フラグとは、ゲームや小説、リアル世界などに存在する、自身の発言や行動によって特定の結果が引き起こされる要因を指す。
概要
あらゆる出来事には、原因と結果が存在するが、結果を引き起こすのに至った明確な一連の行為を「フラグ」と呼ぶ。
元々はコンピュータゲームを作成するうえで欠かせない要素であり、フラグがなければほとんどのコンピュータゲームは成立しないと言っても過言ではないと考えてよい。
コンピュータゲームにおける「フラグ」
昨今のコンピュータゲームには、数多くのフラグが存在する。
特に、RPG系統のものに関しては、フラグこそがゲームの基礎を築いていると言ってもよい。
ここではRPG系統において話を絞る。
ゲームの主人公たるプレイヤーは、ゲーム内の町やダンジョンを巡り、アイテムを手に入れたりイベントを行ったりして、ストーリーを進めていくことが中心となる。
そのなかで、例えば、ある町で「村人1」に、近くの化け物を退治してくれと依頼されたとする。普通に考えれば、プレイヤーが近くの化け物を退治して、「村人1」に話しかければ感謝の一言でももらえるんじゃないだろうか、となるはずだ。逆に、その化け物を倒さなければ、いつまで経っても「村人1」は『はやく化け物を倒してください!』の発言一点張りになる。
この場合、フラグ=「近くの化け物を退治する」が当てはまる。
近くの化け物が退治されれば、「フラグが立った」状態となり、「村人1」ははじめてプレイヤーにお礼の言葉を述べるのである。
特定の条件をクリアすることで、ストーリーが進行する・アイテムを手に入れる、といったものはどのコンピュータゲームにも取り入れられているが、意識していなければ、「フラグ」を感じ取ることはできない。
小説・漫画・映画・アニメなどにおける「フラグ」
コンピュータゲームより派生して「フラグ」という言葉が、小説などの作品にも用いられるようになっている。
代表的なものを以下に列挙する。
- 主人公が宿敵に負ける→【新たな力を得るフラグ】
- 「この●●が終わったら××するんだ・・・」発言→【●●の途中で発言者が死ぬ、もしくは××ができなくなるような状態に陥るフラグ】
- 必殺技を使って「これで終わりだ!」発言→【必殺技が破られるフラグ】
実生活におけるフラグ
フラグは、仮想世界にのみ存在するものではない。
実生活においても、フラグは数多く存在する。
代表例としては、(長期休みのはじめの頃)「まぁまだ宿題やらなくても大丈夫だよね」
→【最終日まで出来ていないフラグ】などがある。
関連項目
あったらおしえれ
最終更新:2010年11月23日 23:28