「聖杯戦争……なぁ……」

 ぼりぼりと頭を掻きながら、その男は呟いた。
その声には隠したくても隠し切れない嫌悪の念が浮かんでいる。心底乗り気じゃない。そう言った空気が表情のみならず、身体のあらゆる所から発散されていた。

 古風な服装の男だった。今時着用している者など天然記念物に指定しても問題ない黒い長ランに学帽。
この平成の時代、時代錯誤にも程がある蛮カラ風の服装は、ある意味で人目を引いてしまうだろう。だが服装よりも何よりも、その顔つきだ。
見るがいい、その右目から縦に走る古い切傷、生やした口髭太い眉、そしてその厳つい顔立ち!! 壮年のヤクザと言われても、何の疑問も抱くまい。
……だが一番の驚きがあるとすれば、男の年齢であろうか。この男が、こんな風貌であるにもかかわらず、なんと高校生であるのだ。
天地が引っくり返りかねない程の驚愕の事実であろう。百九十cmはあろうかと言う長身に、高校生離れした恵まれたガタイ。
総合的に見るに高校生と言うより、体育大学の応援団か右翼青年にしか見えないこの男。
彼こそは東京都内に存在する全寮制の超スパルタ私塾、男塾の一号生、富樫源次その人である。

 ただでさえ厳めしいその面を、不機嫌に歪めさせて富樫は考え込む。
それは、小学校中学年並の教養しか存在しない己の頭の中に刻まれた、ある知識であった。
新宿区……ではなく、<新宿>で開催される、聖杯戦争なる催し。掻い摘んで言えば、富樫は殺し合いをする為にこの場に招聘された、と言う事だ。
富樫は御世辞にも頭の良い男とは言えないのだが、それでも、ある程度の常識は心得ている。少なくとも自分達の住んでいる世界の新宿区は、<亀裂>などと言う珍妙なものはなかった筈だ。

「ケッ、反吐がでる!!」

 胸糞悪さと、現状の混乱のせいで、思わず口に出してしまう富樫。
見るからに素行の悪そうな不良らしい姿の富樫であるが、その実この男は、男気溢れる義理人情に厚い日本男児。
確かに喧嘩っ早い側面もあるし、殺人ですらが許容の範囲内と言う狂った催しに何度も身を投げ入れた経験だってある。
しかし、殺人だけはこの男の矜持が許さなかった。しかも戦う相手が殺されても文句の言えない外道でもなければ、死をも覚悟している誇り高い武術家ですらない。
聖杯に縋ってでも願いを叶えたいただの人間が殆どであるのならば、猶更殺人何て出来る物ではなかった。

 そもそも、何でも願いを叶えると言う事を餌にして、参加者全員で殺し合せると言う趣旨が気に食わなかった。吐き気を催す程にゲスな考えではないか。
二週間ほど前に富樫も含めた男塾の全員が、藤堂兵衛が主催する天挑五輪大武會も業腹なイベントであったが、今回富樫が巻き込まれた聖杯戦争はそれと同等。
いや、それ以上に怒りを覚える内容だった。人間の弱みに付け込んで、或いは、願いを叶えたいと言う必死な思いを利用しているだけなのだから、富樫が怒りを覚えるのも当然である。

「のぉ、『カービィ』、俺はどうすりゃええんじゃろうか」

「ぽよ?」

 そう言って富樫は、自分の足もとで唐揚げの山盛りとメガ盛りフライドポテト、トマトをふんだんに使ったサラダの山盛りをバクバク口にするピンク色の球体に目線を下ろした。
つぶらな瞳、短いまんまる手足。その愛くるしい姿を初めて見た時、ガラにも無く富樫は、本気で可愛いと思った程である。
口元をトマトで赤く濡らしたこのピンクの球体、名を『カービィ』と言うらしい。聖杯戦争において割り当てられたクラスは、ライダー。騎乗兵のクラスだ。

 場所は<新宿>某所のカラオケ屋、その店内であった。
訳も解らず男塾の寮から<新宿>の人気のない路地裏へと呼び出された富樫、其処こそが彼と、契約者の鍵に導かれてやって来たカービィの出会った場所であった。
このサーヴァントは自由奔放な側面が強いだけでなく、恐ろしく食い意地の張ったサーヴァントであった。
近くに興味の引くものや美味しそうなものがあるとみるや、すぐに霊体化と言う他人に姿を見られないようにする状態を解除してしまう程に。
これが人間の姿であるならばさして目立たなかっただろうが、いかんせんピンク色の動く球体、と言う珍獣めいた姿だ。衆目を集めない訳がなかった。
その結果が、カラオケ屋だ。此処なら個室があって目立たない上に、ルームサービスの食事を持って来させればカービィの機嫌も良くなる。
……カービィが上機嫌になればなるほど、富樫の財布の中身が反比例して行くように素寒貧になって行くのが、彼にとっては泣き所であるが。

「カービィ、俺はこの聖杯戦争に乗るべきなんじゃろうかのう?」

 富樫の迷いは其処にあった。
ドスを肌身離さず持ち歩き、取っ組み合いの喧嘩なら同じ一号生の虎丸と同じ位に好きな富樫ではあったが、殺し合い、
しかも、恨みもなければ戦う義理もない者達と戦うのだけは、死んでも御免であった。
しかし、途中退場は出来ないのである。富樫がもし此処から生きて帰りたいのならば、他の参加者を全員殺し、聖杯に元の世界への帰還を願う以外にほぼ術はない。

 ……それにしても、聖杯、である。
如何なる願いをも叶える奇跡の杯、と来たものである。如何な富樫とて、そんな御伽噺の世界から飛び出して来たようなものを無条件で信じる程馬鹿ではない。
絶対に何か裏がある、と、考えてはいた。しかし、自分を別世界に存在すると言うこの<新宿>に呼び出し、剰えこのような、地球上の生命体か如何かすら
解らないカービィを、サーヴァントとして宛がわれては……、その存在を完全に否定する、と言う事も出来ずにいた。

 富樫は俗な男である。願いだってある。
名門女子高の女の事友達になりたいし、彼女らとヤる事ヤりたい。金だって欲しい。男塾指定の学ランではなく、もっと違うイカした学ランを買っておしゃれしたい。
いやそれよりも……天挑五輪大武會で命を散らした数多くの仲間達を、蘇らせてやりたい。
自分と大差ない年齢でありながら、男塾の為、そして塾長である江田島平八の無念の為に、その若い命を散らした先輩と同級生を生き返らせてやりたい。

「……願いを、聖杯で叶えるべきなんじゃろうか、カーイィ?」

 真面目な、しかし、富樫らしからぬ弱気な声色でそう訊ねると、カービィは何故か手足をジタバタさせ始めた。
「うおっ、なんじゃ!?」と驚く富樫だったが、よく見ると、カービィの顔は普段の間の抜けたおっとりとした顔から、キリっとした怒り顔に変貌していた。

「ぽよ!! ぽよ!! ぽよ、ぽよい!!」

 ……何を言っているのかは、全然わからない。
サーヴァントとマスターは何かしらのパスのようなもので繋がっており、ある程度の意思疎通を可能とするらしい。
が、カービィの精神構造や使用言語は地球上のそれとは根本的に異なるらしく、富樫にはカービィが何を言っているのかは理解出来ない。
しかし、この可愛らしいピンク色のサーヴァントが何を言いたいのかは、富樫はしっかりと受け止めていた。
このサーヴァントは、この場での殺し合いを否定している。富樫がその手を血に染めて、願いを叶える事を否定している。
――聖杯自体を信用してはいけない、そう主張している。

 富樫は知らない。
このカービィこそは、住んでいる惑星であるポップスターを襲う様々な危機のみならず、銀河系、果ては宇宙規模の危難をその手で救って来た、破格の英雄である事を。
そして、愛くるしい姿とは裏腹に、確かな正義の心をその身体に宿す勇者である事を。
富樫は一瞬だけだが、カービィの姿が、彼のよく知る男塾一号生筆頭・剣桃太郎の姿と重なって見えた。

「ふ、ふふ、ははは、わはははは!!」

 そうだ、そうである。このカービィが訴えている通りではないか。
聖杯などと言うクソッタレな代物で蘇らせて、男塾の仲間が。江田島平八が。死んでしまった男塾の先輩や同級生達――特に、地獄の獄卒よりも怖い三号生筆頭、大豪院邪鬼が喜ぶものか!!
彼らはきっと非難するだろう。無辜の人間を殺してまで、蘇らせたかったのかと。ならば、男・富樫源次のやる事は、一つである!!

「決めたぞカービィ、俺は聖杯をぶっ壊す!! そんな下らない代物に踊らされる程俺は馬鹿じゃないわい!! 
同じ事を考えてる仲間を見つけて、こんな下らない争いを考えた奴の鼻っ柱をぶっ潰してやらぁ!! 協力してくれるなぽよぽよ!!」

「ぽよ!!」

 カービィもまた、同じ事を考えていたらしい。
いつもの笑顔を取り戻したカービィは、更に乗っていた山盛りの唐揚げとフライドポテト、そしてサラダを凄まじい吸引力で皿ごと吸い込み、ゴックンする。
「化けモンかこいつぁ……」とドン引きする富樫。また何か頼むんじゃろうかと内心戦々恐々としていたが、意外や意外。カービィは食事を止めた。

 ――代わりに、であるが、このピンク色の球体は、カラオケ機器の方へと近づいて行き、その『マイク』を手に取った。
此処はカラオケ店である。カラオケ機材がある事は至極当然の話である。何の矛盾も無い

「おう、歌を歌うんか!! いいぞ、歌え歌え!! 飯を食うより余程安上がりじゃ!!」

 パンパンと手を打って富樫が囃し立てる。富樫は自分が知っている曲をリモコンで入れてやり、カービィをその気にさせる。
メロディが流れ始めた。まだまだ歌詞が流れて来ない。数秒の経過の後で、歌詞が表示された。

「さぁ、歌ってみぃ!!」

 カービィは大きく息を吸い、声を張り上げた。





 ――――――――瞬間、部屋の機材も完璧な防音を施した壁も、床も、全て消し飛び吹っ飛んだ。






【クラス】

ライダー

【真名】

カービィ@星のカービィシリーズ

【ステータス】

筋力D 耐久D 敏捷B 魔力B 幸運A+ 宝具A++

【属性】

秩序・中庸

【クラススキル】

騎乗:A+++
騎乗の才能。乗り物を乗りこなす才能に非常に優れるだけでなく、獣であるのならば幻獣・神獣、竜種まで乗りこなせる。
但し幻獣や神獣、竜種程となると、心を通わせる必要がある。

対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

【保有スキル】

以心伝心:A+
人間以外の動物と心を通わせるスキル。同ランクの動物会話と動物使役を内包するスキル
このランクとなると野生の獣は当然の事、竜種とすらも判定次第では仲良くなる事も可能。
但し初めから仲良くなる気がない、仲間になる気もない、或いは、悪意しか存在しない相手には無効である。

吸い込み:A
凄まじい吸引力を持って相手の攻撃を吸い込み、呑み込んでしまうスキル。
ランクAとなると、ランクEまでの神秘性を有する、物質的な姿を持つ宝具であれば吸い込み、勢いよく吐き出して攻撃に転用させる事が出来、
更に吸い込んだ攻撃が何らかの『属性』を持っていた場合、その性質を『コピー』する事も可能。但し大きすぎる物体や、サーヴァントを吸い込む事は出来ない。

魅了:B
攻撃する気持ちを削がれてしまう愛くるしい姿で、老若男女の攻撃する意思を削いでしまうスキル。
魔力的な要因に依らないスキルの為、対魔力による抵抗は一切不可能で、強い精神性を保証するスキルでない限りは防御不可能。

魔力変換(食物):B
魔力の回復手段を、マスターによる魔力の供給以外に有しているサーヴァントに与えられるスキル。
ライダーの場合は食事をとる事でその栄養を魔力に回す事が出来、捉え方によっては非常に燃費が良いスキル。
但しライダーは規格外の大食いである為、その分マスターに負担される食費量も馬鹿にならない。と言うより、このライダーを運用する上で最もデメリットとなるスキルである。

武芸百般:C
剣やハンマー、曲刀に拳など様々な武器を自由に扱えるスキル。
本来はもっと高いランクを保持していたが、ライダークラスによる騎乗スキルと引き換えに大幅に低下している

【宝具】

『コピー能力』
ランク:E-~C+ 種別:対人~対城宝具 レンジ:1~100 最大補足:1~99
ライダーが有する、何らかの属性や性質、概念を保有した物質を『吸い込み』でコピー、その性質を意のままに扱うと言う生態が宝具となったもの。
扱えるコピー能力は多種多様で、炎や冷気を吐く、電気を纏う、レーザーを射出すると言う実戦的な物から、剣を振るう、ハンマーを振り下ろす等の物理攻撃。
果ては対城宝具に匹敵する程の超轟音や大爆発を発生させるなど、範囲攻撃もカバー。その一方で、ただ眠るだけと言うスカ同然のコピー能力もある。
遠近両方の戦闘をこなせる汎用性の高い宝具であるが、そのコピー能力を扱うには『吸い込む』と言う過程が不可欠で、これを経ない限り宝具の使用は不可能。
更にライダークラスでの召喚の為、この宝具を上回るランクの『コピー能力ミックス』や『スーパー能力』の使用は出来ない。

『睥睨せよ黄金の星(ワープスター)』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:1~1000 最大補足:4
ライダー及び彼の住んでいた一部の住人のみが乗る事が出来る、黄色に薄らと光る五芒星状の乗り物。
本来ならば遠距離移動用の乗り物程度にしか過ぎない宝具なのだが、ライダークラスでの召喚の為そのランクが上がっている。
高度数百mを高速で飛翔する事を可能とするだけでなく、その高さから猛速で落下する事でランク相当の対人宝具として転用させる事が出来る。
ライダーのいた世界では普遍的な乗り物であった為、魔力を消費すれば修理、復活させる事が可能であり、潤沢な魔力さえあれば、乗り捨ててはまた攻撃に、と言った戦法を取る事も不可能ではない。

『穹窿切り裂け虹の竜(ドラグーン)』
ランク:A++ 種別:対城宝具 レンジ:1~1000 最大補足:1~99
ライダーのいた世界に於いて、『伝説のエアライドマシン』としてその名を知らしめていた機体。
乗り物と言う点に限って言えばワープスターと同じであるが、その本質は根本から異なり、この宝具は完全に相手を破壊する攻撃用の騎乗物である。
桜色のボディに先の尖ったフォルム、虹色の翼を持つ、と言う優雅な形状をしており、それだけを見るのならば非常に美しい。
この宝具の運用方法は、ワープスターを遥かに超える程の速度を利用した『突進』と言う極めて原始的なそれ。
しかし、超音速を遥かに超える最高速度のこの宝具の直撃を受けると言う事は、耐久力に優れないサーヴァントならばその時点で即死も同然。
更にそれだけの速度で移動する為に、発生する衝撃波の規模も威力も尋常のものではなく、この衝撃波の直撃も、大ダメージを負うと言う事に等しい。
飛行高度もワープスターを遥かに上回り、この聖杯戦争に限って言えば、世界が許す範囲までの高さを飛翔する事が出来る。
生前の数ある伝説の一つに、城を遥かに超える規模の大きさの、亜空軍の超巨大空中戦艦の装甲をベニヤの様に貫き、衝突の衝撃波で艦全体が破壊されたと言う逸話からも、その威力は推して知るべし。

 破壊の規模、攻撃範囲、そしてその速度。全てがそのランクに相応しいと言える宝具であるが、欠点も少なくない。
発動には令呪一画を消費するだけでなく、発動中は膨大な魔力を消費し続け、極めつけが小回りが全く利かなく、殆ど直線的な移動しか出来ないと言う弱点がある。
特に最後の弱点は致命的で、反射神経と移動速度に優れた、或いは予知能力を持ったサーヴァントには、攻撃を読まれやすいと言う危険性をも孕んでいる。

【weapon】

本来ならばライダー――カービィは様々な宝具を保有していた、全局面に対応出来る万能のサーヴァントである。
セイバーランクならばギャラクシア、或いは虹の剣。アーチャークラスならスターロッド。
キャスターランクならばトリプルスター或いはラブラブステッキ等々。
母星や宇宙の危機を幾度も救ってきたライダーは破格の英霊であり、それに相応しい高ランクの宝具、そして極めて強力な固有スキルを幾つも所持していた。
それらの宝具やスキルは、ライダークラスでの召喚の為持って来れなかったが。

【人物背景】

ピンクのあくまがはねるとき、つわものどもはきょうふにおののく…。

宇宙で最も美しい星とされる惑星・ポップスター。その星に存在する、呆れかえる程平和な国プププランドに住まう住人。
但し最初から住んでいた訳ではなく、春風に乗ってやってきた旅人であるらしい。年齢や性別は一切不詳だが、「わかもの」である事だけは確かだと言う。
自由気ままで大食いなのんびり屋。座右の銘は、明日には明日の風が吹く。大好物はスイカ、或いはマキシマムトマト。
確かに強い星の戦士ではあるが、ゴルドーと毛虫が何よりも嫌い。前者は倒せないから、後者は食べられないからである。

【サーヴァントとしての願い】

沢山の食べ物が欲しいが、人を殺してまでは、と本能的には思っている。




【マスター】

富樫源次@魁!! 男塾

【マスターとしての願い】

なし。聖杯を完全に破壊する

【weapon】

ドス:
何の変哲もない短刀である

【能力・技能】

上記のドスを用いた喧嘩殺法を得意とするが、人間の形をした化物揃いの男塾の生徒の中では富樫の戦闘能力はとても低く、下から数えた方が速い。
富樫を富樫足らしめているのは、その規格外の超幸運――悪運の強さ――と、戦闘続行能力、耐久力、そして不屈の闘志である。
特に悪運の強さは最早異常とも言うべきもので、致死性の毒が体中を回った筈なのに復活、崖から落下し地面に激突したのにもかかわらず生存、治療を受けて復活。
数百mの高さの崖から落下するも先回りしていた先輩に落下を阻止され生存、アルカトラズ刑務所にて本当に刺殺されたのに何の説明もなく復活。
果ては老衰で臨終を確認されたにもかかわらず、招集状を持って来た同級生の声に呼応し復活する等、因果律を歪めているのではないかと言う程に死とは無縁の男。
「地球上のゴキブリが全滅しても俺は死なない」と富樫は発言しているが、全くそれが嘘じゃないのが、彼の恐ろしさである。
江田島平八を除けば、男塾最強の実力者である剣桃太郎は言う。富樫は、男塾の『カオ』であると。

【人物背景】

都内に建てられた創立三百年の全寮制私塾、男塾に在学している一号生。
男塾の切り込み隊長とも称され、ドスを使った喧嘩殺法の使い手。他の生徒達と異なり拳法などは学んでいない。
しかしその根性たるや並外れたものがあり、遥か格上の拳法や技術を持った相手を根性と機転、幸運で下す事も珍しくなかった。
バンカラ風の見た目からは恐ろしく硬派なように思えるが、その実煩悩の塊。女にモテたい、金が欲しい、と言う欲望に忠実な男である。
しかし本質的には他者の苦境を見過ごせず、仲間意識も非常に強く、そして人情に篤い熱血漢。
彼もまた、男塾の教育理念を正しく理解している『漢』なのである。

天挑五輪大武會終了後からの参戦であり、多くの仲間達がその戦いで死んだ――実は生きている――ものとまだ誤認している。

【方針】

聖杯を破壊はする、しかし情報が少なすぎるので、当座は仲間がいないか探してみる。