10,実力

    

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 冬那の持つ得物を見ると接近戦向きだと判断した僕は影から距離を取る事にした。

 実際戦いを見ると冬那は持っている日本刀の剣技で影を圧倒していた。

 僕は銃弾を一発片手に掴んだ。

 銃弾に光系の魔力を注いだ。

 さっきは雷気を含んだ対攻撃用の銃弾だったが、あの妖刀はそれを受け流してしまった。雷系の魔力を防げるのは例外はあるけど守と土とが主になるのだが、妖刀の類の場合だったためその刀身にはよっぽど強力な物でない限り剣と闇の属性を持っている。

 光と闇はお互いに相殺する陰陽の理により光の弾丸をさっきの傷のお礼に全力でくれてやることにした。

 『レール形成・・・『Input/calls』・・・魔力属性切り替えおよびチャージ率・・・『All GREEN』・・・』

 僕の銃弾に気がついたようで影が僕の方に向かおうとするが、冬那の剣技に阻まれて攻撃できないでいる。

 (注入率・・・80%)

 冬那の表情は汗一つかいていない・・・

  接近戦では僕より数段上だな・・・


 (注入率・・・90%)

 そしてチャージが完了した。

 「神城!!・・・避けろ!!」

 僕は影の方に魔弾をくらわせた。






 「神城!!・・・避けろ!!」

 その言葉を聞いて私は簡単な拘束術を影に施してすぐに横に飛んだ。


 私が横に飛んですぐに一直線に強大な破壊の銃弾が地面をえぐりながら影を飲み込む。

 影は妖刀をかざすが圧倒的なパワーの違いに影は刀諸共に跡形も無く消え去った。

 私は予想外の彼のパワーに少し驚いていたが蒼樹が私の方に走ってくる。

 「大丈夫か?」

 蒼樹が私に聞いた。

 「ええ大丈夫よ、それにしても今の何なのいったい」


 その時、ようやく神城の術者達が私と蒼樹を取り囲んだ。

 「冬那お嬢様、ただいま参りました・・・と言ってももう遅いですね」

 私は術者達に蒼樹の銃弾の跡を修復する指示をして、蒼樹の方を向いた。


 彼はもう私に背を向けて公園の出口の方に歩いていていた。

 「蒼樹・・・」

 私は何故か彼に声をかけていた。

 彼は私の方を向いた。

 「あ・・・いや・・・」

 とっさに災厄なことを言っていた。

 「・・・今から家に来ない?」





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