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禁断少女  01-2

43 :in to dream1/6◆DppZDahiPc:2006/06/28(水) 23:35:14 ID:OeAJ8u45
 利き手を骨折した。
 理由は簡単明確。
 車に轢かれそうにな少女を助けるため、車の前へ飛び出し。なんとか、少女は
手首を捻挫したが、他には怪我もなく。少女はもとより、その両親、轢きかけた
運転手からも感謝された。
 その時は怪我したものの、人から感謝され、謝礼金までもらい。随分良い気に
なっていた。少女の代わりに跳ねられてよかった、とすら考えていた。
 たまには良いこともするもんだ、とも。

――しかし、一つ、重大な問題があった。

 利き手が使えない。
 それはつまり様々な不便が強いられるのだが、その中でもオナニーできない事
が一番辛い。
 禁オナニーが始まってから約一週間――既に限界近い。
 三日前より夢精が続き。ちょっとしたことで勃起する。
 左手で抜こうとしたが上手くいかず、我慢汁がダラダラ流れて畳を汚すだけ。
一週間前まで毎日していた反動か、女の味を知らない俺の息子は、オナニーしろ
と分かりやすく俺に訴えかけてきている。
 それを聞いてやりたいのも山々で、今にも爆発しそうな股間の健康面を考えて
やるなら。
「よし、ソープへ行こう」
 ジャケットを羽織って、財布を掴み――絶望した。
 溜まってた家賃光熱費払って、財布の中身は飛んでいっていたことを思いだし。
俺は絶望した。
 金が無いわけではない、ただ、使えば。あっさり餓死している未来の俺が見え
る。
「ハハ……ハハハ」脚が崩れ、その場にしゃがみこむ。
 股間がきゅんきゅんと疼いていた。
 そんな時だ、ヤツが現れたのは。
 ドンドンドンッ、ドンッ。
「――おわぁっ!?」
 今時珍しい木製の扉が、破壊されそうなほど荒々しく叩かれ、
「ちわー、宅配でーす」暢気な声が怒鳴ってきた。
 チャイムあるんだから鳴らせよとは思いながら、立ち上がり、開けてやると。
そこには街を歩けば一人は居そうな、Tシャツジーンズ姿の女が立っていた。―
―高校生くらいだろうか? それにしては顔つきは幼い。
 不思議と既視感を覚える顔だった。
 まあそんなことは良いとして、「宅配って?」聞くと。
 ヤツは躊躇いもなく
「あたし」
 なんて言ったので。俺は軽やかに笑い。
「間に合ってます」
 迷い無く扉を閉めた――閉めようとしたが、扉と枠の隙間に足を差し込みやが
った。チッ、場慣れしてる。
「ちょ、ヒドくない? こんな仕打ちないって、ちょ、ちょお」


44 :in to dream2/6◆DppZDahiPc:2006/06/28(水) 23:36:36 ID:OeAJ8u45
 ただでさえ、こっちは利き手を使えないというのに。女と思いたくないほどの
力で、開けようとする。
「悪いけどデリヘルは頼んでない」
「ハァ? あたしが商売女に見えるっての?」
 俺は躊躇いなくうなづいた。
「多分、住所間違ったんだろ。な?」
 手の平に汗が滲んできた。
「間違いじゃないって、あたしは――」
「なら、なんなんだよ。宗教勧誘なら余所へ行け」
「――禁断少女」先ほどとは打って変わった、妙に落ち着いた声でヤツは言った。
「禁断症状?」俺はああと納得し、「悪いがクスリなんざ、俺はやってない。金
ないんでね」
 その時、フッと扉の向こうから力が消え「あわわ」俺は勢いそのまま、扉の外
へと投げ出された。
 そこには誰も立っていなかった。
「なんだよ」
 あの女は去ったらしい。
 憤慨するように舌打ちすると、部屋の中へ戻り鍵を閉めた。
「ったく、なんなんだよ」
「まったくね」
「ああ、ホントホント……で、どこから入った」
 ヤツはそこにいるのが当然のように、ウチの数少ない高級品であるテレビの上
に腰掛け、ハーゲンダッツを食べながら。馬鹿にするように笑った。
「じゃあ、自己紹介からするね」駄目だヒトの話聴いてねぇ「あたしは禁断少女」
「……そうか」俺は頷き、ツカツカと近寄る。
「そう。八百万の神ってヤツよ。平伏なさい、この粗チン」
「ああ」女の手からハーゲンダッツとスプーンを奪うと、うず高く積まれた雑誌
類の上に置き。
「まあ神っていうより、守護霊みたいなもんだけど。同じ名前でも、様々、多様
な姿を持ち。一つとして同じ性格のない。キミだけの禁断少女、それがあたし」
「なるほど、ちょっといいか」
「んー? なになに――キャッ」
 俺は頭のオカシイ女を抱えあげると、「お姫様だっこだぁ」と喜ぶ女を、部屋
の外へ放り出し、再び鍵を閉め、チェーンをかける。
「よし」
 これでもう入ってこれないと安心して、振り返ると――居た。
「どこから……というより、どうやって入った」
 俺の疑問にも、頭のオカシイ女は電波な答えを突きつけてきた。
「キミの心から」――意味分からん。
「で、話の続きだけどね。あたしたち禁断少女の役目は一つ」女は形の良い小鼻
をぷくっと膨らませ。「キミを堕とすこと」
「…………」どうやればコイツを追い払えるんだろう?
「あっ、わからないって顔してるねぇっ」

45 :in to dream3/6◆DppZDahiPc:2006/06/28(水) 23:37:59 ID:OeAJ8u45
 ああ、わからないね。
「でも安心して、チャチャッと済ませちゃうから」
 説明になっていないのは気のせいでないだろう。
 だが、一つわかった。
「つまり、その、なんだ。なにかしたら、帰るんだな?」
「イエッス!」
「で、なにしたら帰ってくれるんだよ。俺が手伝わなきゃいけないことか?」
 女は首を振り、「ベッドに座って」と指示してきた。どうやら傍観していてい
いらしい。
 何が始まるのかと考えながら、ベッドに腰掛けると。
 直後。
「んっ……む……」
 口が塞がれていた。
 眼から部屋の風景が一切消え、女のこざっぱりとした顔しか見えなかった。
 唇を割り、熱い物が押し入ってくる。舌に舌が絡み、複雑なダンスを踊る。舌
を伝ってヤツの涎が流れ込んできて、俺の涎と解け合っていく。
 わずか十秒に満たない間のキスで俺の身体は火照り、ヤツは唇を離した。
 俺はなにか言おうとして――なにも言えなかった。
 それをみてかヤツは笑う、この状況を心から楽しんでいるように。
「お前、なんなんだよ」絞り出した声、口端から涎がだらしなくこぼれた。女は
それを舌ですくいあげ、細い喉で嚥下し。
「禁断少女」いった
「キミの欲望を解き放つ存在」ニヤリと猛禽類を思わせる笑みを浮かべ、女――
禁断少女は膝を付き、いつの間にズボンを降ろしていたのか。露出した俺の陰茎
にキスをした。
「キスしただけでこんなにしちゃって、フフッ、中学生じゃあるまいし」
 笑うその声は、まるで獲物をみつけた肉食獣のようですらある。
 逃げるため後ずさりしようとしたが、女は先んじて肉棒を細い手で掴んだ。ど
くんどくんっと肉棒が脈動した。
 次に女が何をするのか、分かった。
「あーん」
 かぷっ、と女は俺の肉棒を口に含んだ。亀頭が女の上顎に触れて、びくんっと
反応し。ざらついた表面の舌の上でみじろぎ、背中を泡立たせる。
「……くっ」
 女の目が笑っている。まるで、「もう出るの?」とでも言いたげに。ゆっくり
と頭を動かし始めた。
 技巧も糞もない、そんなもの必要ないと分かっているかのように。薄いが弾力
のある唇で、熱い舌で、口全体で奉仕してくる。
 突然始まった行為――そして、始まりと同じく唐突に止まった。
 口からこぼれる涎を舌先で拭いながら「……ねぇ」と女は話しかけてきた。柳
眉をハの字に曲げ、目を半眼にして。「ちゃんとお風呂はいってる?」

46 :in to dream4/6◆DppZDahiPc:2006/06/28(水) 23:39:13 ID:OeAJ8u45
「はいれるように見えるか?」湿布と包帯とでグルグルに巻かれた右腕を示す。
「そりゃそうか」女は納得したのかしていないのか、唇を尖らせ。「うーん」と
唸りはじめた。
「……なんだよ」
「いや、ね。あのさ。煮沸消毒していい? この汚いの」
「あ?」なにいいやがるこの女。「頼んでもないのに、オマエからしゃぶってき
た癖に」
「だってこんなに臭いとは思わなかったんだもん」
「…………喧嘩売ってるってことでいいな?」
「ハァ? なにそれ、イミわかんない」いいながらも女は手でピストン運動を続
け、俺の陰茎が萎えないようにしている。
 ぐるぐると部屋中を見渡して「あ、そうだ」と置かれっぱなしのハーゲンダッ
ツのカップを手に取った。既に中はドロドロになっている、白色の元アイス。
 それを
「これで少しは臭い消えるかな」
 陰茎へと垂らしはじめた。
「――っ!?」
 小さなカップから落ちる糸のような細い線が、充血した陰茎の先端に触れから
みついて、じっとりと肉棒の上を流れていく。
 熱をもったペニスを冷ますような溶けたアイスの冷たさが、背筋を震わせる。
「な、なにする」
「味付けよ、味付け」
 言うと、女は舌先を突き出し、流れるアイスを舐め始めた。
 こぼさないように舌が純白のラインをなぞりながらも、肉棒にバニラがなじむ
ように擦りつけ。かと思えば、あむっと白液まみれの肉棒を弾力のある唇で挟み、
ちゅるちゅると吸い裏筋を登っていく。濃厚なバニラを堪能する。
 楽しいのかなんだか知らないが、時折「ふふ」と笑い。相好は、おそらく年上
の俺からみても蠱惑的に感じる笑みを、亀頭へ向けている。
 アイスで冷やされた肉棒を、熱い愛撫によってぬるぬると暖めていく。顎、頬
にまでも白液を飛び散らしながらの口淫。小さそうに見える口にすっぽり肉棒を
丸飲み、ずりゅりゅりゅぅと意地汚い音をたててバニラをすすり。口唇で揉むよ
うに亀頭に残るバニラを舐めとり、ごくんっと嚥下する。
 ぺろっと唇に残った濃厚なバニラを舐めとり、小悪魔的微笑を見せ、
「このアイス、ちょっとしょっぱいね」
 俺は顎に垂れるアイスを一滴指先で拭ってやると、その指先をくわえ。
「ああ、……そうだな」つぶやいた。
 欲望が訴えかけてくるような味だった。
 女――禁断少女は男の下心を煽る微笑を浮かべている。俺の陰茎に触れたまま。
「ね、しよっか?」

47 :in to dream5/5◆DppZDahiPc:2006/06/28(水) 23:42:16 ID:OeAJ8u45
 なにを、とは禁断少女は言わなかった。
 なにを、とは俺は訊かなかった
 俺は、ただ――

ピンポ――ンッ。

 先ほど存在を無視されたチャイムが、存在を強調するように鳴り。俺たちは同
時に玄関をみて、俺は無視することにした、どうせ勧誘の類だろ。今はそんなことより。
「出たら」
「……え? いや」
 禁断少女は掠れた笑みを見せた、そんな表情をする理由が俺には分からなかっ
た。
「……いいから、ほらっ」
 手を引っ張られ立たされて、禁断少女が俺のパンツとズボンを上げ、もう一度
掠れた笑みを見せて。「またね」生地越しに俺の陰部へキスすると。
 俺の背中を玄関へと押した。
 おそらく禁断少女がやったのだろう、いつのまにか鍵の開けられていた、今更
こんなことでは驚かないが――しかし。
 背中を押された勢いそのまま、俺は玄関から飛び出した。そこには、一人少女
が立っていた。
 バニラ色した半袖のワンピースを着た少女が、立っていた。その手には俺でも
知ってる生チョコで有名な洋菓子店のロゴが入った紙袋。
「……君は」
「あの、私。その、助けてもらったお礼がしたくて。えと、だから、その……」
 不思議と既視感を――ああそうだ、助けた女の子。
「うン?」
 違う、いや、違わないけど。――けど、でもどこかで……
 俺がいくら待っても、二の句は来ず。どうしたのだろう? と少女の顔を覗く
と。少女の視線が一点へと集中していた、俺の股間へと。
「え、えぇと」まさかこの子も……なわけはなく、少女の身体が俺の声に反応し
びくりとする。
 湯沸かし機のごとく一気に顔を真っ赤にすると、少女は言った。
「あの、それ」
「あ、ああ、これ? これは、アイスこぼしちゃって」
「そうなんですか」
 少女はなにごとか思案し、躊躇いがちにいった。その瞳は雨に濡れた太陽のよ
うに精一杯に輝いている。
「洗わせてください」
「……え?」
「洗わせてください」そういって少女は頭を下げた、白いうなじは、まだ少女の
ソレだった。「お願いします」
 突然の事態に俺は困り。
 困り果てて、俺の心から来たとか抜かしたあの――を振り返った。
「……あれ」
 そこには、誰もいない。
 一人暮らしの部屋にはほかにだれもいなかった。
 頬をぽりぽり掻きながら顔を戻すと、対の太陽がのぞき込んでいた。

 その相好に、何故か既視感を覚えた。

fin

48 :◆DppZDahiPc:2006/06/28(水) 23:43:36 ID:OeAJ8u45
言い訳。

勢いだけで書き上げた、だが私は謝らない。

49 :名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 23:57:35 ID:VERcOyXd
>>48
GJだっ! 特に前半で文章的に不自然だったり
つながりがあれな部分はあるんだけど、これが俺の禁断少女っ!
という勢いと、この短さの中でオチをつけた構成が素晴らしい。
あと、個人的には絶世の美少女じゃなくて、良い意味でそこら
にいそうなお姉ちゃん風味なのが生々しいエロみで良かったと
思うなり。お疲れ様、そしてGJ!
あなたで4神めだ!

50 :名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 00:08:11 ID:Xg3AvKHG
リアルタイム遭遇ktkr

禁断少女の可能性をさらに掘り下げてくれたことに感謝しつつ、
途方もない表現力に絶句するしかない俺。
……神もGJもないよ。アンタ、いったい何者だい。


ところで、蛇足を承知で聞くんだけど、この禁断タンは本当に『禁断少女』?
もしかしたら違うかも、と、そういうプロットかな、と思ったんだけど、どうっすかね?

51 :◆DppZDahiPc:2006/06/29(木) 00:20:27 ID:bqCPdOLL
>>50
まだ固まったイメージがない、ということを悪用しただけで深い意味はない。
ご想像のままに。って奴よ。


そして、勢いのまま=プロットなしだから構成が甘いんだな。これが

52 :名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 01:54:12 ID:1M5C1HBY
バニラアイスフェラで勃ちました。GJ!!

53 :禁断少女:2006/06/29(木) 08:42:54 ID:gtt0EaWB
人づてに聞きし話あり。
「禁断少女」てふ其は、我が友人のT氏の直に験せしむるものなり。
曰く、頻に自慰す者の久しく為さぬ時に現じ、其者を慰み、そして精す時共に亡滅すといふ。
その容貌(かたち)人により様々にあり定まらざれども、為す事は凡そ(およそ)定まれり。
禁断少女其者の陰茎を口腔に含み、舐むるなり。誠に奇異にして、決してみづから姦す事無し。
さて、此禁断少女なるものは、われ座敷童子の一なるものとぞ思ふ。
其容貌の定まらざりけるは、神秘奇異の類の人の想像が定まらざりける事に等し。
江戸なる時の私文書には、座敷童子、雪女、はたまた遊女の霊とも記せられり。其以前の文書には記事無し。
なほ、西洋には「サキユブス」なる魔の現る事有りと聞く。禁断少女と相似るものなり。また「インキユブス」なる男霊もあり。是亦日本の女人にも現る傾向なるといふも子細は聞けず。
はてさて。

(東京文化社「日本奇異著文集」 明治34年7月発行、明治35年3月発行禁止処分)

54 :名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 09:56:46 ID:hDUXb6zk

テンプレ決定

55 :名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 21:41:59 ID:2FyBpxOd
文語体とはまたレベルが高い。

56 :名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 22:03:50 ID:uZhfYeSp
同意。芸として完成度高い。
文語体の独特の格調の高さと、カストリ的な猟奇風味が
きいていて、すごいGJ。良いものを見せていただきました。

57 :名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 23:34:32 ID:Qk5vX43B
読み手に優しい古文ですね

58 :名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 04:52:32 ID:mqnJNeyt
 ―― ザバッ!

 もう6月も終わりとはいえ、まだ水をかぶるのはやや寒い。
 しかし中々進まない筆に反して、俺の自筆はすぐ元気一杯になっちまう。
 
 浴室の中でも誘惑と戦いながら、何とかJr.を鎮める事に成功した。
 今日こそは煮詰まっている作品を書き上げるのだ!
 
 妄想を高める為に 禁欲の誓いを立てて16時間。
 携帯から通勤・仕事中に浮かんだ描写は転送してある。
 今夜はこれを何とか形にして見せるぞ! と俺は自身に誓いを立てて、飲み物を携え
 自室に向った。
 
 部屋のドアを開けると、薄暗い部屋の中で ロックをかけておいたはずのモニターから
 白い画面が浮き出ている。
 モニターとキーボードのあるデスクの前には、ひっそりと人影が立ち見入っていた。
 ……やばい! さすがに身内の者にエロSSを書いている事を見られるのはやばい!
 俺は焦って室内の照明をつけようと手探りをしながら叫んだ。
「だ、誰だ!? 」
 モニターの逆光に照らされているのは、俺の見知った顔ではなかった。
「明かりはそのままにしてくださいな」
 男にしてはトーンの高い、ややハスキーな声が静かに答えた。
 お、女!? な、なんでここに女がいるんだ!?
 更に驚いた俺は動揺しながら、勝手知ったはずの部屋の照明スイッチを探していた。
 
「明かりはつけなくてよろしいと申しましたでしょう? 」
 声の持ち主は、やや笑いを含んだ声で焦る俺に話しかける。
 ぼんやりと声の持ち主の体が内側から発光し始めた。
 
「こういう文章をお書きになってらっしゃるのですね……。 画面のこちらでは、
 その様なご苦労をなさっていると知っている方は どの位いるのかしら」
 
 段々と姿が鮮明になる声の持ち主は、長い黒髪に薄い若草色のワンピースを纏った
 少女だった。
 白く細い指が、俺の執筆中のSSをスクロールしながら見つめている。
 それは丁度、ヒロインがまさに陵辱を受け 痴態を演じるという所で止まってしまった 場面だ。
「まぁ……。 随分恥ずかしい描写をなさっているのね。でも途中で止まっていますわ」 
 少女は俺のエロ描写を読みながら、うっすら頬を赤らめている。
 家族にさえ読まれるのを隠していた俺の趣味を読まれてしまい、俺はひたすら狼狽した
 
 ……だが待てよ。 なんで見ず知らずの少女が俺の部屋で、しかもパスを解いて画面を 見ているんだ!?
「ま、まさか君は 最近噂の……!? 」
 身体を発光させる少女は にっこり微笑んで頷いた。
 
「はい。 誰が名付けたか知りませんが、画面のむこうの人々は私をこう呼びます。
 『禁断少女』と」


59 :名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 04:55:10 ID:mqnJNeyt
>>58
 ……なんてこったい! 俺はまだオナ禁の誓いを立てたばかりだぞ!?
 
 い、いや。 待て待て。 これが噂の『禁断少女』なら、これはただの幻覚だ。
 負けるな! 俺よ! この誘惑に打ち勝てば、神のSSが書けるはずだ!
 
 俺は自分に言い聞かせると、少女を無言で押しのけてパソコンデスクに腰掛けた。
 押しのける際、少女の長い髪が甘い香りで俺の鼻腔を刺激した。
 なんちゅ~リアルな幻覚だ! 
 せっかく水をかぶって鎮めたJr.が起きちまうじゃないか!
 心中滅却すれば、火もまた涼し。 俺は念仏のように唱えながらキーボードに向う。
 頭の中では煩悩の鐘が鳴り響いていた。
 
「あん。 随分つれない仕打ちをなさるのね。 それともこれも計算なのかしら? 」
 椅子に座って携帯の走り書きをPC転送する俺の肩に、少女の細い指が触れてくる。
 ……無視だ! 負けるな俺! 必死で平静を装いつつ、画面に向う俺の耳に、
 少女の息が吹きかけられた。
 思わずぞくりとしながらも、俺は画面で陵辱されるヒロインの描写に視線を集中する。
 
 少女は少し焦れたように、俺の耳朶を齧り始めた。
「んもう……。 そんなにつれない素振りをしちゃ嫌ですわ。 お兄様ったら」
 耳に舌を差し込まれ、少女の小さな舌がちろちろと俺の耳朶を弄ぶと 俺はまるで
 SSの中のヒロインのように 発してしまいそうな声を耐えた。
「た、頼むから消えてくれよ……。 お、俺は今作業中なんだ! 」
 危うく保存していないエディタを閉じてしまいそうになりながら、俺はマウスに
 手を伸ばした。
 ――カチリ。何とか上書きのクリックを押すと、その手の上に少女の手が重なる。
「そんな無粋な物をクリックするより、もっといい物をクリックしません?」

 相変わらず少女は俺の耳腔に甘い吐息を吹きかけて、俺の思考を停止させようとする。
「も、もっといい物……? 」
 俺は一瞬、少女の言葉に惑わされかけたが ここで負けたら男が廃る。
「だ、だからね? 俺は今創作中なの! 俺のSSを待っててくれる人がいるんだよ! 」 
 マウスの上に重ねられた少女の手を断腸の思いで振り払うと、俺は鉄の意志で
 キーボードに向おうと努力した。
「でも、お兄様。 その創作活動が行き詰まってらっしゃるんでしょ?
 だから私が現れてしまったんですのよ? おわかりになりません? 」
「うっ……! 」
 一番痛いところを突かれた俺のキーボードの動きが止まってしまう。
「……図星でしたわね」
 少女は悪戯そうに笑うと、内側から光を放ったまま 後ろから身を翻し、俺の膝に
 腰掛けてきた。
 その反動でPCチェアの滑車が後退し、俺をPCデスクから遠ざける。
「お、おいおい。 邪魔しないでくれよ! 」
 デスクから離れた俺の両腕は、虚しく空を彷徨ってしまう。
「だって、私を呼んだのはお兄様ですのよ? 
 ほら、お兄様のJr.だって もうこんなに立派に成人なさってらっしゃるわ」
 まるで体重の感じられない少女の手が、俺の息子を撫で上げる。

 ―― 息子よ、お前も俺を裏切るのか!?
 せっかく冷水で鎮めたはずのJr.が、少女の手でむくむくと成長始めてやがった。

60 :名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 04:57:12 ID:mqnJNeyt
>>59
 なおも発光する少女は俺の息子の成長を嬉しそうに確認すると、自ら若草色の
 ワンピースのファスナーを下ろした。
 白く豊満な乳房が目の前に露わになると、俺の鼓動は高鳴った。
 少女はにっこり笑うと宙を彷徨う俺の手を、その豊満な胸にあてがった。
 
「ね、お兄様。あんな無機物なんかより、ここをダブルクリックなさりません?」
 白く豊満な乳房と裏腹に、小さい乳輪に覆われたピンク色の乳首が尖っている。
 幻覚とは信じられないほど、その感触は柔らかく体温さえ感じさせる。
 俺は思わずその先端を、夢中でダブルクリックしてしまった。
「……あっ……あぁん……! 」
 マウスのクリックと違い、俺の指先は少女の乳首に埋め込まれてゆく。
 無機質なクリック音とは違い、甘い声が鳴り響いた。

「こ、声を出したらまずいよ! このアパートは安普請なんだから……」
 俺は目の前の少女の反応に禁忌の誓いを忘れながらも、彼女の声を気にしてしまう。
「お兄様ったら……。 そんな無粋な事を仰っちゃイヤですわ。 
 私達は電脳世界の産物です。声はお兄様の脳髄に直接聞こえるだけですの」
「そ、そうなの……? 」
 こんなにリアルに聞こえる声が、本当に俺の頭にしか聞こえてないのか!?
 俺は半信半疑だったが、少女の乳房を弄びたい衝動に負けてしまった。
 
 少女は甘い声を放ちながら、俺の片手をワンピースの裾から中に誘導する。
 誘導された少女の足の付け根にはあるはずの下着も着用されていなかった。
「うふっ……。パンティーがあったほうがよろしかったですか? お兄様? 」
 既に濡れている少女の股間に指を誘導された俺は、360°回る勢いで首を振った。
 少女は俺のパジャマから成人したJr.を摩りながら囁く。
「……ここもすっかり敏感になってますの。ダブルクリックしてくださる? 」
 濡れた二枚の肉襞の間から、小さな突起が脈打っていた。
 パジャマから引っ張り出されたJr.を少女に預けつつ、俺は言われるままに
 少女の突起をクリックした。
 ぬるぬると滑りながら少女の肉襞や突起を夢中でこね回すと、少女は歓喜の声を放つ。

 気づかぬうちに俺は少女の胸にむしゃぶり付きながら、少女の肉襞をかき分けて
 奥に隠された狭い洞窟で指を動かし続けていた。
「……あんっ……! お兄様ったら。 ……やっと素直になれましたのね……あぁ……」
 俺はお世辞にもテクニシャンとは言えないのだが、少女は俺の手で淫らに反応する。

 少女の手に委ねられた俺のJr.も元気に反応していた。

61 :名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 04:58:31 ID:mqnJNeyt
>>60
「うふっ……。 お兄様のここも、一つ目小僧が涙を出していますわ。
 きっと寂しかったんですわね」
 少女は息を荒くしながら俺の膝を立ち上がると、するりと服をを床に落とした。
「……可哀相に……。 いけないお兄様ですわね」
 少女は俺の座る椅子の前に全裸でかがみ込むと、先走って涙ぐむ俺のJr.に
 愛しそうに舌を這わせた。
「う…! 」
 いきなりぬるりとした舌先で先端を舐められた俺は不覚にも声を発してしまう。
 少女はそんな俺を上目遣いで見つめながら、尖らせた舌先で俺のJr.の頭を円形に
 舐めつつ、ゆっくりと口に含んでいった。
 
 俺はもうPCチェアにすっかりもたれかかり、少女の艶かしい舌の動きや、時たま
 思い切り吸い込まれる感触を、手すりに掴って耐えるしかできなかった。
 
 小さな頭からは想像もできないほど、少女の唇は俺の猛り立つ息子を根元深く迄
 飲み込んでしまう。
 吸い込むときや唾液を絡ませて舐め上げる少女の口からは淫らな水音が派手に
 鳴り響いた。息子をおいしそうに貪る少女の恍惚とした表情に、俺の理性は
 とうの昔に吹き飛び、彼女の顔を見つめていた。
 
 少女の口技は俺の息子ばかりではなく、その下にある二つの卵をも筋に添って
 舐め上げ片方ずつ口に含み弄ぶ。
 俺は段々込みあがる感情を持て余し、彼女の頭を抱えると 少女の口内に
 押し付けるように、腰を浮かし始めていた。
「……んっ……んぐっ……! 」
 頭を抑えられた少女は時折苦しそうな表情で 俺の息子を飲み込んでいる。
「……も、もう駄目だ……」
 俺はついに耐え切れなくなり、少女を息子から離そうとした。
 しかし少女はしっかりと吸い付いたまま離れようとしない。
 俺を見上げると頷くように瞬きをする。
 
 ついに俺は耐え切れず、少女の口の中に溜め込んでいた物を全て解き放った。
 
 座っていた椅子から半分ずり落ちそうになりながら、最後の一滴迄吸い尽くす
 少女を 俺はぼんやり見つめていた。
 少女は俺が放った物を飲み干すと、口角に溢れた残りを掌ですくい舐めとる。
 汗で頬に絡みついた黒髪をかき上げると、にっこり笑った。
「ご馳走様でした。 お兄様」

 足元に落としたワンピースで前を隠すと、発光していた少女の体が透明になる。
「またすぐお会いするかもしれませんね。 ごきげんよう、お兄様」
 少女は微笑みながら段々と姿を消してゆく。

「あ……。ちょ、ちょっと待ってよ。 君の名前はなんと呼ぶんだ? 」
 消える少女は二言だけ言い残した。

「私の名は『禁断少女』。 画面の中でいつもあなたを見ています」 

 少女が消えた後には、満足したJr.がパジャマの上から眠っていた。
 そして、離れた画面には『See You Agein 』と、スクリーンセーバーが作動していた。
 
                   END 

62 :名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 05:21:26 ID:mqnJNeyt
勢いで書き逃げ。
武士の情けで探さないでください

63 :ゲーパロ専用◆0q9CaywhJ6:2006/06/30(金) 06:35:38 ID:nGGQ2lwp
>>62
すばらしい禁断少女です!
同じ夜明けに禁断少女に会った人が他にもいたとは……。
スタンダードに可愛い……。
私の会った禁断少女はかなり意地悪でしたw

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