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バイオマス発電・熱利用」(2006/03/01 (水) 22:54:46) の最新版変更点

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<p>バイオマスについて色々<br> <br> <br> バイオマスという言葉は、生物資源という意味なのですが、それでもちょっとわかりにくい、<br> 聞きなれない言葉かもしれません。<br> 例えば、焚き火に使う薪などの木材資源もバイオマスですし、<br> 天然ゴムやオリーブオイルなどもバイオマスと呼んでよいでしょう。<br> 昔はエネルギー資源といえば、<br> 木や草などのバイオマスしかなかったのです。しかし、産業革命をもたらした石炭や<br> 石油・天然ガスの発見から、<br> 急速に文明が発達し、一方で手間のかかるバイオマスエネルギーは次第に利用されなくなってきたのでした。<br> <br> この非常に利用しやすいエネルギーである石油や石炭は、いつかはなくなってしまう限られた資源であり、<br> 便利さの反面、環境問題を引き起こす原因だとも言われています。<br> 化石燃料に代わると言われている原子力エネルギーにしても、事故が起こると大変な環境問題に発展します。我々の住んでいる日本では、主に利用している石油やウランなどのエネルギー資源を、<br> ほとんど採取することはできませんので、これらの資源ほぼ全てを輸入に頼っていま<br> す。<br> しかし、日本は本当にエネルギーに乏しい国なのでしょうか?<br> <br> 日本は、雨も多く温暖な気候で、国土の60%が森林に覆われています。<br> つまり、森林資源という非常に豊かなバイオマス資源を持っているのです。<br> このエネルギー資源を使わない手はありません。<br> おじいさんでも、昔はバイオマス資源である薪を採取しに山へ登っていたのです。<br> 今では、誰も利用しない荒れ果てた山が日本各地に広がっています。<br> 温故知新という言葉がありますが、昔の人々の暮らしを見直すことによって、<br> 新しいエネルギーの利用形態を生み出すことができるのではないでしょうか?<br> <br> <br> エネルギーになるバイオマスの種類<br> <br> 木材<br> 草・海草<br> 生ゴミ<br> 紙<br> 動物の死骸<br> 糞尿<br> プランクトン<br> <br> バイオマスエネルギーの使い道は?<br> <br> 発電・給湯<br> 暖房<br> バス・タクシー・自家用車<br> 都市ガス<br> コージェネレーション<br> <br> バイオマスの何がいいの?<br> <br> 新産業の育成・景気回復?<br> クリーン・再生可能なエネルギー<br> 石油のように蓄積できる<br> 熱を供給できる<br> リサイクル<br> 農業・林業活性化<br> 過疎化を食い止める?<br> エネルギー自給率UP!?<br> 食料自給率UP!?<br> <br> じゃぁ、何が問題なわけ?<br> <br> バイオマスが知られていない<br> コスト<br> 電力自由化<br> 社会構造<br> 技術<br> 「バイオマス(biomass)」は、「バイオ(bio=生物、生物資源)」と「マス(mass<br> =量)」からなる言葉で、<br> 「再生可能な、生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの」である、としていま<br> す。<br> <br> <br> 主なバイオマス資源<br> <br> 廃棄物系バイオマス ・廃棄される紙<br> ・家畜排せつ物<br> ・食品廃棄物<br> ・建設発生木材<br> ・製材工場残材<br> ・黒液(パルプ工場廃液)<br> ・下水汚泥<br> ・し尿汚泥<br> 未利用バイオマス ・稲わら、麦わら<br> ・もみ殻<br> ・林地残材(間伐材、被害木等)<br> 資源作物 ・飼料作物<br> ・でんぷん系作物 等<br> <br> <br>  バイオマスは、農林水産物からその廃棄物まで、<br> つまり、生産から消費、廃棄、再生産までを一貫して捉えるものですので、<br> 循環型社会を考えるにあたっても、物質循環の基本となる考え方です。<br> <br>  バイオマスは、植物・動物由来の資源として、本来幅広い意味を持つ言葉で、<br> 私たちの食べ物や、木材などもバイオマスと考えられます。<br> ただし、食べ物や木材などは、今も十分に使われていますので、<br> 今のところは、廃棄されたもの、使われていないもの、<br> 資源としてつくられるものを「バイオマス」として、利活用を進めていくことにして<br> います。<br> <br>  それからよくご存知の方は、石油や石炭は昔の生物が化石になったものなので、<br> バイオマスに含まれないの?と考えられるかも知れません。何億年という長いタイム<br> スケールで考えると、<br> 石油や石炭もバイオマスには違いありませんが、今はそれらをバイオマスとは呼ばな<br> いことにしています。<br> <br> バイオマスを使うと<br> <br>  それではバイオマスは何に使えるのでしょうか。<br> <br>  薪や炭を燃料として使ったり、稲わらや家畜排せつ物などからたい肥を作って農産<br> 物を生産したり、<br> といった利活用は従来から行われてきていますが、現在では技術の進展などにより、<br> <br> バイオマスから、電気や熱、液体燃料などのエネルギーを取り出したり、<br> 生分解性プラスチックなどの工業原料として、<br> さまざまな用途に利活用が可能となっています。<br> <br> <br>  バイオマスは、太陽のエネルギーと水・土・空気を使って生物により自然循環のな<br> かでつくられる資源です。<br> <br>  このため、石油・石炭といった化石資源や、金属などの鉱物資源と異なり、<br> 適正に利用すれば枯渇することがありません。<br> <br> また、近年、石油・石炭など化石エネルギーの大量消費により、<br> 地球温暖化が国際的な問題になってきていますが、<br> バイオマスは使用しても地球温暖化をもたらす大気中の二酸化炭素を増加させない資<br> 源として、<br> 注目されています。<br> <br> バイオマスは、石油や石炭に比べ、有害物質が少なく、クリーンな資源でもありま<br> す。<br></p> <br>
<p>バイオマスについて色々<br> <br> <br> バイオマスという言葉は、生物資源という意味なのですが、それでもちょっとわかりにくい、<br> 聞きなれない言葉かもしれません。<br> 例えば、焚き火に使う薪などの木材資源もバイオマスですし、<br> 天然ゴムやオリーブオイルなどもバイオマスと呼んでよいでしょう。<br> 昔はエネルギー資源といえば、<br> 木や草などのバイオマスしかなかったのです。しかし、産業革命をもたらした石炭や<br> 石油・天然ガスの発見から、<br> 急速に文明が発達し、一方で手間のかかるバイオマスエネルギーは次第に利用されなくなってきたのでした。<br> <br> この非常に利用しやすいエネルギーである石油や石炭は、いつかはなくなってしまう限られた資源であり、<br> 便利さの反面、環境問題を引き起こす原因だとも言われています。</p> <br> <p><br> エネルギーになるバイオマスの種類<br> <br> 木材<br> 草・海草<br> 生ゴミ<br> 紙<br> 動物の死骸<br> 糞尿<br> プランクトン<br> <br> バイオマスエネルギーの使い道は?<br> <br> 発電・給湯<br> 暖房<br> バス・タクシー・自家用車<br> 都市ガス<br> コージェネレーション<br> <br> バイオマスの何がいいの?<br> <br> 新産業の育成・景気回復?<br> クリーン・再生可能なエネルギー<br> 石油のように蓄積できる<br> 熱を供給できる<br> リサイクル<br> 農業・林業活性化<br> 過疎化を食い止める?<br> エネルギー自給率UP!?<br> 食料自給率UP!?<br> <br> じゃぁ、何が問題なわけ?<br> <br> バイオマスが知られていない<br> コスト<br> 電力自由化<br> 社会構造<br> 技術<br> 「バイオマス(biomass)」は、「バイオ(bio=生物、生物資源)」と「マス(mass<br> =量)」からなる言葉で、<br> 「再生可能な、生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの」である、としていま<br> す。<br> <br> <br> 主なバイオマス資源<br> <br> 廃棄物系バイオマス ・廃棄される紙<br> ・家畜排せつ物<br> ・食品廃棄物<br> ・建設発生木材<br> ・製材工場残材<br> ・黒液(パルプ工場廃液)<br> ・下水汚泥<br> ・し尿汚泥<br> 未利用バイオマス ・稲わら、麦わら<br> ・もみ殻<br> ・林地残材(間伐材、被害木等)<br> 資源作物 ・飼料作物<br> ・でんぷん系作物 等<br> <br> <br>  バイオマスは、農林水産物からその廃棄物まで、<br> つまり、生産から消費、廃棄、再生産までを一貫して捉えるものですので、<br> 循環型社会を考えるにあたっても、物質循環の基本となる考え方です。<br> <br>  バイオマスは、植物・動物由来の資源として、本来幅広い意味を持つ言葉で、<br> 私たちの食べ物や、木材などもバイオマスと考えられます。<br> ただし、食べ物や木材などは、今も十分に使われていますので、<br> 今のところは、廃棄されたもの、使われていないもの、<br> 資源としてつくられるものを「バイオマス」として、利活用を進めていくことにして<br> います。<br> <br> バイオマスは何に使えるのでしょうか。<br> <br> <br> バイオマスから、電気や熱、液体燃料などのエネルギーを取り出したり、<br> 生分解性プラスチックなどの工業原料として、<br> さまざまな用途に利活用が可能となっています。<br> <br> <br>  バイオマスは、太陽のエネルギーと水・土・空気を使って生物により自然循環のな<br> かでつくられる資源です。<br> <br>  このため、石油・石炭といった化石資源や、金属などの鉱物資源と異なり、<br> 適正に利用すれば枯渇することがありません。<br> <br> また、近年、石油・石炭など化石エネルギーの大量消費により、<br> 地球温暖化が国際的な問題になってきていますが、<br> バイオマスは使用しても地球温暖化をもたらす大気中の二酸化炭素を増加させない資<br> 源として、<br> 注目されています。<br> <br> バイオマスは、石油や石炭に比べ、有害物質が少なく、クリーンな資源でもありま<br> す。<br></p> <br>

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