オレンジデー


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「う~ん、委員会ですっかり遅くなってしまったわ」
かがみは呟きながら家路を急いでいた。
「あいつら、先に始めている様に言っといたけれどちゃんとやってるかしら」
そう、いつも通り宿題の面倒を見る事になったのだがかがみは委員会なので先に帰らせたのだ。
「ただいま」
みきがいるだろうと思われる台所の方に声をかけて洗面所で手を洗うとかがみは二階へと上がっていった。

「つかさ、これでどう、むふふ」
「あははは、こなちゃんだめぇ」
つかさの部屋の扉を通して聞こえてくる二人の声、どう見ても宿題に取り掛かっている様子はない。
とりあえずかがみは先に自室に鞄を置いて着替える事にした。
『あいつら最近完全にバカップルだ、宿題の前にちょっとシメるか』
着替え終えたかがみはそう考えながらつかさの部屋の扉を開けた。
「あんたたち、宿題はちゃんと始めてるの!!」
ピシッと決まったはずだと思ったかがみは二人を見て固まってしまった。
「ふぇっ」
「はわわ」
勿論宿題に取り掛からず遊んで……いたのならまだよかったが、二人はベッドの上で重なり合っていた。
しかも制服は殆ど肌蹴て半裸というより、女の子の魅力的な部分が殆ど露わになってる有様……

定番どおりの気まずい沈黙が……しかし沈黙したのはかがみだけであった。
「やっふぅーーーーかがみん!覗きとはだいたんだねぇ♪」
「きゃははは、おねえちゃんの、えっちいいいい♪」
二人はベッドの上に起き上がると、前も隠さずにかがみを指差して笑っている。
いくらバカップル並みの仲良さとはいえ流石にこれはおかしい、かがみは二人の顔を見る。
二人とも頬が紅潮している、そういった行為の最中だったから?かがみが少し顔を赤めた瞬間…

「むふっ、かがみん何か考えてない?」
「!」
かがみが言葉を詰まらせていると
「おねえちゃん、いやらしいんだぁ♪」
いつも恥ずかしがり屋のつかさまでハイテンションなからかい口調だ。
混乱しているかがみは二人がベッドから降りて自分の両脇に来ている事に気づかなかった。
「むふふ、こういう恥ずかしい姿を見られちゃったからには」
「おねえちゃんにも<おあいこ>になってもらわないとね」
「ちょっとあんたたち何言ってるのよ」
危険を感じたのなら逃げればいいものを、つかさはともかく親友のあられもない姿に
真面目なかがみは見てはいけないと律儀に眼を閉じてしまった。

「もらったあ」
「つかまえた♪」
「ちょっと」
時すでに遅く、がっしりと二人に捕まえられたかがみはそのままベッドに倒され…その前に着替えたばかりの服をぬがさ(ry

……その頃一階の台所では……

「ぶっ、なんだこりゃ?」
「まつり、そんな格好ではしたない」
湯上り、バスタオル姿のまつりが冷蔵庫の前でコップを持ってつぶやいていた。
「おかあさん、なんでこの冷却筒の中身ぬるいジュースなの?」
「あ、ごめんなさい、こなたちゃんとつかさにお茶菓子と一緒に出しちゃったのよ。
で、すぐに代わりを入れたんだけれど、やっぱり冷えてなかったかしら」
「冷えてないのは大した問題じゃなくて、先に入ってたのを二人に出したの?」
「ええ、だってオレンジジュースでしょ?」
「え、ああ、そ、そうねオレンジジュースだから、まあいいか」
まつりはコップを手に自室に戻っていった。
『あれ、風呂上りに呑もうと思ったカクテルなのよね、しかもかなりウォッカ多目のまつり様スペシャルの…』
うっかりそんな事言ったらみきから咎められかねない、スクリュードライバーを呑み損ねたまつりは心の中で二人に謝るのであった。

しかし、とばっちりでかがみがとんでもない目にあってる事をまつりが知る由もなかった。
そう、本当に謝る相手はかがみだったのである。


スレでのリクエストにお応えして、
急遽書いた全年齢板 読んで安心つかこなスレ流 健全オレンジデーミニSSでしたお粗末



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