雑音と不況和音と


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あおい「反応絞り込みました!」

朔也「ノイズとは異なる高質量エネルギーを検知!」

了子「まさかこれって……アウフヴァッヘン波形!?」

弦十郎「ガングニールだと!」

あおい「新たな、適合者……」

弦十郎「だが、一体どうして!?」

翼(そんな、だってそれは、奏の……)

OP
『僕の声は聞こえていますか? please tell me...

言葉じゃ足りないから 僕のすべて受け止めて
制御出来ない… したくないよ
初めて知る感覚
君に歌うよ永遠の始まりを

だから笑って

誰よりも熱く 誰よりも強く 抱き締めるよ

震える心 揺さぶればいい何かが動き出す
僕等 きっと、生まれた日から出会える日をずっと探してたんだ
風の鳴く夜は思い出して
共に紡いだ奇跡 天を舞うよ』



響「うぇ、ええ!? なんで!? 私、どうなっちゃってるの!?」

女の子「お姉ちゃん、かっこいい! はー……」

響「あ……うん」

響『絶対に、離さない、このつないだ手は

こんなにほらあったかいんだ、ヒトの作る温もりは

難しい言葉だっていらない』

響「そうだ、なんだかよく分からないけど、確かあれは、確かこの子を助けなきゃいけないってことだよね!」

響『共鳴する Breve minds』

響「うわぁ! え、何? うわぁぁぁ!」

響『紡ぎ合いたい魂 100万の気持ち…さぁ
ぶっ飛べこのエナジーよ

解放全開! イッちゃえ Heatt のゼンブで
進む事以外 答えなんて あるわけがない』

響「うわぁぁぁ!」

響『見つけたんだよ 心の帰る場所
Yes 届け! 前身全霊この想いよ
響け!胸の鼓動!未来の先へ…』

響「あ……私が、やっつけたの?

あ……」

(バイクの爆発音)


翼『Imyteus amenohabakiri tron』
(いみゅてーるす あめのはばきり とろん)


翼「惚けない! 死ぬわよ!」

響「あ……!」

翼「あなたは、ここでその子を守ってなさい!」

響「翼さん?」

(絶刀・天羽々斬)

(翼技:蒼ノ一閃)

(翼技:千ノ落涙)

翼『閃光の剣よ

四の五の言わずに 否、世の飛沫と果てよ』

響「すごい……やっぱり翼さんは……あ!」

女の子「あ!」

響「あ……」


女性職員「あの……」

響「あ」

女性職員「あったかいもの、どうぞ」

響「あ、あったかいもの、どうも。

フー、フー……。

っはー! ……あ?」

(変身が解ける)

響「え!?

うわわ、ああああ! ……あ

あああ、ありがとうございます……あ……ありがとうございます! 実は、翼さんに助けられたのは、これで2回目なんです!」

翼「2回目?」

響「うひひ」

女の子「ママ!」

響「あ」

母親「良かった、無事だったのね……」

女性職員「それでは、この同意書に目を通した後、サインをしていただけますでしょうか

本件は、国家特別機密事項に該当するため、情報漏えいの防止という観点から、あなたの言動、および言論の発信には……」

母親「あ……」

女性職員「今後、一部の制限を加えられることになります

特に、外国政府への通謀が確認されますと……」

響「あぁ……

じゃあ、私もそろそろ……」

翼「あなたをこのまま帰すわけにはいきません」

響「なんでですか!?」

翼「得意災害対策機動部二課まで、同行していただきます」

(施錠される響)

響「え、あ……」

マネージャー「すみませんね、あなたの身柄を、拘束させていただきます」

響「なーんでー!」

響「なんで、学院に?」

響「あぁ……。あの、ここ、先生達がいる中央棟ですよね?」

響「うわぁ! あ、あの……これは……」

慎次「さ、危ないから、捕まってください」

響「え、危ないって……

あぁぁぁぁ!」

響「ああ、あはは、ははは」

翼「愛想は無用よ」

響「う……あ……」

翼「これから向かうところに、微笑みなど必要ないわ」

(クラッカーの鳴る音)

弦十郎「ようこそ! 人類最後の砦、特務特異対策二課へ!」

響「え」

翼「ふぅ……」

慎次「はは」

了子「さぁさぁ、笑って、笑って! お近づきの印にツーショット写真!」

響「ええ! 嫌ですよ、手錠したままの写真だなんて! きっと悲しい思い出として残されます!

それに、どうしてはじめてのみなさんが私の名前を知ってるんですか?」

主任「我々二課の前身は、大戦時に設立された、特務機関でねぇ! 調査も、お手の物なのさ」

了子「んんー」

響「あー! 私の鞄!

なーにが調査はお手の物ですか! 鞄の中身、勝手に調べたりして!」

翼「ふぅ……緒川さん、お願いします」

慎次「はい」

響「ありがとうございます」

慎次「いえ、こちらこそ、失礼しました」

弦十郎「では、改めて自己紹介だ。俺は風鳴弦十郎。ここの責任者をしている!」

了子「そしてワタシは、出来る女と評判の櫻井了子。よろしくね」

響「ああ、こちらこそ。よろしくおねがいします」

弦十郎「君をここに呼んだのは他でもない、協力を要請したいことがあるのだ」

響「協力って……あ!

教えてください、あれは一体なんなんですか?」

了子「うん。あなたの質問に答えるためにも、2つばかりお願いがあるの。最初の1つは、今日のことは誰にも内緒。そしてもう1つは……とりあえず脱いでもらいましょうか?」

響「え。だからぁ……。なんでーーーー!」

(アイキャッチ)

響「ただいまー」

未来「響! もう、こんな時間までどこ行ってたの!?」

響「ごめん」

未来「近くでまたノイズが現れたって、さっきもニュースで言ってたよ」

響「うん……でも、もう大丈夫だから……」

テレビ「風鳴翼、移籍の可能性も」

響「え?」

テレビ「本日新曲を発表した風鳴翼さんに関する、大きなニュースが舞い込んできました。イギリスの大手レコード会社、メトロミュージックより、海外展開の打診があった模様です。2年前の事故以来、ソロアーティストとして活動している風鳴翼……」

未来「ふぅ……」

(夜中、ベッドの中で)

響「あのね、未来」

了子(今日のことは、誰にもナイショ!)

響「あぁ……ううん、なんでもない」

未来「あたしは、なんでもなくない」

響「う……」

未来「響の帰りが遅いから、本当に心配したんだよ?」

響「ごめん、でもありがとう。ちゃんと心配してくれるの、未来だけだよ」

未来「ん?」

響「未来はあったかいなー」

未来「どうしたの響」

響「小日向未来は、私にとってのひだまりなの。未来のそばが一番あったかいところで、私が絶対に帰ってくるところ。これまでもそうだし、これからもそぅ……」

未来「ああ……、あのね、響。私ね」

響「ううん……zzz」

未来「あ? ……もう。おやすみ、響」

(翼、シャワーをあびながら、回想)

奏(二人一緒なら、何も恐くないな)

翼(ああ……!)

翼「あのギアは、奏のものだ!」

(リディアン女学院)

(チャイム)

創世「ビッキー」

響「え?」

創世「これから、フラワーに行ってみない?」

響「フラワー?」

詩織「駅前の、お好み焼きやさんです! おいしいと評判ですよ?」

響「あぁ……今日は、別の用事が入ってるんだ」

弓美「また呼び出し? あんたってば、アニメみたいな生き様してるわね」

創世「仕方ない。じゃあ、また今度誘ってあげるね?」

未来「……」

詩織「それじゃあ、まったねー」

(放課後の教室で)

響「はぁぁ。私、呪われているかも。

……あ」

翼「重要参考人として、再度本部まで同行してもらいます」

(手錠をかけられる)

響「な、なんでーーーーーー」

了子「それでは、先日のメディカルチェックの結果発表♪ 初体験の負荷は若干残っているものの、体に異常は、ほぼ見られませんでしたー」

響「ほぼ、ですか……」

了子「うん、そうね。あなたが聞きたいことは、こんなことじゃないわよね?」

響「教えてください! あの、力のことを!」

弦十郎「ん……」

弦十郎「天羽々斬(あめのはばきり)、翼の持つ、第一号聖遺物だ」

響「聖遺物?」

了子「聖遺物とは、世界各地の伝承に登場する、現代では製造不可能な、異端技術の結晶のこと。多くは遺跡から発掘されるんだけど、経年による破損が著しくて、かつての力を秘めたものは、本当に希少なの」

弦十郎「この、天羽々斬も刃の欠片。ごく一部にすぎない」

了子「欠片に、ほんの少し残った力を増幅して解き放つ唯一の鍵が、特定振幅の波動なの」

響「特定振幅の、波動」

弦十郎「つまりは、歌。歌の力によって、聖遺物は起動するのだ」

響「歌? ……そうだ、あの時も、胸の奥から、歌が浮かんできたんです」

弦十郎「うん」

翼「……!」

了子「うっふ……。歌の力で活性化した聖遺物を、一度エネルギーに還元し、鎧の形で再構成したものが、翼ちゃんや響ちゃんが身にまとうアンチノイズプロテクタ。シンフォギアなの」

翼「だからとて、どんな歌、だれの歌にも聖遺物を起動させる力が備わっているわけではない!」

弦十郎「聖遺物を起動させ、シンフォギアをまとえる歌を歌えるわずかな人間を、我々は『適合者』と呼んでいる。それが翼であり、キミであるのだ」

了子「どう? あなたに目覚めた力について、少しは理解してもらえたかしら? 質問はどしどし、受け付けるわよ?」

響「あの!」

了子「どうぞ、響ちゃん♪」

響「全然わかりません……」

あおい「だろうね」

「だろうとも」

了子「いきなりは難しすぎちゃいましたね。だとしたら、聖遺物からシンフォギアを作り出す唯一の技術、櫻井理論の提唱者が、このわたくしであることだけは、覚えてくださいね?」

響「はぁ……。でも、私がその聖遺物というもの、持ってません。なのになぜ……ん? あ」

弦十郎「これが何なのか、君には分かるはずだ」

響「はい。2年前の怪我です。あそこに、私もいたんです!」

翼「!」

了子「心臓付近に複雑に食い込んでいるため、手術でも摘出不可能な無数の破片。調査の結果、この影はかつて奏ちゃんが身にまとっていた第三号聖遺物、ガングニールの砕けた破片であることが判明しました」

翼「……!」

了子「奏ちゃんの、置き土産ね」

翼「ぅぅ……」

(翼が部屋を出る)

響「あの……」

弦十郎「どうした?」

響「この力のこと、やっぱり誰かに話しちゃいけないのでしょうか?」

弦十郎「君がシンフォギアの力を持っていることを何者かに知られた場合、君の家族や友人、周りの人間に危害が及びかねない。命に関わる危険性すらある」

響「命に、関わる。……あ……」

弦十郎「俺たちが守りたいのは機密などではない。人の命だ。そのためにも、この力のことは隠し通し通してもらえないだろうか?」

了子「あなたに秘められた力は、それだけ大きなものだということを、分かって欲しいの」

弦十郎「人類ではノイズに打ち勝てない。人の身でノイズに触れることは、すなわち炭となって崩れことを意味する。そしてまた、ダメージを与えることも不可能だ。たった一つの例外があるとすれば、それはシンフォギアを身にまとった戦姫だけ。日本政府、得意災害対策機動部二課として、あらためて協力を要請したい。立花響くん、君が宿したシンフォギアの力を対ノイズ戦のために、役立ててはくれないだろうか?」

響「あ……。私の力で、誰かを助けられるんですよね?」

弦十郎「うん」

了子「うん♪」

響「分かりました!」

(ドアの開く音)

翼「!」

響「私、戦います!」

翼「……」

響「慣れない身ではありますが、がんばります! 一緒に戦えればと思います!」

翼「……」

響「あ、あの……一緒に戦えれば、と」

(アラーム音)

響「あ!」

朔也「ノイズの出現を確認!」

弦十郎「本件を、我々二課で預かることを一課に通達!」

あおい「出現位置特定! 座標出ます! ……は! リディアンより距離200!」

弦十郎「近い!」

翼「迎え撃ちます!」

(走り去る翼)

響「あ……」

(ドアの閉まる音)

響「うう!」

(走り出す響)

弦十郎「ま、待つんだ! 君はまだ!」

響「私の力が、誰かの助けになるんですよね!? シンフォギアの力でないと、ノイズと戦うことができないんですよね!? だから行きます!」

朔也「危険を承知で誰かのためになんて、あの子、いい子ですね」

弦十郎「果たしてそうなのだろうか?」

朔也「?」

弦十郎「翼のように、幼い頃から戦士としての鍛錬をつんできたわけではない。ついこの間まで日常の中に身を置いていた少女が、誰かの助けになるというだけで、命をかけた戦いにおもむけるというのは、それは、いびつなことではないだろうか……」

了子「つまり、あの子もまた私たちと同じ。こっち側ということね」

放送『日本政府、特異災害機動部より、お知らせします。先ほど、特別避難警報が、発令されました。すみやかに、最寄りのシェルターに、または退避所に避難してください』

翼『Imyteus amenohabakiri tron』
(いみゅてーるす あめのはばきり とろん)

翼『颯を射る如き刃 麗しきは千の花
宵に煌めいた斬月 悲しみよ浄土に還りなさい…永久に』

響「こーのーーー!」

翼「あ……!」

響「翼さん!」

翼「く……」

響「ああ……」

翼「はぁあああ!」

(翼技:蒼ノ一閃)

響「翼さーん! 私、今は足手まといかもしれないけれど、一生懸命がんばります! だから、私と一緒に戦ってください!」

翼「そうね」

響「あは!」

翼「あなたと私、戦いましょうか」

響「え?」

(響に刀を向ける翼)

響「うぇ?」

ED

『Get back to where I once belonged, BUT!! 振り向けば風の音だけ
Don't let me down, Don't make me confuse 絶望が塗り潰してく
Escape from here!! It's like a nightmare 追いかけてくる
夢も現実も またかき消されて

哀しい日々はいつかは終わりがくるの?
迷いながらもがきながら それでもまだあきらめたくない

傷だらけでもこのてのひらに
決して消えない星がある
流れて堕ちた光は今も あの場所を遠く照らしてる
何度でも手を伸ばそう 今は描けなくても
信じることが強さに変わる
輝いてよ Shooting STAR』