|
大分県教委を巡る一連の汚職事件で、同県佐伯市教委は24日、管理職昇任で元県教委参事、江藤勝由容疑者(52)に金券を贈った疑いで県警から家宅捜索を受けた佐伯市立小の女性校長(53)と男性教頭(50)、女性教頭(49)について、処分を県教委に内申したことを明らかにした。県教委は内申をもとに本人らから事情聴取し、処分を決める方針。
また、元県教委参事の矢野哲郎容疑者(52)=贈賄容疑で再逮捕=が長女の採用試験で、元県教育審議監、二宮政人容疑者(61)=収賄容疑で逮捕=に金券100万円を渡すのを仲介したとされる中学校男性教頭についても、同市教委が県教委に処分を内申した。市教委はこの教頭から話を聞き、「(金券の授受があった)場に居合わせたことを確認した」としている。
市教委は計4人について、22日付で県教委に報告・内申。二学期に入る前のなるべく早い時期の処分を求めている。【古田健治】
2008年7月24日