サンダーストーン:Doomgate Legion

「サンダーストーン:Doomgate Legion」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

サンダーストーン:Doomgate Legion」(2013/11/29 (金) 22:20:33) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

#ref(DL_Box.jpg) |メーカー|Alderac Entertainment Group| |作者|Mike Elliot| |対象年齢|12歳以上| |プレイ人数|2~5人| |所要時間|約45分| ---- *ゲーム概要 「サンダーストーン:Doomgate Legion」は、<<「サンダーストーン:精霊獣の怒り」」>サンダーストーン:精霊獣の怒り>>に続く、<<「サンダーストーン」>サンダーストーン>の拡張セットです。 今回も数々のヴァリエーションカードと共に、"Treasure"や"Disease-Special"といった新たなシステムが追加されています。 *"Treasure" #ref(DL_Treasure_Random.jpg) 前拡張である「精霊獣の怒り」で追加された"Dungeon Feature"。 「精霊獣の怒り」では、「トラップ」に「ガーディアン」と嬉しくないものばかりでしたが、今回はプレイヤーの助けとなる"Treasure"が追加されました。 その他の"Dungeon Feature"と同様、モンスター決定時にゲームに登場するかどうかの決定を行います。 写真は、"Dungeon Feature"のランダマイザに追加されるカードになります。 #ref(DL_Treasure.jpg) 今回登場する"Treasure"は、"Amulet"と"Ulbrick's"の2種類です。 何れも使い捨てではあるものの、その効果がかなり大きいため、重要な場面でその力を発揮することができます。 ダンジョンホールを補充した際に、ダンジョンデッキからこれらのカードがめくられたら、手番プレイヤーがそれを獲得し、(捨札ではなく)自分の前に置いておきます。 こうして獲得した"Treasure"は、いつでもその能力を使うことができます。 *"Disease-Special" 残念ながら、追加されたのは嬉しいことばかりではありません。 英雄を弱体化し、更にデッキも弱体化する嫌われ者、"Disease"がパワーアップしました。 特定のカードがゲームに登場する場合、この"Disease-Special"が通常の"Disease"の代わりに使われることになります。 #ref(DL_Disease_Special_Random.jpg) その特定のカードである、英雄の"Sidhe"、モンスターの"Evil Druid"と"The Swarm-Animal"のランダマイザです。 通常は空欄であるテキスト部分に、"Disease-Speical"デッキを用意するように指示が書かれています。 #ref(DL_Disease_Special.jpg) そして、これらが"Disease-Special"デッキに含まれるカードです。 "Disease"は、今までのものと同じです。 "Malaise"は、攻撃-2と通常の"Disease"の2倍の効果を持っています。 "Thunder's Curse"は、一見通常の"Disease"と同じに見えますが、勝利点が-2されてしまうため、最終的には何とかして取り除いておきたいカードです。 "Fatigue"は、1人の英雄の体力が-2されます。比較的効果が小さいですが、これによって装備計画が狂うこともままあります。 "Baleful Plague"は、全ての英雄の体力が-1されます。殆どの場合、一番影響が小さい"Disease"でしょう。 "Leprosy"は、唯一村で効果を発揮する"Disease"です。村カードのコストが3も上昇してしまうので、買い物はかなり厳しくなるでしょう。 いずれも癖のある、厄介なカードばかりです。 "Disease-Special"がゲームに登場する場合は、これらを廃棄できるカードを積極的に用意しておきたいところです。 *追加カード ここから先は、追加カード群の紹介になります。 面白い効果を持つカードが増えて、更にゲーム展開が #ref(DL_Hero.jpg) 7種類の新英雄から2種類。 "Deep"はレベル1から攻撃+3で体力が7もありますが、武器を装備すると弱くなってしまうという変わった英雄です。後述する"Mercenary"を公開すると強くなるので面白いデッキが作れそうです。 "Sidhe"は"Disease"の対策カードですが、他プレイヤーに送りつけることができる、というちょっと変わった対策能力も兼ね備えています。 #ref(DL_Monster.jpg) 5種類のモンスターから1枚ずつ。 "Abyssal-Thunderspawn"は、デッキを5枚めくって特定の種類の英雄を全て廃棄する、という厄介な"Breach"効果を持つモンスターが多く、デッキの英雄の構成によっては迂闊に手が出せません。 "Cultist-Humanoid"は、特定のレベルの英雄を廃棄してしまうため、攻撃を仕掛けるタイミングがかなり制限されてきます。 "Evil-Druid"は、"Disease-Special"の引き金となるモンスターであり、"Disease"に関するカードが多いです。また、様々な条件で強化されるカードがあるので、状況によって強さが変化することが多いです。 "The Swarm-Animal"は、「精霊獣の怒り」の"Horde"と同様、倒せば倒すほど強くなり、1枚あたりの勝利点が増えるようになっています。また、"Disease-Special"の引き金でもあります。 "Undead-Stromwraith"は、全てのカードが、厄介な"Immune to Magic Attack"を持っています。 #ref(DL_Guardian.jpg) ガーディアンも追加されています。 "Unholy Guardian"は、サンダーストーンがダンジョンホールに出てくると、ダンジョンデッキの底に追い返してしまいます。 つまり、"Unholy Guardian"が倒されない限り、ゲームは決して終わらないということになります。 その他の特殊能力こそないものの、体力14は過去最大であり、倒すのにはかなり苦労するでしょう。 #ref(DL_Village.jpg) Weapon、Spell、Item、Villagerから1枚ずつ。 "Soul Jar"は、見た目とは裏腹にWeaponです。公開したモンスターカードが威力に関わってくるので、中盤以降に力を発揮するカードでしょう。 "Spirit Blast"は、手持ちの経験値に応じた魔法攻撃を追加するという変わったカードです。 "Glow Berries"は、明かりにもなる食料です。勝利点1は僅差のゲームでは侮れません。 "Border Guard"は、"Viallager"ですが、今回新登場となる"Mercenary"の属性も持っています。村とダンジョンの両方で効果を発揮してくれるため、デッキにはかなり投入しやすいカードです。 #ref(DL_Stone_of_Avarice.jpg) 今回追加されたサンダーストーンは、"Stone of Avarice"です。 金貨値を持っており、サンダーストーンを2枚以上用いるキャンペーンゲームで使用することになります。 *まとめ 「精霊獣の怒り」に比べ、システム面での追加は大きいものではなく、ヴァリエーションの増加という印象の強い拡張セットです。 デッキ構築ゲームにおいては、ヴァリエーションの多さはそのまま新たなゲーム展開を生む可能性ですので、多いに越したことはないと思っています。 (セットアップの手間が大変になる、という欠点はありますが…。) 今回追加されたカードの中では、"Mercenary"シリーズが良いカードだと思っています。 村/ダンジョンどちらでも使える効果はとても便利ですし、殆どの"Mercenary"はカードが引けるようになっているため、「精霊獣の怒り」でも触れた不確定性が増して、ゲーム展開を読みづらいものにしてくれます。 「○○が足りないけど、"Mercenary"がいるから何とかなるかもしれない。ここは一か八かダンジョンに行って、カードを引いてみよう」という場面は、実際のプレイではかなり多く見られます。 悩み悩んでダンジョンに挑み、見事チャレンジに成功して強力なモンスターを討ち取った時の快感は、なかなか堪らないものがあります。 導入により、ヴァリエーションが増えて更にスリリングになる"Doomgate Legion"、やはりおすすめの拡張セットです。 (2011/03/30 いずみっくす) #comment_num2(size45,vsize3)
#ref(DL_Box.jpg) |メーカー|Alderac Entertainment Group| |作者|Mike Elliot| |対象年齢|12歳以上| |プレイ人数|2~5人| |所要時間|約45分| ---- *ゲーム概要 「サンダーストーン:Doomgate Legion」は、[[「サンダーストーン:精霊獣の怒り」」>サンダーストーン:精霊獣の怒り]]に続く、[[「サンダーストーン」>サンダーストーン]]の拡張セットです。 今回も数々のヴァリエーションカードと共に、"Treasure"や"Disease-Special"といった新たなシステムが追加されています。 *"Treasure" #ref(DL_Treasure_Random.jpg) 前拡張である「精霊獣の怒り」で追加された"Dungeon Feature"。 「精霊獣の怒り」では、「トラップ」に「ガーディアン」と嬉しくないものばかりでしたが、今回はプレイヤーの助けとなる"Treasure"が追加されました。 その他の"Dungeon Feature"と同様、モンスター決定時にゲームに登場するかどうかの決定を行います。 写真は、"Dungeon Feature"のランダマイザに追加されるカードになります。 #ref(DL_Treasure.jpg) 今回登場する"Treasure"は、"Amulet"と"Ulbrick's"の2種類です。 何れも使い捨てではあるものの、その効果がかなり大きいため、重要な場面でその力を発揮することができます。 ダンジョンホールを補充した際に、ダンジョンデッキからこれらのカードがめくられたら、手番プレイヤーがそれを獲得し、(捨札ではなく)自分の前に置いておきます。 こうして獲得した"Treasure"は、いつでもその能力を使うことができます。 *"Disease-Special" 残念ながら、追加されたのは嬉しいことばかりではありません。 英雄を弱体化し、更にデッキも弱体化する嫌われ者、"Disease"がパワーアップしました。 特定のカードがゲームに登場する場合、この"Disease-Special"が通常の"Disease"の代わりに使われることになります。 #ref(DL_Disease_Special_Random.jpg) その特定のカードである、英雄の"Sidhe"、モンスターの"Evil Druid"と"The Swarm-Animal"のランダマイザです。 通常は空欄であるテキスト部分に、"Disease-Speical"デッキを用意するように指示が書かれています。 #ref(DL_Disease_Special.jpg) そして、これらが"Disease-Special"デッキに含まれるカードです。 "Disease"は、今までのものと同じです。 "Malaise"は、攻撃-2と通常の"Disease"の2倍の効果を持っています。 "Thunder's Curse"は、一見通常の"Disease"と同じに見えますが、勝利点が-2されてしまうため、最終的には何とかして取り除いておきたいカードです。 "Fatigue"は、1人の英雄の体力が-2されます。比較的効果が小さいですが、これによって装備計画が狂うこともままあります。 "Baleful Plague"は、全ての英雄の体力が-1されます。殆どの場合、一番影響が小さい"Disease"でしょう。 "Leprosy"は、唯一村で効果を発揮する"Disease"です。村カードのコストが3も上昇してしまうので、買い物はかなり厳しくなるでしょう。 いずれも癖のある、厄介なカードばかりです。 "Disease-Special"がゲームに登場する場合は、これらを廃棄できるカードを積極的に用意しておきたいところです。 *追加カード ここから先は、追加カード群の紹介になります。 面白い効果を持つカードが増えて、更にゲーム展開が #ref(DL_Hero.jpg) 7種類の新英雄から2種類。 "Deep"はレベル1から攻撃+3で体力が7もありますが、武器を装備すると弱くなってしまうという変わった英雄です。後述する"Mercenary"を公開すると強くなるので面白いデッキが作れそうです。 "Sidhe"は"Disease"の対策カードですが、他プレイヤーに送りつけることができる、というちょっと変わった対策能力も兼ね備えています。 #ref(DL_Monster.jpg) 5種類のモンスターから1枚ずつ。 "Abyssal-Thunderspawn"は、デッキを5枚めくって特定の種類の英雄を全て廃棄する、という厄介な"Breach"効果を持つモンスターが多く、デッキの英雄の構成によっては迂闊に手が出せません。 "Cultist-Humanoid"は、特定のレベルの英雄を廃棄してしまうため、攻撃を仕掛けるタイミングがかなり制限されてきます。 "Evil-Druid"は、"Disease-Special"の引き金となるモンスターであり、"Disease"に関するカードが多いです。また、様々な条件で強化されるカードがあるので、状況によって強さが変化することが多いです。 "The Swarm-Animal"は、「精霊獣の怒り」の"Horde"と同様、倒せば倒すほど強くなり、1枚あたりの勝利点が増えるようになっています。また、"Disease-Special"の引き金でもあります。 "Undead-Stromwraith"は、全てのカードが、厄介な"Immune to Magic Attack"を持っています。 #ref(DL_Guardian.jpg) ガーディアンも追加されています。 "Unholy Guardian"は、サンダーストーンがダンジョンホールに出てくると、ダンジョンデッキの底に追い返してしまいます。 つまり、"Unholy Guardian"が倒されない限り、ゲームは決して終わらないということになります。 その他の特殊能力こそないものの、体力14は過去最大であり、倒すのにはかなり苦労するでしょう。 #ref(DL_Village.jpg) Weapon、Spell、Item、Villagerから1枚ずつ。 "Soul Jar"は、見た目とは裏腹にWeaponです。公開したモンスターカードが威力に関わってくるので、中盤以降に力を発揮するカードでしょう。 "Spirit Blast"は、手持ちの経験値に応じた魔法攻撃を追加するという変わったカードです。 "Glow Berries"は、明かりにもなる食料です。勝利点1は僅差のゲームでは侮れません。 "Border Guard"は、"Viallager"ですが、今回新登場となる"Mercenary"の属性も持っています。村とダンジョンの両方で効果を発揮してくれるため、デッキにはかなり投入しやすいカードです。 #ref(DL_Stone_of_Avarice.jpg) 今回追加されたサンダーストーンは、"Stone of Avarice"です。 金貨値を持っており、サンダーストーンを2枚以上用いるキャンペーンゲームで使用することになります。 *まとめ 「精霊獣の怒り」に比べ、システム面での追加は大きいものではなく、ヴァリエーションの増加という印象の強い拡張セットです。 デッキ構築ゲームにおいては、ヴァリエーションの多さはそのまま新たなゲーム展開を生む可能性ですので、多いに越したことはないと思っています。 (セットアップの手間が大変になる、という欠点はありますが…。) 今回追加されたカードの中では、"Mercenary"シリーズが良いカードだと思っています。 村/ダンジョンどちらでも使える効果はとても便利ですし、殆どの"Mercenary"はカードが引けるようになっているため、「精霊獣の怒り」でも触れた不確定性が増して、ゲーム展開を読みづらいものにしてくれます。 「○○が足りないけど、"Mercenary"がいるから何とかなるかもしれない。ここは一か八かダンジョンに行って、カードを引いてみよう」という場面は、実際のプレイではかなり多く見られます。 悩み悩んでダンジョンに挑み、見事チャレンジに成功して強力なモンスターを討ち取った時の快感は、なかなか堪らないものがあります。 導入により、ヴァリエーションが増えて更にスリリングになる"Doomgate Legion"、やはりおすすめの拡張セットです。 (2011/03/30 いずみっくす) #comment_num2(size45,vsize3)

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: