常磐緩行線は、一般にJR千代田線と呼ばれる。しかしJRはこの現実を否定し、常磐線と案内する。上野に乗り入れる等の対策を何もしないで「常磐線」と呼び続けるのは何とも都合が良い話だが・・・。千代田線と呼ばれるのが嫌ならば、いっそのこと地下鉄千代田線との直通を大幅に減らしてJR独自で緩行線を作ってはどうか。

  取手~天王台の間に青山台駅を設定し、天王台~柏は現行のルート。柏から南を通って北松戸で現ルートと合流。北千住から「北千住以南の提案」で記した常磐線本線と並走し、南千住・竜泉地区・上野の順に停車。緩行線の全駅に止まりながら、上野~取手を40分から45分前後で結ぶ。

  ここまでは、大昔から「こんなルートだったら便利だな」と思っていたものである。さて、ここから先はいくつもの案を考えていた。いずれもいたって普通の案かも知れないが、列挙してみる。

1:西側の中央通りの下を通って、千代田線の湯島~新御茶ノ水で現ルートに合流する案。

2:上野から岩本町・新日本橋・八重洲(東京駅)・銀座・浜松町・芝浦・天王洲アイルの順に停車し、東海道貨物線に入る案。


  八重洲では大型ビルを建設中なので、2の案はこれに合わせて新路線を作る案でもあり、都心近くでありながら鉄道が走っていない芝浦に鉄道を作る案でもある。なお東海道貨物線を複々線化して、常磐線のルートを北千住・上野・東京・天王洲アイル~東海道貨物線とするのも一つの提案として有りだろうか。このルートの場合は北千住~上野に続いて上野~東京の列車線複々線化(現在は複線増設工事に留まっている)、東京~天王洲アイル~東海道貨物線の線路を作る必要がある。ちなみに東海道貨物線の旅客化案は運政審レベルで進んでいるが、いつものように神奈川県が優遇される話となっている。


  なお、2007年04月27日から「総合案」でご意見を募集とする。
最終更新:2008年09月21日 11:34