要点抜粋
- 日本ユニセフ協会の姿勢に賛同できない。
- 児童ポルノの問題は、1つは直接的な性的暴行。そしてもう1つが他者に対して性的サービスを提供する形での労働搾取の問題に分けられる。
- 後者の問題は性的サービスに限らずとも、通常の労働であっても子供からの搾取に違いはない。
- なぜ、きわどいポーズの児童ポルノまがいのビデオや写真集に、親が子供を出演させているかといえば、それは単純にその場でのお金のための事もあるが、「子供を芸能人にできる」と騙される形で出演させる例も多いと聞く。
- しかし、そうして騙されるのは、親が「子供を有名にして、お金を稼がせよう」という、子供に対する労働搾取の魂胆があるからであり}、騙された親は決して純然たる被害者などではない。
- しかし、日本ユニセフ協会はそうした「親の欲望」を大きくは取り扱わない。
- それどころか、募金をしてくれるであろう親による搾取を隠蔽するために、マンガやゲームという、親ではないオタク(オタク=独り者というパブリックイメージ)を攻撃する材料を提供し、不安を抱える親たちの味方であるかのように振る舞う。
- しかし、日本ユニセフ協会が本当に子供に対する搾取に反対するのであれば、日本ユニセフ協会は親ではなく、子供の味方になるべきなのだ。
- 子供を守るために、親が子供を虐待、搾取しているという真実を社会に伝え、親の子供の扱いに対して疑問を呈しなければならない。
- 日本ユニセフ協会は、アニメやゲームというスケープゴートを批判するのではなく、しっかりと現実を直視して、本当に子供たちのためになるキャンペーンを行うべきである。
- そして私たちは現状の日本ユニセフ協会などに協力せず、本当に子供のための活動をしている団体に協力するべきである。
最終更新:2008年03月20日 13:17