登場武器・武装

ここでは、東雲達が使う「PSO2」にはない武装を紹介。




『無銘』『悠久』


東雲の使用するカタナ型兵装。「剣薙の陣」により生成した剣「剣幻」のもの。これだけは剣薙の陣を使用していなくとも現世に残り続けている。
「無銘」は見た目はなんの変哲もない長太刀。通常のカタナよりとても長く、持ち手を含め、およそ1.5m近く。東雲は片手で振るってはいるが、その重量はかなりのもの。「結合を断つことに特化した」礼装で、文字通り全ての物質、さらには概念を斬ることができる。早い話フォトン同士のつながりを断つことができ、他人のテクニック等を無効化することが可能。もしフォトンを扱える人物に対してこのカタナを使った場合、相手は苦戦を強いられることは間違いない。
「悠久」は通常のカタナと同サイズのもの。「消えない痛みを付与する」礼装であり、一切相手の体を傷つけられない代わりに全ての物質を通り抜け、人体にあたればすり抜けるものの、普通の刀に斬られた時と同等の痛みを付与する武装。この痛みは『悠久』を鞘に納めるまで消えることはなく、例えば足を切断するように振るえば斬られた部位から先の部位は機能しなくなる。なお鞘に納めた瞬間、悠久によって発生したすべての痛みは消え、失った感覚もすぐに戻る。
成長した東雲はこの「悠久」を鍛え直し、以前の能力に加え「フォトン適正をも斬るカタナ」へと変貌させた。
それにより、アークスに対して圧倒的優位にたてる武装として使われるようになる。もちろんこの能力も納刀するまで。

模倣創世器『クラリッサ・改改改』


 フェルの使用するロッド型の模倣創世器。改改改まで改良し、やっと安定したもの。2代目クラリスクレイスの使用していた創世器「クラリッサ」を模倣した「模倣創世器クラリッサⅡ」のデータを利用し、東雲が独自に改良した。フェルの保有する莫大なフォトン量に耐えられるよう調整がなされており、内部には演算能力を補助するための小型スパコン「記憶を持つもの(レコードキーパー)」を埋め込まれている。莫大な量のフォトンを使用する「魔術」の利用効率を少しでも上げるために作られた、フェル専用の武器。他者が利用することも可能であるが、その時は普通のロッドとなんら変わらない性能となる。これは単に、フェルのフォトン放出量と演算能力を手助けするための武器であるため。フェルが普通の武器を使おうとすれば、武器はフェルから流し込まれるフォトンに耐え切れず数発で壊れてしまう。見た目はクラリッサとは似ても似つかず、データの原型としてクラリッサの名前が残っているだけとなっている。

概念武装『スレイプニル』

 アイアスが劇中で使用する武装。形のない黒い靄、霧であり、概念武装として体内に保有している。虚空機関所属時、ルーサーの手で体に刻み込まれた模倣創世器とも呼べる存在。が、該当するような創世器が存在しないため、その名は冠していない。アイアスの意のままに形を成し、手とも足ともなる武装。基本的に体術しか持たないアイアスの、遠距離対応武装でもある。アイアスが願う形に霧が動き、時には巨大な腕、時には巨大な剣、時には自身を守る壁にも変化する。起動すればアイアスの体から出現し、命令待機の時点ではアイアスの首元にまとわりつきマントのように形をとる。
これの元はアイアスが体内に保有するダークファルス因子であり、自身を生み出した東雲、ルーサーが共にダークファルスであったからこそ実現した概念武装。粒子消費が多いわけでもなく、放出した分を吸収しなおすことも可能なためかなり燃費がいい。耐久もそれなりにあり、壁形態をとらせれば同種であるダーカーの攻撃・侵食も防ぐ絶対の壁ともなる。欠点といった欠点があまりなく、唯一の弱点は地球ではダーカーが存在しないため、消費した分が回収できないことであった。が、エスカダーカーの出現により地球での回収もほぼ可能になったため、欠点はほとんど消えたといえる。
例外として、フォトンによる攻撃にはあまり耐性がない。アイアス自身がフォトンを扱えないこと、ダーカー因子では対抗が難しいことがあげられる。弱点と言えば弱点だが、基本的に絶えず顕現しつづけるのであまり気にはされない。
元々の名前は「黒衣(コクイ)」。黒衣に「馬」の形をとらせ、移動用にも使うようになって以来名前をこう呼ぶようになった。
最終更新:2022年06月20日 12:06