闇の存在・魑魅魍魎が侵食しつつある魔都・東京。
人魔の間で太古より守られてきた「互いに不干渉」という暗黙のルールも、
人が外道に堕してからは綻びを見せはじめ、人魔結託した犯罪組織や企業が暗躍していた。

しかし正道を歩まんとする人々も無力ではない。
時の政府は人の身で『魔』に『対』抗できる集団・『忍』のものたちからなる集団を組織し、人魔外道の悪に対抗したのだ。

――――人は彼らを『対魔忍』と呼んだ。







美しい女だった。


濡れ羽色の長髪はしっとりとしており、撫ぜた指を迎え入れるように柔らかく包み込む。
釣り上がった目、高い鼻、潤んだ唇。
一つ間違えば目も当てられぬような、しかし、決して間違いが侵されなかった絶妙なバランスで配置されている。
肉体は女性としての丸みを帯びているが、戦士としての鋭さも同居している。
長い足に肉付きのいい腰元、そして、スレンダーな身体に後から付け足したように不自然な乳房。
ともすれば不釣り合いとも取れるその肉体は、確かに男の情欲を駆り立てるものだ。

事実、美しい女を召喚して見せた男は頬を緩ませ、誤魔化すように長い金髪をかき上げた。

「おお、美しいサーヴァントよ。
 どうやら、私は聖杯戦争における重要な『優秀な英霊の召喚』という項目は成功したようだね」

源流に伊賀忍者の系譜を持つ井河の家系の当主の一人であり、最強の対魔忍と称された井河アサギ。
彼女は今、聖杯戦争と呼ばれる聖遺物を呼び起こす儀式に招かれていた。
最も、彼女は道具としてだ。
聖杯を起動させるために必要とされる聖杯戦争。
そのためには英霊が必要だ。
それ以上の知識は存在しないが、英霊が必要であるということは知識として与えられている。
そう、井河アサギはその英霊として呼び起こされていたのだ。

「私はアサシンのサーヴァント。問おう、貴方が私の召喚者?」

息を吸うほどに身も震えるほどの快感を覚える異常な身体を持ちながら、アサギは顕界していた。
英霊とはすなわち人々の信仰に依るものであり、人々の知る逸話から生じる要素を大きく持つ。
アサギにとっての異常性感を持つ身体は、まさしくそれだった。
かつて潜入していた魔に侵された都市、そこで失態を犯し、捕縛される。
そこで施された肉体改造。
全身を性感帯化。
感度は通常時の実に三千倍。
乳首の感度をクリトリス並にされ、射精の快感を伴い母乳を吹き出す。
およそ非人道的な肉体改造を受けてなお、アサギは屈しなかった。
強靭と呼ぶのも躊躇われるほどの精神力であらゆる快感を耐えぬいたのだ。

「前述のとおり私が君のマスターだよ、美貌の暗殺者殿」

そんなアサギの、険の強い鋭い美貌に満足したように、召喚者は小さく頷いた。
召喚者にとって、アサギの獰猛な危うさを持つ美しさは望むべきものだった。
となると、後は精神性のみだ。

「私の『創る』新世界を『作る』のは、強く賢い女たちだ。
 故に、私の求めるものを君は持っている」

甘いマスクで、甘い言葉を囁く。
召喚者――――エンブリヲは、蛇のように赤い舌を震わせてアサギへと語りかける。

「あらゆる世界において間違いは存在する。
 私にはそれは我慢できない……それはアサシン、君も同じはずだ」
「……そうね」

声が響くたびに、エンブリヲは笑みを深める。
強さを宿し、抜身の刃のようにエンブリヲに突きつけてくる。
なるほど、アサギは根本的にエンブリヲを信用していないようだ。

「おやおや、ひどく冷たい声ではないか……アサシンは私のことが嫌いなのかい?」
「嫌えるほどマスターのことを知っていないわ」
「これは手厳しい」

エンブリヲは甘く笑い、アサギは冷たくエンブリヲを見据える。
アサギは斬りつけるようにエンブリヲの全身を見つめ、エンブリヲは舐め上げるようにアサギの全身を見つめる。
アサギはエンブリヲの好色な視線に嫌悪感が走り、エンブリヲはふと見せた一瞬の変化に「おや?」と声を上げた。

「どうやら、アサシンの身体には何か秘密があるようだね」
「開口一番、随分と下劣なこと……五分ほどしか紳士の皮は被れないのかしら?」
「これは失礼、女性に身体を問いかけるなど無粋にも程があったかな。
 しかし、いくらなんでも異常過ぎないかな、それは」

アサギは無言で睨みつけ、エンブリヲは笑みをさらに深める。
エンブリヲは言葉を続ける。

「私の理想を共有してもらいたいのだよ、アサシン。
 しかし、働き蟻の法則をご存知かね?」
「経営学? 経済社会の世直しなら聖杯なんて必要じゃないんじゃないの?」

「いいや、必要なのだよ。
 どれほど理想を集めても、やがて全体のニ割は堕落する。
 新世界を創るには問題が大きすぎる……人間は本質的に愚かで、堕落を――――」
「新世界、ね」

「貴方が創り、女性が作る。
 うまく言い換えてるけど、結局は――――」

忍者刀が翻る。
光に差し迫る速さで引きぬかれたそれは、容易にエンブリヲの首と胴を切り離した。
ポタン、とエンブリヲの頭部が地面に落ちる。
それを、アサギは冷めた目で見下ろしていた。

「腐臭がするのよ、貴方。傲慢で、どうしようもない自尊心。
 こびり付いて離れない、堕落した魂の――――――――」


「ぬぉおぉぉぉぉぉぉおお!!?!?」


突然の苦しみの声が上がる。
アサギは身構えたまま、勢い良く声の方向へと視線を向ける。
そこには切り落としたはずのエンブリヲが五体満足の状態で苦痛の声を上げていた。
アサギは切り落として地面へと転がっているはずの頭部を探す。
すでに、その頭部はどこにも存在しなかった。

「なんだこれは、痛いぞ!?」
「……な、なに、を?」
「これが君の力か……アサシン?
 まさか、こんな痛みを……ああ、ダメだ、さっさと切り離しておこう」

エンブリヲはその言葉と同時に、苦痛に歪めていた顔を瞬時に元に戻した。
痛覚の遮断である。
アサギは後ずさり、エンブリヲは一歩踏み出した。

「やれやれ、私の理想が信用出来ないからすぐに手打ちかい?
 しかし、速い。トップクラスの速さなのではないかい?
 令呪を使う暇もなかったじゃないか」
「魔族……まさか、そんなものに使役されるだなんて」
「神も陳腐だが、悪魔はもっと陳腐だ。調律者と呼んでくれたまえ」

アサギはエンブリヲを魔族と判断した。
対魔忍が持つ退魔の力は、魔族にとって毒そのものだ。
通常の攻撃以上の痛みを起こす。
エンブリヲの苦痛の声は、その結果だろう。

「この戦争を勝ち抜くためには素晴らしい猛獣だが……首輪が必要なようだね」
「令呪を……ッ?」
「絶対服従などでは君の気高き意思を曲げることは出来んだろう?
 だから、別の方法だ」

エンブリヲはそう言って、アサギに見せつけるように右手を掲げた。
その右手の甲には羽を広げた天使にも女性器を貫く男性器にも見える刺青が走っていた。
刺青に、光が走る。

「『令呪を持って命じる――――我が行動を受け入れろ、アサシン』」
「……?」
「さて、それでは失礼するよ」

そう言って、エンブリヲがアサギの額へと手を伸ばす。
一瞬、抗おうとするが、言語化しづらい、非物理的な拘束が走った。
エンブリヲの手を払いのけることも、避ける事も出来ない。

「ほう、面白い身体をしているね」
「……下衆な言葉ね、実によく似合っているわ」
「では、鞭の時間だ。
 いや――――」

エンブリヲは頬を緩ませ、アサギは汗を流した。
男の情欲に溢れた、ごく自然的な笑顔だった。

「淫乱な娼婦の君には、飴になってしまうかな?」

光が走り、視界が揺れた。
アサギの喉から、意思に反して叫びが走る。



「んほぉぉぉおぉおぉぉ!!!??!?!?」


――――叫びという、嬌声が。

常人では発狂するほどの異常性感を、アサギは人知を超えた精神力で耐えている。
眠っている時も、起きている時も、敵と戦っている時も。
アサギはその快感に耐えていた。
故に、多少の自信があった。
傲りと言い換えてもいいかもしれない。
その傲りが今、調律者を名乗るものによって嘲笑われる。

「フィヒッ、おおぉおぉぉぉぉ、へぐぅ、あおぉぉぉぶぶぅぅぅ!?!?!」

すでに三千倍まで造り変えられていたアサギの感度が、さらに五十倍される。
三千倍から五十倍へと減ったわけではない。
エンブリヲは現在のアサギの感度を『五十倍』にしたのだ。

「お、おかしぃ……!こ、こんひゃの……朧の、きひゅうの……より……!」
「君にとっての」

すなわち、三千倍にさらに『五十倍』!
その感度、平常時の実に十五万倍!!
もはや、精神で耐えるだとか、快楽に慣れているとか、そんな領域の話ではない!!!

「ふぅぅ………ひゅずぅ……と、つぉけりゅ……!」
「脳みそを溶かされて、一度死んでみるのもいいだろう」

おっと、英霊なのだから二度目かな?
エンブリヲはそう言い放ち、ぴっちりと張り付いた対魔スーツの上から、ピンポイントで乳頭をつかむ。

「んほおんほぎぉぃぃぎぃぃぃいぃ!?!??!」

対魔スーツの摩擦だけで、かつての性的拷問に匹敵、あるいはそれ以上の快楽を得ていたアサギが吠える。
みっともなく目を見開き、無様に鼻を広げ、犬のように舌を突き出す姿に、エンブリヲは怪しく笑う。
そして、蛇口を撚るような気軽さで乳頭を握りつぶした。

「ファゥヒィ!? にゃにゃにうぉ……フィホッ?!」
「逝け、アサギ!」

近隣で雷が落ちたように、視界は光に塗りつぶされ、音は消える。
だが、それも一瞬。
まるで津波に飲み込まれるように、アサギの中から上下という概念が消える。


「死ね、アサシン!死んでしまえ!」
「んひゃ、ひゃめ、ひゃめえええええええええええ!!?!?!?」
「快楽の渦に飲み込まれて、溺死しろ!」
「ヒェハハにギぃーーんッ♪♪」

自身が立っているのか、倒れこんでいるのか、それすらも分からない。
ぶぎゅる、ぶじゅる、どゅじゅる。
自分という意思が消えるほどの快楽を受けて、アサギはあらゆる穴という穴から分泌液を放射する。
鼻汁は垂れ、目からは涙が流れ、嘔吐と見間違えるほどの唾液が口内からこぼれ落ちる。
股間からは小水と愛液が垂れ流しのままであり、射乳された母乳とともに対魔スーツの全体を大きく湿らせる。
まるで海へと飛び込んでいたかのような有り様。


「あ……ひゃ……あひゃぁ……♪」


膝から崩れ落ちる。
恐ろしいことに、これほどの快感を受けてなお、アサギは立っていたのだ。
しかし、それもこれまでだ。
糸の切れた人形のように、アサギは倒れこんだ。
エンブリヲはアサギの濡れ羽色の長髪を掴み、強引に顔を持ち上げた。
そして、アサギの唇へと自身の唇を付ける。
ビクリ、ビクリ、とアサギの身体が震える。
エンブリヲとアサギの唇が離れる。
エンブリヲは自身の唇とアサギの唇についた粘ついた糸を指で絡めとり、舐めとった。

(ぜ、ぜっつぁいに……)

アサギは快楽に歪んだ瞳を光らせる。
ゾクゾクと、エンブリヲの背中に快感が走った。

「君の汁は甘いな、アサシン。
 ふふ、喜ばしいことだ……どうやら、私は当たりを引いたようだ」


(ころひてやる……♪)



【クラス】
アサシン

【真名】
井河アサギ@対魔忍アサギ3

【パラメーター】
筋力:C 耐久:E 敏捷:A 魔力:C 幸運:E 宝具:C

【属性】
中立・善

【クラススキル】
気配遮断:C
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
完全に気配を断てば発見する事は難しい。

【保有スキル】
退魔:A+
対魔忍が持つ退魔の力、概念性の毒とも呼べる力。
魔に属する者に対して、通常の倍に匹敵するダメージを与える。
最強の対魔忍と称されたアサギは最高クラスのスキルランクを誇る。

敵地破壊:C+
相手の敵地に忍び込んで効果を発揮するスキル。
マスター・サーヴァントの区別なく、相手が気付いた陣地に潜入した時、敏捷のステータスがワンランク上昇する。

魔の疵痕:C
かつて奴隷娼婦であったという逸話から転じて生まれたバッドスキル。
本来治療されたはずの魔界医療による肉体改造の影響が残っている。
全身が性感帯と化し、乳首の感度もクリトリスと同等のものであり、また、射精さながらに快感に伴い母乳を射乳する。
ただし、気を整える丹田法により、精神力でその快感を無効化している。

【宝具】
『忍法・光陣華』
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:1-10 最大捕捉:10人
異能系忍法・隼の術を応用した技能と異能を兼ね備えた宝具。
人の理の外に存在するはずの魔族ですら常軌を逸していると称するほどの速さで行動する。
その正体は、時間を6秒ほど止めた世界の中でアサギだけが行動している。

『私の鳥籠の中の私』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
アサギの中に棲むアサギ。
対魔忍とは魔族の血を宿した一族の者達のことであり、遠き過去に受け入れた魔族の血が覚醒することで人を超える。
筋力・敏捷・魔力がワンランク上昇する。
また、肌は生気を失った青白いものとなり、髪もまた色を失った総白髪となる。

【weapon】
忍者刀と太刀の二刀を持ち合わせている。
また、対魔スーツも紫紺のものと純白のものが存在する。

【人物背景】
井河アサギは対魔忍シリーズにおける主人公のひとりである。
「アへ顔の代名詞」として一躍有名になったのは、
PIXYから販売されたアダルトアニメ(2007年,むらかみてるあき)の影響による。
彼女はレイプ、イラマチオ、高速ピストン、などのプレイ経験が豊富であるばかりか、
異種姦や触手、ボテ腹、母乳吹きと知名度に恥じない実績を持つ。
さらに、身体中が性感帯に改造されても耐えられる精神力と、
亜人(馬)から激しく突かれても破裂しない内臓を併せもつ。
出典である最新作は30歳オーバーであり、「BBA属性」も獲得した。

どの作品でもほぼ確実に作戦を失敗した後、モブから散々な辱めを受けるので、生存さえも危うい立場になりやすい。
最新作では「お前の母親を助けるため娼婦になって潜入して来い」という無茶苦茶な命令を
教え子であるユキカゼや凛子にするあたり、オツムの出来もよろしくないと評判である。
寧ろ無能にも程があるが、エロゲヒロインだからしょうがない。

チンポになんか屈しない → オぉぉぉんンんおマンゴイグイグーーッ!!、の流れを見ると
『堕ちるの早すぎ……』、『ハイハイ、妹のため妹のため』等と感じるプレイヤーも少なくない。
正直戦士としては使えても(光速の斬撃を普通に見切って避けるなど身体能力だけは異常)、
忍者としては無能でどうしようもない女である。
『アサギ3』ではついに肉体改造なしでも普通にアヘ顔を晒す事が判明。
しかし、もはやプレイヤーからは「知ってた」「様式美」などの反応しかない。

【基本戦術、方針、運用法】
高い暗殺技術を持つと同時に、白兵にも秀でているため攻め込むという方針においては様々な手を取ることが出来る。


【マスター】
エンブリヲ

【マスターとしての願い】
新世界の創造

【weapon】
武器は所持していない。

【能力・技能】
不死であり、相手の肉体感覚も操作でき、あまつさえ時間と空間すらも操作できる、実質的な神。
ただし、自身の城とも言える場所を離れたために、この舞台においてどれほどの力を持ち得ているかは不明。

【人物背景】
人類を超えた存在ゆえ彼らの行動を見物する。
また、かつて世界を破壊したとされるラグナメイルの操縦者でもある。
拳銃で頭を撃ち抜かれても、別の場所から何もなかったかのように何度でも平然と現れるなど、
死を超越したかのような仕草を見せる。

指先で触れた相手の痛覚と快楽を自由に操ることができる。

本人曰く「調律者」である。
かつて、争いの絶えない人間たちの状況を憂い、争いや差別の無い理想郷を創るためにあらゆるものを思考で操作できる高度な情報化テクノロジー「マナ」やそれを扱うことができ争いを好まない穏やかで賢い新人類を創造した。
それゆえ、ノーマが先祖がえりを起こしただけの「普通の人間」であることを承知もしており、彼個人にノーマへの差別意識はない。本人曰く、「1000年は生きている」とのこと。

世界会議でアルゼナルの状態に頭を痛めている首脳たちに対して
『ドラゴンに全面降伏するかドラゴンを皆殺しにするか、そうでなかったらこの世界を作り直す』
と宣言・その考えに嬉々と賛同したジュリオに指揮権を任せる。
しかしジュリオの命令で行われたノーマの大量虐殺を身勝手な暴走とみなし、自機のディスコード・フェイザーでジュリオを粛清した。
時間と空間を自由に操ることができ、その力でタスクの父親とその仲間を石の中に埋めて殺害している。
アンジュたちの世界とサラたちの世界を融合して一つの地球に作り直すためのテストとしてサラたちの世界にも同じ攻撃を仕掛けるが、
焔龍號の「収斂時空砲」とヴィルキスの「ディスコード・フェザー」の共鳴によってかき消された。
そしてアンジュがサラの世界にいる間にサリアらを仲間に加えた上に彼女らにラグナメイルを与える。
「永遠語り」は宇宙を支配する法則を彼がメロディーに変換した物である。

【方針】
聖杯を手に入れ、新世界を創り、自身の選んだ優秀な女性に作らせる。

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