最後の一画、などと惜しむ暇すらなかった。数秒の躊躇が命を奪う結末をもたらすのは明白。
実体化が不可能になるほど魔力が枯渇し、消えかかっていたシャドウラビリスの霊質が令呪の魔素を取り込んで活性化する。
欠損した肉体が修復されていくが万全には至らず、僅かに身を起こして敵を睨みつける事が出来る程度に留まった。
完全に回復するまでそれ以外の一切の行動を禁じられたバーサーカーを見遣りながら、シャドームーンがウェザーに一本の鍵を放り投げる。

「戦闘中に通達が来ていたぞ。今日から聖杯戦争の……フン……本戦が始まるとの事だ」

「じゃあこいつらはフライングでギリギリ失格したカワイソーなオリンピック選手ってわけか……他にもいたが……なんでこいつらは殺さないんだ?」

「土産だ」

シャドームーンが、真夜の髪を掴んでウェザーの足元に叩きつける。
頭蓋が砕ける音を確かに聞いた真夜の意識は、その時点で途絶えた。それは彼女にとって、間違いなく幸福だっただろう。
不思議そうにシャドームーンの行為を見ているウェザーに、念話が届く。その内容には、ウェザーも大層驚いた。

「そこまでやって殺さないのは難しいな」

「指示通りにやれば、朝までは保つ。やりすぎても、急患を受け入れない事はないだろう」

「了解だ、セイバー」

ウェザーは一瞬の躊躇もなく、シャドームーンの指示通りにスタンドを操り始める。
令呪の縛りによりそれをただ見ているしかないシャドウラビリスに、マスターへの忠義はない。
彼女にあるのは彼女固有の葛藤が狂気化した精神だけだ。
しかし、それでも今、目の前で自分とパスで繋がれた少女の身に起きている……起こされている破壊は、彼女の内面の何かを刺激した。

「ゥゥウゥゥゥ……!ァァァァッァァァ……!!!」

「塵掃除の記憶でも蘇ったか? バーサーカー」

シャドームーンは、生理反応を超越した痙攣を起こしている真夜の服から抜き取った契約者の鍵を矯めつ眇めつしながら呟く。
主従それぞれのパーソナルデータが詰め込まれたそれを奪われる事は、全ての手の内を見られることを意味する。
シャドウラビリスの葛藤、その正体も手に取るようにシャドームーンの脳裏に刻まれていた。
ギリギリと歯を食いしばるシャドウラビリスの首を、冷たい金属の手が掴む。

「幸い魔力には余裕があってな……分けてやろう、ありがたく思え」

霊体同士の接触により流し込まれる魔力は、霊石が生成した異質なるもの。
遠慮なく注ぎ込まれる怪魔の奔流にシャドウラビリスの全身は震え上がり、魔力の補充と引き換えに全身に痣が広がっていく。

サーヴァントとマスターの身に起きた破壊が均一化したのは、それから30分ほど後の事だった。



「かなり上手くいったんじゃないか? アナスイほど人体には詳しくないから心配だったんだがな」

「上出来だ。これならあと8時間ほどは生存できるだろう。朝一番で搬送するぞ」

「救急車じゃ、あの病院にいくかどうか分からないからな。タクシーを予約しておこう」

変わり果てた交戦相手の姿を見て、ウェザーとシャドームーンは普段となんら変わりなく会話を続けていた。
およそ人体が絶命を免れる限界まで痛めつけられたマスターと、魔力だけを過剰に与えられて霊体、霊核に至るまで激しく損傷したサーヴァント。
特にマスターは聖杯戦争はおろか、日常生活を過ごす事すら永遠に不可能であろう。後遺症などというレベルの問題ではなく、彼女の身体には正常に機能する部分が殆ど残っていない。
切断されていないことが逆に悲愴な程に形を歪に変えられた四肢は綺麗に折りたたまれて、大きなキャリーバックに入るような人間離れしたポーズを取らされている。
高圧電流により沸騰させられた箇所で特に痛ましいのは眼球だ。傷跡が走っている方の目は、その傷に見合う損壊を果たして零れ落ちている。
サーヴァントは霊体化してマスターの傍に侍り、離れる事すらできない。霊体が回復して万全に戦えるようになるまではこのままだろう。

「これを治せると見込まれる医者か……オレも少し興味が出てきた」

「着いてくるのはいいが、病院内では揉め事は起こすな。患者に手をかけるなど持っての外だぞ……今はな……」

彼らが自分たちの拠点に攻め込んだマスターとサーヴァントを生かしたのは、かの美貌のキャスター・メフィストの手腕を試すためだった。
これほどに破壊されたマスターをどれだけ快復させられるのか? サーヴァントの存在に気付いてもそれを治療しようとするのか? 治療しようとするならば、霊体をどう施術し治すのか?
更に、サーヴァントはバーサーカー。もし回復したのが病院内ならば、病院で暴れだすだろう。そうなった時、病院を捨てて逃げ出すなら神殿の利を奪い殺せる。
病院という神殿をフル活用してバーサーカーを斃そうとするのなら、キャスターの能力を見極めるチャンスになる。
臓器提供という縁結びの他にも、落とせる布石を打てるのならば打てるだけ打っておいた方がいい。それがシャドームーンの決断だった。

「遠坂凛はともかく、セリュー・ユビキタスとバッターというサーヴァントは一切情報が入ってきていない。朝までにもう一度調べておくぜ」

「任せた」

昼間ずっと寝ているだけあり、夜は精力的に働くマスターに満足しながら、シャドームーンは自組と奪った『契約者の鍵』を見比べる。
シャドウラビリスも、番場真夜も、マスターとサーヴァントが似通った要素を持つ傾向に違わずそれぞれ共通する要素を持っていた。
すなわち、誰かの影。シャドウラビリスは光を喰らわんと叫び、番場真夜は光を守らんと願うという違いはあったが、両者共に己の光を強く意識していたことは同じだ。影らしく。
シャドームーンもまた、光……ブラックサンへの意識を片時も捨てた事はなかった。だが、それは真夜やシャドウラビリスの依存や反発という種別の物とは色を異にする。
シャドームーンはそもそも、己をブラックサンの影だと思ってはいなかったのだから。
彼が思い出すのは、先ほどの戦闘で自身が発した一つの言葉。

「人形遊び、か」

シャドームーンという影に対応するブラックサンという光。その二つが互いを高めあいながらも傷つけ合うという意思と意思の激突。
それら全ては、ゴルゴムの新たな創世王を決する為のシステムにより行われた、秋月信彦と南光太郎という人格を無視した茶番……旧創世王の人形遊びに過ぎなかった。
英霊となった今だからこそ、秋月信彦とシャドームーンという相容れない二つの過去の記憶を客観視出来てしまう。ウェザーが「情がある」と称した一瞬があったのもそれが原因だろう。
反英雄シャドームーンとして存在する以上、南光太郎への思いよりもブラックサンへのそれが優先されるはずなのだが……それ程に、南光太郎への感情が強かったのだろうか。

シャドームーンは、己をブラックサンの影だと思ってはいなかった。南光太郎は越えるべき壁であり、自分の対極ではない。己を失った秋月信彦に、自分の対極など存在するはずもない。
南光太郎=ブラックサンは人類の世界を照らす陽の光であり、シャドームーンは月より落ちて人類の世界を陰らせる者。互いだけで完結する関係ではなく、彼らの関係こそが世界を左右する。
彼は<新宿>で在る中で、常にそう己を定義し続け、"秋月信彦"の記憶を"シャドームーン"の中に深く深く沈めてきた。

「負けるはずがない戦いだったということだ」

自分に言い聞かせるように、影の王子が呟く。
英霊として、戦士として背負った物の重みにおいて、シャドームーンは誰に遅れを取るつもりはない。
人間の醜さや愚かさの象徴、頂点とも言うべきこの<新宿>において、人類の文明文化を終末に導くべく造られた存在である彼の暗黒の誇りは、最大に高まり……。

しかし、一人の男の顔を、どうしても脳裏から消す事ができないでいた。






【四ツ谷、信濃町方面(南元町下部・食屍鬼街)/1日目 午前01:30分】

【番場真昼/真夜@悪魔のリドル】
[状態]魔力消費(絶大) 、各種肉体的損傷(極大) 、気絶、脳損傷、瀕死、自立行動不能
[令呪]残り零画
[契約者の鍵]無
[装備]ボロボロの制服
[道具]
[所持金]学生相応のそれ
[思考・状況]
基本行動方針:真昼の幸せを守る。
1.-
[備考]
  • ウェザー・リポートががセイバー(シャドームーン)のマスターであると認識しました
  • 本戦開始の告知を聞いていません。
  • 拠点は歌舞伎町・戸山方面住宅街。昼間は真昼の人格が周辺の高校に通っています。




【シャドウラビリス@ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ】
[状態]左腕喪失、腹部損壊 霊体損壊(大)、魔力(キングストーン由来)最大充填
    令呪による命令【真昼を守れ】【真昼を危険に近づけるな】【回復のみに専念せよ】
[装備]スラッシュアックス
[道具]
[所持金]なし
[思考・状況]
基本行動方針:全参加者及び<新宿>全住人の破壊
1.全てを破壊し、本物になる
2.回復に専念する
[備考]
  • セイバー(シャドームーン)と交戦。ウェザーをマスターと認識しました。
  • シャドームーンのキングストーンが生成した魔力を供給されましたが、代償として霊体が損傷しました。
  • 霊体の損壊は何の処置も施さなくても、魔力を消費して半日ほどで全回復します。




【ウェス・ブルーマリン(ウェザー・リポート)@ジョジョの奇妙な冒険Part6 ストーンオーシャン】
[状態]健康、魔力消費(小)
[令呪]残り三画
[契約者の鍵]無
[装備]普段着
[道具]真夜のハンマー
[所持金]割と多い
[思考・状況]
基本行動方針:元の世界に戻り、プッチ神父を殺し、自分も死ぬ。
1.優勝狙い。己のサーヴァントの能力を活用し、容赦なく他参加者は殺す。
2.早朝、番場真夜をメフィスト病院に搬送する。
3.それまでは食屍鬼街でセリュー・バッターの情報収集を行う。
[備考]
  • セイバー(シャドームーン)が得た数名の主従の情報を得ています。
  • 拠点は四ツ谷、信濃町方面(南元町下部・食屍鬼街)です。




【シャドームーン@仮面ライダーBLACK RX】
[状態]魔力消費(小) 、肉体的損傷(小)
[装備]レッグトリガー、エルボートリガー
[道具]契約者の鍵×2(ウェザー、真昼/真夜)
[所持金]少ない
[思考・状況]
基本行動方針:全参加者の殺害
1.敵によって臨機応変に対応し、勝ち残る。
2.他の主従の情報収集を行う。
3.メフィストを警戒、早朝に食屍鬼街の住民の臓器及び血液を提供する取引を試みたい。
[備考]
  • 千里眼(マイティアイ)により、拠点を中心に周辺の数組の主従の情報を得ています。
  • 南元町下部・食屍鬼街に住まう不法住居外国人たちを精神操作し、支配下に置いています。
  • "秋月信彦"の側面を極力廃するようにしています。



時系列順


投下順



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00:全ての人の魂の夜想曲 ウェス・ブルーマリン 21:餓狼踊る街
セイバー(シャドームーン)
00:全ての人の魂の夜想曲 番場真昼/真夜 21:餓狼踊る街
バーサーカー(シャドウラビリス)