Wolfenstein SS(Schutzstaffel)
特徴
ウルフェンシュタイン親衛隊兵(ナチス親衛隊、ナチ兵とも)とは、DOOM2に登場するモンスターの一種。id softwareがDOOMより前にリリースしていた「Wolfenstein 3D」からのゲスト出演となる。シークレットマップ突入時のメッセージによれば、地獄に堕ちた罪人たちという設定らしい。
DOOM2では、MAP31: WolfensteinとMAP32: Grosseの2マップのみに登場する(MAP32ではI'm too young to dieとHey, not too roughレベルだとお休み)。
ネタバレ防止のためか、DOOM2のマニュアルに彼らについての記述はない。
全体的にゾンビ兵とゾンビコマンドの中間的な性能で、攻撃は携行しているサブマシンガンで行い、標的が視界内にいる限り威力が低めの弾丸を連射して攻撃する。
倒されると、5発入りのクリップを落とす(I'm too young to dieとNightmare!レベルでは10)。
身長はゾンビ兵やプレイヤーと同じだが、グラフィックはオリジナルのままなので画面上では背が低く表示される。
出現時の声と断末魔はドイツ語。一つは"Schutzstaffel(親衛隊だ)"、もう一つが"mein Leben!(我が命よ!)"。なお、親衛隊(SS)はドイツのヒトラー政権のもとで実際に活動していた軍事組織。
戦略
Wolfenstein 3Dでのナチス親衛隊は恐るべき存在だったが、DOOM2では大幅に弱体化した。至近距離では確かに痛いが(射撃速度はcommandoの半分)、命中率が悪く同士討ちに持ち込みやすい。ちなみに攻撃モーションがプレイヤーの方を向いているものしか用意されておらず、同士討ちになっているかどうか地味に判断しづらい。
ピストルやチェインガンでは倒すのに約5発を要する。一部のスキルレベルを除いて5発しか弾丸を落とさないため、bulletの補給には他の弾種を使わなければならないという若干厄介な硬さだ。
チェーンソーも使えないことはないが角で待ち伏せするなりしないと使えない。
余談
親衛隊はドイツ版のDOOM2では、シークレットマップが削除されてしまっているので出現しない。これはナチス関連の表現がドイツ国内で規制されていたことによるもの。「DOOM3 BFG Edition」および「DOOM Eternal」付属のWADではマップ自体は存在するものの、親衛隊がすべてゾンビ兵に置き換えられているため、本来よりも大幅に難易度が低下してしまっている。
本来のマップをプレイしたければ個別にDOOM2、あるいはDOOM Classic Bundleを購入すること。
なお、後年になってドイツにおけるDOOM2の販売規制が「Wolfenstein 3D」ともども解禁されたのだが、それが行われたのはなんと2019年。
データ
データ | |
HP | 50 |
スピード | 93.3 |
サイズ | 40x56 |
怯みやすさ | 66.4% |
遠距離攻撃 | |
タイプ | 即着弾 |
ダメージ | 3〜15 |
射撃速度 | 175 shots/min |
外部リンク
Doom WIkiの記事:http://doom.wikia.com/wiki/Wolfenstein_SS
添付ファイル