00,The bule sky

    

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 ギターとドラムが鳴り響き、ライトが照らし会場の雰囲気がヒートアップしていく。


 秦御 迩乃弥は緊張しながらもマイクを手にする。


 闇の中にめぐらされた蜘蛛の糸

 一寸の光すら見えないそんな中でも

 まだまだその先は見えないけれど

 ただその先を目指して走り抜ける 



Eternal times

 さあ解き放て

 その心の中にある熱い衝動を

shinning the soul

 眠り続けている命の鼓動が

 その孤高の気高い魂



 永遠の牢獄を抜け出せるはず



 決められた物事の終りを叩き潰せ

 目の前に映る鏡を粉々に砕け

 この深い闇の奥にある小さな光を信じて

I want be let's we dark.......

                     』




 最後にギターが鳴り響き歌は終わった。


 会場がしーんと沈黙した。


 そして、会場から大勢の拍手と歓声が響いた。


 迩乃弥はメーンバー達の顔を見た。




 ドラムの長身の男子は迩乃弥に向けて親指を立てる。

 ギターの少女は無表情に頷く

 キーボードの小柄の少女がにこりと笑い手を振る。


 「 ありがとうございました!!! 」

 マイクを手に握り締めて頭を下げた。



   ■×○×■



 ライブハウスでの演奏が終り


 迩乃弥たちバンドのメンバーは夜の街を歩いていた。

 「なあ、今夜どっか飲んでいかないか?」

 長身の男子がメンバーに言った。

 「別に……いい……」

 ギターの少女が相変わらず無表情で言う

 「私も良いよ」

 ニコニコと小柄の少女が言う

 他のバンドメンバーが行くと言っていたが、迩乃弥には今日は大事な用事があった。


 「すまん、今日は……俺、大事な用事があるんだ」

 苦笑しながら手をふらふらさせる


 「え?迩っちゃん、今日何があるの?」

 小柄の少女が聞いてくる。







 「今日、親の命日何だよ」







 迩乃弥の言葉に小柄の少女は、はっと思い出した顔をして、頭を下げた。


 「ごめんね……」

 「いいよいいよ、気にしないでくれよ」

 小柄の少女の頭を優しくぽんぽんと叩く


 「それじゃ、明日学校でな」

 長身の男子が笑いながら手を振る。

 「ああ、それじゃ」

 後ろを向くと迩乃弥はメンバーに背を向けて歩き出した。


 街中を抜けて人通りが少ない路地を歩いていたときだった。



 「ねえ、貴方の夢を聞かせてくれない?」

 後ろを向くとそこに居たのは長身で長い髪、赤いローブとサングラスと言う格好の女性だっただった。

 その女性に見られると、迩乃弥は頭がぼーっとして来た。

 「貴方のその美味しそうな夢を私に聞かせてくれない?」


 自然と、その女性の声を聞くと、かってに口が開いていく。


 「俺の夢は…… 」


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