9,妖刀

    

※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

 家を出て10分くらいして妖力のある場所についた。

 僕が着いたのは近くの公園だった。

 「ん・・・?」

 木の上から見ている僕は広場の近くに黒い水溜りの様な物が見えた。

 僕は周りを警戒しながらも水溜りに向かった。

 その黒い水溜りに近づくにつれて鉄の臭いがしてだんだんその臭いは強くなって行った。

 「血!!」

 水溜りの正体は血だった。

 僕は、その血に少し触れると、まだ少し温かかった。

 さらに近くを良く見ると血の発生源が解った。

 発生源の正体は人だった。

 多分公園のホームレスだろうか? 

 上半身と下半身が2つ分けられていて、上半身は心臓と頭部が無差別に切り取られていた。

 妖力の反応はその切り口からビリビリと伝わってきた。

 僕はその時、気を抜いてしまった。

 すると、突然黒い影が空中から高速で舞い降りてきた。

 「ぐ!!うあ!!」

 僕は回避行動を取ろうとしたが少し遅すぎて脇腹を深く切られてしまった。

 すぐに影は僕を追撃しようとしてきた。

 僕は、傷口を手で押さえながら上着の胸ポケットから銃弾を二つ取り出した。

 影はもうすぐに近くに来ていた。

 「ちっ!!」

 舌打ちをした僕は銃弾の一本を相手の方に投げた。

 相手は銃弾を手の日本刀で切り裂いた。

 すると、銃弾は真っ二つに裂けた。

 そして中に込めてあった高圧の交流の電気が影に纏わりついた。

 さすがに影は追撃を諦めて、後ろにステップをして距離をとった。

 僕は電気で拘束してある隙を突こうとしたが、目の前では信じられないことが起きていた。

 銃弾から発生した電気が刀の刀身に吸い込まれていった。

 しかし、僕はその時ある確信を持った。

 影の本体はあの日本刀だと言うことだ

 多分妖刀の類だろうか

 僕はそう確信をした。

 その時、目の前にいきなり白い影が舞い降りてきた。





 妖気の反応を頼りに私は公園に着いた。

 近くの電信柱の上に立って公園内を透視した。

 「え!!何かが戦ってる?」

 私は公園の中心で私より前に誰かが来ていた。

 さらに強く透視をした。

 一つは日本刀を持っていて私が感じた妖気を身に纏い、一方的に追撃をしていた。

 そしてもう一方は、私が良く知る人物だった。

 「蒼樹?」

 私は、彼の方に行こうとしたが、その前に公園に精霊結界をして、私以外の人物では出入りが出来ないようにした。

 その後、脇腹を抑える蒼樹を見つけて、蒼樹と影の間に入るように、蒼樹の前に降り立った。 

 蒼樹は少し身構えたが、「神・・城?」と少し驚いた顔をしていた。

 私は自分を冬那ではなく神城と言われたことに少しムカっとしたが、それを堪えて彼に向き合った。

 「この町でのこう言う事件の鎮圧は全て私達神城の役目です」

 私は蒼樹の脇腹を見た。

 「あなたは傷を負っています。今のあなたでは相手になりません、だから離れていてください」

 蒼樹は少し困った顔をしていた。

 「傷が何だって?」

 彼は服をめくり傷を私に見せた。

 私は驚愕をした。

 なんと、彼の傷はほとんど治っていたのだ。

 困惑する私の彼は話しかけた

 「僕の傷を見ている前にあいつを倒そうよ」

 彼は上着の中から一本のサバイバルナイフを取り出した。

 しかし、そのナイフは矛の用に突くことも切りることも鋸の様に切断も出来るように改造されていた。

 「・・・そ、そうですね。すぐに援護は着ますがその前に倒しましょうか」

 私は巫女服の裾から呪符を取り出し蒼樹と共に影にむき出した

 「神城、多分あの日本刀が本体・・・つまり妖刀の類だと思うよ」

 私は、影を透視した。

 確かに、影本体は死んで腐敗した人だった。

 しかし、その妖気は影の手にある日本刀から滲み出していた。

 「確かにそうですね」

 私達はお互い顔を見合わせて合図を取ると、影の方に私達は走った。
|新しいページ|検索|ページ一覧|RSS|@ウィキご利用ガイド | 管理者にお問合せ
|ログイン|