芝村 :
はい。1時間目終了です。
2時間目はどうする?
伯牙 :
茨城の神社を訪ねていきたいと思います。
もう頼れるのはそこしかないので。
芝村 :
はい。
じゃ、5分待ってね
伯牙 :
はい。お願いします。
芝村 :
/*/
ここは茨城県の海岸だ。
伯牙 :
色々行ったけど一つの世界でここまで移動したのって、是空さんの時以来だなぁ。
神社までの地図を事前に用意して、サイトから行き方を調べてると思いますので、目的の神社まで行こうと思います。
芝村 :
神社があるよ。
漁港の近くの神社だ。山の中にある。
伯牙 :
神社の名前は分かりますか?
後、鳥居の形と本殿の屋根の形と。
芝村 :
神社は花園神社いうらしい
芝村 :
本殿は船型、鳥居は作り直したらしくて、タイプははっきり判別しない。
無人の小さな神社だね
伯牙 :
なるほど。
一応、しっかりお参りしてから、ゆっくりと神社を眺めます。
芝村 :
眺めています。
芝村 :
由来がきもない・・・・資料が少ないねえ
伯牙 :
近くに木とかはありますか?
何も書いてなくても立派な木がたぶん、その神社の神木になると思うので。
芝村 :
大きな樹があるね
注連縄がある
伯牙 :
お、じゃあそれですね。
神木におそなえをして、今までの経緯話をこう語りかけてみます。
芝村 :
語ってみた。
芝村 :
木が揺れている。
伯牙 :
「自分の不始末は分かっているんですが、ご助力をお願いできませんでしょうか。」
「・・お願いします。」
と、手を合わせて一心にお願いします。
芝村 :
大きな鈴がなった。
笑い声がした。
木の上に小さい人がいる。
笑ってる。
伯牙 :
「こんにちは。ここの方でしょうか?・・かたって言うのおかしいのかな。」
小神:
「ここは違うよ」
伯牙 :
「あら。。そうなのですか。・・えっと、お話してもいいですか?」
小神:
「何を話すの?貝の人」
伯牙 :
「貝の人かぁ。」(ちょっと頭をかきながら)
「貝の同族って、例えばどんな場所に住んでるものなのかなぁと。人よりも神さまの方がご存知ではないかなと思いまして。」
小神:
「うん。くわしいね」
小神:
「唇貝?」
伯牙 :
「そうです。小笠原、南の海辺で出会って。女の子の方は、もともと別の地方から移動してきたらしいのですけど。」
小神:
「唇貝はうそつきもの」
芝村 :
小神はうたっいている。
小神:
「騙されて貝の人?」
伯牙 :
「そうです。騙されての貝の人です。」(がっくりと)
「竜の呪いといわれて、その女の子とずっと結ばれないような呪いをいただいてしまいまして。」
「唇貝の神さまから。」
伯牙 :
「で、その呪いを解こうとその女の子に縁のある神さまにご助力願うために、たずねようと調べて、ここに。」
芝村 :
小神は笑った。
小神:
「貝が竜を語るのはおこがましい」
伯牙 :
「竜は竜であって、貝は貝である。ということですか?」
小神:
「そう思わない?」
伯牙 :
「言われると確かに。。です。」
芝村 :
小神はころころ笑っている。
伯牙 :
「ただ、呪いの方は順調に関係を悪化していってるようで。解呪のために遠くまで走り回ってるという感じです。」
小神:
「一人身もいいものだよ」
伯牙 :
「まぁ、それが嫌なくらいにその女の子のことが好きなんですよ。それに、ご先祖様にも悪い事しちゃってますしね。」
小神:
「そうか」
小神:
「そのご先祖さまはどんなひと?」
伯牙 :
「心から辛いんですよ。」
「えっと、偉い学者だったと聞いてます。地方の小さな貴族だったらしいですけど。河童が協力するくらいには、人がよかったと。」
小神:
「河童は頭のいい人が大好きだからね」
伯牙 :
「でも、神さまに恋をして、それを他の偉い貴族に知られて、地方に流されてしまって。そこで、来世の誓いを神さまと交わして。」
「で。来世というか、今がこんな状態です。」(がっくりと肩を落とす)
小神:
「牛久沼にいくといいよ」
伯牙 :
「牛久沼ですか。沼というと河童に縁が?」
伯牙 :
(ある場所で?というニュアンスで)
「ありがとうございます!今度よらせていただく時は、もうちょっと美味しいもの持ってきますね。」
芝村 :
小神はうなずと、歌いながらいなくなった。
伯牙 :
じゃあ、小さい神さまの言うとおりに、牛久沼の方にいきます。
移動途中で色々お供えになりそうなものを買いつつ。
芝村 :
何を買う?
伯牙 :
そうですねぇ。
やっぱりキュウリを。スーパーだと今はどこでもありますので。
芝村 :
はい。買いました。
沼まで着いたよ
伯牙 :
買ったキュウリをお供えして、キチンと挨拶を。
「こんにちは。南の小笠原から来ました。ご先祖さまがお世話になったと聞いたもので、挨拶と少しだけお願いに伺いに来ました。」
芝村 :
沼から巨大な河童が顔を出した。
芝村 :
河童は地面に数学の問題を書いた。
伯牙 :
えーっと、どんな問題でしょうか?(汗)
芝村 :
1.5 2.25 ・・・・5.06、次はいくつ?
伯牙 :
「7.569375 です。」
河童:
「どうして?」
伯牙 :
「1.5の乗数だから、ですよね?」
河童:
「勘を使わないで割り出すならどうすればいいの?」
伯牙 :
「実際に計算するのが一番速いと思いますけど、、って、それじゃ答えにはならないですか。」(汗)
芝村 :
河童は少しがっかりした。
ぶつぶついいながら沼に潜った。
伯牙 :
「あ!待ってください!!」
伯牙 :
「お話だけでも、いいですか?」
河童:
「どうしたの?」
伯牙 :
「実は、昔、学者だったご先祖さまが交わした来世の約束を、自分が唇貝の神さまに騙されたせいで、関係が悪化する呪いをかけられて果たせなくなりそうで。」
「河童さん達にも当時、ご先祖さまに協力していただいてたこともあって、何かご助力願えないかなと尋ねさせていただいたんですが・・。」
河童:
「君は子孫じゃないよ」
河童:
「先生は、数学の極意をわかっておられたから」
伯牙 :
「・・頭悪いですからね。。ゴメンなさい。」
河童:
「だから君は子孫じゃない」
伯牙 :
「!知ってるんですか?」
芝村 :
河童は潜って言った。
伯牙 :
「う、、ぅ。・・ご先祖様のこと、聞かせてください!お話、聞きたいです。」
「お願いでもなんでもなく。お話、聞かせてくれませんか?」
伯牙 :
「どんな人だったのか、知りたいです。」
河童:
「数学をなぜ勉強しないの?」
伯牙 :
「数学自体は好きです。証明問題とかパズルみたいで。でも、しばらく使う機会がないと忘れるスピードのほうが速くて・・。」(うつむき加減で、恥じつつ)
「先生は、どういう風に教えてらっしゃったんですか?」
芝村 :
河童は虚空は見た。
伯牙 :
虚空を見る河童を見てから、その方を向きます。
河童:
「数学は河童でも人間でも神様でも通用する。そこには区別も差別もない、アブストラクトな空間だって」
伯牙 :
「そっか。。なるほど。やっぱり凄かったんだなぁ。・・本当に悪い事してるな。。」
河童:
「好きなら追いかけるんだよ。沼から動けない河童でも、その方法はある」
河童:
「だからあの人は偉いんだ。君はあの人の子孫じゃない」
伯牙 :
河童に向き直ります。
河童:
「子孫ならこういう、地方でも数学はできるよって」
芝村 :
河童は潜って、でてこなくなった。
/*/
芝村 :
はい。お疲れ様でした。
伯牙 :
お疲れ様でした。
芝村 :
試練は次回に持越しでした。わははは
伯牙 :
いや、何というか昨日の時点で、もう今日どうにかするというのは半ば諦め。
何というか、、こう、悲しいじゃないですけど、つらいですね。。
芝村 :
ははは
伯牙 :
ゲームであれ、なんかもっと大事なことを踏みにじってるような気分に・・。
凄い人だったんですねぇ、という感想と、もの凄く申し訳ない気持ちが。
芝村 :
ははは。
何をいっているんだ。
芝村 :
一度の失敗は一度の成功で返せばいいのさ
伯牙 :
はい。
どう頑張ったらいいか、よく考えます。
伯牙 :
河童はすごいなぁ。。自分のもの知らなさが本当に申し訳ない・・。
芝村 :
ははは。大丈夫
君は腕がいい
伯牙 :
ちゃんとご先祖さまに頑張りましたと言えるように、河童にも認めてもらえるように、なるのがまだまだ遠い気もしますが。。
また、次マイル貯めて、チャレンジします。
芝村 :
はい。
あ。前回振り替え分のために試練チケットを1枚あげよう
これでいっておいで
伯牙 :
し、、試練チケットですか。
デートチケットの試練バージョンですか?デートが出来るじゃなくて、試練が出来る。
伯牙 :
ありがとうございます。
次までに色々方向考えて、使わせてもらいます。
芝村 :
はあい。
ではー
伯牙 :
はい、今日はありがとうございました。
では、失礼しますー。
最終更新:2008年06月22日 21:23