Chainsaw
AHHH! CHAINSAW! THE GREAT COMMUNICATOR!
――コミック版「DOOM」より
かみは バラバラになった!
――「魔界塔士Sa・Ga」より
最も身近な武器のひとつ、あるいは最も残虐な日用品。そもそも兵器ですらない上に、火星の衛星上で果たして丸太など切る機会があるのかも怪しいが(DOOM3では誤送、DOOM(2016)では密輸という設定になっている)、それはともかくこのチェーンソーはお手頃であり、燃料切れもせず、悪魔も骨ごと切り裂く事ができる高性能品である。
分間525回の打撃判定があり、実に拳を4倍速で使用するような勢いである(威力は通常の拳と同じ)。
接近戦用チェーンガンとしてとらえてもいい。
基本的には攻撃モーションが長く、かつ怯みやすい敵に対して有効な武器である。
もっとも効果を発揮するのはデーモンやスペクターに対してだろう。これらのモンスターの大群に遭遇したときは、部屋の角まで下がり一体一体切り刻めばずいぶん弾薬を節約できる(角が107度以下ならば、デーモンは一度に一体しか攻撃できない)。
カコデーモンやペインエレメンタル,ロストソウル、インプにも有効であるほか、アラクノトロンもちゃっかりこの武器には弱い。マンキュバスやレヴナントすらも運が良ければ完封が可能だが、攻撃が出てしまったときのダメージには覚悟しよう。
初代DOOMにおいては、チェーンソーはE1M2のシークレットエリアで初めて登場する。シークレット以外ではE2M6で入手することができる。
DOOMⅡではMAP01スタート地点の後ろの通路の先に置いてあるが、段差の上なので一旦進んでしまうと取りに戻れない。取り忘れさえしなければゲームを始めてすぐに敵を切り刻むことができる。
また、初代DOOMのオリジナルエンジンでは、チェーンソーを所持しているとバーサクパックを手に入れるまでパンチが使えなくなる。最近のエンジンの多くでは"1"キーで切り替えることができるようになっている。
チートコード"idchoppers"(一部のエンジンでは"idfa"や"idkfa"も)でチェーンソーを入手することができる。
DOOM64
DOOM64におけるチェーンソーは外見がオリジナルと全く異なっており、二枚刃になっているうえに「U.A.C.」の刻印が上部にされている。血濡れの電動ノコギリは、もはやDIY工具の類には見えない。二枚刃は伊達ではなく、なんとヒット数もオリジナルの二倍である。ヘルナイトクラスの敵であっても滅多切りにすることができるだろう。
よもやま話
チェーンソーの画像はMcCulloch社の”Eager Beaver"(スタッフのTom Hallのガールフレンドから借りた)という実在のチェーンソーをモデルとして作成されている。
チェーンソーはゲームの制限上、敵を貫通しないものの、敵に密着するように吸い付いていく独自の効果を持つ。
モデルとなった「Eager Beaver」。
データ
番号 | 1 |
ダメージ | 2〜20 |
収容弾数 | ∞ |
タイプ | 即着弾 |
1分あたりの攻撃数 | 525回 |
1分あたりの攻撃力 | 1050~10500 |
外部リンク
http://doom.wikia.com/wiki/Chainsawhttp://ja.wikipedia.org/wiki/チェーンソー
http://ansaikuropedia.org/wiki/チェーンソー