プロローグ04,誇り高きこと

    
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真実は本物とは限らない


その日、少女は実感した



   プロローグ04,誇り高きこと



その日、天宮美鈴は庭を歩いていた。


そこは、少女にしては見慣れた風景だった。


その時、ふと強い気配がした。


その力は自分なんて遥かに凌ぐ力だった。

(……何?この力!!!……そうか、聖ね)


しかし、宗主の娘である自分を越える力も持つものは天宮で少ないためその力の持ち主は聖だとすぐにわかった。



聖は父に近づくなと言われている。


しかし、少女の好奇心は父の言葉よりも自分より強い聖に対しての興味心のほうが大きかった。



そのため、こっそり聖の居る方へこっそりと行くことにした。





       ■△●△■



 そこでは、聖と小夜が組み手をしていた。

 


 左腕で正面から突きを入れると後ろに下がられてすぐさま蹴りが飛んでくる。

その蹴りを右腕で受け流し回し蹴りを放つ、それを右腕で防御されて死角から左の拳が来る。

反射的にそれに反応してかわすと蹴りをはなつ。

しかし、その蹴りを逆に持たれたいた。

逃げようとしたがすでに遅くそのまま聖の体は地面に叩きつけられた。



「かは!!!」


地面に叩きつけられた衝撃で肺から空気が全部でて少しの間酸素不足になる。

しかし、そのあとすぐに起き上がった。



「いってー………やっぱ小夜は強いな……まだ一回も組み手勝った事無いぞ」

 

胸を手で触りながら小夜の方を見た。


「いえ、聖様も前に比べるとかなり上達しました」


「ああ、それは自覚している……だけど、目指す所にはまだまだ遠い」



聖は空を見上げた。

風が優しく聖の髪を撫でる。




たとえ異端として意味嫌われているが常に上を目指そうとしている聖のそんなところが小夜は好きだった。




小夜は、自分と聖が始めてあったときの事を思い出した。



何年か前に、小夜は双子の妹の鞘と一緒に町に出ていた。



その時、裏道で妖魔にあってしまった。


当時に小夜は鞘に自分が食い止めるから逃げろといって妹を逃がした。



しかし、まだうまく天契を使うことができない小夜はすぐに追い詰められていった。



その時、一本の黒い槍が妖魔を貫いた。


その槍が刺さった妖魔は絶叫を上げながら視線を小夜から槍の飛んできた方に視線が移った。


そこには小夜よりも少し年上くらいの少年が居た。


その少年のことは当時幼い小夜もよく知っていた。



その少年こそ聖だった。


妖魔は聖の方に突進していった。



しかし、聖は一歩も動かずに妖魔をにらみつけている。



―――あぶない―――


小夜は視線をはずした。



次の瞬間、妖魔の絶叫が聞こえた。


視線を向けるとそこには驚異的なことになっていた。



妖魔の体にい数十本ものの槍が刺さっていた。










「……獄煉……轟禍……」







その言葉が出た瞬間、妖魔の体が絶叫とともに消え去った。



聖は妖魔が消えた所を見ていたが、後ろを向いて歩いていった。



小夜は自分が助けてもらったことに気がつき、聖の方へいそいで走った。



「あの……助けていただいてありがとうございました」



小夜は、聖のことは人を殺すのは動ってことは無いとか殺人衝動があるとか良い噂は聞かなかった。


そのため、何かされないかと身構えていた。



すると、ふと頭を撫でられた。


顔を上げると、そのには信じられない表情があった。



「よくがんばったな……でも………俺なんかともう話さないほうがいいぞ、じゃないと天宮で孤立しちまうから」


そのときの聖の顔は小夜は一番よく知っている。


あの優しい笑顔を、自分の恐怖というを一変に祓ってしまったあの暖かい笑みを――――


その時から小夜の中の聖のイメージが変わった。



それからしばらくして、宗主が聖の世話を誰かやってくれないかと言う言葉を聞いた。



その時、小夜は聖のことをもっと知りたい



聖ともっとあって話したいと思った。



それからして、宗主の所へ行って聖の世話係りに志願したのだった。



そして、今に至って何時も聖の姿を見ることができた。


小夜は今の立場に後悔は無く、逆に気に入っていたのだった









美鈴はそんな二人を草むらの中から見ていた。

(小夜ってこんなに強かったんだ!!!)



組み手ではあるがあの化物である聖がやられているのだ、美鈴にしてみればすごいことだった。


だが、実際には小夜の家系は武術家の家であり聖は獄煉に頼りにしすぎている所があり体術に関しては初心者の聖が勝てる見込みは無かったた、そのため、よく考えれば解かる事だったのだが、美鈴は天契の力の訓練しか受けたことが無くてそのことがわからなかった。



「あれ?美鈴様?何してらっしゃるんですか?」

その時、後ろから声をかけられた。



突然声をかけられたことでびっくりして、前に倒れてしまった。


「美鈴様!!!大丈夫ですか!?」


「しーっ……鞘、少し静かに」


美鈴は何も言わずともその正体がわかった。



その少女は小夜の双子の妹である鞘だった。


「ちょっと、鞘、あれ見なさい」



「うん……え?お姉ちゃんが笑ってる!?ちかも聖!!!」


聖と小夜は近くに座ってタオルを肩から下げながらスポーツ飲料を飲んでいる。


話こんでいる2人の顔には笑みが浮かんでいた。



「ねえ、なんで小夜って聖と仲いいの?」

美鈴はずっと思っていたことを聞いた。


「さあ?……私にしてみれば聖の世話を任された後から料理とか掃除とか覚えようとしてるのがもっと不思議だよ」


美鈴と鞘は会話に没頭していたため、自分達の方に近づいてくる人物に気がつかなかった。


「なにやってんだ?お前ら」



ふと頭上から声をかけられ2人は頭を上げた。



そこには――――聖が立っていた。




「あ、お前は……確か宗主の娘の……え~っと…木屑?」



「違うわよ!!美鈴よ!!!」

聖は吠える美鈴を無視して、鞘の方を見た。


「お前は……小夜の妹だな?小夜とよく似ているな……それで、どうした?小夜に用事か?」


「あ、いえ、特にありません」


自然と身に力が入ってしまった。


そうかと言うと聖は2人にジュースの缶を渡した。


「別に見るのは構わないからさ……それと、そんなとこにいると汚れるぞ」



2人はぽかんとしていたが、聖の言葉にしたがって草むらから出た。




小夜が草むらから出た2人に少しびっくりしていたが、すぐに聖と再び組み手を開始した。



そして、夕方になり二人の組み手は終わった。



聖は小夜に「んじゃ、また後にな」と言うと上着を持って聖の隔離である離れに歩いていった。


聖が歩いていったのを確認すると小夜が2人の方を向いた。



「それで、どうして2人がここに居るの?」



小夜の言葉の中には多少怒気が入っていた。




「あ、それは、私はただ聖を見てみたかったからさ……」


「私は美鈴さまを見かけてから」


小夜は少し怒った顔をしたが後ろを向いて歩いていこうとしたが、途中足を止めた。



「聖と生半可な覚悟で付き合わないで」


そう言うと、小夜は歩いていった。



残された二人はそんな小夜に呆然としていた。


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