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「1-72 禁断小ネタ」(2008/03/20 (木) 00:37:52) の最新版変更点
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<div class="header">~禁断少女に会いたくて~(小ネタ)<br /><br />
僕は目覚めるとすぐにピンク板を開いた。馴染みのスレを次々に巡回してゆく。<br /><br />
ふと、あるスレでマウスの指が固まった。それは「禁断少女」というスレだった。<br /><br />
―― うぉぉぉぉ!! なんだよ!! みんなの元にも現れてたのか!?>禁断少女!<br /><br />
なんで僕の所には来てくれないんだ!! 不平等だよ! 差別だよ!<br />
僕はこの理不尽さに このスレをしつこくリロードした。<br /><br />
僕だって、僕だって ちゃんとオナ禁はしているんだ!! きっと僕だけの禁欲少女が現れるはず!!<br />
アク禁になってもリロードしてやる!! <br />
和服でもワンピでも、裸エプロンだっていいんだ!! 僕は指が吊るほどリロードをした。<br />
既に意地になっていた。<br /><br />
すると、モニターが急に暗転する。<br /><br />
き、来たか!? 僕の禁断少女!?<br />
しばらく画面が真っ黒になった後、画面の中からメイド服の少女が現れた。<br />
メイド服禁断少女 来たーーーーー!!<br /><br />
僕の期待はMAXまで膨らんだ。<br />
「や、やぁ! 待っていたよ! 早く画面から出て来ておくれ、マイ・ハニー! 」<br /><br />
しかしメイド姿の禁断少女は、困った顔でこう言った。<br />
「ご主人様ぁ~。 残念ですが、アタシは画面から出られません~ 」<br />
僕は雷に打たれたような衝撃を受けた。<br /><br />
「な、なんでだよ!? ちゃんとオナ禁もしてたし、そりゃ僕はSS書きじゃないけどさ!<br />
そんな差別をするなんて酷いじゃないか!! 」<br /><br />
メイド服の禁断少女は頭を振ってため息を付いた。<br />
「ご主人様……。 ご主人様は確かに手淫はなさってませんでした。<br />
だけど、今朝も夢精なさってたでしょう? 一旦射精をした方の元へは、一定時間降臨できないのです」<br /><br />
―― ガーン……! そりゃないぜ、ベイベー!<br /><br />
「だ、だってそれは不可抗力じゃないか!! 自分の意志じゃしてないんだぞ!?<br />
僕は断固として言わせて貰う! 出でよ! 出て来い!! 禁断少女!! 」<br />
せっかく現れた、しかもメイド服萌えの禁断少女を ここで逃がしてなるものか!<br />
僕は必死にリロードをした。<br /><br />
「……残念ですが、また一定期間を置いてから 当スレにお越し下さい。 次の機会をお待ちしております」<br />
メイド服萌えの禁断少女は、儀礼的に謝罪をすると ぷつりと姿を消してしまった。<br /><br />
消えた後には、禁断少女に出合ったという、自慢のような報告レスだけが羅列されている。<br /><br />
僕は怒りが収まらなかった。<br />
「くっそ~~!! 海外サーバーから攻撃してやる!! 」<br /><br />
ここ最近2chがよく落ちるのは、禁断少女に出会えなかった男たちの腹いせが動機だったのだ。<br /><br />
~ 禁断少女に会いたくて ~<br />
なんとも罪作りな禁断少女である。<br /><br />
注意! この話はフィクションです。でも少しは私怨が入っているかも……。<br />
……2chが落ちるのは 迷惑な話ですね。<br /><br />
Fin</div>