1,咎人 

    

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 雨降っている町


   そこには何時もの様な雨の町並みの風景が・・・・


  いや、一つだけ不自然な光景があった。


   裏地で膝を抱えている人影があった。

  年は14、15ぐらいの少年だろうか、黒いフード付きコートに身
 を包み、くらい裏地で雨を受けていた。

  「・・・・・」
 少年の瞳は例えるなら無機質なガラスをしていた。

  一切の感情すら含まれない、全ての物が一つの風景でしか見ていないその瞳、怒気も喜びも何も写ってはいなかった。

  ふと、少年は立ち上がり倒れそうな足取りで歩きだした。

  暗い裏地には、少年のコートに打ち付ける雨の音しか聞こえなかった。

  ふらふらとおぼつかない足取りで歩いていたが、近くのゴミにつまづいた。

  そして、そのままアスファルトの地面に倒れこんだ。

  「ははは・・・」
  突然少年が笑い出した。

  自分は死ぬのか、そんなあり得ないと知りつつもそんな幻想をえがいていた。

  「はは…は…」

  突然笑っていた声がやんだ

  少年が最後に見たのは、目の前にある表の通りだった。


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