※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

禁断少女は女子高生


 俺はとある風俗店の個室にいる。ここへは会社の忘年会の帰りに、先輩と一緒に寄ったのだ。
 店は混んでいるらしく、20分くらいは待たされるらしい。
 薄暗い店内には、周りの音を聞こえ難くするかのように、常時音楽が鳴っている。
 個室の約半分は、肘掛けの無い二人掛けソファーが占めていた。この硬めのソファーの他には、小さなテーブルと足元にカゴがあるだけだ。
出入り口にドアは無く、長いのれんがかかっている。部屋を仕切っている壁の上には多少の隙間があり、覗こうと思えば隣りの様子が窺えそうだった。

 あまり酒を多く飲めないのだが、今日は少し飲み過ぎたようで、かなり頭が疼く。
 パソコンがぶっ壊れ、オナ禁までして書き続けていたSSはパァになった。僅かなボーナスでは、新たな機種を購入できそうにないし、暫くは携帯電話で我慢するしかないだろう。


「やめときゃよかったかな」
 大きなため息を吐く。
 酔った勢いも手伝って、オナ禁解放の手段として、一時の快楽を得ようとした。だが、低収入の身にとって、支払った金額は決して安くはない。
 ソファー中央から奥側に座り直し、携帯電話を取り出す。幸い、まだパソコンへ送っていなかった別のSSの一部が残っているのだ。特にネタが浮かんだわけではないが、暇つぶしになるだろうとチェックを始める。

「小さな胸のふくらみに……」
 突然耳元から少女らしき声が聞こえ、慌てて顔を向ける。そこには液晶画面の光に照らされた、妖しく笑みを浮かべる女の子の顔があった。
「うわっ!」
 とっさに身を引くと、壁に後頭部を打ち付けてしまう。
「ってー」
 左手でぶつけたところを撫でる。
「へぇ、ケータイでも書いてるんだネー」
 いつの間にか、携帯電話を持っている俺の右手に、彼女の小さな手が添えられていた。


「見るなー」
 俺は素早く彼女の手を剥がし、携帯電話をズボンのポケットに仕舞う。
 エロSSを書いているところを見られるのは、恥ずかしい。
「間に合ってよかったヨー」
 彼女はそう呟いた。

 暗がりに目が慣れ、彼女の姿がよく確認できた。
「な、なんだその格好!?」
 まるで女子高生を思わせるようなブレザー姿だった。しかし、彼女の背は小さく、普段着なら小学生でも通用しそうだ。髪はそんなに長くないが、ツーテールがとても可愛らしい。
 胸の位置にある大きめのリボンが、さらに子供っぽさを強調しているようだ。足元を見ると、横縞模様のレッグウォーマーが目に付いた。
 ここ、コスプレ店だったのか?
「まさか、小学生……じゃないよな」
「うん。でも、よく間違われるんだヨー」
 彼女はそう答えると、微笑んだ。
 一応、確認してみただけだ。店側だって、小学生を雇いはしないだろう。


「名前は?」
「いくえだよ」
「いくえちゃんか、よろしくね」
「うん。私、ここ初めてなんだヨー」
 初めて? これがデビュー戦ってことか?
「うはっ、なんか緊張しちゃうな……」
「時間ないから、さっさとやろうね」
 彼女は俺の言葉を無視し、勝手に制服を脱ぎ始めた。
 それを見て、俺もズボンとパンツを脱ぐ。

 彼女の下着姿を見て、ちょっと驚く。なぜなら、スポーツブラとくまさん柄のパンツを身に付けていたからだ。
「それはギャグなのか?」
「えっ!? こういうの、嫌い?」
 ちょっと悲しそうな表情になった。
「いや、大好物です」
 俺は首を左右にふる。しかし、実際に見ると、やはりお子さま感があるのは否めない。かといって、レースのスケスケパンツや、ヒモパンだったりしても似合わないだろう。
「それも脱いでもらおうか」
「にゃー」
 ふざけた悲鳴を無視し、ぱぱっと彼女の下着を剥ぎ取る。


 胸はぺたんこ。いや、乳首の辺りは少し突出していて、いまだ発展途上といったところだ。股間の方は毛が少なく、一本の縦筋の間からヒダらしきものがちょっぴり顔を出している。
 発育が遅れているのだろうか、大人の女性には見えない。
 本番なけりゃ大丈夫だよな? 捕まったりしないよな?
 一抹の不安を覚えつつも、自分好みの子なので正直嬉しい。俺の愚息も臨戦体制だ。
「へぇ、こんなふうになってるんだネー」
 横に座った彼女が、物珍しそうに俺の股間を眺めていた。
「どんなモノだと思ってたんだ?」
「エンピツみたいなの」
「どんな想像だよ」
 俺はそう言って笑う。
 彼女は少しの間、俺に背を向けて何かやっていたが、直ぐに俺の方を向いて正座した。俺は彼女の華奢な体にある、小さな胸のふくらみに手を伸ばそうとする。
 彼女は身を乗り出し、俺の両肩に手を置いた。
 顔を上げると、彼女の小さな唇がゆっくりと近づいていた。


「キスか?」
 俺の問いに、彼女は無言で頷いた。
 彼女の唇を受け止めると、舌を絡ませようと口を開く。すると、彼女の口から生温かい液体が流れ込んできた。
 唾液だろうか?
 俺はそれを飲み込み、彼女の舌と触れ合った。

 キスを終えると、彼女はソファーに座り直した。
「じゃあ、始めるね」
 彼女は口を開けると、俺の股間へとゆっくりと近づいた。俺の胸が高鳴る。
 愚息が咥えられ、先ほど感じた、彼女の口内の温かさが伝わってくる。
 彼女はまるでアイスを嘗めるかのように、亀頭や竿を嘗めまわした。彼女の唾液で俺の股間が濡れていく。なんだか体中が凄く熱い。
 彼女は俺の股間から離れると、大きく息を吐いた。また咥えると、今度はゆっくりと頭を上下に動かし始めた。
「……いいよ、いくえちゃん」
 彼女の頭に手を置き、髪を軽く撫でる。
 彼女は俺の股間を弄りながら、頭の動きを少し速めた。


「い……いい」
 早くも我慢の限界がくる。駄目だ、抑えきれない。
 彼女の動きがさらに激しくなった。
「ううっ」
 俺は耐え切れず、彼女の口内へと大量の精を発射する。
 彼女の動きが徐々に遅くなっていき、止まる。そして、啜るような音と共に、顔が離れていった。
 俺の手が、彼女の頭から滑り落ちる。
「あれっ? なんだか急に……」
 不意に、彼女の口からどろりとした白い液体が、糸を引きながらこぼれ落ちた。
 薄れていく意識の中で、彼女の艶めかしい笑みだけがはっきりと見えた――。

「お客さん、もう時間ですよ」
「――はえっ!?」
 バスタオルを巻いた、かなり太めの女の子が俺を揺すっていた。彼女のポニーテールも揺れている。
「い、いくえちゃんは?」
「はぁ!? 誰の事ですか? 寝ぼけてないで、さっさと穿いて下さい」
 俺は下半身丸出しだった。急かされるまま、パンツとズボンを穿き始める。


「お客さん、果ててるんだもの、びっくりしちゃったわ。全然起きないし」
 彼女はそう言って、苦笑した。
 風俗に来て、夢を見てるうちにイッたのか。とんだ大馬鹿野郎だな。
「頭いてぇ……」


 それより遡ること40分――。
 街頭には、紺のブレザーとチェックのスカートを身に着けた、髪の長い女の子の姿があった。時折吹く風に、彼女のストレートヘアーがなびく。
 行き交う人々は、そんな彼女の存在に気付いていないようだった。
「絵里子ちゃーん」
 そこへ同じブレザーを着た、背の低いツーテールの女の子が手を振って駆け寄ってくる。
「小川ちゃん、どうだった?」
「うん。うまくいったヨー」
 小川はそう答え、無邪気に笑う。
「そう。んじゃ、次いこっか」
「らじゃ!」
 小川は絵里子に敬礼する。
 その後、歩き出した二人の姿は、雑踏にまぎれて消えていく。

 ――完――