コンコルディア

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コンコルディア - (2013/11/29 (金) 22:48:48) のソース

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|メーカー|PD-Verlag|
|作者|Mac Gerdts|
|対象年齢|12歳以上|
|プレイ人数|2~5人|
|所要時間|90分|
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*ゲーム概要
「コンコルディア」は、およそ2000年前のヨーロッパを舞台としたゲームです。
プレイヤーは名家のリーダーとなり、様々な人物の協力を得て勢力を拡大し、勝利点を獲得することを目指します。

Mac Gerdtsと言えば、「インペリアル」や「ナヴィガドール」等々、「ロンデル」というシステムを用いたゲームが有名ですが、「コンコルディア」にはロンデルは使用されていません。
基本となるシステムは非常にシンプルになっており、プレイヤーが手番で行うことは「手札から人物カードを1枚プレイし、その効果を解決する」だけです。

人物カードは9種類あり、

ゲーム開始時から所有している6種類

|護民官|使用済のカードを全て手札に戻し、新たなコマを配置する|
|建築士|コマを移動させ、拠点を作る|
|長官|商品を生産するか、お金を得る|
|商人|お金を得て、商品を売買する|
|外交官|他プレイヤーが使用したカードをコピーする|
|元老院議員|人物カードを購入し、手札に加える|

と、

|入植者|新たなコマを配置するか、お金を得る|
|執政官|人物カードを購入し、手札に加える|
|専門家|対応する商品を生産する|

購入することで使用可能になる3種類に分かれています。
どの人物カードを、どのタイミングで、どうやって使うか、この判断が「コンコルディア」の肝となっています。

得点計算はゲーム終了時に一度だけ行われます。
人物カードには種類に応じて得点の獲得条件(10金毎に1点、拠点1個毎に1点等々)が記されており、その達成度と枚数に応じて得点を獲得します。
こうして、最も多くの勝利点を獲得したプレイヤーが勝者となります。

*写真

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綺麗に色分けされたボード。都市で生産される商品の種類はゲーム毎に変わります。

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初期の人物カード、拠点・開拓者・船コマ、勝利点のリファレンスカード。

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レンガ、食料、道具、ワイン、布の商品コマと、それを格納する倉庫ボード。

*雑感
手番にできることが1つだけ、というと簡単なゲームに思えるかもしれませんが、さにあらず。
地図、コマ、商品、カードと要素がかなり多いので、どの人物カードをどう使うか、毎手番非常に悩まされることになります。
また、セットアップが終わってしまうと、後は人物カードの登場順以外にはランダム要素がないため、かなりカッチリとしたゲームでもあります。
若干好き嫌いの出るところはあるかもしれませんが、苦しい判断を楽しく感じるようなコアなゲーマーにはばっちりはまるのではないでしょうか。

「コンコルディア」は2013年エッセンシュピール発表の新作ですが、いよいよNew Games Orderさんより販売が開始されるとのことで、国内流通が始まります。
悩ましいゲーム好きな方は是非遊んでみてください。

(2013/11/29 いずみっくす)

*プレイレポート
[[2013年11月10日例会>>http://teamjoyfull.blog.fc2.com/blog-entry-184.html]]

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