某日 某時刻
?????????





ミツルギ
(ムゥ‥‥ここは‥‥。)

 胸元にヒラヒラのスカーフがついた、豪奢な赤い服を着たこの金持ちらしい成人男性。
 目覚めてみると、自分がどこだかもよくわからない暗い空き部屋で倒れていた事に気づき、きょろきょろと目を見まわしていた。

ミツルギ
(ま、まさか‥‥私はまた、殴られて監禁されたのか‥‥!?)

 彼の名は、御剣怜侍(ミツルギ レイジ)。──職業は検事である。
 長らく無敗を貫いたこの男は、そのキャリアにおいてもエリート中のエリートであり、将来は検事局長を約束されたような天才検事であった。
 そんな彼も、警察と協力してある事件の調査中に、証拠品の鍵を見つけ、気づけばこの聖杯戦争にマスターとして召喚されていた。

???
「起きたか、マスター。」

 御剣の前には、一人の男がいた。男の姿には見覚えがない。
 聖杯戦争に関する記憶を、何らかの事故によって全く有さないまま連れて来られてしまった彼は、今も自分が置かれている状況を全く把握しておらず、この男に対する警戒心で満ちていた。

ミツルギ
(一体、何者だ‥‥?
 ‥‥このオトコは。)

 顔ははっきりと見えている。御剣より若い男性だ。
 服装は非常にラフで、色は御剣同様、赤を基調とした物である。ただ、御剣と決定的に違うのは、もう少し当世風な恰好であるという点だろうか。
 比較的整った顔立ちながら、あまり活気のあるタイプではなく、御剣に笑顔を見せそうな気配は今のところなかった。

ミツルギ
「キミは、一体‥‥?」

???
「‥‥俺の事がわからない、か。『巻き込まれ型』のマスターみたいだな。
 だとすると、どうするべきか‥‥。
 これじゃあマスターがどんな人間なのかもわからないしな‥‥。」

ミツルギ
「‥‥まさか、キミが私をここに監禁した犯人というわけではあるまいな?」

???
「監禁? ‥‥いや、そういうわけじゃない。
 だが、マスターが今、把握しきれていない事態については、理解している。」

ミツルギ
「‥‥つまり、キミは私が置かれている状況を、知っているという事か?」

???
「ああ。」

ミツルギ
「なるほど‥‥。紹介が遅れたが、私は、御剣怜侍。検事をやっている。
 ‥‥まずは、キミの素性と、キミが知っている事について聞いておこう。」

 そう言って勝気に微笑むと共に、御剣の職業病が始まる。
 裁判で人を追求する癖がついた御剣は、こうして不可解な状況や事件に遭遇した時、その関係者から情報を集めようとするのである。
 捜査、証言、ロジックチェスなど、彼からすればお手の物なのだが、今回はまず、セオリー通り、証言から始める事にした。





~~~~~~追及開始~~~~~~




    ~知っている事~

証言中

「俺の名は、志葉家十九代目当主・志葉丈瑠(シバ タケル)。
 侍戦隊シンケンジャーのシンケンレッドをしている。」

「マスターは、聖杯戦争に巻き込まれたんだ。
 ‥‥聖杯を得る為に、ここで他のマスターと戦う事になる」

「聖杯戦争では、俺たち『サーヴァント』を使って戦わなければならない」

「まあ、言ってみれば、『マスター』が殿様で、俺たちサーヴァントはそれに仕える家臣というところだ」

「そして、聖杯を得れば、自分が叶えたいあらゆる願いを叶える事が出来る」




~~~~~~追及終了~~~~~~





 証言を聞き、青ざめた顔で白目を向いている御剣。

ミツルギ
(な、なんだ‥‥この証言は‥‥。
 ムジュンを探るどころか‥‥言っている事が一つ残らず、サッパリ、ワケがわからんではないか!)

ミツルギ
(‥‥だが、この空き部屋の中に捜査するほど気になる物はない。ここでは、このオトコの証言が唯一の情報源だ。)

ミツルギ
(まずは、片っ端から『Lボタン』でゆさぶって、彼から情報を引きだそう!)







~~~~~~尋問開始~~~~~~



タケル
「俺の名は、志葉家十九代目当主・志葉丈瑠。侍戦隊シンケンジャーのシンケンレッドをしている」



『待った!』



ミツルギ
「‥‥その‥‥『ジンセイジャー』というのは一体?」

タケル
「『シンケンジャー』だ。俺たちは、先祖代々、『外道衆』という魔物と戦っている。
 わかりやすく言えば、『悪党を成敗』する『侍』という所だ。
 そして、俺たち志葉家は、共に戦う四人の侍を従える『殿様』にあたる。」

ミツルギ
「外道衆‥‥悪を成敗‥‥侍‥‥殿様‥‥。
 そのハナシ、詳しく聞かせてもらおうかッ!」

タケル
「殿様の話が気になるのか?
 ‥‥マスターにとって、重要な話ならば続けるが。」

ミツルギ
「ムッ‥‥いや、そんなに重要なハナシではない。
 証言の続きをお願いする。」

ミツルギ
(ただ単にその番組にキョウミが湧いただけとは言えないな‥‥。)




タケル
「マスターは、聖杯戦争に巻き込まれたんだ。
 ‥‥聖杯を得る為に、ここで他のマスターと戦う事になる。」



『待った!』



ミツルギ
「聖杯戦争? 戦うとは、どういう事だ?」

タケル
「‥‥それはこれから話す。」

ミツルギ
(その説明を、まず先に教えてほしいものだ‥‥。)





タケル
「聖杯戦争では、俺たち『サーヴァント』を使って戦わなければならない。」



『待った!』



ミツルギ
「サーヴァント?」

タケル
「俺たちサーヴァントは、かつて一度死んだ英霊だ。マスターの魔力で動く。」

ミツルギ
(‥‥一度死んだ‥‥マリョク‥‥だと? そういうのは真宵クンの方が詳しいかもしれないな‥‥。
 まあ、私はまだ、あの子の言う霊媒や、このオトコのハナシも信じるつもりはないが。)

タケル
「サーヴァントには、『セイバー』、『アーチャー』、『ランサー』、『ライダー』、
 『キャスター』、『アサシン』、『バーサーカー』の7種類のクラスがある。
 俺はそのうちの『セイバー』だ。」

ミツルギ
「なるほど。
 それで、キミたちを、『使う』、とは‥‥?」

タケル
「サーヴァントは、いわばマスターであるお前のパートナーだ。
 マスターの命令を基本的には何でも聞く。‥‥一応、令呪の事も教えておくか。」

ミツルギ
「令呪‥‥?」

ミツルギ
(彼の語る『設定』には、ムズカシイ用語が多いな‥‥)

タケル
「自分の手の甲を見てみろ。」


 御剣が自分の右手の甲を見てみると、そこには『三つ葉』のマークを象った奇妙なマークが入っていた。
 今は薄くて見えづらいが、よく目を凝らせば、そこにははっきりと『三つ葉』のマークの痕がついている。


ミツルギ
「な‥‥なんだこれはあああああああああああああああああっ!!」

ミツルギ
(手で消そうとしても、全然落ちない!)

タケル
「それが令呪だ。それを使えばサーヴァントに二度だけ、どんな命令でも聞かせる事ができる。」

ミツルギ
「い‥‥いつの間に、こんな物が‥‥ふでペンで書いているわけではないようだが‥‥。」

ミツルギ
(マズイ‥‥もし、こんな物をつけたまま生活すれば‥‥また検事局でからかわれるッ!)

タケル
「もし一度でも使えば、令呪は消えていく。」

ミツルギ
「‥‥これは、使えば消えるのだろうか?」

タケル
「ああ。だが使わない方がいいな。
 俺がいざという時にマスターを守れなくなる‥‥もしかすれば、死ぬかもしれない。」

ミツルギ
「ブ‥‥ブッソウな事を!」

タケル
「二度きりだ。‥‥考えて使うといい。
 使う時は、『令呪を以て命じる』と言って、Xボタンで『つきつける』事で作動する。
 ただし、本当に二度きりだ。慎重に使わなければ自分の身が危うくなるぞ。」

ミツルギ
(一体どういう事なんだ‥‥? まさか本当に‥‥。)

→『令呪』を証拠品ファイルにしまった。
 『令呪』……私の右手の甲についているシンボル。ミツバをかたどっている。

ミツルギ
(今の証言‥‥何か気になるところはないか?)

→証言に付け加える。
 いや、別にいい。

ミツルギ
「今の発言、証言に付け加えてもらおうッ!」





タケル
「令呪を使えば、二度だけサーヴァントにどんな命令でも聞かせる事が出来る。」



『待った!』



ミツルギ
「二度だけ‥‥? レイジュを使えるのは、確かに二度なのだろうか。」

タケル
「ああ。一度使うと、令呪は消えていく。
 令呪を使えるのは、どう頑張っても二度だけだ。」

ミツルギ
「ちなみに、どんな命令でも‥‥というのは、一体、どんな命令の事だろう。」

タケル
「どんな命令でもだ。」

ミツルギ
「‥‥だから、それは、どんな命令だと聞いているッ!」

タケル
「‥‥マスターが『目の前の人間を殺せ』と言えば俺は殺すしかなくなる。
 限度があるとはいえ、普通の人間ならば困難な事も、令呪で命じればその時だけ出来るようになる事もあるらしい。」

ミツルギ
「人を殺す、だと? それは‥‥立派な殺人罪だ!」

タケル
「だが、聖杯戦争のルールだ。俺も人斬りにはなりたくないがな。」

ミツルギ
(‥‥そんな物が二度も使えてしまうというのか?)




タケル
「言ってみれば、『マスター』が殿様で、俺たちサーヴァントはそれに仕える家臣というところだ」



『待った!』



ミツルギ
「君が家臣で、私が殿様‥‥だとすると、キミの態度は、いささかソンダイすぎるのではないか?」

タケル
「うっ‥‥!
 ‥‥悪いが、家臣は殿様にどんな態度を取ればいいのかわからない。
 これまで殿様だったからな‥‥偉そうな態度しか取れない。」

ミツルギ
「ムゥ‥‥。」

ミツルギ
(何故か、他人の気がしない‥‥。)

タケル
「マ‥‥マスタあああああああああああああああああああああああっっ!!!!!」

ミツルギ
「う‥‥うおおっ! 何だ、いきなりっ! 驚かせるな!」

タケル
「‥‥いや。忠実で良いサーヴァントというのは、こんな感じかと思っただけだ。
 ‥‥忘れてくれ。」

ミツルギ
(何かあったのだろうか‥‥。)

ミツルギ
「まあ、私への態度はどうこう言わない。
 証言を続けてくれたまえ。」





タケル
「聖杯を得れば、自分が叶えたいあらゆる願いを叶える事が出来る」



『待った!』



ミツルギ
「願いを叶える‥‥?」

タケル
「ああ、どんな願いでもだ。」

ミツルギ
「‥‥そんな技術があるのか?」

タケル
「それが聖杯だ。他のマスターは皆、それを勝ち取る為に戦おうとしている。」

ミツルギ
「‥‥自分の願いの為に、他者を殺すというのか?」

タケル
「それが聖杯戦争のルールだ。」

ミツルギ
「信じがたいハナシだな‥‥。」




ミツルギ
(言っている事は非現実的だが、まずはその非現実を前提にハナシを合わせよう。)

ミツルギ
(彼が嘘を言っているならば、必ずムジュンが生まれる。‥‥そこに付け入るスキがある!)

ミツルギ
(そして、それを見つけた時‥‥)

ミツルギ
(真実への道は、開かれるッ!)




「俺の名は、志葉家十九代目当主・志葉丈瑠(シバ タケル)。
 侍戦隊シンケンジャーのシンケンレッドをしている。」


「マスターは、聖杯戦争に巻き込まれたんだ。
 ‥‥聖杯を得る為に、ここで他のマスターと戦う事になる」


「聖杯戦争では、俺たち『サーヴァント』を使って戦わなければならない」


「令呪を使えば、二度だけサーヴァントにどんな命令でも聞かせる事が出来る。」




→つきつける『令呪』




               i.     i'ヽ、        ,
   、       !ヽ、 _  i.ヽ,.--、 i  ノヽ      ./i           _,.-
   ヽ丶、._   ノ,.._ヽヽ ̄ヽ,._ヽ、`' ´_,.!ヽ 、__ /. |        _. -'./
    ヽ  _.. '´  iヽ、i. '´ .`'´,.ィ ."'´〉.<      !、  __..-‐' ´ /
   ___ ..`''´ ._. -'! 、.!-‐'´ _ .. -<' _,. .'´'´、 <ヽ      ̄       /
  <  _..-'! `''´.、 .ヽ、,シ'´_.ィ',.:'´、.'i i'.ゝ'、ヽ          / ___
   i `-'´,.  !-' _ノ i、_-'´_._-、. r'" ,. ヾ、_.ィヽ    ____    /´  `ヽ、
    !  !.-'´_,.、 !_'´ヽ_> 、´" .'´ : ';'、 /´ >! ヽ..__ ヽ、  `.i、.,'      iヽ
 .  i ,ri `'´_i ''"´ `!  i'´! .、-‐ヾィ.、 `'''´ .i´  `)ヽ.!   ! i    ,. ' _!
   _,`r'"_, `'´_,.._. =ニ、.'i  !''、_/i   ) _> ̄ヽi  /´,、.ィ|  .i i    / /
 ーニ_,. >'´  -、ヽ.   ノ!_.ノ i'ヽ!   '´_...  _ノi   ! /./. 〉!  .||  / /、_
   ヽ_,..イ  / ソ ,.-'´ノ、ー-'‐'´  i''、-‐ 、二!  .'' .| .,' !.  ∥ / /---‐'
     >' / .ハ、_,.:-'´. ヽ、__ノ,i  '´  ,.、_  ヽ.  `iノ   /.| ,:' /
.   < '´_.,.-'´        .>'´_,  !' /. /!.  !`'´   _.-' .!i /
     `´/  _. - ' ´ヽ   /  / !  / //  // _..:‐'´_.. -'ノヾ、ヽ
   . /, -'´       |  _!、_ '、/ .,、!,_/'_.-'/_ : ' _. -'´ r'´   ヽ、ヽ
   -'´        !./  ヾi、__/. 人 _/-'´_ 、'.i'    ヽ_ ...-'. !`ヽ
            !     .ヽ--'  < _ -'´ ヽ     `ー‐''´


(流れていたBGMが消える)




ミツルギ
「‥‥私の手の甲を見てくれ。」

タケル
「‥‥。」

ミツルギ
「ここには、『ミツバ』の絵が描かれている‥‥。」

タケル
「ああ、確かに。」

ミツルギ
「あなたは令呪を使えるのは二回だけで、使う度に消えると言った。
 ‥‥だが。わかるかね? これは『三つ』葉だ。」





ミツルギ
「これでは、二回ではなく、三回使える事になってしまうではないかッ!!」





タケル
「くっ‥‥! ぐおおおおおおおっ!!」

 御剣の私的に動揺した丈瑠は、懐から奇妙な筆を取りだし、空中に『苦』と書いた。
 文字は空中に浮きあがり、丈瑠自身にぶつかり、丈瑠を苦しめる。

ミツルギ
「つまり、キミの言っている事は、明らかにムジュンしているッ!!」

タケル
「くっ‥‥!! はぁ‥‥はぁ……!!」

 丈瑠は、今度は、筆で空中に『安』と書いた。
 文字は空中に浮きあがり、丈瑠自身にぶつかる。
 すると、丈瑠は精神の落ち着きを少し取り戻す。

 ……のだが、御剣にはその大袈裟な証人のモーションが、少し引っかかったようだ。

ミツルギ
「ムッ‥‥。ちょっと待ちたまえ。
 ‥‥なんだそれは?」

ミツルギ
(今、一瞬、空中に文字が書いてあったような気がするが‥‥。)

タケル
「‥‥これの話か?」

ミツルギ
「うム。‥‥それは何だろうか?」

タケル
「‥‥これは、俺の宝具『変身携帯(ショドウフォン)』だ。
 シンケンジャーになる為に使う。」

ミツルギ
「‥‥まだそんな事を言っているのか。
 キミの作った設定は、私が先ほど指摘した通り、既にムジュンしていて‥‥。」


タケル
「つまり、信じないのか?」

ミツルギ
「そういう事だ。」

タケル
「‥‥仕方がない。
 あまり無意味にやりたくはなかったが、実演させてもらう。」



タケル
「一 筆 奏 上 !」



 空中に、丈瑠が『火』の文字を書いて裏返すと、それは丈瑠の顔と重なり、彼の姿を真っ赤な外装に包ませた。
 頭に『火』の文字を象ったマスクを拵えているこの何者かわからない男。
 それは、志葉丈瑠に違いなかった。

ミツルギ
「‥‥なっ。」

タケル
「‥‥これで信じたか。」

ミツルギ
「なっ‥‥何ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!!!!」

ミツルギ
(バ、バカなっ‥‥!
 ニ‥‥ニンゲンが、一瞬で変身した‥‥!?)


タケル
「シンケンレッド、志葉‥‥丈瑠‥‥。」

ミツルギ
「ど、どういう事だ‥‥。どんなトリックを使った!?」

タケル
「すまん。確かに、令呪が二度使えるというのは嘘だ。
 とにかく、出来るだけ少なく見積もっておけば、マスターももっと考えて令呪を使うと思った。
 令呪を使う機会はなるべく減らしておいた方がマスターの為だ。」

→証拠品リスト『令呪』の情報を書き換えた。
 『令呪』……つきつける事で三回だけ丈瑠に言う事を聞かせる事ができるマーク。

ミツルギ
「う‥‥嘘だ、こんな物はあああああああああああああああああああっっ!!!!」

タケル
「‥‥驚くのも無理はないが、トリックや嘘じゃない。
 これから、俺たちはこうして他のサーヴァントやマスターと戦わなければならないんだ。」

ミツルギ
「ならば‥‥私は、本当に、ここで、そんな事に巻き込まれたというのかッ!!」

タケル
「ああ。不幸にも。」

ミツルギ
「ついこの間、不幸にも、何日も連続で殺人事件に巻き込まれたばかりだというのにッ!」

タケル
「‥‥検事っていうのは大変そうだな。」

ミツルギ
「そうだ‥‥! 私の仕事は忙しい‥‥!
 聖杯戦争などやっている場合ではない‥‥!
 そんな物は検事ではなく、弁護士でも連れてやってくれたまえ!
 そうだ、レイジュとやらで、今すぐ私を脱出させる事はできないのか‥‥!?」

タケル
「残念だが、無理だ。ただ、言われれば、俺はここでマスターを守り続ける。
 それが仕える身の義務、だからな‥‥。」

ミツルギ
「くっ‥‥!」

タケル
「今、マスターは事情を詳しくは知らないから、俺たちの状況は他に比べて不利だ。
 ‥‥見たところ、魔力も殆どないようだしな。」

ミツルギ
「‥‥マリョクとやらが欲しいならば、それこそ、弁護士事務所に行って霊媒師を呼んでくれ!」

タケル
「‥‥今の弁護士事務所には霊媒師がいるのか。」

ミツルギ
(これから、本当に彼と共に聖杯戦争をしなければならないのか‥‥?
 くっ‥‥なんという逆境だ。‥‥まるで、弁護席に立っている気分だ!)






【クラス】
セイバー

【真名】
志葉丈瑠@侍戦隊シンケンジャー

【パラメーター】
筋力D(B+) 耐久E(C) 敏捷D(B+) 魔力D(C+) 幸運C 宝具C
※()内のパラメータはショドウフォンを使ってシンケンレッドへと変身した際のパラメータ。

【属性】
秩序・善

【クラススキル】

対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
※シンケンレッド変身時に限る。
 普段はD~E程度。

騎乗:B
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。


【保有スキル】

モヂカラ:C
 文字(漢字)を操り、時に空に書いた文字の意味する事象を具現化する力。
 幼少期からの修行によって身に着けた物であり、セイバーは特に『火』のモヂカラを得意とする。
 尚、本来の志葉の家系の人間は先天的に受け継いだ物であり、Bランク以上になるが、彼は正しくはその血筋の人間ではない為、Cランクより上にはならない。

変化:C
 文字通り、「変身」する。
 彼の場合はモヂカラによるシンケンレッドへの変身の他、そこからの多段変身も可能(ただし膨大な魔力を消費する)。

影武者:E
 生前に持っていたスキル。
 周囲を欺き、「志葉家当主」の影武者として、君臨してきた秘匿の術。
 ただし、正式に志葉家一九代目当主となった為、現在は失われている。


【宝具】

『変身形態(ショドウフォン)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:文字による 最大補足:文字による
 彼をシンケンレッドに変身させる事が出来る変身アイテム。
 変身時でなくとも、このショドウフォンで空中に文字を書くと、一定期間だけその文字で書いた現象が発生する(「馬」と書くと白馬が現れる、「思」と書くとその人の思い出が具現化される…など)。
 ただし、出来る事は限られており、彼のモヂカラの才能によって、そのキャパシティは変化するほか、複雑な物を出すと彼自身のエネルギー消費も激しい。
 シンケンレッドへと変身する際は、空中に「火」と書く。


『秘伝円盤(秘伝ディスク)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:文字による 最大補足:文字による
 モヂカラを空中に書く際には膨大なエネルギーを消費する為、この秘伝ディスクを通してそれを軽減する事ができる。
 モヂカラを継ぐ者たちがこのディスクの中にモヂカラを込めており、これは、『変身形態(ショドウフォン)』によって出現したシンケンマルという刀を通して発動する。
 多種類あるが、どれを所有しているのかは不明。


【weapon】
『変身形態(ショドウフォン)』
『秘伝円盤(秘伝ディスク)』


【人物背景】
 志葉家十九代目当主(十八代目・薫の養子)にして、侍戦隊シンケンジャーのシンケンレッドとして外道衆と戦った侍。
 かつては、志葉家十八代目当主の影武者として、味方さえも欺いて殿様を演じていたが、十八代目が養子にした事で十九代目当主として名実共に「殿様」となる。

 殿様や家臣といった関係が当世風ではない事を自身も理解しており、その為、自らの家臣にもタメ口を許し、私生活でも割と対等な関係を結んでいる。
 だが、元々殿様(影武者だが)として生活していた為、どこか世間知らずで人見知りな面があり、仲間内には「常に胡坐をかいて偉そうにしている」というイメージを植え付けられがち(嫌われているわけではなく、それも含めて愛されている)。
 そんな中でも、時折からかわれたり、家臣と共に遊んだりしながら次第に打ち解けていき、彼らとは「殿様と家臣」というだけではない絆で結ばれていく。
 尚、泣き虫で怖がりな性格でもあり、絶叫マシーンやお化け屋敷(本物の怪物と戦っているが、作り物のお化けは無理)は苦手。


【サーヴァントとしての願い】
 不明。

【基本戦術、方針、運用法】
 なるべく、マスターになっている人間を斬りたくはないが、サーヴァントとは戦闘する。




【マスター】
御剣怜侍@逆転検事シリーズ(逆転裁判シリーズ)

【マスターとしての願い】
 特になし。聖杯戦争に対しては否定的。

【能力・技能】

 頭脳明晰。
 天才検事として名前を轟かせており、20歳で法廷に立ってから成歩堂龍一と法廷で再会するまでは、一度も無罪判決を渡した事のない無敗の検事だった。
 法廷では、数々の証拠品や論理によって弁護人や被告人を追い詰めていく。ねつ造や隠蔽などを行って被告人を有罪にしていたという噂が流れていた時期もあったが、それはあくまで単なる風評被害だった模様。
 あくまで真実を追い求める姿勢の為に法廷に立っている為、場合によってはあえて弁護側に有利な状況を作る事もあるが、それは結構稀な話。
 また、一度だけ弁護側の席に立った事があり、成歩堂の代わりに逆境を跳ね返していった。

 チェスが得意で、人から情報を引きだす際も、駆け引きをチェスに見立てた「ロジックチェス」というやり方を行う(実際は、ただの駆け引きだが)。
 運転免許を有しており、高そうな赤いスポーツカーを愛用。スポーツカーの中で殺人事件が起きた事がある。
 幼少期からゴルフやフルート、論文などで多くの賞を獲得しており、弁護士だった父の影響か、裕福な過程で様々な事を習ったようである。

 子供向け特撮番組『大江戸戦士トノサマン』のシリーズのファンであり、それに関してはかなりの知識を持っている模様。
 周囲には隠しているが、たまに熱中しすぎて疑われる事も。

 あとは、強いて言えば、折鶴が折れる(幼少期、折鶴が折れないほど不器用だった事が悔しくて練習したらしい)。

【人物背景】

 検事局の天才検事。
 弁護士・御剣信の息子として生まれ、幼少期は父に憧れて弁護士を目指していたが、その父が殺害され、犯人が心神喪失による無罪となった事から犯罪と弁護士を憎み、検事を志す(ただし、本当に無罪だった事が後に発覚)。
 父のライバルだった狩魔豪の元に弟子入りし、「被告人を全て有罪にする」という信念を持って検事を続ける。
 そして、ある時、彼の前に、小学校以来の幼馴染・成歩堂龍一が弁護士となって現れた事により、御剣の中で心境の変化が生まれる。
 ただひたすらに依頼人を信じ、真実を追い求める姿勢を絶対に崩さない成歩堂を見て、御剣もだんだんと、「真実を追い求める」という幼少期憧れた弁護士像を取り戻していった。
 やがて、父が殺害された「DL6号事件」の真実を、御剣の証言を元に成歩堂が解明。これにより、事件の真犯人だった狩魔豪は逮捕される。

 師匠が逮捕された後に、知り合いの警察局長まで逮捕されるなど、立て続けに法曹界の不祥事を暴く羽目になり、「法とは何か」と悩み始めた彼は世界を旅した。
 しかし、「逆転裁判2」で帰国後、自分が今いる「検事」という立場から「真実」を探るべく、また成歩堂と何度も法廷で対決していく事になる。

 口下手で他人と話す事が苦手タイプ。「なのだよ」「たまえ」などといった古風な喋り方で他人に偉そうに接するが、本人にはあまり自覚はない。
 幼少期のトラウマから、地震が大の苦手。…この聖杯戦争に参加して大丈夫か?
 参戦時期は「逆転検事2」の一連の事件を終えた直後。成歩堂はまだ弁護士バッジをはく奪されていない時期。

【Wepon】

『証拠品ファイル』
検事バッジ……私の身分を証明してくれるものだ。いつもポケットに入れている。
鍵……とある事件の証拠品。ここに来る前に持っていたもの。
令呪……つきつける事で三回だけ丈瑠に言う事を聞かせる事ができるマーク。

『人物ファイル』
志葉 丈瑠(故)……御剣のサーヴァント。クラスは『セイバー』。

『携帯電話』

【方針】
 聖杯戦争なる物について、更に詳しくサーヴァントに問い詰める必要がある。
 とにかく、聖杯戦争だろうが何だろうが、犯罪を犯すつもりはない。
 この場にあるムジュンを指摘し、立証していく。
 そして、聖杯戦争の真実をつきとめる。

【備考】
 何らかの事故により、聖杯戦争の記憶がなく、この状況について何も知りません。
 なので頑張って捜査や証言を得て、手探りで真実を追い求めていくようです。