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緑香の場合」(2006/01/18 (水) 16:45:01) の最新版変更点

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  「あ・あの・・阿散井副隊長・・・・私と付き合って下さい!!」 「あー・・・わりい」 「そう・・ですか・・・ありがとうございました!」 そう言うと隊員はその場を去っていった その後を恋次は頭を掻き、溜息を付きながら見送る すると茂みからガサガサと女の子が現れた 「恋次ぃ~面白眉毛様の癖にモテるのねv」 「ウルセェよ・・・てか緑香なに聞いてんだよ?!」 「だって面白そうだったからコッソリ付いて来ちゃったv」 「何が面白いんだよ・・断る俺の気持ちにもなれっての・・・」 深いため息をつきながら頭を抱える仕草をする 「じゃぁ彼女作れば?彼女作れば寄ってこなくなるよv」 「・・それが出来たら苦労しねぇよ」 当たり前の様に言う恋次を見て?を浮かべる緑香 「出来ないって・・沢山告られてんじゃん!」 「あのなぁ・・俺が誰でも形振り構わず付き合う様な奴に見えるか?」 「・・・見えないと思うかな?」 面倒臭そうな顔をしている恋次を見ながら笑って答える 「だろ?だから告られても断る」 「じゃぁ恋次の好きな人に告っちゃえ!」 「それは嫌」 緑香の言葉が終わるか終わらないか位の早さで答える 「・・・どうして?」 「だってよぉ・・告ってふられたらソイツと気まずくなるじゃねーか」 真剣な顔をしながらも何処か照れ臭そうにして答える恋次に 「ふってるヒトに言われたくないよね・・」と笑いながら言う 「じゃぁ緑香は好きじゃない奴と付き合えるか?」 「そんなの出来る訳ないじゃん!」 「だから俺は断ってんだよ」 軽々と言ってのける恋次 それを見て何処か納得いかない顔をしながら緑香は 「・・ねぇ もし恋次の好きな人が恋次じゃない人を好きだとするでしょ?  それを知っている恋次はどうする?」と唐突な質問をする 「ん~・・・・・自分の気持ち伝えるに決まってんだろ!」 「さっきと言ってる事違うじゃん!」 「う゛・・それは自分の気持ちを伝えるけどその後の気まずい空気が嫌だって事・・・」 自分でも矛盾している事が分かっている為どんどん声が小さくなっていった 「じゃぁ恋次は今まで友達だって思ってた子に告られた後気まずくなる?」 「・・なる・・けど大切なダチならそうならない様にする・・」 自分でも言っている事が分かっているのか、いないのか 自分の言葉に首をかしげる 「・・じゃぁ・・さ  もしも!もしもだよ?今あたしが恋次に告ったらどうする?」 「・・そんな訳ねぇだろ!!」 「だから!もしもだってば!」 軽く笑いながら冗談交じりに話す恋次に苛つき、大声を出してしまった 「・・・・       かな」 「・・・・こ・断る・・かな・・」 分かっていたけど言われるとイタイ やっぱりあたしは友達以上には・・・ 「緑香ーうっす!・・ってお前素っ気ねぇぞ」 昨日の事があって明るくなれるわけないじゃん 「・・・もしかして昨日の事か?」 ドキッ 痛い所付いてくんなバカヤロウ 「・・・・そうだったら?」 昨日の事がなかった様に接してくる恋次を冷めた目で見る緑香 「あれ・・本気か・・?」 やっぱり ってか恋次気まずそうじゃないし・・・ ・・恋次はあたしを恋愛対象として見てないんだ・・ 「・・・あれ  俺嬉しかったぜ?」 「は?じゃぁなんで断るの?!」 真剣に言う緑香を見て恋次は戸惑いを隠せない 「だ・・だってよぉ・・俺は今のお前との関係を壊したくねぇから・・  だから今でも頑張って気まずくない様に・・してる・・」 「何でそんな事言うの?!付き合ったからって関係が壊れる訳無いじゃん!」 「俺は!人と付き合うなんて器用な出来ねぇ・・  彼女が出来たからって何処に連れて行けばいいのかも分からねぇし  お前が大切だから俺よりも他の奴と付き合った方が幸せになれるかな・・とも思う・・」 段々声が小さくなる しかしそれを最後まで聞き逃さなかった緑香は 「くっははははは  なーんだ!はははっ」 「何が可笑しいんだよ?!」 「ふふふ  別にーv」 「じゃぁそんなにも笑うな!言ってるこっちは目茶苦茶恥ずかしいんだからよぉ・・」 あたしが笑ったのは恋次から似合わない言葉が出たのと そんな恋次から凄く嬉しい言葉を聞いたから そして自分の馬鹿さ加減 こんなにも思われてるのに全然気付かなかった鈍感な自分 自分の想いを伝えるのに必死で相手が自分をどう思ってるのかなんて分からなかった 今思い返してみればあん時の恋次の顔真っ赤だったな・・・ 「れーんーじっ!大~好きvV」 「お・おう!・・俺も・・・」 「恋次も好きって言ってよぉ~」 「そんな恥ずかしい事言えるか!!」 笑いすぎて涙が出ていた緑香の頬を優しく涙を拭き取る様に触る 「う~///・・そうだ!付き合った記念に早速明日デートしよ!」 照れる緑香を恋次は優しい、今までとは違う目で見つめる 「あぁ なら緑香は何処行きたい?」 「う~ん・・現世に言ってお買い物ーv」 「おっけー!」 「やたv明日何着てこっかなー♪」 「あ のさ・そう言ってくれると嬉しい・・」 「へ?」 楽しそうに話す緑香を見て恋次は照れ臭そうに言う 緑香は突然の言葉に間抜けな声が出てしまった 「だっ・だから!そうやって行きたい所とか言ってくれると嬉しいって言ったんだよ!!  俺はお前に何したら喜ぶか分かんねぇし、どういう所に行きたいのかなんて分からねぇから・・  だからそう言ってくれると嬉しい・・って俺なに言ってんだよ?!」 その言葉を聞いて緑香は頬からさっきとは別の涙が沢山流れた 「なっ何で泣いてんだよ?!」 「だ・だってぇ~・・ふられたと思ったら好きって言われて!  付き合う事になったらめっちゃ嬉しい事言うんだもん!! あたし今世界で一番幸せだよぉ~!」 やっと手に入れた俺の宝物 今まで友達だから出来なかった事も沢山言ってやる もうこれからは泣かさねぇ 頼りない俺をだと分かっていてもちゃんと受け止めてくれた そんなお前に捧げよう 「緑香   大好きだよ。」 ―――END―――  
  「あ・あの・・阿散井副隊長・・・・私と付き合って下さい!!」 「あー・・・わりい」 「そう・・ですか・・・ありがとうございました!」 そう言うと隊員はその場を去っていった その後を恋次は頭を掻き、溜息を付きながら見送る すると茂みからガサガサと女の子が現れた 「恋次ぃ~面白眉毛様の癖にモテるのねv」 「ウルセェよ・・・てか緑香なに聞いてんだよ?!」 「だって面白そうだったからコッソリ付いて来ちゃったv」 「何が面白いんだよ・・断る俺の気持ちにもなれっての・・・」 深いため息をつきながら頭を抱える仕草をする 「じゃぁ彼女作れば?彼女作れば寄ってこなくなるよv」 「・・それが出来たら苦労しねぇよ」 当たり前の様に言う恋次を見て?を浮かべる緑香 「出来ないって・・沢山告られてんじゃん!」 「あのなぁ・・俺が誰でも形振り構わず付き合う様な奴に見えるか?」 「・・・見えないと思うかな?」 面倒臭そうな顔をしている恋次を見ながら笑って答える 「だろ?だから告られても断る」 「じゃぁ恋次の好きな人に告っちゃえ!」 「それは嫌」 緑香の言葉が終わるか終わらないか位の早さで答える 「・・・どうして?」 「だってよぉ・・告ってふられたらソイツと気まずくなるじゃねーか」 真剣な顔をしながらも何処か照れ臭そうにして答える恋次に 「ふってるヒトに言われたくないよね・・」と笑いながら言う 「じゃぁ緑香は好きじゃない奴と付き合えるか?」 「そんなの出来る訳ないじゃん!」 「だから俺は断ってんだよ」 軽々と言ってのける恋次 それを見て何処か納得いかない顔をしながら緑香は 「・・ねぇ もし恋次の好きな人が恋次じゃない人を好きだとするでしょ?  それを知っている恋次はどうする?」と唐突な質問をする 「ん~・・・・・自分の気持ち伝えるに決まってんだろ!」 「さっきと言ってる事違うじゃん!」 「う゛・・それは自分の気持ちを伝えるけどその後の気まずい空気が嫌だって事・・・」 自分でも矛盾している事が分かっている為どんどん声が小さくなっていった 「じゃぁ恋次は今まで友達だって思ってた子に告られた後気まずくなる?」 「・・なる・・けど大切なダチならそうならない様にする・・」 自分でも言っている事が分かっているのか、いないのか 自分の言葉に首をかしげる 「・・じゃぁ・・さ  もしも!もしもだよ?今あたしが恋次に告ったらどうする?」 「・・そんな訳ねぇだろ!!」 「だから!もしもだってば!」 軽く笑いながら冗談交じりに話す恋次に苛つき、大声を出してしまった 「・・・・       かな」 「・・・・こ・断る・・かな・・」 分かっていたけど言われるとイタイ やっぱりあたしは友達以上には・・・ 「緑香ーうっす!・・ってお前素っ気ねぇぞ」 昨日の事があって明るくなれるわけないじゃん 「・・・もしかして昨日の事か?」 ドキッ 痛い所付いてくんなバカヤロウ 「・・・・そうだったら?」 昨日の事がなかった様に接してくる恋次を冷めた目で見る緑香 「あれ・・本気か・・?」 やっぱり ってか恋次気まずそうじゃないし・・・ ・・恋次はあたしを恋愛対象として見てないんだ・・ 「・・・あれ  俺嬉しかったぜ?」 「は?じゃぁなんで断るの?!」 真剣に言う緑香を見て恋次は戸惑いを隠せない 「だ・・だってよぉ・・俺は今のお前との関係を壊したくねぇから・・  だから今でも頑張って気まずくない様に・・してる・・」 「何でそんな事言うの?!付き合ったからって関係が壊れる訳無いじゃん!」 「俺は!人と付き合うなんて器用な出来ねぇ・・  彼女が出来たからって何処に連れて行けばいいのかも分からねぇし  お前が大切だから俺よりも他の奴と付き合った方が幸せになれるかな・・とも思う・・」 段々声が小さくなる しかしそれを最後まで聞き逃さなかった緑香は 「くっははははは  なーんだ!はははっ」 「何が可笑しいんだよ?!」 「ふふふ  別にーv」 「じゃぁそんなにも笑うな!言ってるこっちは目茶苦茶恥ずかしいんだからよぉ・・」 あたしが笑ったのは恋次から似合わない言葉が出たのと そんな恋次から凄く嬉しい言葉を聞いたから そして自分の馬鹿さ加減 こんなにも思われてるのに全然気付かなかった鈍感な自分 自分の想いを伝えるのに必死で相手が自分をどう思ってるのかなんて分からなかった 今思い返してみればあん時の恋次の顔真っ赤だったな・・・ 「れーんーじっ!大~好きvV」 「お・おう!・・俺も・・・」 「恋次も好きって言ってよぉ~」 「そんな恥ずかしい事言えるか!!」 笑いすぎて涙が出ていた緑香の頬を優しく涙を拭き取る様に触る 「う~///・・そうだ!付き合った記念に早速明日デートしよ!」 照れる緑香を恋次は優しい、今までとは違う目で見つめる 「あぁ なら緑香は何処行きたい?」 「う~ん・・現世に言ってお買い物ーv」 「おっけー!」 「やたv明日何着てこっかなー♪」 「あ のさ・そう言ってくれると嬉しい・・」 「へ?」 楽しそうに話す緑香を見て恋次は照れ臭そうに言う 緑香は突然の言葉に間抜けな声が出てしまった 「だっ・だから!そうやって行きたい所とか言ってくれると嬉しいって言ったんだよ!!  俺はお前に何したら喜ぶか分かんねぇし、どういう所に行きたいのかなんて分からねぇから・・  だからそう言ってくれると嬉しい・・って俺なに言ってんだよ?!」 その言葉を聞いて緑香は頬からさっきとは別の涙が沢山流れた 「なっ何で泣いてんだよ?!」 「だ・だってぇ~・・ふられたと思ったら好きって言われて!  付き合う事になったらめっちゃ嬉しい事言うんだもん!! あたし今世界で一番幸せだよ~」 やっと手に入れた俺の宝物 今まで友達だから出来なかった事も沢山言ってやる もうこれからは泣かさねぇ 頼りない俺をだと分かっていてもちゃんと受け止めてくれた そんなお前に捧げよう 「緑香   大好きだよ。」 ―――END―――  

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