erutaso

携帯のアラームがなり、ふと目を覚ました。
いつもどおりの朝、少し寒く心地よい朝。

目覚めたばかりで特に何も考えず、まずは顔を洗うために立ち上がろうとした。


ガシャ



なぜか金属音がした。


音の発生源はどこだろう。携帯電話でも落としてしまったのだろうか。
携帯電話を探してみるとそれはすぐ枕元にあった。
では、一体何の音なのだろう。携帯電話に手を伸ばし、洗面台に向かおうとした。


また軽い金属音がして、携帯が床に落ちてしまった。
ああ、そうか。携帯に手が当たった時の音だったのか。
えるたそは頭の中で納得しながら立ち上がった。






携帯が手に当たって、金属音がした?




少しずつ目が覚めてきて改めて自分の手を見てみた。



なんだこれは。



えるたそは途端に怖くなり、急いで鏡の前に立った。


誰だこの人は。
驚く顔に手を伸ばすと鏡の中の人も顔に手を伸ばした。
紛れも無く自分だった。

いったいどうしてこんな事に・・・・
昨日まで折木さんと一緒に不思議を解明していたはずだ。
そうだ。折木さんなら・・・・折木さんならこの状況、打破してくれるかもしれない。
そう思ったえるたそは、携帯電話に手を伸ばした。
人間のころには無かった金属音を鳴らし、携帯の電源を入れた。

238年・・・・?
どうしてだろう。今年は2015年のはずだ。壊れてしまったのだろうか。
いや、きっと、不思議が続いているはずなのだ。そうなのだ。
まずは外に出て、情報を仕入れようと気分を入れ替えるため、カーテンを開けた。





そこには見事に宇宙が広がっていた。



キャラ名:えるたそ
種族:悲しきロボット
性別;元女性

クラス情報
Hu:1
Fi:1
Ra:71
Gu:47
Fo:1
Te:1
Br:1
Bo:1


最終更新:2015年10月10日 23:52