「僕の友達は殺人鬼」(2006/08/01 (火) 23:28:48) の最新版変更点
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僕のクラスメートには殺人鬼が居る。
でも、別にその殺人鬼は眼が血走っているわけでもなく人を殺すのを快感に思っているわけではない。
むしろそんな奴等より遥かに恐ろしい。
殺人鬼は黒色の長髪で化粧も何もしてないのに真っ白な色をしている女子生徒である。
彼女は僕ぼ学校では美少女と言われている分類らしいが、僕の好みじゃないから別どうでもよかった。
クラスでは、いつも彼女の周りには人が集まっていた。
テストでは上位を取り、クラスの委員長でもある。
逆に僕はテストでは中、別に普通のクラスメート。
でも、僕は彼女のもう一つの姿を知っている。
多分それは僕しか知らないと思う。
彼女は僕と二人っきりの時しか話しかけてはこない。
何故、二人っきりの時しか話しかけないのかと聞くと、彼女は顔を少し赤くして僕に迷惑をかけたくないと言っていた。
つまりはそれが僕と彼女の関係だ。
別に彼女が僕の恋人と言うことで無い。
ただ、僕と二人の時なら演技無しで本音を言えるらしい。
彼女が言うに、周りのクラスメイトは群れててウザイらしい。
でも、僕も群れているけど普通の奴みたいに傷を舐め合ってる訳じゃなくて一定の距離を作って生活しているらしい。
僕にはそんな自覚は無かった。
でも、そんな僕のことを彼女はあんな偽りの友達なんかじゃなく本当の友達と思っているらしい。
まー、それが僕と彼女の関係だ。
――――――■△●△■―――――――
僕が彼女と初めて会ったのは今から一年前で高校1年の時である。
カリスマ性があるのだろうか。
その時から彼女の周りには人が集まっていた。
でも、僕にはどうでもいいから彼女と話すことは無かった。
つまりはただのクラスメートだ。
学年が2年に上がり彼女とは別のクラスのなった。
2年に上がっても彼女の噂は会った。
上級生の先輩に告白されたが断ったとか、クラス委員長になったとかだ。
それまで、僕と彼女の関係は同じ学年の赤の他人でしかなかった。
そんな僕と彼女の仲が変わったのは今年になってからだった。
3年になって彼女と同じクラスになった。
やはり、クラス委員長になり周りには人が集まっていた。
1年の頃のようにただのクラスメートと言う関係が続くと僕は思っていた。
その夜は、少し肌寒い夜だった。
僕の趣味は散歩だった。
友達からは爺臭いとか言われていたが僕の趣味に突っ込まないでほしいと思う。
まー、僕の趣味の話はどうでも良いんだ。
その日、僕は夜の住宅地を歩いていた。
それはいつも行っている変わらないことだった。
ただ、彼女と会うまでだが。
彼女は僕から後ろを向き、手にナイフを持っていた。
そのナイフからは雫が滴り落ちていて、彼女の前にはどす黒い液体に落ちている黒い塊があった。
何故だか解からないけど僕は彼女に後ろから近づいた。
「……やあ」
僕は後ろから彼女に声をかけた。
声をかけたとたん黒い長髪をなびかせ素早くこちらを向きナイフを構えた。
彼女の眼は普段クラスで見せる表情では無く、純粋な殺意だけこもった眼で僕を睨んでいた。
僕はポケットに手を突っ込んだ。
彼女は僕がポケットから何かを出すのかと思ったのだろう、体を低くして身構えていた。
でも生憎僕のポケットには何も入ってなく、ただの雰囲気作りでやっただけだ。
そんな僕に彼女は警戒の視線を向けながら一定の距離を作っていた。
僕はそんな彼女を見ていたがすぐに興味は黒い塊に向いた。
塊に近づきとサビた鉄の様な独特的な臭いがした。
「これ、委員長がやったの?」
塊の正体は人の死体だった。
その死体はサラリーマンだろうに、スーツを着ていた。
傷は喉と心臓にそれぞれ一突きに刺された後があった。
僕はなんとなくその死体を蹴り飛ばした。
死体は、ぐちゃりと嫌な音を立てて周りの血にべちゃりと一回転して再び倒れた。
口に鉄の味がした。
口元を拭うと赤い液体がついていた。
それは死体を蹴り飛ばしたときにはねた血だった。
僕は自然と口元に笑みが浮かんでいた。
彼女はそんな僕に唖然としていた。
僕も自分に唖然としている。
別に僕は人を殺したことも無く死体すら今日みたばっかりだった。でも、それに関らず僕は驚いたりも緊張しているわけでもなく笑みだけを浮かべているんだ。まー、驚かない自分に驚いている。
僕はふと彼女を見た。
彼女は僕を見ながら唖然としていた……相変わらずナイフを構えて僕を警戒していたが。
よく見ると彼女の服も僕の服も返り血で濡れていた。
自然と僕は彼女に言った。
「ねえ?僕の家にこない?……」
何言ってんだろうかと自分にそう思ったが、彼女は一回だけ頷くと近くにある鞄の中にナイフをしまった。
僕の家は幸い親と別居してる。
つまりは一人暮らしだ。
僕は彼女に僕の服と下着を渡し、シャワーを浴びるように言うと台所で食事を作ることにした。
風呂場からシャワーの音が聞こえた。
今夜は簡単なチャーハンだ。
机に2人分置くとテレビを見始めた。
しばらくして彼女がやってきた。
彼女の体からは石鹸の臭いがしていた。
僕は彼女にチャーハンを食べるように言った。
彼女は一口だけ口にした後、がつがつと普段思えない様な勢いで食べ始めた。
僕はそんな彼女に吹き出し笑ってしまった。
彼女はそんな僕を顔を赤くしながら睨んだ。
でも、チャーハンを口にしているから全然迫力はなく、むしろ面白さがあった。
チャーハンを食べ終わると僕は彼女にいくつかの質問をした。
あの死体は君がやったのか。
何故あそこにいたのかなどだ。
彼女は以外にもはっきり答えてくれた。
やはり彼女があのサラリーマンを殺したらしい、でもむしゃくしゃしていた訳でもなくただなんとなくそこに居たかららしい。
ちかも彼女は殺人を週に3回ぐらいやっているらしい。
話終わると今度は彼女の方が僕に質問をしてきた。
僕に自分のこと言うのかとか、何で一人暮らしかとかだった。
僕は別に彼女のことは言うつもりでは無かったことを彼女に言った。
そのことを話すと彼女は少し安堵の表情をしていた。
次に僕が何故一人暮らしかを言った。
別に特別な理由でもなく、ただ両親が再婚して再婚した相手の子供が僕のことを嫌っているからだ。ちかもそれが同じ学校だからだと言う簡単な理由だ。
まー、僕に家に帰ってこないかと両親からたびたび電話が来るが僕はそれを丁重に断っている。
そのことを隠すことなく彼女に言った。
彼女は僕の顔を見ていたが、突然「帰るわ」と言うと鞄を持って玄関に向かった。
僕は彼女に泊ってくと聞いたが彼女はそれを断って帰っていった。
次の日、彼女も僕もいつも通り登校していた。
別に昨日の夜のことが無かったように普通に過ぎていった。
だが、皆が帰った後に本を読んでいる、彼女が僕の席に来た。
「ねえ、一緒に帰らない?」
「別にいいよ」
僕は別に断る理由も無いので彼女の誘いに乗ることにした。
彼女が連れて行ったのはいる喫茶店だった。
そこは彼女の家らしい
店に入ると彼女は店の奥に入っていった。
僕はカウンター席に座った。
すると、若い男性が僕に話しかけていた。
その男性は彼女の父親だった。
彼女の父親は僕に彼女のことを聞いてきた。
話のことは学校での彼女のことばっかりだ
僕は彼女が優秀だということや尊敬できることを言った。
すると彼女の父親は僕に彼女のことを話しかけてきた。
彼女の母親は彼女をかばって死んだことや、昔の彼女は今とは全然ちがうことなどだ。
僕はどうしてそんなこと話してくれるのかと聞くと、
僕のクラスメートには殺人鬼が居る。
でも、別にその殺人鬼は眼が血走っているわけでもなく人を殺すのを快感に思っているわけではない。
むしろそんな奴等より遥かに恐ろしい。
殺人鬼は黒色の長髪で化粧も何もしてないのに真っ白な色をしている女子生徒である。
彼女は僕ぼ学校では美少女と言われている分類らしいが、僕の好みじゃないから別どうでもよかった。
クラスでは、いつも彼女の周りには人が集まっていた。
テストでは上位を取り、クラスの委員長でもある。
逆に僕はテストでは中、別に普通のクラスメート。
でも、僕は彼女のもう一つの姿を知っている。
多分それは僕しか知らないと思う。
彼女は僕と二人っきりの時しか話しかけてはこない。
何故、二人っきりの時しか話しかけないのかと聞くと、彼女は顔を少し赤くして僕に迷惑をかけたくないと言っていた。
つまりはそれが僕と彼女の関係だ。
別に彼女が僕の恋人と言うことで無い。
ただ、僕と二人の時なら演技無しで本音を言えるらしい。
彼女が言うに、周りのクラスメイトは群れててウザイらしい。
でも、僕も群れているけど普通の奴みたいに傷を舐め合ってる訳じゃなくて一定の距離を作って生活しているらしい。
僕にはそんな自覚は無かった。
でも、そんな僕のことを彼女はあんな偽りの友達なんかじゃなく本当の友達と思っているらしい。
まー、それが僕と彼女の関係だ。
――――――■△●△■―――――――
僕が彼女と初めて会ったのは今から一年前で高校1年の時である。
カリスマ性があるのだろうか。
その時から彼女の周りには人が集まっていた。
でも、僕にはどうでもいいから彼女と話すことは無かった。
つまりはただのクラスメートだ。
学年が2年に上がり彼女とは別のクラスのなった。
2年に上がっても彼女の噂は会った。
上級生の先輩に告白されたが断ったとか、クラス委員長になったとかだ。
それまで、僕と彼女の関係は同じ学年の赤の他人でしかなかった。
そんな僕と彼女の仲が変わったのは今年になってからだった。
3年になって彼女と同じクラスになった。
やはり、クラス委員長になり周りには人が集まっていた。
1年の頃のようにただのクラスメートと言う関係が続くと僕は思っていた。
その夜は、少し肌寒い夜だった。
僕の趣味は散歩だった。
友達からは爺臭いとか言われていたが僕の趣味に突っ込まないでほしいと思う。
まー、僕の趣味の話はどうでも良いんだ。
その日、僕は夜の住宅地を歩いていた。
それはいつも行っている変わらないことだった。
ただ、彼女と会うまでだが。
彼女は僕から後ろを向き、手にナイフを持っていた。
そのナイフからは雫が滴り落ちていて、彼女の前にはどす黒い液体に落ちている黒い塊があった。
何故だか解からないけど僕は彼女に後ろから近づいた。
「……やあ」
僕は後ろから彼女に声をかけた。
声をかけたとたん黒い長髪をなびかせ素早くこちらを向きナイフを構えた。
彼女の眼は普段クラスで見せる表情では無く、純粋な殺意だけこもった眼で僕を睨んでいた。
僕はポケットに手を突っ込んだ。
彼女は僕がポケットから何かを出すのかと思ったのだろう、体を低くして身構えていた。
でも生憎僕のポケットには何も入ってなく、ただの雰囲気作りでやっただけだ。
そんな僕に彼女は警戒の視線を向けながら一定の距離を作っていた。
僕はそんな彼女を見ていたがすぐに興味は黒い塊に向いた。
塊に近づきとサビた鉄の様な独特的な臭いがした。
「これ、委員長がやったの?」
塊の正体は人の死体だった。
その死体はサラリーマンだろうに、スーツを着ていた。
傷は喉と心臓にそれぞれ一突きに刺された後があった。
僕はなんとなくその死体を蹴り飛ばした。
死体は、ぐちゃりと嫌な音を立てて周りの血にべちゃりと一回転して再び倒れた。
口に鉄の味がした。
口元を拭うと赤い液体がついていた。
それは死体を蹴り飛ばしたときにはねた血だった。
僕は自然と口元に笑みが浮かんでいた。
彼女はそんな僕に唖然としていた。
僕も自分に唖然としている。
別に僕は人を殺したことも無く死体すら今日みたばっかりだった。でも、それに関らず僕は驚いたりも緊張しているわけでもなく笑みだけを浮かべているんだ。まー、驚かない自分に驚いている。
僕はふと彼女を見た。
彼女は僕を見ながら唖然としていた……相変わらずナイフを構えて僕を警戒していたが。
よく見ると彼女の服も僕の服も返り血で濡れていた。
自然と僕は彼女に言った。
「ねえ?僕の家にこない?……」
何言ってんだろうかと自分にそう思ったが、彼女は一回だけ頷くと近くにある鞄の中にナイフをしまった。
僕の家は幸い親と別居してる。
つまりは一人暮らしだ。
僕は彼女に僕の服と下着を渡し、シャワーを浴びるように言うと台所で食事を作ることにした。
風呂場からシャワーの音が聞こえた。
今夜は簡単なチャーハンだ。
机に2人分置くとテレビを見始めた。
しばらくして彼女がやってきた。
彼女の体からは石鹸の臭いがしていた。
僕は彼女にチャーハンを食べるように言った。
彼女は一口だけ口にした後、がつがつと普段思えない様な勢いで食べ始めた。
僕はそんな彼女に吹き出し笑ってしまった。
彼女はそんな僕を顔を赤くしながら睨んだ。
でも、チャーハンを口にしているから全然迫力はなく、むしろ面白さがあった。
チャーハンを食べ終わると僕は彼女にいくつかの質問をした。
あの死体は君がやったのか。
何故あそこにいたのかなどだ。
彼女は以外にもはっきり答えてくれた。
やはり彼女があのサラリーマンを殺したらしい、でもむしゃくしゃしていた訳でもなくただなんとなくそこに居たかららしい。
ちかも彼女は殺人を週に3回ぐらいやっているらしい。
話終わると今度は彼女の方が僕に質問をしてきた。
僕に自分のこと言うのかとか、何で一人暮らしかとかだった。
僕は別に彼女のことは言うつもりでは無かったことを彼女に言った。
そのことを話すと彼女は少し安堵の表情をしていた。
次に僕が何故一人暮らしかを言った。
別に特別な理由でもなく、ただ両親が再婚して再婚した相手の子供が僕のことを嫌っているからだ。ちかもそれが同じ学校だからだと言う簡単な理由だ。
まー、僕に家に帰ってこないかと両親からたびたび電話が来るが僕はそれを丁重に断っている。
そのことを隠すことなく彼女に言った。
彼女は僕の顔を見ていたが、突然「帰るわ」と言うと鞄を持って玄関に向かった。
僕は彼女に泊ってくと聞いたが彼女はそれを断って帰っていった。
次の日、彼女も僕もいつも通り登校していた。
別に昨日の夜のことが無かったように普通に過ぎていった。
だが、皆が帰った後に本を読んでいる、彼女が僕の席に来た。
「ねえ、一緒に帰らない?」
「別にいいよ」
僕は別に断る理由も無いので彼女の誘いに乗ることにした。
彼女が連れて行ったのはいる喫茶店だった。
そこは彼女の家らしい
店に入ると彼女は店の奥に入っていった。
僕はカウンター席に座った。
すると、若い男性が僕に話しかけていた。
その男性は彼女の父親だった。
彼女の父親は僕に彼女のことを聞いてきた。
話のことは学校での彼女のことばっかりだ
僕は彼女が優秀だということや尊敬できることを言った。
すると彼女の父親は僕に彼女のことを話しかけてきた。
彼女の母親は彼女をかばって死んだことや、昔の彼女は今とは全然ちがうことなどだ。
僕はどうしてそんなこと話してくれるのかと聞くと、彼女はいつも一人で居るように思えていたらしい、それで今日始めて僕を連れてきたんかららしい。
しばらくして彼女が奥から出てきた。
僕と父親の両方を見ていたが、いぶかしそうな顔をしたが僕の目の前に彼女はコーヒーを出した。
僕は目の前に置かれたコーヒーを見つめた。
彼女の友達。
彼女は僕の友達なんだろうか。
僕はそう思った。
本当の友達になれるかもしれない。
今から徐々にお互い知っていけばいいんだ。
僕はそう思いながらコーヒーに口を付けた。
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