サンダーストーン

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サンダーストーン」(2011/03/30 (水) 16:34:27) の最新版変更点

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#ref(thunderstone_box.jpg) |メーカー|Alderac Entertainment Group| |作者|Mike Elliot| |対象年齢|12歳以上| |プレイ人数|2~5人| |所要時間|約60分| ---- *ゲーム概要 「サンダーストーン」は、剣と魔法のファンタジー世界をモチーフとしたカードゲームです。 プレイヤーはヒーローたちのリーダーとなり、ダンジョンに巣食うモンスターたちを倒しながら、伝説のサンダーストーンを手に入れることを目指します。 システムは、「ドミニオン」によって確立された、俗に「デッキ構築型」「デッキ型」と呼ばれつつあるものになります。 全員共通の初期デッキからスタートして、場にあるカードを取得してデッキを強化していき、それを勝利点に繋げていきます。 サンダーストーンでは、勝利点は主にモンスターを倒す(=モンスターカードを獲得する)ことによって得られます。 #ref(thunderstone.jpg) ダンジョン攻略が進み、奥深くに眠るサンダーストーンが地上に運び出されるとゲームは終了となります。 *カード カードは、大別すると「村カード」と「モンスターカード」に分かれます。 村カードはその名の通り村で購入することができるカードで、更に「ヒーロー」「武器」「アイテム」「呪文」「村人」に分かれます。 #ref(hero.jpg) 村カードの中でも特に重要なヒーローカード。 これが、モンスター攻略の基本となるカードになります。 その種類は戦士、僧侶・・・とファンタジー世界ではお馴染みのもので、それらにふさわしい攻撃力と特殊能力を備えています。 ヒーローは、モンスターを倒して得た経験値を支払うことにより、レベルアップできるのが大きな特徴です。 レベルアップすると攻撃力や腕力が増えたり、特殊能力が増えたり強化されたりします。 上限のレベル3に到達すると、単体ですらかなりの力を発揮するようになりますが、レベルの高いヒーローカードは枚数が少なくなる(レベル1・6枚、レベル2・4枚、レベル3・2枚)ため、人気の高いヒーローを用いる際は注意が必要です。 また、民兵は謂わばレベル0のヒーローとなっていて、レベルアップで任意のレベル1ヒーローカードに変えることができます。 #ref(village.jpg) ヒーロー以外の村カード。 攻撃力上げたり、明かりをもたらしたり、専用のアクションを行ったりできるカードです。 単独で効果を発揮するものは少ないので、デッキ内のカード、特にヒーローカードと相性の良いものを選ばなくてはなりません。 また、幾つかのカードは村で使用する金貨としてとても優秀なため、時にはそちらの効果を重視して取得することもあるでしょう。 #ref(monster.jpg) 目標となるモンスターカード。 ダンジョンの地下1階~地下3階にそれぞれ1枚が配置され、ヒーローがやってくるのを待ち構えています。 モンスターには「ドラゴン」や「アンデッド」等、8つの種族があり、ゲーム毎にその中から3種族がランダムで選ばれます。 強さの基本となるのは右上の数値ですが、特殊能力を持つモンスターも多く、数値以上の強さを発揮することが多々あります。 *ゲームの流れ まず、ランダマイザーを使って今回のゲームに登場するカードを決定します。 ヒーローカード4種、その他の村カードから8種を選び出し、基本カード4種を加えて今回の舞台となる村を作ります。 続いてモンスターカードの中から3種族を選び、それらをまとめてシャッフルしてダンジョンデッキを作り、その下部にサンダーストーンを加えます。 各プレイヤーは12枚の基本カードからなる初期デッキでゲームをスタートします。 #ref(basic.jpg) 左から「民兵」「ダガー」「非常食」「松明」で、これらを各6枚、2枚、2枚、2枚受け取り、シャッフルして手札として6枚を引きます。 これらはモンスター攻略に欠かせない要素である攻撃力、明り、或は村で使う金貨等を担うものですが、その効果はいずれも最低限です。 ゲームを進める中で、如何にこれらのカードを効率の良いものに替えていくかが大きなポイントとなります。 全ての準備が完了したら、ゲームスタートです。 手番になったプレイヤーは、「村」「ダンジョン」「休息」のいずれかの行動を選択します。 -&font(b,#ff0000){村} カードを購入することができます。 手札を公開し、それぞれのカードに書かれた金貨マークの数値を合計して、数値以下のコストのカードを1枚場から取得します。 カードによっては、村専用のアクションを行うこともできます。 また、ヒーローのレベルアップを行うこともできます。 経験値は持っているだけでは何の効果もないため、タイミングを計って村を訪れ、ヒーローのレベルアップを行うことが重要になります。 -&font(b,#ff0000){ダンジョン} モンスターに挑戦することができます。 手札を公開し、ヒーロー等の攻撃力の合計が対象モンスターの数値以上になれば、モンスターを倒すことができます。 この際、挑戦する階層に見合っただけの明かり(ダンジョンは深く潜れば潜るほど暗くなるのです)がないと、攻撃力にペナルティが課せられます。 モンスターを倒した場合、経験値とモンスターカード、もしあれば報酬効果を得ることができます。 -&font(b,#ff0000){休息} 「休息」はやや特殊な行動で、手札の中からカードを1枚選び、それを破壊(デッキから取り除く)ことができます。 モンスターの特殊能力で与えられた「病気」を破壊したり、デッキのバランス調整のために不要になったカードを破壊したり、地味ながら効果の高い行動です。 選択した行動の処理が全て終わったら、手札を全て捨てて再び6枚のカードを引き、次のプレイヤーに手番が移ります。 ダンジョンからモンスターカードが除去されるとモンスターカードが移動したり補充されたりしますが、その効果によってサンダーストーンが地上に運ばれるとゲーム終了となります。 プレイヤーはデッキに含まれているカードの勝利点を合計し、最も勝利点の多かったプレイヤーが勝者となります。 *まとめ 「ドミニオン」の派生と言える「サンダーストーン」ですが、ヒーローカードを軸とした展開、モンスター撃破による得点システム等々、モチーフにも良く合致したオリジナリティが随所に見受けられます。 全員共通、且つカードの順番もランダムとなるダンジョンデッキのお陰で、同じ村カードの構成でも選択肢を変えなければならない辺りはなかなか良くできていると思います。 要素が増えている分やや複雑になっていますが、核となるルール自体は難しくないので、慣れればさくさくと進行するようになります。 「ドミニオン」が好きな方、ファンタジー世界が好きな方、どちらにもオススメできる良ゲームだと思います。 機会があったら是非一度触れてみてください。 どうやら人気も上々のようで、7月には初の拡張セットである"Wrath of Elements"が、秋以降に第2弾の"Doomgate Legion"が予定されているようです。 現在やや入手難となっているようですが、国内ではバネストさんでの取り扱いがあった他、オークションで見かけることもありましたので、要チェックです。 (いずみっくす) #comment_num2(size45,vsize3)
#ref(thunderstone_box.jpg) |メーカー|Alderac Entertainment Group| |作者|Mike Elliot| |対象年齢|12歳以上| |プレイ人数|2~5人| |所要時間|45分| ---- *ゲーム概要 「サンダーストーン」は、剣と魔法のファンタジー世界をモチーフとしたカードゲームです。 プレイヤーはヒーローたちのリーダーとなり、ダンジョンに巣食うモンスターたちを倒しながら、伝説のサンダーストーンを手に入れることを目指します。 システムは、「ドミニオン」によって確立された、俗に「デッキ構築型」「デッキ型」と呼ばれつつあるものになります。 全員共通の初期デッキからスタートして、場にあるカードを取得してデッキを強化していき、それを勝利点に繋げていきます。 サンダーストーンでは、勝利点は主にモンスターを倒す(=モンスターカードを獲得する)ことによって得られます。 #ref(thunderstone.jpg) ダンジョン攻略が進み、奥深くに眠るサンダーストーンが地上に運び出されるとゲームは終了となります。 *カード カードは、大別すると「村カード」と「モンスターカード」に分かれます。 村カードはその名の通り村で購入することができるカードで、更に「ヒーロー」「武器」「アイテム」「呪文」「村人」に分かれます。 #ref(hero.jpg) 村カードの中でも特に重要なヒーローカード。 これが、モンスター攻略の基本となるカードになります。 その種類は戦士、僧侶・・・とファンタジー世界ではお馴染みのもので、それらにふさわしい攻撃力と特殊能力を備えています。 ヒーローは、モンスターを倒して得た経験値を支払うことにより、レベルアップできるのが大きな特徴です。 レベルアップすると攻撃力や腕力が増えたり、特殊能力が増えたり強化されたりします。 上限のレベル3に到達すると、単体ですらかなりの力を発揮するようになりますが、レベルの高いヒーローカードは枚数が少なくなる(レベル1・6枚、レベル2・4枚、レベル3・2枚)ため、人気の高いヒーローを用いる際は注意が必要です。 また、民兵は謂わばレベル0のヒーローとなっていて、レベルアップで任意のレベル1ヒーローカードに変えることができます。 #ref(village.jpg) ヒーロー以外の村カード。 攻撃力上げたり、明かりをもたらしたり、専用のアクションを行ったりできるカードです。 単独で効果を発揮するものは少ないので、デッキ内のカード、特にヒーローカードと相性の良いものを選ばなくてはなりません。 また、幾つかのカードは村で使用する金貨としてとても優秀なため、時にはそちらの効果を重視して取得することもあるでしょう。 #ref(monster.jpg) 目標となるモンスターカード。 ダンジョンの地下1階~地下3階にそれぞれ1枚が配置され、ヒーローがやってくるのを待ち構えています。 モンスターには「ドラゴン」や「アンデッド」等、8つの種族があり、ゲーム毎にその中から3種族がランダムで選ばれます。 強さの基本となるのは右上の数値ですが、特殊能力を持つモンスターも多く、数値以上の強さを発揮することが多々あります。 *ゲームの流れ まず、ランダマイザーを使って今回のゲームに登場するカードを決定します。 ヒーローカード4種、その他の村カードから8種を選び出し、基本カード4種を加えて今回の舞台となる村を作ります。 続いてモンスターカードの中から3種族を選び、それらをまとめてシャッフルしてダンジョンデッキを作り、その下部にサンダーストーンを加えます。 各プレイヤーは12枚の基本カードからなる初期デッキでゲームをスタートします。 #ref(basic.jpg) 左から「民兵」「ダガー」「非常食」「松明」で、これらを各6枚、2枚、2枚、2枚受け取り、シャッフルして手札として6枚を引きます。 これらはモンスター攻略に欠かせない要素である攻撃力、明り、或は村で使う金貨等を担うものですが、その効果はいずれも最低限です。 ゲームを進める中で、如何にこれらのカードを効率の良いものに替えていくかが大きなポイントとなります。 全ての準備が完了したら、ゲームスタートです。 手番になったプレイヤーは、「村」「ダンジョン」「休息」のいずれかの行動を選択します。 -&font(b,#ff0000){村} カードを購入することができます。 手札を公開し、それぞれのカードに書かれた金貨マークの数値を合計して、数値以下のコストのカードを1枚場から取得します。 カードによっては、村専用のアクションを行うこともできます。 また、ヒーローのレベルアップを行うこともできます。 経験値は持っているだけでは何の効果もないため、タイミングを計って村を訪れ、ヒーローのレベルアップを行うことが重要になります。 -&font(b,#ff0000){ダンジョン} モンスターに挑戦することができます。 手札を公開し、ヒーロー等の攻撃力の合計が対象モンスターの数値以上になれば、モンスターを倒すことができます。 この際、挑戦する階層に見合っただけの明かり(ダンジョンは深く潜れば潜るほど暗くなるのです)がないと、攻撃力にペナルティが課せられます。 モンスターを倒した場合、経験値とモンスターカード、もしあれば報酬効果を得ることができます。 -&font(b,#ff0000){休息} 「休息」はやや特殊な行動で、手札の中からカードを1枚選び、それを破壊(デッキから取り除く)ことができます。 モンスターの特殊能力で与えられた「病気」を破壊したり、デッキのバランス調整のために不要になったカードを破壊したり、地味ながら効果の高い行動です。 選択した行動の処理が全て終わったら、手札を全て捨てて再び6枚のカードを引き、次のプレイヤーに手番が移ります。 ダンジョンからモンスターカードが除去されるとモンスターカードが移動したり補充されたりしますが、その効果によってサンダーストーンが地上に運ばれるとゲーム終了となります。 プレイヤーはデッキに含まれているカードの勝利点を合計し、最も勝利点の多かったプレイヤーが勝者となります。 *まとめ 「ドミニオン」の派生と言える「サンダーストーン」ですが、ヒーローカードを軸とした展開、モンスター撃破による得点システム等々、モチーフにも良く合致したオリジナリティが随所に見受けられます。 全員共通、且つカードの順番もランダムとなるダンジョンデッキのお陰で、同じ村カードの構成でも選択肢を変えなければならない辺りはなかなか良くできていると思います。 要素が増えている分やや複雑になっていますが、核となるルール自体は難しくないので、慣れればさくさくと進行するようになります。 「ドミニオン」が好きな方、ファンタジー世界が好きな方、どちらにもオススメできる良ゲームだと思います。 機会があったら是非一度触れてみてください。 どうやら人気も上々のようで、7月には初の拡張セットである"Wrath of Elements"が、秋以降に第2弾の"Doomgate Legion"が予定されているようです。 現在やや入手難となっているようですが、国内ではバネストさんでの取り扱いがあった他、オークションで見かけることもありましたので、要チェックです。 (いずみっくす) #comment_num2(size45,vsize3)

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