[04年10月] お題は「欲（ ）秋」 - fumi-ka

欲→秋

五行思想によると、秋は西から来るらしい。

古今和歌集に、
「おなじ枝をわきて木の葉のうつろふは西こそ
秋のはじめなりけれ」とある。

「同じ樹の枝なのに、とりわけ西の方を向いた
枝の葉だけが色を変えているのは、西こそが
秋の始めであったのだなあ」という意だとか。

様々な欲の季節だと言われる秋。

欲の季節が西から来るとなると、
欲が生み出した文明も西から東へと移りすすんだ。

今これからは、世界が西洋から東洋の時代へと
移りゆくという。

秋の夜長。
自分がどこへ移り行くかも考えている。

　　　　　　　　　　　　　　　　成

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欲↑秋

やってきました「味覚の秋」。香ばしいキノコや土瓶蒸し、茹でたての里芋と
日本酒をきゅっと一杯・・・なんて考えただけでも食欲が刺激されるが、
残念ながら、今は思うようには食べられない。

というのは現在妊娠７か月。すでに先月の検診で”太りすぎ妊婦”に認定され、
病院の助産師から体重管理指導を受けてしまった。

BMI（体格指数）の数値に照らしてみると、私のような痩せ型でも肥満型でも
ない「標準型」の場合、出産時は妊娠前の体重プラス７～８kgが理想。
胎児３kg、胎盤・羊水が１kg、予備体力が３～４kgだそうだ。

体重が必要以上に増えてしまうと、妊娠中毒症のリスクが高まり、骨盤や産道
のまわりに脂肪がつき「難産」になるという。なのに私ったら、妊娠6か月の
時点で約７kg増。すでに、ほぼマックス状態。ようやくツワリが終わり、
何でも美味しく食べられるようになったのに（涙）。

さらに！　運動を始めようと思ったら、免疫が下がってカンジダ膣炎になって
いた。そのため、憧れていたマタニティ・スイミングはNGに。予想していた
穏やかな妊婦生活とは大違い。出産まであと３か月半。次は何が起こるやら。

　　　　　　　　　　　　　　　　大ちゃん

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秋±欲

秋を実感するのは、押入れにしまってあった厚手の服を出したとき。
ぴったりしたロングスカートに黒いベルベットのパンツ。
「やあ君たち」と、再会を喜ぶのもつかのま、着てみるとなんか似合わない。
ウエストも苦しいような気がするし、服の生地がひっぱられてしわが寄っている……。

太ってしまったのだ。

茶皮のロングブーツはどうか。ふくらはぎの肉を挟みそうになりながら、無理矢理ジッパーを上げてみるとぱんぱんだ。
ひえーっ、足にまで肉がつくんかい！　30を超えてからの肉体は恐ろしいほど脂肪を蓄積していくのである。

ああ、私から「お気に入りの服を着る」という欲は奪い去られてしまった。
仕方ない。「食べたい」欲と「ゴロゴロしたい」欲もお預けにして、今年はシェイプアップの秋。毎日近くの公園を走ることにした。
久しぶりに体を動かすと、本当に気持ちいい。胸一杯に空気が入ってくるようで、これまで肺の一部分しか使っていなかったのが分かるのだ。木々の紅葉も美しく、目を楽しませてくれる。
私にとっての三大煩悩は遠のいたが、健康的な欲に目覚めた秋である。

　　　　　　　　　　　　　　　　マル

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「欲 ＊ 秋」

呑みあかし　浮世の至知きく　露の夜　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　由（ユ）

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【 欲 ＠ 秋 】

夜の空一面を花火が華々しく彩ることもなければ、きれいなイルミネーションが一斉に街をに埋め尽くす様なこともない...。
きっと一年でもっとも穏やかな季節のはずなのに、人の気持ちの方はスポーツだ！芸術だ！旅行だ！と、どうも次第に活発さを増して行くようで、その「ねじれ」加減が何とも妙に感じられ、また面白くもあり…。

　…欲する秋（欲＠秋）。派手なイベントに沸く街のムードに流されることが少ないこの季節、それは自分の行きたい場所、やりたい事、求めるモノを自然に意識することができる時なのかも知れません。例えばサッカーに関わる私にとって、それは正に『さっかーを欲する秋』なのです。

　さっかーを欲する秋。仕事とは関係なく、この時期には何度となく試合を観たい～！という衝動に駆られます。
　『怪物』は秋に出現します。　暑く、熱く、厳しい夏の試合を練習を乗り越えてきた選手達は知らぬ間に鍛えられ、動きやすいこの時期になると見違えるほどのプレーを魅せてくれるのです。変化は若い世代ほど顕著で、中学・高校生の世代からは世代を引っ張る特別な才能がベールを脱ぐのです。初めて小野伸二のプレーに出会ったのも秋のことでした。
　いい大人が興奮して夜も眠れない･･･！、そんな経験をまた味わいたくて私は試合に足を運ぶのです。心地好い天気に美しい芝、期待感、目を見張るプレー、選手の成長、熱い応援、そして心に残るゲームを欲する秋です。

あなたは秋に何を欲しますか？

　　　　　　　　　　　　　　　　SAKA