お詫びは本当にお詫びだったか

ここでは、毎日新聞の発表した「おわび文」について分析していきます。
(2008/8/22現在書きかけです)




毎日新聞6月25日朝刊に掲載されたおわび(?)文

2008年6月25日付けの毎日新聞朝刊にて、小さく、今回の問題についてのおわび文が掲載されました。
しかしそれは、実際のサイトを見たことのない人にはさっぱり意味のわからない
抽象的な説明にとどめ、翻訳と称し捏造レベルの歪曲していた件や
1999年から約10年にわたり継続的に問題のある記事を配信していた件など、不都合な部分を
大幅にカットした、おわび文と呼ぶにはいささか不適切なものでした。
以下にそのおわび文を転載いたします。



毎日「厳重に処分する方針です」...のはずが昇進!?


「毎日新聞社:株主総会 役員人事など可決・承認」(2008年6月26日 3時00分)(記事削除済み)
http://mainichi.jp/select/person/news/20080626k0000m020142000c.html
代表取締役社長(常務取締役、主筆、編集担当、出版担当、デジタルメディア担当)朝比奈豊

取締役、デジタルメディア担当、出版担当、新規事業担当(常務執行役員、デジタルメディア局長)長谷川篤

デジタルメディア局長(デジタルメディア局次長)磯野彰彦
※問題の記事の担当部署はデジタルメディア。
内部で調査を続けていますが、監督責任を含め厳重に処分する方針です。
(「おわび文」2008年6月25日 毎日新聞 朝刊より)

責任者はそろって昇進

朝比奈氏
常務取締役、主筆、編集担当、出版担当、デジタルメディア担当
 →代表取締役社長
長谷川氏
常務執行役員、デジタルメディア局長
 →取締役、デジタルメディア担当、出版担当、新規事業担当
磯野氏
デジタルメディア局次長
 →デジタルメディア局長

毎日jpに掲載されたお詫び文 (記事削除済み)によれば少なくとも2008年5月下旬には
問題を指摘されていたはず。
人事案はそれ以前に決定していたことが予想されるとはいえ、
1ヶ月もあればそれを白紙に戻す時間くらいは十分あったのではないか。
これでは誰がどう見ても、反省しているとは到底思えない。

また、2chに書き込まれた電話問合せ報告の一つではありますが、次のような書き込みも有ります。
184 名前:名無しさん@全板トナメ参戦中[] 投稿日:2008/06/26(木) 13:25:08 ID:aR1UFikz0
不祥事を起こした部署の統括責任者が、
昇格して取締り役に就任することについて訊いたら
「より多くの部下を持つことにより、より重い責任と精神的重圧を負うことになりますので
一概に出世というよりは処分の一環として考えていただければと思います」って
電話受けの人が言ってたな。 

※2008年6月27日、「処分」の内容が公表されましたが、極めて軽微な内容となっております。
毎日新聞社は27日、英文サイト「毎日デイリーニューズ」上のコラム「WaiWai」に不適切な記事が掲載された
問題で、コラムを担当していた英文毎日編集部記者を懲戒休職3カ月にした。また、監督責任を問い高橋弘司英文毎日
編集部長を役職停止2カ月、当時のデジタルメディア局次長の磯野彰彦デジタルメディア局長を役職停止1カ月の懲戒
処分とした。
このほか、当時のデジタルメディア局長の長谷川篤取締役デジタルメディア担当が役員報酬の20%(1カ月)、
当時の常務デジタルメディア担当の朝比奈豊社長が役員報酬10%(1カ月)を返上する処分とした。
(http://mainichi.jp/info/etc/20080627.html 「毎日新聞社:「WaiWai」問題で処分」より)

その他おわび文の問題点

サイトを見ていない人には意味がわからない

実際に毎日新聞の英語版サイトに掲載された記事を読んでいない人には、
どういった類の、どの程度不適切な記事が載っていたかがさっぱりわからない。
ウェブで調べようにも、Mainichi Daily Newsの該当記事は
問題発覚初期の段階で各種アーカイブも含めから鮮やかなまでに消し去られている。
(万が一個人の手によってデータが保存されていなかったのなら、本当に闇に葬り去られていただろう)

新聞紙は、いくらその内容が不適切であったり、誤報であったとしても
最低でも必ず全国の図書館にはそれが半永久的に保存される。
それに対して、今回の毎日新聞の対応はどうだろうか。
まずは問題が大きくなりすぎる前に、都合の悪い記事はすべて削除、徹底的にネット上から消し去り
それが済んでから初めてメディアが問題を指摘、そして風当たりが本格的に強まると
とりあえずは形だけの謝罪文を載せてみる。
不誠実極まりない対応としか言いようがない。


2008年6月27日現在の、電話問合せをした者の報告によれば
過去の記事を内部で把握した上で、改めて処分等その詳細を発表するとしているが
記事の再掲は避けたいとも発言しており、
数百にも上る問題の記事がきちんと訂正されるなどとは到底期待できない。

ただひたすらこの事件が風化するのを待つのだろう。
(ネット規制を本格化させる動きがあるとの情報もスレであがっている)

不十分すぎる対応

289 名前: 可愛い奥様 [sage] 投稿日: 2008/06/29(日) 01:39:55 ID:Z0mV60Wz0
>>133
あのね、世のほとんどの人は日和見で流動的なのね。
だからメディアとかは、事実無根の情報や恣意的な情報には神経尖らせて出来るだけ遠ざけないといけないわけ。
今回のことは、一応、大手に数えられる新聞社自身が事実無根で恣意的な情報を垂れ流してたってこと。
これは、公害と同じ。情報汚染だよ。汚染は広がってるし規模も分かってないの。

たとえるなら、工場からの排水を川や海に9年間も垂れ流し続けて
指摘されたら工場を3ヶ月休止して責任者を事実上昇格させたってことなの。
垂れ流した排水の環境や人体への影響もそれの規模も分かってないのに
工場休止して自称第三者機関設置したから文句ないでしょ?これ以上は訴えるよって逆ギレしてるのね。
どれだけコレがおかしい事かわかる?


web上の日英版おわび文比較

両者ではどうやらニュアンスが違うらしい。(求詳細)

778 :名無しさん@全板トナメ参戦中:2008/06/23(月) 23:32:36 ID:PCmQWkpK0
毎日新聞は勘違いしているようだな。 英語のお詫び文で
Mainichi Daily News, the Mainichi Newspapers' English language website, contained a corner
called WaiWai that attracted criticism for such things as being too vulgar and debauching
Japan by sending around the world information that could be misunderstood.
と言っているが、記事の内容・情報が、誤っているとは一切認めていない。
むしろ、悪意にとれば、 日本の風俗を正確に伝えているのだが、
その情報を誤って理解して批判しているともとれるな。
この場合、misunderstoodされかねないのはJapanであって、informationでは
ないのだ。 そこのところをはきちがえているな。


424 名前:名無しさん@全板トナメ参戦中[] 投稿日:2008/06/24(火) 07:04:03 ID:aAOMQgMEO
毎日新聞英語版のお詫び文だけどさ…
「記事は事実だが日本人から抗議を受けたから削除した」
というニュアンスなんだよね…
イタチの最後っぺかよ。
毎日新聞は本当に腐りまくっている。


53 名前: [] 投稿日:2008/06/24(火) 01:51:36 ID:vVKplpn90
毎日おわび英語
『略WaiWai that attracted criticism for such things as being too vulgar and
debauching Japan by sending around the world information that could be misunderstood.略』

.......could be misunderstood........"多分"ってか?
完全に誤解されるような文章だっただろう?  呆れた。。。
あと、英文、誰が書いたんだ?稚拙すぎだろ? cornerとか言うのか?普通?
これ、ちゃんと伝わるのか?

謝罪の方も無し。
「たとえ文章がが日本で出版された雑誌の翻訳であっても、これらを掲載するのは問題だという事で合致した」
とか言って、逆にその文章は日本で"出版された"雑誌の翻訳、と言う事にして
記事が事実とは程遠く、引用雑誌も低俗なゴシップ誌である事を説明する事無く、
逆にこの記事の確かさを再確認させるような文章だ。

なんだこれ? どこまでも責任転嫁ですか?



183 名前:可愛い奥様[] 投稿日:2008/06/24(火) 08:39:05 ID:lXeL5Ydm0
WaiWai英語版に来た「謝罪文」とやらが、
http://mdn.mainichi.jp/culture/waiwai/
まったく謝罪になってない件。
最悪なのはとくにこの辺かね。

>In late May, the Mainichi Daily News editorial department began receiving
>complaints about the stories in WaiWai being too vulgar and an Internet
>bulletin board began criticizing the column.
>The online news site took up this issue and reported on it.

要は、5月末から編集部に下品すぎるコラム記事に苦情が来始め、
ネット上の掲示板でもコラムに批判が始まった。
あっちこっちのオンラインニュースでもそれが報道されるようになった、
(だから該当コラムを停止することにしたという内容に繋がってる)
って感じ。

なぜこんな記事が長期間配信されていたのかという点に対する
原因の説明も無ければ、責任の所在や該当担当者の処遇に
関する記述は一切無し。
ダラダラ書いてるけど、要は「批判されたんで配信停止してやんよ」
ってなことしか書いてない。


海外で広まるWaiwaiの本当の閉鎖理由


リンク先の記事に以下のように書かれてある。

「毎日は日本の外部からは知りえない貴重な情報を伝えてくれたが
                 2chの右翼からの嫌がらせによって記事が削除された」

このページはグーグル・ページランク5位に位置しており、世界中の相当数の人が閲覧している。
謝罪文をめぐるこうした誤謬が生まれるのは、
そもそも英語で書かれた謝罪文が、謝罪文の呈を成しておらず、
コラムの閉鎖理由を、単純に「批判を浴びたから」と解説したに過ぎないためである。


日本語訳のないセクション

お詫び文ページは現在3段構成になっているが、真ん中の段には日本語版ページへのリンクがない。
日本語訳のないセクション を参照

参考:お詫び文の掲載位置

日本語版と英語版のお詫び文が掲載された位置、大きさを参考までに記録しておきます。
なお、赤丸は管理人が付け足したものです。

ちなみに英語版の方は、お詫び文は"culture"というカテゴリーに分類されているにもかかわらず
cultureページからはなぜかリンクが貼られていない様子。

日本語版


英語版



参考:(意見)毎日新聞の問題点と、毎日新聞に求めるもの


94 名前:可愛い奥様[] 投稿日:2008/06/24(火) 02:32:43 ID:xOeafJfw0
>72 私見ですがまとめてみました。

問題点は

・日本国内では未成年に販売がはばかられるような内容の雑誌の、
 信憑性不明な記事を中心に引用していたこと

・それを毎日新聞の名で発信することにより、記事に信憑性を与え、
件の雑誌の内容が日本のスタンダードだと広く世界の人に誤解させたこと。

・それにより、記事で取り上げられた法人、製品、女子高生、母親等々についての印象を著しく悪化させ
 場合によっては悪印象を抱いた人間からの危害にさらす可能性をもたらしたこと。

・削除しお詫び文なるものを掲載したが、未だ上記の問題点を認識したと思えない内容であること。


よって求める対応は、

・引用元の雑誌および記事が、日本で広く知られ支持されているものではなかったことを
 外国人にもわかりやすく説明すること

・過去に掲載された記事で誤解させたことに対するお詫びと、
 未だ引用している海外記事などの情報提供を求め、その海外記事の発信元へもお詫びと記事訂正の要請を続けること。

・記事と掲載されつづけたことに対する責任者の所在を明確にして発表すること。

・すべての経緯をWebおよび新聞紙上で発表し、真摯な反省と謝罪の言葉をはっきりと述べること。

6/28 社告は改変された

365 名無しさん@九周年 2008/07/22(火) 17:12:39 ID:KNt+t+w00
さすが毎日 やっぱりやってたね

7/20報告の下にある6/28社告リンクは、
6/28に掲載した社告じゃなくて、新たに捏造した社告になってる

第三者委員会に関する部分では、6/28原文にあった法的措置が完全に無くなっている
6/28社告(原文)
◇第三者機関に見解求める
インターネット上には、今回の処/分とは全く関係のない複数の女性記者、社員個人の人格を著しく誹謗(ひぼう)
・中傷する映像や書き込みが相次いでいる。毎日新聞はこうした名誉を棄損するなど明らかな違法行為に対しては、
法的措置を取る方針でいる。

7/20リンク先の6/28社告(捏造)
◇有識者委員会の議題に
 毎日新聞は今回の対応が妥当だったか、社外の有識者でつくる第三者機関「『開かれた新聞』委員会」に見解を求める
ことにしている。

稚拙、杜撰だから、本当の社告からは6/28分を削除だけしてある
6/25、7/7社告はそのまま残ってる 

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最終更新:2008年10月12日 04:39
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