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「グラサン少女シリーズの登場人物一覧」(2012/01/07 (土) 15:01:42) の最新版変更点
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|BGCOLOR(red):&bold(){ネタバレ注意}|
&bold(){グラサン少女シリーズの登場人物一覧}とは、小説[[グラサン少女シリーズ]]に登場する人物の一覧である。
*人間
:夕波 みつき|
本作品の主人公。やや長めの黒髪ストレートで、背が低い。
母親(夕波ひより)譲りの頭脳派で、観察眼が鋭い。また好奇心も旺盛。
誕生と同時に母親を失っているため(父親が死ぬまでは、母親は失踪した、ということになっていた)、父親(夕波まこと)によって育てられてきた。
大学時代に初めてできた彼氏は、注目株のアイドルの八条はじめ。
本編は全話に渡って登場。外伝では名前のみ。ちなみに漢字で書くと「夕波美月」である。
**大学生時代の友人たち
:水原 月夜|
高校生時代より、夕波みつきを付け狙っていた男。夕波みつきの1歳下で、高校・大学が同じ。
長身で黒髪の短髪に、銀のフレームのメガネをかけている。
時折見せる微笑は、自他ともに「不気味」で、どこか近寄りがたいオーラを放っている。
夕波みつきを遥かに上回る、作品中でもトップレベルの頭脳派で計算高く、常に「秘密のメモ帳」を携帯している。
偽の心霊写真を作っていたことがあり、写真やその加工技術は高く、機械にも強い。
父親を早くに亡くしており、母親の手1つで育てられてきたが、母親は過労のために錯乱しており病院に入れられている。
「遭難事件とグラサン少女」以降の作品に登場。外伝では主人公として扱われている。
:大海 なぎさ|
夕波みつきの大学生時代からの親友。青みのかかった長い髪をポニーテールにしている。
背は夕波みつきより少しだけ高い・・・が、夕波みつきが低すぎるために、平均身長よりは下。
おおらかな性格で、場を和ませる言動から、蒼谷ゆいにかなり恋心を抱かれている。
一方で、カメラのことになると人が変わったようになり、目つきが鋭くなる。
「遭難事件とグラサン少女」以降の作品に登場。
:蒼谷 ゆい|
夕波みつきの大学生時代からの友人。いわゆるチャラ男に近い服装をしている。
顔が女性寄りで、おまけに名前が男女どちらでも通用するところから、女に間違われることにコンプレックスを抱いている。
どちらかと言えば運動系で、頭脳派ではなく、時折後輩である水原月夜に軽くあしらわれる。
大海なぎさに一目惚れしていて、結婚も意識している。本人曰く「俺のお姫様」。
「遭難事件とグラサン少女」以降の作品に登場。
:八条 はじめ|
夕波みつきの大学生時代の彼氏。現役アイドルとして活躍している優男。
夕波みつきに一目惚れして付き合いだしたものの、芸能人生活と学生生活の間の多忙さと、本人の浮気癖があり、1年もしないうちに別れてしまう。
自分勝手なところがあり、強引さも見せることがある。
「星の王子とグラサン少女」に登場。
**夕波家
:夕波 まこと|
夕波みつきの父親。フリーのカメラマン。写真と家族を何より愛している。
元貴族の家系の生まれだった烏丸ひよりと出会い、駆け落ち。
夕波みつきが誕生するが、同時に妻を失い、男手1人で夕波みつきを育てた。
夕波みつきが高校に進学する直前に、交通事故によって死亡している。
「幽霊公爵とグラサン少女」、「太陽と月とグラサン少女」、「終わりの世界とグラサン少女」に登場。
:夕波 ひより(旧姓:烏丸 ひより)|
夕波みつきの母親。元貴族の烏丸家の生まれで、とても病弱。
髪は金の長髪で、外を出歩くときは常に麦わら帽子を被っている。
両親の反対を押し切り、お気に入りの海辺で出会った夕波まことと駆け落ちする。
夕波みつきを産むと同時、病弱だったために、そのまま亡くなってしまう。
「太陽と月とグラサン少女」、「終わりの世界とグラサン少女」に登場。
**烏丸家
:烏丸 祐一郎|
明治時代の貴族、烏丸家の若き当主。爵位は公爵。いつも黒い執事服のようなスーツを着ている。
若くして治政の腕が高く、治める民からはかなり慕われていた。勉学・武術の心得も持っていた。
しかしながら、謎の病気「烏丸家の呪い」によって20代で死去している。
唯一の妹である烏丸まひるのことが気がかりであると、死亡した後も幽霊となって屋敷に住みつく。
夕波みつきは、いくらか遠いが子孫であり、妹の面影があることから、夕波みつきを家族と思っている。
「幽霊公爵とグラサン少女」、「はじまりの魔法とグラサン少女」以降に登場。
外伝でもいくつか登場している。
:烏丸 ひより|
「夕波 ひより」を参照。
:烏丸 まひる|
烏丸祐一郎の妹。烏丸祐一郎曰く「夕波みつきにそっくり」。
当時はとても貴重なカメラを、烏丸祐一郎が持ち帰った際に、それに興味を示し、以降カメラに没頭する。
烏丸家のカメラ好きの発端となった人物。
「はじまりの魔法とグラサン少女」に登場。
:結城(本名不明)|
烏丸家に代々仕えている執事。
「太陽と恋とグラサン少女」、「はじまりの魔法とグラサン少女」に登場。
(ただし、2作品に登場するのは同一人物では無い。)
**右京家
:右京 こまち|
代々、幽霊討伐・悪霊退治・解呪といったことを専門としてきた右京家の若き女当主。
紺色を貴重とした和服に身を包み、腰下まである長く黒い髪を持っている。
非常に強気な性格だが、弱い一面も時折見せることがある。
右京家に伝わる武器「妖刀【影桜】」と「魔束帯と呼ばれる包帯の1種の【紫炎帯】」を使用する。
「幽霊公爵とグラサン少女」、「遭難事件とグラサン少女」以降の作品に登場。
外伝では、水原月夜とともに主人公を担う。
:紅天聖(本名不明)|
右京家の初代当主。
異界出身の人間の剣士で、他の人間とともに、横暴な圧政を行う【九神霊】たちに反乱を起こした、その首謀者。
【九神霊】との戦いのときには、「紅蓮の英雄」という通り名で呼ばれていた。
一時は戦いで重傷を負ったが、恋心を抱いていた【美麗帝ユニカ】より力を分けてもらい、戦いを続けた。
後に、人間界に渡り、その地で、異界と人間界をつなぐ黒い穴を管理するために屋敷を建てた。
使用していた剣は、現在子孫である右京こまちが使用している「妖刀【影桜】」である。
外伝にのみ登場。
**警察関係者
:白河 忠志|
凄腕の警察官。地位は警部。背が高く、がっしりとした身体の持ち主。
清宮山での遭難殺人事件をきっかけに、夕波みつきたちと交流を持つようになった。
実直な性格ではあるが、通常なら部外者を入れない事件現場に夕波みつきを入れるなど、優しさも持ち合わせている。
「星の王子とグラサン少女」(名前は出ていない)、「遭難事件とグラサン少女」以降の作品に登場。
名前の由来は「白河天皇」から。
:高倉 なみ|
白河忠志の後輩で、警部補。インテリそうなメガネをかけている。
同僚の鳥羽義政をいじめるのが好きだが、実は結婚前提で付き合っていた。
小説を書くことが好き。
「遭難事件とグラサン少女」以降の作品に登場。
名前の由来は「高倉天皇」から。
:鳥羽 義政|
白河忠志の後輩で、高倉なみの同僚。巡査長。
軽薄な性格で、自身を「300年に1人のサーフィンの逸材」と言うが、実際はネットサーフィンのことを指している。
高倉なみに半ばいじめられるように扱われているが、結婚を前提に付き合っていた。
しかしながら、元々は清宮山の徒然荘で働く枕崎早子と付き合っており、浮気していたため、枕崎早子とその兄に殺害されてしまう。
「遭難事件とグラサン少女」に登場。
名前の由来は「鳥羽天皇」から。
:亀山 弦一|
白河忠志や高倉なみ、鳥羽義政の後輩。寡黙で、どこか達観したような目を持っている背の高い男。
その言動は謎に包まれているが、何故か妙に信憑性のあることから、白河忠志などからはある程度の信頼を寄せられている。
「遭難事件とグラサン少女」以降の作品に登場。
名前の由来は「亀山天皇」から。
:栗山(本名不明)|
白河忠志の後輩。隠れ家にしていた倉庫の番をしていたところ、同僚の椎名に殺害される。
「はじまりの魔法とグラサン少女」に登場。
:椎名(本名不明)|
白河忠志の後輩。銃の腕前がある。
隠れ家にしていた倉庫の番をしていたところ、ミニョルフに操られ、同僚の栗山を殺害する。
「はじまりの魔法とグラサン少女」に登場。
:九条院 相汰|
警察の内部事情に詳しい謎の燕尾服の男。
父親が警察上層部の人間であり、白河忠志とは子どもの頃に面識がある。
「はじまりの魔法とグラサン少女」以降の作品に登場
名前の由来は近衛天皇の后・・・だからと言うわけでは無い。
(特別出演扱いであり、元の人物は、原作者[[進藤リヴァイア>リヴァイア]]の「[[CMOMラグナロク]]」の「空鷹アイダ」)
**国家国防省関係者
:進藤 竜一|
国家国防省の長官。水原月夜に劣らない背の高さの持ち主。
フレームの無いメガネをかけていて、いつも黒いビジネススーツを着ている。
夕波みつきを殺して世界を救う、といった発言を繰り返している。
「幽霊公爵とグラサン少女」(名前のみ)、「はじまりの魔法とグラサン少女」以降の作品に登場。
:大海 なぎさ|
一時期、国家国防省に所属していたが、後に反逆。
「大学生時代の友人たち」の「大海 なぎさ」を参照。
:魔神ミニョルフ|
「九神霊」の【魔神ミニョルフ】を参照。
:椎名(本名不明)|
「警察関係者」の「椎名」を参照。
**枕崎家
:枕崎 紀之|
清宮山スキーエリアに徒然荘というロッジを構えている男。
白河忠志とは小学生時代からの親友(悪友?)。
雪女の伝説のある山にロッジを建てたことは良いが、度々吹き荒れる吹雪に頭を悩ませている。
「遭難事件とグラサン少女」に登場。
名前の由来は、古典「枕草子」と土佐日記の作者「紀貫之」。
:枕崎 早子|
枕崎紀之の娘。メガネっ子で、おっとりとした性格。
かつて鳥羽義政と付き合っていた。
「遭難事件とグラサン少女」に登場。
名前の由来は、古典「枕草子」。
:枕崎 兼好|
枕崎紀之の息子で、枕崎早子の兄。冷徹だが、料理の腕は高く、一流の料理人を目指して有名ホテルで修行をしていた。
徒然荘の料理人として父である枕崎紀之に連れ戻されて以来、家族や仕事に対する不満があった。
「遭難事件とグラサン少女」に登場。
名前の由来は、古典「枕草子」と徒然荘の由来になった古典「徒然草」の作者「吉田兼好」。
**その他の人物
:牧山 まきた|
烏丸家の屋敷に侵入して、隠された財産を奪おうとした泥棒。
烏丸祐一郎の前にあっけなく退散した。
「幽霊公爵とグラサン少女」に登場。
:榊(本名不明)|
夕波ひよりと同じ病院に入院している50代後半の男性患者。
深刻な病気を患っているにもかかわらず、病院の裏の林でよくタバコを吸っている。
「終わりの世界とグラサン少女」に登場。
*人間以外の霊体
**【九神霊】
:【神霊王ディオリス】|
【九神霊】の頂点に君臨する、霊体の最高神。過激派。
【九神霊】に反発する人間たちを恐れ、【はじまりの魔法】(【烏丸家の呪い】)を生み出した張本人。
数話に、名前のみ登場。
:【魔神ミニョルフ】|
紳士服に身を包んだ、猫顔の男。【九神霊】の1体で、過激派。
右京こまちの父親である、右京家先代当主を殺しているが、一方で人間であるはずの進藤竜一と協力体勢を持っており、
内側で何を考えているか非常に捉えにくい人物。
【魔神レニオル】と姿は瓜二つであるが、微妙に異なる。
本編「はじまりの魔法とグラサン少女」、「終わりの世界とグラサン少女」、外伝に登場。
:【魔神レニオル】|
紳士服に身を包んだ、猫顔の男。【九神霊】の1体で、穏便派。
人間の可能性を信じ、協調姿勢を持つべきだと主張する穏便派の筆頭。
失踪した【魔神レニオル】を探すため、人間界に現れたところに、水原月夜が偶然居合わせ、
以降しばらくの間、水原月夜と行動を共にする。
【魔神ミニョルフ】と姿は瓜二つであるが、レニオルの右目の下には大きな切り傷がある。
本編「遭難事件とグラサン少女」、「はじまりの魔法とグラサン少女」、「終わりの世界とグラサン少女」、外伝に登場。
:【獣神霊ヴァンネル】|
【九神霊】の1体で、霊体の中でも数少ない”竜人族”を、取りまとめる武人。傍観派。
【九神霊】のなかでは霊力がもっとも低いが、戦闘民族である竜人族であるため、武器を用いた戦闘を得意とする。
他者との付き合いをあまり好まないため、森の奥にある小さな小屋で生活している。
かつては【堕天使グローチェリア】と協力体制を取っていたが、【呪曹カロッサ】に仲間を人質にされ、過激派の肩入れをしてしまっている。
外伝に登場。
:【堕天使グローチェリア】|
【九神霊】の1体で、天使が着るような白衣と、悪魔がつけているような漆黒の翼を持った男。穏便派。
【魔神レニオル】が異界を留守にしている間、穏便派の代表的人物として活動している。
ファッションにこだわりがあり、いつも黒いスーツを着ている友人の烏丸祐一郎に、よく純白の服を勧めている。
「はじまりの魔法とグラサン少女」、外伝に登場。
:【美麗帝ユニカ】|
【九神霊】の1体で、【九神霊】のなかではもっとも人間に近い、美しい女性の姿をしている。穏便派。
遥か昔、人間と【九神霊】が全面戦争を繰り広げた際、人間である「紅蓮の英雄(紅天聖。右京こまちの祖先)」に恋してしまい、
それ以来、人間との関係を持つことに反発する過激派たちによって、自身の持つ城に半ば幽閉されたような状態になってしまう。
炎の力を操ることを得意とするが、「紅蓮の英雄」がくれた紅いコートの力によって能力を得ており、普段は暗器を用いる。
「終わりの世界とグラサン少女」、外伝に登場。
:【呪曹カロッサ】|
【九神霊】の1体で、車椅子に乗っている老齢の男。過激派。
古くより【九神霊】の【神霊王ディオリス】に仕えてきた片腕であり、その霊力は【九神霊】のなかでもトップクラスを誇る。
虫や蜘蛛、【クィドル】といった生物を用いる攻撃を得意とし、また知将としての手腕も高い。
外伝に登場。
:【大天使オージェント】|
先代【九神霊】の1人。【堕天使グローチェリア】が【九神霊】になる前、その地位についていた。穏便派。
「はじまりの魔法とグラサン少女」に名前のみ登場。
**その他の霊体
:烏丸 祐一郎
「烏丸家」の「烏丸 祐一郎」を参照。
:【クィドル】|
【九神霊】の【呪曹カロッサ】が使役する霊体。
黒いマントのなかに、無数の腕の生えた球体を抱えているという、不気味な姿をしている。
霊体のなかでは、それなりに強い霊力を持つ。
「はじまりの魔法とグラサン少女」、「終わりの世界とグラサン少女」に登場。
|BGCOLOR(red):&bold(){ネタバレ注意}|
&bold(){グラサン少女シリーズの登場人物一覧}とは、小説[[グラサン少女シリーズ]]に登場する人物の一覧である。
*人間
:夕波 みつき|
本作品の主人公。やや長めの黒髪ストレートで、背が低い。
母親(夕波ひより)譲りの頭脳派で、観察眼が鋭い。また好奇心も旺盛。
誕生と同時に母親を失っているため(父親が死ぬまでは、母親は失踪した、ということになっていた)、父親(夕波まこと)によって育てられてきた。
大学時代に初めてできた彼氏は、注目株のアイドルの八条はじめ。
本編は全話に渡って登場。外伝では名前のみ。ちなみに漢字で書くと「夕波美月」である。
**大学生時代の友人たち
:水原 月夜|
高校生時代より、夕波みつきを付け狙っていた男。夕波みつきの1歳下で、高校・大学が同じ。
長身で黒髪の短髪に、銀のフレームのメガネをかけている。
時折見せる微笑は、自他ともに「不気味」で、どこか近寄りがたいオーラを放っている。
夕波みつきを遥かに上回る、作品中でもトップレベルの頭脳派で計算高く、常に「秘密のメモ帳」を携帯している。
偽の心霊写真を作っていたことがあり、写真やその加工技術は高く、機械にも強い。
父親を早くに亡くしており、母親の手1つで育てられてきたが、母親は過労のために錯乱しており病院に入れられている。
「遭難事件とグラサン少女」以降の作品に登場。外伝では主人公として扱われている。
:大海 なぎさ|
夕波みつきの大学生時代からの親友。青みのかかった長い髪をポニーテールにしている。
背は夕波みつきより少しだけ高い・・・が、夕波みつきが低すぎるために、平均身長よりは下。
おおらかな性格で、場を和ませる言動から、蒼谷ゆいにかなり恋心を抱かれている。
一方で、カメラのことになると人が変わったようになり、目つきが鋭くなる。
「遭難事件とグラサン少女」以降の作品に登場。
:蒼谷 ゆい|
夕波みつきの大学生時代からの友人。いわゆるチャラ男に近い服装をしている。
顔が女性寄りで、おまけに名前が男女どちらでも通用するところから、女に間違われることにコンプレックスを抱いている。
どちらかと言えば運動系で、頭脳派ではなく、時折後輩である水原月夜に軽くあしらわれる。
大海なぎさに一目惚れしていて、結婚も意識している。本人曰く「俺のお姫様」。
「遭難事件とグラサン少女」以降の作品に登場。
:八条 はじめ|
夕波みつきの大学生時代の彼氏。現役アイドルとして活躍している優男。
夕波みつきに一目惚れして付き合いだしたものの、芸能人生活と学生生活の間の多忙さと、本人の浮気癖があり、1年もしないうちに別れてしまう。
自分勝手なところがあり、強引さも見せることがある。
「星の王子とグラサン少女」に登場。
**夕波家
:夕波 まこと|
夕波みつきの父親。フリーのカメラマン。写真と家族を何より愛している。
元貴族の家系の生まれだった烏丸ひよりと出会い、駆け落ち。
夕波みつきが誕生するが、同時に妻を失い、男手1人で夕波みつきを育てた。
夕波みつきが高校に進学する直前に、交通事故によって死亡している。
「幽霊公爵とグラサン少女」、「太陽と月とグラサン少女」、「終わりの世界とグラサン少女」に登場。
:夕波 ひより(旧姓:烏丸 ひより)|
夕波みつきの母親。元貴族の烏丸家の生まれで、とても病弱。
髪は金の長髪で、外を出歩くときは常に麦わら帽子を被っている。
両親の反対を押し切り、お気に入りの海辺で出会った夕波まことと駆け落ちする。
夕波みつきを産むと同時、病弱だったために、そのまま亡くなってしまう。
「太陽と月とグラサン少女」、「終わりの世界とグラサン少女」に登場。
**烏丸家
:烏丸 祐一郎|
明治時代の貴族、烏丸家の若き当主。爵位は公爵。いつも黒い執事服のようなスーツを着ている。
若くして治政の腕が高く、治める民からはかなり慕われていた。勉学・武術の心得も持っていた。
しかしながら、謎の病気「烏丸家の呪い」によって20代で死去している。
唯一の妹である烏丸まひるのことが気がかりであると、死亡した後も幽霊となって屋敷に住みつく。
夕波みつきは、いくらか遠いが子孫であり、妹の面影があることから、夕波みつきを家族と思っている。
「幽霊公爵とグラサン少女」、「はじまりの魔法とグラサン少女」以降に登場。
外伝でもいくつか登場している。
:烏丸 ひより|
「夕波 ひより」を参照。
:烏丸 まひる|
烏丸祐一郎の妹。烏丸祐一郎曰く「夕波みつきにそっくり」。
当時はとても貴重なカメラを、烏丸祐一郎が持ち帰った際に、それに興味を示し、以降カメラに没頭する。
烏丸家のカメラ好きの発端となった人物。
「はじまりの魔法とグラサン少女」に登場。
:結城(本名不明)|
烏丸家に代々仕えている執事。
「太陽と恋とグラサン少女」、「はじまりの魔法とグラサン少女」に登場。
(ただし、2作品に登場するのは同一人物では無い。)
**右京家
:右京 こまち|
代々、幽霊討伐・悪霊退治・解呪といったことを専門としてきた右京家の若き女当主。
紺色を貴重とした和服に身を包み、腰下まである長く黒い髪を持っている。
非常に強気な性格だが、弱い一面も時折見せることがある。
右京家に伝わる武器「妖刀【影桜】」と「魔束帯と呼ばれる包帯の1種の【紫炎帯】」を使用する。
「幽霊公爵とグラサン少女」、「遭難事件とグラサン少女」以降の作品に登場。
外伝では、水原月夜とともに主人公を担う。
:紅天聖(本名不明)|
右京家の初代当主。
異界出身の人間の剣士で、他の人間とともに、横暴な圧政を行う【九神霊】たちに反乱を起こした、その首謀者。
【九神霊】との戦いのときには、「紅蓮の英雄」という通り名で呼ばれていた。
一時は戦いで重傷を負ったが、恋心を抱いていた【美麗帝ユニカ】より力を分けてもらい、戦いを続けた。
後に、人間界に渡り、その地で、異界と人間界をつなぐ黒い穴を管理するために屋敷を建てた。
使用していた剣は、現在子孫である右京こまちが使用している「妖刀【影桜】」である。
外伝にのみ登場。
**警察関係者
:白河 忠志|
凄腕の警察官。地位は警部。背が高く、がっしりとした身体の持ち主。
清宮山での遭難殺人事件をきっかけに、夕波みつきたちと交流を持つようになった。
実直な性格ではあるが、通常なら部外者を入れない事件現場に夕波みつきを入れるなど、優しさも持ち合わせている。
「星の王子とグラサン少女」(名前は出ていない)、「遭難事件とグラサン少女」以降の作品に登場。
名前の由来は「白河天皇」から。
:高倉 なみ|
白河忠志の後輩で、警部補。インテリそうなメガネをかけている。
同僚の鳥羽義政をいじめるのが好きだが、実は結婚前提で付き合っていた。
小説を書くことが好き。
「遭難事件とグラサン少女」以降の作品に登場。
名前の由来は「高倉天皇」から。
:鳥羽 義政|
白河忠志の後輩で、高倉なみの同僚。巡査長。
軽薄な性格で、自身を「300年に1人のサーフィンの逸材」と言うが、実際はネットサーフィンのことを指している。
高倉なみに半ばいじめられるように扱われているが、結婚を前提に付き合っていた。
しかしながら、元々は清宮山の徒然荘で働く枕崎早子と付き合っており、浮気していたため、枕崎早子とその兄に殺害されてしまう。
「遭難事件とグラサン少女」に登場。
名前の由来は「鳥羽天皇」から。
:亀山 弦一|
白河忠志や高倉なみ、鳥羽義政の後輩。寡黙で、どこか達観したような目を持っている背の高い男。
その言動は謎に包まれているが、何故か妙に信憑性のあることから、白河忠志などからはある程度の信頼を寄せられている。
「遭難事件とグラサン少女」以降の作品に登場。
名前の由来は「亀山天皇」から。
:栗山(本名不明)|
白河忠志の後輩。隠れ家にしていた倉庫の番をしていたところ、同僚の椎名に殺害される。
「はじまりの魔法とグラサン少女」に登場。
:椎名(本名不明)|
白河忠志の後輩。銃の腕前がある。
隠れ家にしていた倉庫の番をしていたところ、ミニョルフに操られ、同僚の栗山を殺害する。
「はじまりの魔法とグラサン少女」に登場。
:九条院 相汰|
警察の内部事情に詳しい謎の燕尾服の男。
父親が警察上層部の人間であり、白河忠志とは子どもの頃に面識がある。
「はじまりの魔法とグラサン少女」以降の作品に登場
名前の由来は近衛天皇の后・・・だからと言うわけでは無い。
(特別出演扱いであり、元の人物は、原作者[[進藤リヴァイア>リヴァイア]]の「[[CMOMラグナロク]]」の「空鷹アイダ」)
**国家国防省関係者
:進藤 竜一|
国家国防省の長官。水原月夜に劣らない背の高さの持ち主。
フレームの無いメガネをかけていて、いつも黒いビジネススーツを着ている。
夕波みつきを殺して世界を救う、といった発言を繰り返している。
「幽霊公爵とグラサン少女」(名前のみ)、「はじまりの魔法とグラサン少女」以降の作品に登場。
:大海 なぎさ|
一時期、国家国防省に所属していたが、後に反逆。
「大学生時代の友人たち」の「大海 なぎさ」を参照。
:魔神ミニョルフ|
「九神霊」の【魔神ミニョルフ】を参照。
:椎名(本名不明)|
「警察関係者」の「椎名」を参照。
**枕崎家
:枕崎 紀之|
清宮山スキーエリアに徒然荘というロッジを構えている男。
白河忠志とは小学生時代からの親友(悪友?)。
雪女の伝説のある山にロッジを建てたことは良いが、度々吹き荒れる吹雪に頭を悩ませている。
「遭難事件とグラサン少女」に登場。
名前の由来は、古典「枕草子」と土佐日記の作者「紀貫之」。
:枕崎 早子|
枕崎紀之の娘。メガネっ子で、おっとりとした性格。
かつて鳥羽義政と付き合っていた。
「遭難事件とグラサン少女」に登場。
名前の由来は、古典「枕草子」。
:枕崎 兼好|
枕崎紀之の息子で、枕崎早子の兄。冷徹だが、料理の腕は高く、一流の料理人を目指して有名ホテルで修行をしていた。
徒然荘の料理人として父である枕崎紀之に連れ戻されて以来、家族や仕事に対する不満があった。
「遭難事件とグラサン少女」に登場。
名前の由来は、古典「枕草子」と徒然荘の由来になった古典「徒然草」の作者「吉田兼好」。
**その他の人物
:牧山 まきた|
烏丸家の屋敷に侵入して、隠された財産を奪おうとした泥棒。
烏丸祐一郎の前にあっけなく退散した。
「幽霊公爵とグラサン少女」に登場。
:榊(本名不明)|
夕波ひよりと同じ病院に入院している50代後半の男性患者。
深刻な病気を患っているにもかかわらず、病院の裏の林でよくタバコを吸っている。
「終わりの世界とグラサン少女」に登場。
*人間以外の霊体
**【九神霊】
:【神霊王ディオリス】|
【九神霊】の頂点に君臨する、霊体の最高神。過激派。
【九神霊】に反発する人間たちを恐れ、【はじまりの魔法】(【烏丸家の呪い】)を生み出した張本人。
数話に、名前のみ登場。
:【魔神ミニョルフ】|
紳士服に身を包んだ、猫顔の男。【九神霊】の1体で、過激派。
右京こまちの父親である、右京家先代当主を殺しているが、一方で人間であるはずの進藤竜一と協力体勢を持っており、
内側で何を考えているか非常に捉えにくい人物。
【魔神レニオル】と姿は瓜二つであるが、微妙に異なる。
本編「はじまりの魔法とグラサン少女」、「終わりの世界とグラサン少女」、外伝に登場。
:【魔神レニオル】|
紳士服に身を包んだ、猫顔の男。【九神霊】の1体で、穏便派。
人間の可能性を信じ、協調姿勢を持つべきだと主張する穏便派の筆頭。
失踪した【魔神レニオル】を探すため、人間界に現れたところに、水原月夜が偶然居合わせ、
以降しばらくの間、水原月夜と行動を共にする。
【魔神ミニョルフ】と姿は瓜二つであるが、レニオルの右目の下には大きな切り傷がある。
本編「遭難事件とグラサン少女」、「はじまりの魔法とグラサン少女」、「終わりの世界とグラサン少女」、外伝に登場。
:【獣神霊ヴァンネル】|
【九神霊】の1体で、霊体の中でも数少ない”竜人族”を、取りまとめる武人。傍観派。
【九神霊】のなかでは霊力がもっとも低いが、戦闘民族である竜人族であるため、武器を用いた戦闘を得意とする。
他者との付き合いをあまり好まないため、森の奥にある小さな小屋で生活している。
かつては【堕天使グローチェリア】と協力体制を取っていたが、【呪曹カロッサ】に仲間を人質にされ、過激派の肩入れをしてしまっている。
外伝に登場。
:【堕天使グローチェリア】|
【九神霊】の1体で、天使が着るような白衣と、悪魔がつけているような漆黒の翼を持った男。穏便派。
【魔神レニオル】が異界を留守にしている間、穏便派の代表的人物として活動している。
ファッションにこだわりがあり、いつも黒いスーツを着ている友人の烏丸祐一郎に、よく純白の服を勧めている。
「はじまりの魔法とグラサン少女」、外伝に登場。
:【美麗帝ユニカ】|
【九神霊】の1体で、【九神霊】のなかではもっとも人間に近い、美しい女性の姿をしている。穏便派。
遥か昔、人間と【九神霊】が全面戦争を繰り広げた際、人間である「紅蓮の英雄(紅天聖。右京こまちの祖先)」に恋してしまい、
それ以来、人間との関係を持つことに反発する過激派たちによって、自身の持つ城に半ば幽閉されたような状態になってしまう。
炎の力を操ることを得意とするが、「紅蓮の英雄」がくれた紅いコートの力によって能力を得ており、普段は暗器を用いる。
「終わりの世界とグラサン少女」、外伝に登場。
:【呪曹カロッサ】|
【九神霊】の1体で、車椅子に乗っている老齢の男。過激派。
古くより【九神霊】の【神霊王ディオリス】に仕えてきた片腕であり、その霊力は【九神霊】のなかでもトップクラスを誇る。
虫や蜘蛛、【クィドル】といった生物を用いる攻撃を得意とし、また知将としての手腕も高い。
外伝に登場。
:【大天使オージェント】|
先代【九神霊】の1人。【堕天使グローチェリア】が【九神霊】になる前、その地位についていた。穏便派。
「はじまりの魔法とグラサン少女」に名前のみ登場。
**その他の霊体
:烏丸 祐一郎|
「烏丸家」の「烏丸 祐一郎」を参照。
:【クィドル】|
【九神霊】の【呪曹カロッサ】が使役する霊体。
黒いマントのなかに、無数の腕の生えた球体を抱えているという、不気味な姿をしている。
霊体のなかでは、それなりに強い霊力を持つ。
「はじまりの魔法とグラサン少女」、「終わりの世界とグラサン少女」に登場。