目を離すと 遠くに行ってしまう気がして怖いんだ

    

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あたし達はいつも一緒

どんな時だっていつもあたしが守ってあげた

あんたはいつも1人だったから

だからあたしが手を引いていつもあんたを守れるように



ずっとそばにいた


あんたは目を離したら何をするか分かったもんじゃないから

あたしには妹がいないから 

妹がいたらこんなんなんだろうなって思いながら


いつも一緒だった





最近織姫があたしの知らない所に行っちゃうんじゃないかって思うんだ





夏休みに久々に織姫に会った。・・・髪型変わった?


いや・前髪の分け目が変わっただけ

でも何で急に・・・会わない間に何があったの?















「なんか・・・ここ来るのひさしぶりだね!」



静かで でも虫達が合唱をしていて それが妙に気持ち良い


寒くもなく 熱くもない秋の風が  肌に気持ちいい




「前来たのは去年の秋だもんね。一昨年からだっけ?」

「うん。一昨年から。」

「毎年 秋だけ来てるよね。中2の秋にあんたがここで秋茜見つけて・・・

 あんたは大ハシャギでそれを追っかけてって・・・あたしは二日がかりであんたを捜したっけ・・・」



ホント油断も隙もありゃしない



「あったね。そんなこと・・・ 

言ったっけ?お兄ちゃんがね、秋茜を指にとまらせるのがすごく上手だったの。

 お兄ちゃんが指を空に向けるとすぐにスーッと秋茜がとまりに来てね。

あたしそれが魔法みたいで大好きだった。

 だからあたしもそんなのがやりたくて・・・でもなかなか・・・」




ねぇ、織姫・・・どこを見てるの?どこに行こうとしてるの?



またあたしの手の届かない所に行きそうで怖い。




「織姫・・・前髪・・・分け目変わったよね」

「・・・うん。ちょっと気分転換。」

「・・・気分転換・・・」


「やだな。どうしたのたつきちゃん。そんな顔して。」



分からない?織姫が心配なんだ。今度は帰ってこない気がして。



「・・・織姫・・・あんまり・・・遠くに行っちゃだめだよ・・・」



「・・・な・・・なに言ってんのたつきちゃん!

そりゃあたしはこの後ちょっとの間おばさん家に行くけどさ!


 それって用事があるから仕方なくだよ? 


あたしだってホントはもっとたつきちゃんと遊びたいもん!」




ホント?・・・本当に織姫の言葉信じて良いの?



「夏休みが終わったらさ・・・そしたら・・・

またここに秋茜を見にこようよ!」



「・・・う・・・うんっ!」








あたしが織姫を裏切らなかったように 

      織姫があたしを裏切った事なんて一度もない

あたしが約束を破らなかったように 

      織姫は約束を破ったことはない



だからちゃんと織姫は帰ってきてくれるよね




だってまた秋茜を見に来ようって言ってくれたんだもん


約束したよね?もうあたしの助けが無くても大丈夫


そう自分に言い聞かせてもやっぱりどこか心配で



 どこか危ないあたしの妹みたいな友達

あたしだけ取り残されるんじゃないかって位  
  
今はあんたを待ってることしかできない


でも通じ合えるよね。遠くにいても


だってあたしを必要としてくれているでしょ?


だから早く帰ってきて。そして早く秋茜を一緒に見に行こ















 
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