メインシナリオ:裏切り者のマジック・ショー:「ショーの始まり」


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 受付の女性は、にこやかに君の手にしたチケットを受け取ると、
 半券を切り、そのまま君を奥へ通す。
 クラシックな装飾が施された館内には、
 赤いカーペットが敷かれ、君はその上を歩いて行く。

 通路を抜ければ、そこはステージだ。
 二階席、三階席、スイートシートまである広い客席。
 壇上には真っ赤な幕が下りている。

 さて、君のチケットが案内するのは、
 一階席の前列に近い、中ほどの席だ。
 席に座りながら、
 君はチケットと一緒に入っていた手紙の内容を思いだす。

 差出人は、ピピリ。──二つ名、シザーハンズ。
 アシンメトリーの真っ赤な髪、それで片目を隠した、トカゲみたいな顔の男。

 ああ、"トカゲ"じゃなくて、"サソリ"なんだったか?
 彼がサソリのハサミなら、お姉ちゃんはサソリのシッポ。
 ・・・ミス・エヴァーがそう言っていたっけ。

 手紙の内容は、いたってシンプル。
 こう走り書きされていた。

 「座席についたら、背もたれのスキマを調べろ。
  オレからのプレゼントだ」

スキマを調べると、また一通の手紙が出てくる。
その手紙に添えられていたのは、
不思議なことに君の銃にぴったりあう、1発の"実弾"。

手紙には、こう書かれていた。

 「ショーのエンディングで
  ステージに立つホワイト・リリィを撃て」


 実弾は君の手の中に今、ある。

 ・・・もうすぐ、ショーが始まる。