"Glory to Rome"ルール抄訳

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"Glory to Rome"ルール抄訳」(2010/09/11 (土) 00:50:23) の最新版変更点

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Cambridge Games Factory製作のカードゲーム、"Glory to Rome"のルール抄訳です。 ゲームのプレイに必要と思われる部分を抜き出して訳していますが、意訳が多く、誤訳等も多いと思いますので、参考程度に考えていただければと思います。 もし誤訳の指摘等ありましたら、ページ下部にありますメール送信フォームやコメント欄からご連絡いただければ修正させていただきます。 今後、説明用の写真等を追加する予定です。 カード訳は[[こちら>"Glory to Rome"命令カード抄訳]]になります。 *&font(18,b){ゲーム概要} タイトル:Glory to Rome (I.V Edition) 作者:Carl Chudyk メーカー:Cambridge Games Factory プレイ人数:2-5人用 対象年齢:12歳以上 プレイ時間:60分 *&font(18,b){序文} ローマの市民よ! 皇帝陛下はアクションをお望みだ! 紀元後64年、ローマは大火により混乱の渦に飲み込まれていた。 皇帝ネロはアンティウムから急ぎローマに引き返し、炎によって失われてしまった建物を再建し始めた。 皇帝は、ローマの栄光を取り戻す彼の歴史的偉業のため、あなたの助けを期待しているのだ。 *&font(18,b){内容物} 187枚のカード ・144枚の命令カード(40種類) ・36枚の現場カード ・6枚のJackカード ・1枚のリーダーカード 5枚のプレイヤーボード 1枚の「ローマの要求」カード 6枚の商人ボーナスチップ(色別) *&font(18,b){ゲームの目的} (省略) *&font(18,b){カード} **命令カード(144枚、40種類) "Glory to Rome"のメインとなるカードです。 手札にある間は皇帝ネロの命令を表していますが、ゲームの進行により、人となり、資材となり、建物となり、お金になります。 **現場カード(36枚、6種類) 資材とその価値を表しています。 新たな建物を作り始めるには、現場カードが必要になります。 これらのカードが全て使用されたとき、ローマは完全に復興します! **Jackカード(6枚、2種類) 架空のローマ市民です。 Jackカードはあらゆるアクションを"LEAD"或いは"FOLLOW"するためにワイルドカードとして使われます。 **リーダーカード(1枚) スタートプレイヤーを示します。 **プレイヤーボード(5枚) プレイヤーはゲーム中、人を庇護し、ローマ復興(と自分自身の富)のために資材を集めていきます。 プレイヤーボードはそれらを配置し、あなたの影響力を記録する場所です。 *&font(18,b){ゲームを始める前に} (省略) *&font(18,b){セットアップ} 各プレイヤーにプレイヤーボードを1枚ずつ配ります。 「ローマの要求」カードを表向きにテーブルの中央に置きます。 **最初の手札 144枚の命令カードを良く混ぜ、伏せたまま各プレイヤーに4枚ずつ配ります。 各プレイヤーは更にJackカードを1枚受け取り、合計5枚の手札を持ちます。 残ったJackカードは表向きの山にして、テーブルの中央に置いておきます。 **現場 プレイヤーの人数と等しい枚数の現場カードを、種類別に分けて残り枚数が分かるように表向きの山札にしておきます。 残った現場カードは、裏向きにしてその近くに置いておきます。 裏向きの現場カードは、街の外にある現場を表しています。 **スタートプレイヤーの決定 各プレイヤーに1枚、命令カードを表向きにして配ります。 アルファベット順で最も若いカードを配られたプレイヤーが、スタートプレイヤーとなります。 もし同じ順位のプレイヤーがいたら、追加のカードを配ってスタートプレイヤーを決めます。 配られた表向きのカードは、最初のカードプールとして場に残しておきます。 手札とカードプール以外のカードは、裏向きのドロー用山札としてカードプールの近くに置いておきます。 *&font(18,b){ゲームプレイ} 全てのターンは、まずリーダーカードを持つプレイヤー(リーダー)がどのアクションを実行するかを選択し、他のプレイヤーがそれに参加する("FOLLOW")かカードを引く("THINK")かを選択することで進行していきます。 1.リーダーは下記のどちらかを選択します。 ・"THINK" - ドロー用山札からカードを引きます。この場合、ターンは直ちに終了します。(下記"THINK"参照) ・"LEAD" - 手札から命令カードを1枚出し、プレイヤーボードに置きます。このカードの色が、このターンに全てのプレイヤーが行うアクションを決定します。 2.リーダーが"LEAD"を選択した場合、他のプレイヤーは時計回りに下記のいずれかを選択します。 ・"THINK" - ドロー用山札からカードを引きます。(下記"THINK"参照) ・"FOLLOW" - リーダーが出した命令カードと同じ色の命令カード(或いはJackカード、後述)を手札から出して、プレイヤーボードに置きます。 3.全てのプレイヤーが"THINK"か"FOLLOW"の選択を終えたら、リーダーは手札から出したカードのアクションを実行します。プレイヤーボードに同色のクリエンテスがいる場合は、1人毎に1回、追加でアクションを行うことができます。 4.時計回り順に、"FOLLOW"を選択した他のプレイヤーもアクションを実行していきます。但し、プレイヤーボードに同色のクリエンテスがいる場合は、"FOLLOW"を選択していなくても、クリエンテス1人毎に1回のアクションが実行できます。 5.全てのプレイヤーがアクションを終えたら、プレイヤーボードに置かれたカードをカードプールに移動させます。 リーダーはリーダーカードを左隣のプレイヤーに渡し、そのプレイヤーが次のターンのリーダーとなって、次のターンを行ないます。 **Jackカード Jackカードはワイルドカードです。 "LEAD"に使う場合は、Jackカードをプレイヤーボードに置いてどのアクション("THINKER"を除く)としてプレイするかを宣言します。 "FOLLOW"に使う場合は、リーダーが出したものと同色のカードとして扱われます。 **請願 同じ色のカード3枚をJackカードとして"LEAD"と"FOLLOW"に使うことができます。 同色のカード3枚を行なおうとしているアクションの色のカードとして使う(例えば、黄のカード3枚を黄のカードとして使う)ことは可能ですが、3枚のJackカードをJackカードとして使うことはできません。 **"THINK" "THINK"を選択した場合、直ちに"THINKER"のアクションを実行することになります。 下記の1つから選択することができます。 ・(場に残っていれば)Jackカードを1枚手札に加える。。 ・手札の上限(ゲーム開始時は5枚)に達するまでドロー用山札からカードを引く。 ・手札枚数が上限に達している場合は、ドロー用山札からカードを1枚引く。 命令カードを引くことを選択した場合は、手札の上限に達するまでカードを引かなければならず、途中でやめることはできません。 もしリーダーが"THINK"を選択した場合、他のプレイヤーはそれを"FOLLOW"することはできません。 リーダーは"THINKER"のアクションを実行してターンを終え、リーダーカードを左隣のプレイヤーに渡します。 *&font(18,b){クリエンテスを庇護する - "PATRON"(紫)} このアクションを実行する場合、カードプールにある命令カード1枚を選択し、そのカードをプレイヤーボード左側にある"CLIENTELE"の左側に役割が見えるように配置します。 これは、あなたが新たに庇護したクリエンテスを表します。 CLIENTELEに配置できるクリエンテスの上限は、影響力と等しく、ゲーム開始時は2枚になります。 **クリエンテス アクションが実行される際、クリエンテスは1人毎に1回の追加アクションをもたらします。 例えクリエンテスの所有者が"FOLLOW"ではなく"THINK"を選択した場合でも、この追加アクションは発生します。 このターンに庇護したクリエンテスは、次のターンになるまで追加アクションをもたらすことはありません。 *&font(18,b){資材を集める - "LABORER"(黄)} このアクションを実行する場合、可能ならカードプールにある命令カード1枚を選択し、そのカードをプレイヤーボード下側にある"STOCKPILE"に資材の名前が見えるように配置します。 これは、あなたの貯蔵している資材を表します。 プレイヤーは時計回りの順に"LABORER"アクションを実行していきます。 十分なカードがカードプールにない場合、後の順番のプレイヤーは獲得できるカードがないかもしれないことに注意してください。 *&font(18,b){建物を建てる - "ARCHITECT"(灰)/"CRAFTSMAN"(茶)} 建物を造り、ローマの栄光を取り戻すためには、"ARCHITECT"と"CRAFTSMAN"のアクションを使います。 通常、建物を完成させるには数ターンを要します。 あなたは(それが同じターン内であっても)同時に複数の建物を造ろうとすることができます。 しかし、建物の恩恵(影響力の増加と特殊能力)については、完成するまで得ることはできません。 **基礎を造る "ARCHITECT"と"CRAFTSMAN"のアクションを実行する場合、手札から命令カード1枚を選択し、あなたの前に置きます。 これは、あなたが造ろうとしている建物の基礎となります。 出したカードと一致する色の現場カードを現場カード置き場から取り、先程置いた命令カードの下側に現場カードの斜線部分が見えるように配置します。 下記の場合は命令カードを基礎として出すことができません。 1.同色の現場カードが残っていない場合 2.既に同じ名前のカードを基礎或いは完成した建物として場に出している。 対戦相手が同じ名前のカードを基礎或いは完成した建物として場に出している場合は、命令カードを出すことができます。 **街の外の現場 裏向きの現場カードは街の外にある現場を表しています。 街の外にある現場に建物を作ろうとする場合には、2つの連続した"ARCHITECT"/"CRAFTSMAN"アクションを同じターンに行わなければなりません。 クリエンテスがいない限り、通常は街の外の現場に建物を造ることはできません。 **建物に資材を追加する 建物に資材を追加するには、既に現場カードと基礎を置いていなければなりません。 これは、基礎を置いたターンと同じターンに行うことが可能です。 建物に追加するカードは基礎のカードと同じ色でなければなりません。 "ARCHITECT"のアクションを実行する場合、あなたのSTOCKPILEから建物と同じ色のカード1枚を選び、それを現場カードの下側に資材の名前が見えるように配置します。 "CRAFTSMAN"のアクションを実行する場合、あなたの手札から建物と同じ色のカード1枚を選び、それを現場カードの下側に資材の名前が見えるように配置します。 **建物を完成する 建物を完成するには、現場カードと基礎の他に、同じ色の資材が1~3枚(現場カードの下側に"+x"と記載されています)必要です。 建物を完成したら、そこから現場カードを取り、プレイヤーボード上側にある"INFLUENCE"に、金貨のイラストが見えるように配置します。 資材として利用した命令カードはそのまま完成した建物と一緒にしておきます。 **建物完成の恩恵 建物が完成すると、現場カードに描かれた金貨の枚数だけ影響力が上昇します。 より多くのクリエンテスを庇護できるようになりますし、より多くの金貨を蔵に貯めることができるようになります。 それに加え、建物の特殊能力を利用できるようになります。 建物の特殊能力については、[[カード訳>"Glory to Rome"命令カード抄訳]]を参照してください。 これらの効果は直ちに有効となります。 建物を完成したそのターンにも、あなたはその恩恵を得ることができます! *&font(18,b){資材を要求する - "LEGIONARY"(赤)} このアクションを実行する場合、下記の手順に従います。 1.手札にあるJackカード以外の命令カードを表向きにし、残りの手札と一緒に「ローマの要求」カードの上に置きます。 2.「ローマは○○(資材の名前)を要求している」と宣言します。 3.カードプールに宣言された資材と同じ色の命令カードがあれば、その中から1枚を取って、あなたのSTOCKPILEに配置します。 4.あなたの隣(左右両方)のプレイヤーは、宣言された資材と同じ色の命令カードを1枚以上手札に持っていた場合、あなたに1枚渡さなければなりません。あなたは、そのカードをSTOCKPILEに配置します。 5.隣のプレイヤーは、宣言された資材と同じ色の命令カードを手札に持っていない場合、「ローマに栄光あれ!」と宣言し、あなたは何も獲得することができません。 6.この手順を終えたら、あなたは1.で「ローマの要求」カードの上に置いたカードを手札に戻し、表向きにしていたカードを元に戻します。資材の要求に使われたカードは手札からなくなることはありません。 2人ゲームにおいては、対戦相手が唯一の「隣のプレイヤー」となります。 **"LEGIONARY"クリエンテス "LEGIONARY"のクリエンテスがプレイヤーボードに存在し、追加アクションが可能な場合、要求する資材を一度に全て公開しなければなりません。 要求する資材の組み合わせは任意で、同じ色の命令カードを出すこともできます。 隣のプレイヤーは、要求の一部でも一致する命令カードを持っている場合は、それを渡さなければいけません。 "LEGIONARY"のアクション回数より手札の命令カードが少ない場合は、追加アクションは失われることになります。 プレイヤーは尋ねられた場合は、手札の枚数を答えなくてはいけません。 *&font(18,b){資材を売る - "MERCHANT"(青)} このアクションを実行する場合、STOCKPILEにあるカード1枚を選択し、それをプレイヤーボード右側にある"VAULT"の右側に裏向きに配置します。 あなたのVAULTに配置されたカードの価値は、ゲーム終了時に勝利点として計算されます。 何枚のカードがVAULTに配置されているのかは、公開情報であり、このターンにどのカードをVAULTに配置したのかも同様です。 しかし、配置したターンが終わると、VAULTに配置されているカードを確認することは(あなたを含めて!)誰にもできません。 VAULTに配置できる資材の上限は、影響力と等しく、ゲーム開始時は2枚になります。 **商人ボーナス ゲーム終了時、全てのプレイヤーはVAULTのカードを公開します。 それぞれの資材について、最も多くの枚数をVAULTに配置していたプレイヤーは、その色の商人ボーナスチップを受け取り、3点のボーナスを得ます。 もし同数のプレイヤーが複数いた場合には、商人ボーナスは誰にも与えられません。 *&font(18,b){ゲームの終了} ゲームは、下記の場合に終了します。 ・山札がなくなった場合。 ・プレイヤーが最後の現場カードを取った場合。街の外の現場カードではありません。これらの建物は完成することはできません。 ・"Catacomb"が完成した場合。([[カード訳>"Glory to Rome"命令カード抄訳]]参照) ・いずれかのプレイヤーが"Forum"を完成し、全ての種類のクリエンテスを最低1人配置した場合。([[カード訳>"Glory to Rome"命令カード抄訳]]参照) ・全てのプレイヤーが、何らかの理由(例えば、賄賂や威嚇等々)で「降伏」を認めた場合。 ゲームは直ちに終了します。 プレイヤーは現在のターンを続けることはできず、それ以上のアクションを行うこともできません。 *&font(18,b){勝利点計算と勝者} "Forum"と「降伏」による終了の場合、そのプレイヤーが勝者となり、勝利点を計算する必要はありません。 勝利点は下記の通り計算します。 ・1影響力につき1勝利点 ・VAULTに配置された命令カードの価値(描かれている金貨の枚数)1につき1勝利点 ・商人ボーナスチップ1枚につき3点。 勝利点に関係する特殊能力のある建物(例えば、"Statue"や"Wall")を持っている場合、それらを計算して勝利点に加算します。 最も多くの勝利点を獲得したプレイヤーが勝者となります。 同点のプレイヤーがいた場合は、手札にある命令カードが一番多いプレイヤーが勝者となります。 *&font(18,b){連絡について} 当訳に関するご意見や誤訳等の指摘がございましたら、下記のメール送信フォームやコメント欄をお使いください。 *&font(18,b){更新履歴} 2010/09/09 第1版をアップ。 2010/09/11 序文を追加、その他細かい修正。 *メール送信フォーム #mailform *コメント欄 #comment_num2(nsize=20,size=100,disableurl)
Cambridge Games Factory製作のカードゲーム、"Glory to Rome"のルール抄訳です。 ゲームのプレイに必要と思われる部分を抜き出して訳していますが、意訳が多く、誤訳等も多いと思いますので、参考程度に考えていただければと思います。 もし誤訳の指摘等ありましたら、ページ下部にありますメール送信フォームやコメント欄からご連絡いただければ修正させていただきます。 今後、説明用の写真等を追加する予定です。 カード訳は[[こちら>"Glory to Rome"命令カード抄訳]]。 *&font(18,b){ゲーム概要} タイトル:Glory to Rome (I.V Edition) 作者:Carl Chudyk メーカー:Cambridge Games Factory プレイ人数:2-5人用 対象年齢:12歳以上 プレイ時間:60分 *&font(18,b){序文} ローマの市民よ! 皇帝陛下はアクションをお望みだ! 紀元後64年、ローマは大火により混乱の渦に飲み込まれていた。 皇帝ネロはアンティウムから急ぎローマに引き返し、炎によって失われてしまった建物を再建し始めた。 皇帝は、ローマの栄光を取り戻す彼の歴史的偉業のため、あなたの助けを期待しているのだ。 *&font(18,b){内容物} 187枚のカード ・144枚の命令カード(40種類) ・36枚の現場カード ・6枚のJackカード ・1枚のリーダーカード 5枚のプレイヤーボード 1枚の「ローマの要求」カード 6枚の商人ボーナスチップ(色別) *&font(18,b){ゲームの目的} (省略) *&font(18,b){カード} **命令カード(144枚、40種類) "Glory to Rome"のメインとなるカードです。 手札にある間は皇帝ネロの命令を表していますが、ゲームの進行により、人となり、資材となり、建物となり、お金になります。 **現場カード(36枚、6種類) 資材とその価値を表しています。 新たな建物を作り始めるには、現場カードが必要になります。 これらのカードが全て使用されたとき、ローマは完全に復興します! **Jackカード(6枚、2種類) 架空のローマ市民です。 Jackカードはあらゆるアクションを"LEAD"或いは"FOLLOW"するためにワイルドカードとして使われます。 **リーダーカード(1枚) スタートプレイヤーを示します。 **プレイヤーボード(5枚) プレイヤーはゲーム中、人を庇護し、ローマ復興(と自分自身の富)のために資材を集めていきます。 プレイヤーボードはそれらを配置し、あなたの影響力を記録する場所です。 *&font(18,b){ゲームを始める前に} (省略) *&font(18,b){セットアップ} 各プレイヤーにプレイヤーボードを1枚ずつ配ります。 「ローマの要求」カードを表向きにテーブルの中央に置きます。 **最初の手札 144枚の命令カードを良く混ぜ、伏せたまま各プレイヤーに4枚ずつ配ります。 各プレイヤーは更にJackカードを1枚受け取り、合計5枚の手札を持ちます。 残ったJackカードは表向きの山にして、テーブルの中央に置いておきます。 **現場 プレイヤーの人数と等しい枚数の現場カードを、種類別に分けて残り枚数が分かるように表向きの山札にしておきます。 残った現場カードは、裏向きにしてその近くに置いておきます。 裏向きの現場カードは、街の外にある現場を表しています。 **スタートプレイヤーの決定 各プレイヤーに1枚、命令カードを表向きにして配ります。 アルファベット順で最も若いカードを配られたプレイヤーが、スタートプレイヤーとなります。 もし同じ順位のプレイヤーがいたら、追加のカードを配ってスタートプレイヤーを決めます。 配られた表向きのカードは、最初のカードプールとして場に残しておきます。 手札とカードプール以外のカードは、裏向きのドロー用山札としてカードプールの近くに置いておきます。 *&font(18,b){ゲームプレイ} 全てのターンは、まずリーダーカードを持つプレイヤー(リーダー)がどのアクションを実行するかを選択し、他のプレイヤーがそれに参加する("FOLLOW")かカードを引く("THINK")かを選択することで進行していきます。 1.リーダーは下記のどちらかを選択します。 ・"THINK" - ドロー用山札からカードを引きます。この場合、ターンは直ちに終了します。(下記"THINK"参照) ・"LEAD" - 手札から命令カードを1枚出し、プレイヤーボードに置きます。このカードの色が、このターンに全てのプレイヤーが行うアクションを決定します。 2.リーダーが"LEAD"を選択した場合、他のプレイヤーは時計回りに下記のいずれかを選択します。 ・"THINK" - ドロー用山札からカードを引きます。(下記"THINK"参照) ・"FOLLOW" - リーダーが出した命令カードと同じ色の命令カード(或いはJackカード、後述)を手札から出して、プレイヤーボードに置きます。 3.全てのプレイヤーが"THINK"か"FOLLOW"の選択を終えたら、リーダーは手札から出したカードのアクションを実行します。プレイヤーボードに同色のクリエンテスがいる場合は、1人毎に1回、追加でアクションを行うことができます。 4.時計回り順に、"FOLLOW"を選択した他のプレイヤーもアクションを実行していきます。但し、プレイヤーボードに同色のクリエンテスがいる場合は、"FOLLOW"を選択していなくても、クリエンテス1人毎に1回のアクションが実行できます。 5.全てのプレイヤーがアクションを終えたら、プレイヤーボードに置かれたカードをカードプールに移動させます。 リーダーはリーダーカードを左隣のプレイヤーに渡し、そのプレイヤーが次のターンのリーダーとなって、次のターンを行ないます。 **Jackカード Jackカードはワイルドカードです。 "LEAD"に使う場合は、Jackカードをプレイヤーボードに置いてどのアクション("THINKER"を除く)としてプレイするかを宣言します。 "FOLLOW"に使う場合は、リーダーが出したものと同色のカードとして扱われます。 **請願 同じ色のカード3枚をJackカードとして"LEAD"と"FOLLOW"に使うことができます。 同色のカード3枚を行なおうとしているアクションの色のカードとして使う(例えば、黄のカード3枚を黄のカードとして使う)ことは可能ですが、3枚のJackカードをJackカードとして使うことはできません。 **"THINK" "THINK"を選択した場合、直ちに"THINKER"のアクションを実行することになります。 下記の1つから選択することができます。 ・(場に残っていれば)Jackカードを1枚手札に加える。。 ・手札の上限(ゲーム開始時は5枚)に達するまでドロー用山札からカードを引く。 ・手札枚数が上限に達している場合は、ドロー用山札からカードを1枚引く。 命令カードを引くことを選択した場合は、手札の上限に達するまでカードを引かなければならず、途中でやめることはできません。 もしリーダーが"THINK"を選択した場合、他のプレイヤーはそれを"FOLLOW"することはできません。 リーダーは"THINKER"のアクションを実行してターンを終え、リーダーカードを左隣のプレイヤーに渡します。 *&font(18,b){クリエンテスを庇護する - "PATRON"(紫)} このアクションを実行する場合、カードプールにある命令カード1枚を選択し、そのカードをプレイヤーボード左側にある"CLIENTELE"の左側に役割が見えるように配置します。 これは、あなたが新たに庇護したクリエンテスを表します。 CLIENTELEに配置できるクリエンテスの上限は、影響力と等しく、ゲーム開始時は2枚になります。 **クリエンテス アクションが実行される際、クリエンテスは1人毎に1回の追加アクションをもたらします。 例えクリエンテスの所有者が"FOLLOW"ではなく"THINK"を選択した場合でも、この追加アクションは発生します。 このターンに庇護したクリエンテスは、次のターンになるまで追加アクションをもたらすことはありません。 *&font(18,b){資材を集める - "LABORER"(黄)} このアクションを実行する場合、可能ならカードプールにある命令カード1枚を選択し、そのカードをプレイヤーボード下側にある"STOCKPILE"に資材の名前が見えるように配置します。 これは、あなたの貯蔵している資材を表します。 プレイヤーは時計回りの順に"LABORER"アクションを実行していきます。 十分なカードがカードプールにない場合、後の順番のプレイヤーは獲得できるカードがないかもしれないことに注意してください。 *&font(18,b){建物を建てる - "ARCHITECT"(灰)/"CRAFTSMAN"(茶)} 建物を造り、ローマの栄光を取り戻すためには、"ARCHITECT"と"CRAFTSMAN"のアクションを使います。 通常、建物を完成させるには数ターンを要します。 あなたは(それが同じターン内であっても)同時に複数の建物を造ろうとすることができます。 しかし、建物の恩恵(影響力の増加と特殊能力)については、完成するまで得ることはできません。 **基礎を造る "ARCHITECT"と"CRAFTSMAN"のアクションを実行する場合、手札から命令カード1枚を選択し、あなたの前に置きます。 これは、あなたが造ろうとしている建物の基礎となります。 出したカードと一致する色の現場カードを現場カード置き場から取り、先程置いた命令カードの下側に現場カードの斜線部分が見えるように配置します。 下記の場合は命令カードを基礎として出すことができません。 1.同色の現場カードが残っていない場合 2.既に同じ名前のカードを基礎或いは完成した建物として場に出している。 対戦相手が同じ名前のカードを基礎或いは完成した建物として場に出している場合は、命令カードを出すことができます。 **街の外の現場 裏向きの現場カードは街の外にある現場を表しています。 街の外にある現場に建物を作ろうとする場合には、2つの連続した"ARCHITECT"/"CRAFTSMAN"アクションを同じターンに行わなければなりません。 クリエンテスがいない限り、通常は街の外の現場に建物を造ることはできません。 **建物に資材を追加する 建物に資材を追加するには、既に現場カードと基礎を置いていなければなりません。 これは、基礎を置いたターンと同じターンに行うことが可能です。 建物に追加するカードは基礎のカードと同じ色でなければなりません。 "ARCHITECT"のアクションを実行する場合、あなたのSTOCKPILEから建物と同じ色のカード1枚を選び、それを現場カードの下側に資材の名前が見えるように配置します。 "CRAFTSMAN"のアクションを実行する場合、あなたの手札から建物と同じ色のカード1枚を選び、それを現場カードの下側に資材の名前が見えるように配置します。 **建物を完成する 建物を完成するには、現場カードと基礎の他に、同じ色の資材が1~3枚(現場カードの下側に"+x"と記載されています)必要です。 建物を完成したら、そこから現場カードを取り、プレイヤーボード上側にある"INFLUENCE"に、金貨のイラストが見えるように配置します。 資材として利用した命令カードはそのまま完成した建物と一緒にしておきます。 **建物完成の恩恵 建物が完成すると、現場カードに描かれた金貨の枚数だけ影響力が上昇します。 より多くのクリエンテスを庇護できるようになりますし、より多くの金貨を蔵に貯めることができるようになります。 それに加え、建物の特殊能力を利用できるようになります。 建物の特殊能力については、[[カード訳>"Glory to Rome"命令カード抄訳]]を参照してください。 これらの効果は直ちに有効となります。 建物を完成したそのターンにも、あなたはその恩恵を得ることができます! *&font(18,b){資材を要求する - "LEGIONARY"(赤)} このアクションを実行する場合、下記の手順に従います。 1.手札にあるJackカード以外の命令カードを表向きにし、残りの手札と一緒に「ローマの要求」カードの上に置きます。 2.「ローマは○○(資材の名前)を要求している」と宣言します。 3.カードプールに宣言された資材と同じ色の命令カードがあれば、その中から1枚を取って、あなたのSTOCKPILEに配置します。 4.あなたの隣(左右両方)のプレイヤーは、宣言された資材と同じ色の命令カードを1枚以上手札に持っていた場合、あなたに1枚渡さなければなりません。あなたは、そのカードをSTOCKPILEに配置します。 5.隣のプレイヤーは、宣言された資材と同じ色の命令カードを手札に持っていない場合、「ローマに栄光あれ!」と宣言し、あなたは何も獲得することができません。 6.この手順を終えたら、あなたは1.で「ローマの要求」カードの上に置いたカードを手札に戻し、表向きにしていたカードを元に戻します。資材の要求に使われたカードは手札からなくなることはありません。 2人ゲームにおいては、対戦相手が唯一の「隣のプレイヤー」となります。 **"LEGIONARY"クリエンテス "LEGIONARY"のクリエンテスがプレイヤーボードに存在し、追加アクションが可能な場合、要求する資材を一度に全て公開しなければなりません。 要求する資材の組み合わせは任意で、同じ色の命令カードを出すこともできます。 隣のプレイヤーは、要求の一部でも一致する命令カードを持っている場合は、それを渡さなければいけません。 "LEGIONARY"のアクション回数より手札の命令カードが少ない場合は、追加アクションは失われることになります。 プレイヤーは尋ねられた場合は、手札の枚数を答えなくてはいけません。 *&font(18,b){資材を売る - "MERCHANT"(青)} このアクションを実行する場合、STOCKPILEにあるカード1枚を選択し、それをプレイヤーボード右側にある"VAULT"の右側に裏向きに配置します。 あなたのVAULTに配置されたカードの価値は、ゲーム終了時に勝利点として計算されます。 何枚のカードがVAULTに配置されているのかは、公開情報であり、このターンにどのカードをVAULTに配置したのかも同様です。 しかし、配置したターンが終わると、VAULTに配置されているカードを確認することは(あなたを含めて!)誰にもできません。 VAULTに配置できる資材の上限は、影響力と等しく、ゲーム開始時は2枚になります。 **商人ボーナス ゲーム終了時、全てのプレイヤーはVAULTのカードを公開します。 それぞれの資材について、最も多くの枚数をVAULTに配置していたプレイヤーは、その色の商人ボーナスチップを受け取り、3点のボーナスを得ます。 もし同数のプレイヤーが複数いた場合には、商人ボーナスは誰にも与えられません。 *&font(18,b){ゲームの終了} ゲームは、下記の場合に終了します。 ・山札がなくなった場合。 ・プレイヤーが最後の現場カードを取った場合。街の外の現場カードではありません。これらの建物は完成することはできません。 ・"Catacomb"が完成した場合。([[カード訳>"Glory to Rome"命令カード抄訳]]参照) ・いずれかのプレイヤーが"Forum"を完成し、全ての種類のクリエンテスを最低1人配置した場合。([[カード訳>"Glory to Rome"命令カード抄訳]]参照) ・全てのプレイヤーが、何らかの理由(例えば、賄賂や威嚇等々)で「降伏」を認めた場合。 ゲームは直ちに終了します。 プレイヤーは現在のターンを続けることはできず、それ以上のアクションを行うこともできません。 *&font(18,b){勝利点計算と勝者} "Forum"と「降伏」による終了の場合、そのプレイヤーが勝者となり、勝利点を計算する必要はありません。 勝利点は下記の通り計算します。 ・1影響力につき1勝利点 ・VAULTに配置された命令カードの価値(描かれている金貨の枚数)1につき1勝利点 ・商人ボーナスチップ1枚につき3点。 勝利点に関係する特殊能力のある建物(例えば、"Statue"や"Wall")を持っている場合、それらを計算して勝利点に加算します。 最も多くの勝利点を獲得したプレイヤーが勝者となります。 同点のプレイヤーがいた場合は、手札にある命令カードが一番多いプレイヤーが勝者となります。 *&font(18,b){連絡について} 当訳に関するご意見や誤訳等の指摘がございましたら、下記のメール送信フォームやコメント欄をお使いください。 *&font(18,b){更新履歴} 2010/09/09 第1版をアップ。 2010/09/11 序文を追加、その他細かい修正。 *メール送信フォーム #mailform *コメント欄 #comment_num2(nsize=20,size=100,disableurl)

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