サンダーストーン:精霊獣の怒り


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メーカー Alderac Entertainment Group
作者 Mike Elliot
対象年齢 12歳以上
プレイ人数 2~5人
所要時間 約45分

ゲーム概要

「サンダーストーン:精霊獣の怒り」は、「サンダーストーン」初の拡張セットです。
拡張セットらしく既存のカードのヴァリエーションが多く追加されていますが、それ以外にも、"Dungeon Feature(ダンジョンの特色)"という新しいシステムが追加されます。

"Dungeon Feature"(ダンジョンの特色)

本拡張で新たに追加されたのが、この"Dungeon Feature(ダンジョンの特色)"というシステムです。
通常はモンスター3種からなるダンジョンデッキに、"Trap(トラップ)"や"Guardian(ガーディアン)"という新たな種類のカードが加わるようになります。
いずれも強力な効果を持っており、プレイヤーたちを大いに困らせてくれます。

上段が、"Dungeon Feature"がダンジョンデッキに登場するかどうかを決定するランダマイザです。
モンスターの種類を決定するランダマイザに混ぜて使用されます。
モンスターを決定する際に、このカードが引かれたら、そのゲームには"Dungeon Feature"が登場することになります。

一方下段は、どの種類の"Dungeon Feature"がダンジョンデッキに登場するのかを決定するランダマイザです。
モンスターを決定する際に引かれた"Dungeon Feature"1枚につき、このランダマイザを1枚引くことになります。
こうして引かれた種類の"Dungeon Feature"が、そのゲームに登場する"Dungeon Feature"ということになります。
ちなみに、一番左の"Pick Two"が引かれた場合は、更に2枚の"Dungeon Feature"を引かなければなりません。

こうして決定された"Dungeon Feature"は、モンスター同様ダンジョンデッキに混ぜられます。

"Dungeon Feature"の「トラップ」です。
「トラップ」には、"Trap-Death(トラップ・致死)"と"Trap-Dire(トラップ・悪辣)"があり、それぞれランダマイザは別になっています。
これは、ダンジョンに仕掛けられた罠を示しており、モンスターがいなくなってダンジョンホールを補充する際、これらのカードが引かれると発動します。

"Trap-Dire"は病気を得たり、手札の呪文が廃棄されたり・・・と「ちょっと嫌な効果」という感じですが、"Trap-Death"はその名のとおり英雄が廃棄される凶悪な効果を持っています。
特に、"Rolling Boulder(ローリング・ストーン)"に至っては、合計3人の英雄が廃棄されるまで続くので、ゲーム展開に与える影響は甚大です。
これらのカードがゲームに登場する場合は、可能な限り対策を整えておきたいところです。
最も、対策となるようなカードがゲームに登場していれば、の話ですが・・・。

こちらも"Dungeon Feature"の「ガーディアン」です。
基本的には通常のモンスターと同じ扱いですが、幾つか異なる点を持っています。

まず、倒さずにダンジョンホールから追い払うことができません。
通常のモンスターの場合、勝利することができなくても戦いを挑めばダンジョンデッキの底に追い払うことができますが、ガーディアンはそれを許してくれません。
また、基本セットの"Banish(バニッシュ)"のような、ダンジョン内での位置を変更するような効果の対象にもなりません。
戦って倒さない限り、ガーディアンは確実にダンジョンを突き進んでくるのです。

そして、ガーディアンがダンジョンのランク1に到達すると、特別な"Breach(ブリーチ)"効果が発動します。
ガーディアンは、ランク1より更に浅い、ランク0という特別なランクに移動します。
そして、倒されるまでの間そこに居座り、特殊な効果を発揮し続けるのです。
例えば、写真の"Dark Champion(ダーク・チャンピオン)"の場合、このガーディアンがランク0にいる場合、手番プレイヤーは手札から1枚カードを廃棄しなければならなくなります。

非常に強力なガーディアンですが、ゲームに登場するのは後半になるようにセットアップされます。
ガーディアンがダンジョンホールに現れるまでの間に、しっかりとデッキを育て、倒す準備を整えておきたいところです。

追加カード

ここからは、拡張セットの華?、追加カード群の紹介になります。
拡張セットらしく、基本セットより複雑で使いでのあるカードが追加されています。

7種類の新英雄から、"Toryn(トーリン)"と"Runespawn(ルーンスポーン)"。
前者は武器を何枚でも装備できるという異色の戦士で、体力も高いためとても頼りになります。
レベル3になると、他プレイヤーの武器を借りられるようになり、かなりの攻撃力を出せるようになります。
後者は盗賊・魔術師という珍しい組み合わせで、他の英雄の体力を強化する力を持っています。
また、魔法攻撃を持ちつつ体力が高いので、活躍する場面は多いのではないでしょうか。

4種類のモンスターから1枚ずつ。
"Elemental-Pain(エレメンタル・ペイン)"は、デッキの上からカードをめくり、そこからカードを廃棄する"Breach"能力を持っていることが多いです。
"Elemental-Nature(エレメンタル・ネイチャー)"は、攻撃できる条件が限られることが多く、なかなか倒すのが難しいモンスターです。
"Golem(ゴーレム)"は、特殊な能力はあまりないものの、体力の低い英雄は攻撃に参加できなくなるので、英雄の選択が難しくなります。
"Horde(ホード)"は、特殊なモンスターで、倒せば倒すほど強くなり、1枚あたりの勝利点が増えるようになっています。

Weapon、Spell、Item、Villagerから1枚ずつ。
"Short Bow(ショート・ボウ)"は、待望の?弓武器で、ランク2・3のモンスターにしか威力を発揮しませんが、射手が装備すると凄まじい威力を発揮します。
"Magic Missile(マジック・ミサイル)"は、魔法攻撃+4と大きな攻撃力を持っていますが、ランク1のモンスターにしか届きません。
"Ambrosia(神聖食)"は、英雄の体力と攻撃力を一気に強化し、更に勝利点もついているという最強の?食料カードです。
"Tax Collector(徴税人)"は、プレイヤー人数に応じた金貨値を出力する変わったカードです。

今回追加されたサンダーストーンは、"Stone of Agony(苦悶の石)"です。
サンダーストーンを2枚以上用いるキャンペーンゲームのために、明かりが1ついています。

まとめ

「精霊獣の怒り」の追加により、「サンダーストーン」のゲーム性は変化しました。
基本セットのみの場合、予測不能なアクシデントが発生することは少なく、手番がきた時点でできること、起こることは殆ど確定的です。
行動の結果も、そしてその積み重ねでさえ、ある程度計算通りに進行していくゲームだったと言えるでしょう。
しかし、「精霊獣の怒り」で追加された"Dungeon Feature"は、プレイヤーたちの計算を大いに狂わせてくれます。
特に、トラップ等によっていきなり英雄が廃棄されてしまうことが増えたため、強い英雄を1人育てれば取り敢えず安心…というわけにはいかなくなっています。
所謂「運ゲー度」が上がった、と切り捨ててしまえばそれまでですが、私はゲーム展開がよりスリリングになり、冒険らしくなったのではないかな、と思っています。
この傾向は、後ほど紹介する予定の拡張セット、"Doomgate Legion"、"Dragonspire"でも受け継がれており、今後の展開がますます楽しみになっているところです。
というわけで、この「精霊獣の怒り」、「サンダーストーン」を気に入っている方には是非おすすめしたい拡張セットです。

(2011/03/30 いずみっくす)

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