ゲームマーケット2011春レポート

レポート

さあ、今年も遂にこの日がやってまいりました。
2011年6月12日(日)、ゲームマーケット2011春の開催日です。
春のゲームマーケット、秋のテーブルゲームフェスティバル、という形式から、ゲームマーケットが年2回、という形式に変わって初のゲームマーケットです。

当日は5:30に目覚ましをセット、今年は寝坊せずにちゃんと起きることができましたw
いつものようにお風呂に入り、身支度を整えてN島さんを待ちます。
集合時刻の6:45にN島さんがやってきて、予定時刻の7:00にN島さんの車で桐生を出発しました。
館林ICから東北自動車道に乗り、一路東京へ!

今回も行程は順調で、且つ休憩を一切挟まなかったため、9時前には会場付近に到着しました。
最早定番となった馬道交差点付近のコインパーキングに向かうと、幸いにも空きがあったため、スムーズに駐車することができました。
TGF2010Fの時は空きがなくてしばらく待つことになってしまったのでホッと一安心です。
手荷物を準備し、交差点のセブンイレブンに寄ってちょっとした買い物を済ませてから会場へ。

会場は、勿論?今回も東京都立産業貿易センター(台東館)です。
ここに足を運ぶのは何度目になるでしょうか、すっかりお馴染みになってしまいましたw
まずはエレベータで4階に上がり、受付でカタログを購入します。

昨年は別々だった入場チケットとカタログは、統合されて一つになりました。
各階の入り口を通過する際、スタッフにカタログを提示するという方式です。
カタログは、結構しっかりとした作りで読みやすいのですが、持ち歩くことを考えるとちょっと大きく感じますね。

今回の会場は4階と5階となっており、4階が大型ブース、5階が中・小型ブースという配置でした。
どちらからスタートするのか結構悩んでいたのですが、結局私もN島さんも4階スタートということにしました。
列に加わったのは確か9:10頃だったでしょうか、3列目の先頭ということで、100番目になるかどうかというところだったと思います。
その後も列に加わる人はどんどん増えていき、開場間際には相当な長さの行列ができていました。
体感ですが、おそらく今回も、前回の入場者数を上回ったことは間違いないでしょう。
ちなみに今年の時間潰しは、PSPの「パタポン3」でしたw

いよいよ10時となり、開場が宣言されました!
拍手と共に、ゆっくりと、整然と行列が動き出していきます。
毎回のことですが、この瞬間は本当にワクワクしますねー。

今回最初に向かったのはテンデイズゲームズさんでした。
前日夜にライブ配信された「テンデイズTV」での販売ゲーム紹介を観て、購買意欲が一気に高まったためです。
何処でもできることではないと思いますが、こういった紹介手法はかなり効果的だと思います。
そのため、つい当初予定していたものより多くのゲームを購入してしまいましたw
ちなみに、配信中大人気を博していた「ハムスター大相撲」は残念ながらちょっと前で売り切れてしまいました。
残念!

今回は一般ブースに興味深いゲームが多かったので、この後すぐに5階へ移動。
まずはI was gameさんへお邪魔して、大爆笑カレーさんの期待の作品「ヴォーパルス」を購入。
日頃のレベルの高い翻訳記事等の内容が大いに活かされているに違いありません。
続いて遊星からのフリーキックさんで「アークキング」を購入。
「テラフォーマー」以来、ゲーマーのハートをがっちり掴んだゲームを発表している寺島さんの最新作です。
最早「デザイナー買い」の領域になっていますw

ここで、N島さんと連絡を取り、お願いしておいた「7つの島」と「ハートオブクラウン」を購入できたことが確認できました。
(実はこの過程で一つやらかしてくれたんですがw)
これで、予約済分以外で最低限押さえておきたいと思っていたゲームは無事購入できたことになり、一安心です。
取り敢えずN島さんと合流を果たし、取り置きをお願いしていたゲームを購入しながら一緒に会場内をゆっくり見て回ることにしました。

以下、その際に撮影した写真と簡単なコメントです。

兎に角人、人、人の会場内。
あまりにも人が多くてちょっと息苦しい感じがしました。

御大メビウスさんの試遊卓です。
「ランカスター」や「パリスコネクション」等々、最新のゲームが遊ばれていました。

同じくメビウスさんの試遊卓にあった、「カルカソンヌ」の記念版です。
ミープルの形をしたパッケージとスコアボードが素敵ですね。

いつも大盛況のバネストさん。
今回一番人気は前評判が高かった「K2」でしょうか?
やはり、早々に売り切れていたようです。

同じくバネストさんで試遊されていた「スカイスクレイパー」。
このコンポーネントはインパクト絶大ですね。

テンデイズゲームズさんで試遊されていた「テレストレーション」。
見ているだけで良く分かる、とっても分かりやすい面白さです。
私も購入したので今月のオープン例会で是非遊びたいですね。

すごろくやさんで試遊されていた「ジャイアントステップ」。
残念ながら写真には写っていませんが、コンパスのような歩みで動いていく巨人コマがとても良い感じです。

遊宝洞さんのブースでは、久々の新作のテストプレイが行われていました。
今から発売が楽しみです。
秋のゲームマーケットには間に合うのでしょうか?

あの「モダンアート」のリメイク、そしてスタイリッシュなコンポーネントで話題騒然となった「スタンプス」。
ドロッセルマイヤーズさん、オインクゲームズさん、ニューゲームズオーダーさんの合同で実現したゲームです。
試遊卓は、最後までずっと人がついて大いに盛り上がっていました。

イベントスペースに、東京工芸大学の学生さんの制作による話題作「INKLUDE」の試遊卓が設置されていました。
今のところ販売の予定はないそうですが、今後の展開が気になりますね。

4階・5階共に設置されていたフリースペース。
ご覧のとおり満員で、ずっとこの状態が続いてしまっていて、購入したゲームを遊ぶ場所がなかなか確保できませんでした。
参加者数が増えたことの証なんですが、ここは改善の余地ありというところでしょう。

絶版、レアゲームの販売を手掛けていることで有名なナイトフライトシュピーレさんに展示されていた品々。
巨大な本の形をした「指輪戦争コレクターズエディション」をはじめ、
後ほど、あの「ハーベスト」が売られていたと聞きましたが、もしかしたらここだったのでしょうか?


今回からフリーマーケットスペースがなくなってしまいましたが、中古ゲームを扱っているブースが数箇所ありました。
思わぬ掘り出し物を見つける楽しみもゲームマーケットの醍醐味だと思うので、何らかの形で復活してくれると嬉しいですね。
個人的な収穫は、なかなか見つからなかった「ルーンバウンド拡張:ミッドナイト」でした。
本体とのセット売りだったのを分割して売っていただきまして、本当にありがとうございました。

14時過ぎに会場を離脱し、荷物を車に積み込んでから遅い昼食を取りました。
毎回、散々迷った挙句にマクドナルド、という酷い昼食パターンを辿っているのですが、今回は時間的に夕食に影響が出そうだったので、ドトールでお茶とトーストだけで済ませることになりました。
ここまで殆ど座らない状態でしたので、ここでゆっくり足腰を休めることができてホッとしました。

会場に戻ると既に15時近くになっており、4階フリースペースが公開オークション会場に変貌していました。
開催前には、オークションにかかるゲームが展示されており、皆さん興味津々で眺めていました。
ええ、勿論私も人のことは言えせませんw

そして、いよいよ定刻の15:00となり、公開オークションの始まりです!

「面白いゲームが欲しいかーっ!」「おーっ!」
「レアなゲームが欲しいかーっ!」「おーっ!」
いつものように、オークショナーを務める小林さんと会場との掛け合いから始まります。
これ、だんだん長くなっているような気がするんですが気のせいでしょうか?w

出だしの「王への請願」でいきなり凄い値段がついてしまい、今回は一体どうなることやら…と思っていたのですが、その後は至って冷静な?値付けが続きます。
中には「おお、お得だ!」と感じるような結果になったものもありました。
観ている側の勝手な意見としては、激しい叩き合いで盛り上がるのが楽しみでもあるんですがw

とは言え、高値がついたものも勿論ありまして、20,000円の大台に乗ったものも幾つかありました。
興味のあった「キャンディ工場(飴ちゃん工場)」は、開始直後からいきなり高値がついてしまい、瞬く間に手の届かないところへ行ってしまいました><
ちなみに、今回の締めはカタンの「パナソニックエディション」、カタンマニア垂涎の品というところでしょうか?
オークションの進行そのものはかなりスムーズで、30分弱で全てのオークションが終了しました。

今回も完全に見物役になってしまいましたが、毎回楽しいですねー。
次回以降も楽しいオークションを期待しています!


さて、公開オークションが終わるといよいよイベントも終盤です。
ここで、N島さんと一緒にもう一度会場全体を回ってみることになりました。

すごろくやさんで15:30から中古ゲームの販売が始まっていましたが、これがもう物凄い行列になっていて、残念ながら断念することにしました。
ちょっと店先を覗いてみましたが、相当な数の中古ゲームが出されているようでした。

この時間帯になると、あちこちでゲームの値下げが始まっていまして、お得な買い物ができる確率がアップしますw
私もテンデイズゲームズさんで、「オリュンポスの星空」をお得な価格で買わせていただきました。
下の写真を見ていただくと分かりますが、このゲーム箱がかなり大きくて、持ち運びに結構苦労させられました。

4階・5階を回り終わると、既に時刻は16:30過ぎ。
夕食に向けた移動時間のことも考えて、この辺りで会場を後にすることにしました。
立ったり歩いたりしている時間が長かったため、身体的にはかなり疲れましたが、精神的には大いに満足ですw


感想

まずは何よりも今年もゲームマーケットが無事に開催されたことを感謝します。
ゲームに直接触れ合い、作者や販売者から直接紹介してもらえるという貴重な機会、今後も是非続いてもらいたいと思います。

いきなりネガティブな話題になりますが、今回一番強く感じたのは、会場のキャパシティについてです。
毎回増加の一途を辿る参加者数に対して、最早限界が近いように思えます。
前述したフリースペースについては、需要に対して明らかに席数が不足しており、難民状態になってしまっている人が(私も含めて)多数発生していました。
購入したゲームをすぐに遊んでみたいという人も多いと思いますし、この部分は是非改善してもらいたいと思います。
とは言え、根本的な解決法はスペース増しかありませんので、なかなか難しいかもしれませんが…。
twitter等でも、この辺りは同じように考えている人が多く見受けられました。

一方、ポジティブな話題としては、同人ゲームの質が更に向上していた点が挙げられます。
コンポーネント的にも、デザイン的にも、商業ゲームと比較しても全く遜色の無いレベルのゲームがあちこちで見受けられるようになってきたと思います。
今後が益々楽しみですが、同人ゲームはどうしても入手手段が限られてしまうことを考えると、同時に頭の痛くなる話でもありますねw

また、個人的な話になりますが、今回はこんな名札を用意してみました。
前日夜になってから作り始めた急拵え品で、左上に貼りつけてある画像は、twitterのアイコンです。
日頃twitter等でお世話になっている人達とお話する切っ掛けになればと思って付けていきましたが、幸いにも多少の効果はあったようで何よりでした。
次回以降は、もっとたくさんの人とお話ができればいいなあ、と思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。


まとめ

以上で、ゲームマーケット2011春の参加レポートは終わりになります。

今回もまとまりのない文章になってしまいましたが、多少なりともゲームマーケットの雰囲気が伝わればと思います。
今回参加できなかった方でも、興味を持っていただいて次回への参加を考えていただけるようなことがあればとても嬉しいです。
長文をここまで読んでいただいた皆様、どうもありがとうございました。

では、今回も毎度お馴染みの台詞で締めたいと思います。

「ゲームマーケット2011秋が、より良いイベントでありますように」


2011/06/13 いずみっくす(第一稿)


おまけ

その後は浅草駅から銀座線に乗り、末広町駅で下車。
秋葉原の中央通りを通り抜けて、秋葉原駅から京浜東北線で鶯谷駅へ。

勿論、今回も夕食は鶯谷園さんで焼肉。
毎回イベント後のお楽しみですw

一応、お店からは90分の時間制限を申し渡されるんですが、毎回「このペースで90分食べたら死ねる」というペースで食べまくり。
トータル10人前を40分位で平らげて、溜まった疲れを忘れるほどの満足感を得ることができましたw

その後はタクシーに乗って馬道交差点に戻り、2時間弱の道のりを経て無事に桐生へと辿り着きました。
家に着くまでがゲームマーケットですからね!w


【今回の購入品】
  • ネクソス
  • アッテンダーラ
  • トレド1085
  • ハートオブクラウン
  • ル・パティシエ
  • オリュンポスの星空
  • レジティマシー
  • カリギュラ
  • アークキング
  • 7つの島
  • チョコレート
  • ジェムリーラッシュ
  • イーブン
  • フェイスアクター
  • ラリーマン
  • テレストレーション
  • ひも電 ~輸送編~
  • ヴォーパルス
  • シガラミ
  • 豚小屋
  • ダンジョンスター
  • ルーンバウンド拡張:ミッドナイト
  • ディスクショット
  • ボーントラクト
  • シティプラン デルタ
  • バリュースケール
  • ふぃぶ・ふぁぶ
  • ボルネオ
  • クフ王
  • 萬印堂の宝箱
  • でぇく差分コンポーネント
  • べんりーベルト
(N島さん購入品込み)

念願の「ラリーマン」を手に入れご満悦のN島さんですw
最終更新:2011年06月13日 23:49