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<a href="#type">七瀬のタイプ</a> <a href=
"#maman">今孔明ママン</a> <a href=
"#kami">髪結いの亭主</a><br>
<br>
<a name="type"></a><br>
41 名前:七瀬のタイプ[sage] 投稿日:04/09/19(日)
14:55:57ID:???<br>
春:ツンツン</p>
<p>「七瀬はどんな男がタイプなんだ?」<br>
「相変わらず無神経な男ね。そんなこと聞いてどうするの?」<br>
「俺にもチャンスあるかと思ってさ」<br>
「心配いらないわ。この世の中に男があなた一人になっても、<br>
あなたを選ぶことはないから」<br>
「ははははははは」<br>
(・・・・なんだか悔しい感じがするぜ)</p>
<p><br>
42 名前:七瀬のタイプ2[sage] 投稿日:04/09/19(日)
14:56:44ID:???<br>
夏:態度やや軟化</p>
<p>「七瀬はどんな男がタイプなんだ?」<br>
「またその質問なの? 言ったでしょ、あたなはタイプじゃないって」<br>
「じゃどんな男がいいんだ?」<br>
「え?・・・・・そうね、考えたこともなかったわ」<br>
「ふーん」<br>
「な、何よ?」<br>
「タイプ未定なら俺にもまだチャンスあると思って」<br>
「そ、そんなわけないでしょ!」<br>
(また怒らせたか・・・でも怒った顔も可愛いよな)</p>
<br>
<p>43 名前:七瀬のタイプ3[sage] 投稿日:04/09/19(日)
14:57:26ID:???<br>
秋:リミット解除間近</p>
<p>「七瀬はどんな男がタイプなんだ?」<br>
「き、季節の挨拶みたいに同じこと何度も聞かないでよ!」<br>
「じゃあ質問を変えよう。あれからどんな男がタイプか考えてみたか?」<br>
「え?、う、うん」<br>
「で?」<br>
「ひょっとして・・・そうなのかしら。でも自分でもまさかって思うのよ。だって・・」<br>
「七瀬?」<br>
「ううん、やっぱりよくわからないわ」<br>
(七瀬にも思い当たる男ができたのかな?)</p>
<br>
<p>44 名前:七瀬のタイプ4[sage] 投稿日:04/09/19(日)
14:58:37ID:???<br>
冬:デレ着火</p>
<p>「七瀬はどんな男がタイプなんだ?」<br>
「それ本気で聞いてるの? 本当に?」<br>
「うん」<br>
「・・・・・・・・・」<br>
「七瀬?」<br>
「目を閉じてくれる?」<br>
「え?」<br>
「いいから閉じて」<br>
「おお」<br>
「もういいわ、目を開けて」<br>
「ん、何だこれ? コンパクト?」<br>
「鏡に何が映ってる?」<br>
「・・・・・俺の顔」<br>
「わかってくれたかしら?」<br>
「七瀬は俺がタイプなんだ」<br>
「あ、当たり前でしょ! ねえ私を不安にさせないで、お願いよ・・・」<br>
「ゴメンゴメン」<br>
(うわ、泣きそうな顔してるぞ)</p>
<p><br>
45 名前:七瀬のタイプ5[sage] 投稿日:04/09/19(日)
14:59:33ID:???<br>
新年:デレメルトダウン</p>
<p>「七瀬は俺みたいな男がタイプなんだよな?」<br>
「違うわ」<br>
「ち、違うの?」<br>
「あなたみたいな男じゃなくて、あなたがタイプなの。間違えないで」<br>
「そ、そうかスマン」<br>
「・・・・だから・・・・だから私を一人にしないでね。<br>
あなたがいない生活なんて・・・もう考えられないの」<br>
(なんか照れるな)</p>
<p><br>
46 名前:七瀬のタイプ6[sage] 投稿日:04/09/19(日)
15:01:37ID:???<br>
卒業前:デレデレビックバン</p>
<p>
「七瀬、そう言えば昔は俺なんかタイプじゃないって言ってなかったっけ?」<br>
「えっ? そんなこと言ってないわ。言うはずないもの」<br>
「そうかあ、俺は覚えてるぞ」<br>
「う、嘘」<br>
「確か世界で男が俺一人になっても選ばないとか・・・ははははは」<br>
「いやー! 知らない。私知らない。そんなの知らない!」<br>
「あっ、お、お、おい何も泣くことはないだろ?」<br>
「イジワル。イジワルなの。あなたイジワルなの・・・うっ ひっく」<br>
「スマン、ちょっと調子に乗りすぎた」<br>
「・・・・・・・・・・」<br>
「七瀬の困った顔が可愛いからつい」<br>
「・・・・・・・・・」<br>
「イジワルしてゴメン」<br>
「・・・・・・・・・」<br>
「俺のこと嫌いになったか?」<br>
「・・・・・・・・・」<br>
「もうしないから」</p>
<p>
七瀬はふいに主人公の首にすがりつき、耳元に囁いた。<br>
「イジワルは嫌い」<br>
「・・・・・ああ・・・・ゴメンな」<br>
「イジワルは嫌い・・・だけどイジワルな貴方は・・貴方なら・・・やっぱり好きよ」<br>
「七瀬・・・・・」</p>
<p>七瀬のタイプ END<br>
<br>
<br>
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<br>
<br>
<a name="maman"></a><br>
252 名前:今孔明ママン[sage] 投稿日:04/09/21(火)
17:31:20ID:???<br>
共に社会に出て数年、二人はまだ結婚していなかった。<br>
気持ちが離れたわけではない。駆け出しの弁護士と検事は<br>
毎日仕事に追われてデートすらままならない日々を送っていたのだ。</p>
<p>そんな時、浪馬の携帯に七瀬の母から連絡があった。</p>
<p>「ご無沙汰してます」<br>
「こんにちわ浪馬君、七瀬から聞いたんだけど今日はお休みですってね?」<br>
「ええ、本当に久しぶりなんですけど」<br>
「せっかくの休みにこんなオバちゃんの相手させて悪いんだけど、<br>
今日こちらに来れないかしら? いいお茶が手に入ったのよ。ナナちゃん、<br>
最近急がしてく全然お茶に付き合ってくれなないの。私なんだか寂しくて」<br>
「わかりました。伺います」</p>
<p>253 名前:今孔明ママン act.2[sage]
投稿日:04/09/21(火)17:33:18 ID:???<br>
in 高遠家<br>
「こんにちわ」<br>
「いらっしゃい、浪馬君、さあどうぞあがって」<br>
「失礼します」</p>
<p>
居間のテーブルには薄いアルバムのようなものがあった。<br>
「あ、ごめんなさいね。それ今片付けるから」<br>
「なんですか? それ。まるでお見合い写真みたいですね」<br>
「これ? その通りよ。ナナちゃんのお見合い相手なの」<br>
「えっ? み、見合い? 見合いするんですか? 七瀬が?」<br>
「ええ、そうなの。半月くらい前かしら、庁舎である国会議員さんがナナちゃんを見て、<br>
ぜひ息子の嫁にとお申し出があってね。悪いお話でもないし、一度合わせるだけ<br>
合わせてみようかと」<br>
「な、七瀬も承知したんですか?」<br>
「随分と渋ってたけど、昨日は合うだけならと言ってたかしら?」<br>
「そんな! 七瀬・・そうだ今日は確か東京地裁にいるはず。今から行けば・・・!」<br>
「浪馬君?」<br>
「き、急用を思い出しました。すいません。失礼しますっ!」<br>
「あらどうしたの? 浪馬くん? 浪馬くーん」</p>
<p>
慌てて駆け出す浪馬を玄関で見送ったママンの口元に会心の笑みが浮かぶ。<br>
(お尻に火がついたようね)<br>
(ナナちゃんが貴方を置いてお見合いなんてするわけないじゃないの)<br>
(もうお断りしたお話だけど、写真をお返しする前に有効利用できてよかったわ)<br>
(これでやっと二人も・・・・・)</p>
<p>
ママンは計略の成功を確信すると居間に戻り、一人午後のお茶を楽しみはじめた。<br>
「今日のお茶は格別だわ、ほほほほほほほほ」<br>
<br>
<br>
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<br>
<a name="kami"></a><br>
289 名前:髪結いの亭主1[sage] 投稿日:04/09/21(火)
22:14:02ID:???<br>
学園廊下 ツンツン</p>
<p>「七瀬の髪って綺麗だな」<br>
「貴方に誉められても嬉しくないわね」<br>
「触っていいか?」<br>
「え?、ちょっちょっと・・・・やめてっ!」<br>
「イテテテッ! おい、何も引っかくことないだろ?」<br>
「髪は女の命なのよ。気安く触らないで」<br>
「うわ、手に爪の跡がついちまった」<br>
「当然の報いよ」</p>
<p>290 名前:髪結いの亭主2[sage] 投稿日:04/09/21(火)
22:14:48ID:???<br>
学園廊下 ツン?</p>
<p>「七瀬の髪って綺麗だな」<br>
「また痛い目に合いたいのかしら?」<br>
「いや、それは勘弁」<br>
「だったら馬鹿な真似はやめることね」<br>
「でもあんまり綺麗だからつい触りたくなるんだ」<br>
「・・・・・・そんなに・・・綺麗かしら?」<br>
「綺麗だぞ」<br>
「そ、そう・・・でもいくら誉めてもダメよ」<br>
<br>
<br>
340 名前:髪結いの亭主3[sage] 投稿日:04/09/22(水)
01:44:25ID:???<br>
学園廊下 ツ?</p>
<p>「七瀬の髪って綺麗だな」<br>
「あら、ありがとう」<br>
「!・・・・・・・・・」<br>
「どうしたの?」<br>
「今ありがとうって言ったか?」<br>
「ええ、言ったわよ」<br>
「じゃ触らせてくれ」<br>
「それはだめ」<br>
「ダメと言われるとますます触りたくなる。夢に見そうだぞ」<br>
「そうね、夢の中なら許してあげてもいいわよ」</p>
<p>341 名前:髪結いの亭主4[sage] 投稿日:04/09/22(水)
01:45:20ID:???<br>
校庭 ブレイク</p>
<p>「七瀬の髪って綺麗だな」<br>
「貴方も懲りない人ね。そんなに触りたいの? 私の髪」<br>
「当然だろ」<br>
「・・・・・・・いいわよ」<br>
「いいのか? やったぜ!」<br>
「大声で100回お願いしたら触らせてあげるわ、ふふふふ」<br>
「お安い御用だ。じゃあいくぞ! 触りたい!触りたい!触りたい!・・・・」<br>
「ちょっちょっと、貴方本当にやる気なの?」<br>
「もちろんだ。触りたい!触りたい!触りたい!触りたい!触りたい!」<br>
「わかったわ。わかったからそんな大声出さないで! 恥ずかしいじゃない」<br>
「じゃ触っていいんだな?」<br>
「う、うん・・・でも少しだけよ?」<br>
<br>
<br>
344 名前:髪結いの亭主5[sage] 投稿日:04/09/22(水)
02:07:33ID:???<br>
放課後 二人きりの自治会室 デレ</p>
<p>「七瀬、髪触らせて」<br>
「え? だって昨日も触ったじゃないの?」<br>
「一日一回七瀬の髪に触らないと落ち着かないんだ」<br>
「日課にしないでよ!」<br>
「嫌か?」<br>
「・・・・・・・嫌じゃないけど」<br>
「じゃあOKだな。ほらこっち座れよ」<br>
「もう、そんな嬉しそうな顔して・・・しょうがない人ね」<br>
「あれ? 七瀬・・・」<br>
「なあに?」<br>
「シャンプー変えたか?」<br>
「・・・・・・・うん」</p>
<p>345 名前:髪結いの亭主5[sage] 投稿日:04/09/22(水)
02:08:11ID:???<br>
放課後、二人きりの自治会室second デレレ</p>
<p>「おーい、七瀬」<br>
「今日は随分と早かったのね、髪結いの亭主さん?」<br>
「あれ? どうしてわかるんだ?」<br>
「髪を触りにくる時、貴方オモチャを見つけた子供みたいな瞳になるもの」<br>
「へー、それは知らなかった」<br>
「そんなに嬉しいの?」<br>
「嬉しいぞ」<br>
「本当に困った人ね」<br>
「七瀬は嬉しくないのか?」<br>
「・・・・・・・・ううん、嬉しいわ」</p>
<p>346 名前:髪結いの亭主6[sage] 投稿日:04/09/22(水)
02:09:12ID:???<br>
昼休み 3-A教室前廊下 デレデレ</p>
<p>「お? 七瀬じゃないか。俺に会いに来たのか?」<br>
「・・・・・・・・・・・」<br>
「おーい?」<br>
「・・・・・ねえ、昨日はどうしたの?」<br>
「どうしたって?」<br>
「昨日は・・・髪触りに来てくれなかったでしょ?」<br>
「あ、ああ・・・」<br>
「もしかして私の髪触るの飽きた? 嫌になった?」<br>
「バ、バカ言うなよ」<br>
「私待ってたのに・・・寂しくて昨日は夜も眠れなかった」<br>
「じ、実は昨日放課後に追試喰らってたんだ。それで・・・」<br>
「そうなの?」<br>
「帰りに自治会室に寄れば良かったな。俺も昨日は七瀬の髪に<br>
触れらなくてガッカリしてたんだ」<br>
「ホント? じゃあ今日は触ってくれる?」</p>
<p>347 名前:髪結いの亭主7[sage] 投稿日:04/09/22(水)
02:09:53ID:???<br>
夕方 映画館 デート中 デンデレデレデレ<br>
七瀬の肩に手を回して髪の毛で遊ぶ</p>
<p>「七瀬の髪触ってる時が一番幸せだぜ」<br>
「ま、またそんなこと言って・・・・・・あっ?」<br>
「ん?」<br>
「ちょっと待っ・・・・・・あん・・・・・・・う・・・」<br>
「・・・・なあ、七瀬って髪にまで神経があるのか?」<br>
「貴方の指が耳や首筋にも・・・・あ・・・触れるからよ」<br>
「触ってないって」<br>
「嘘」<br>
「じゃ本当に触ってやろうか? ほら、コチョコチョ」<br>
「ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!」<br>
「うわっ! いきなり大声出すなって・・・あれっ?」<br>
「・・・・はぁはぁ・・・・・・」<br>
「七瀬? どうした? 大丈夫か?」<br>
「・・・体から・・・・ち、力抜けちゃった・・・・・」</p>
<p>348
名前:髪結いの亭主エピローグ[sage]投稿日:04/09/22(水)
02:10:54 ID:???<br>
主人公の部屋</p>
<p>「そろそろ帰らなくちゃ」<br>
「家まで送るよ」<br>
「ありがとう」</p>
<p>服を身に着ける七瀬の髪が揺れる。<br>
(いつ見ても綺麗な髪だぜ・・・溜息が出ちまう。あ、そうだ)</p>
<p>「なあ・・七瀬」<br>
「ん? なあに?」<br>
「今度、髪の毛でさ」<br>
「髪がどうかした?」<br>
「髪使ってエッチしようか?」<br>
「ええっ?」<br>
「髪で胸や脇をくすぐってやる。きっと気持ちよくなれるぞ? あははは」<br>
「・・・・・・・・いいわよ」<br>
「い、いいのか?」<br>
「貴方がしたいなら・・・いいわ」<br>
(うーん、冗談だったんだけど) end<br>
<br>
<br>
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"#kami">髪結いの亭主</a><br>
<br>
<a name="type"></a><br>
41 名前:七瀬のタイプ[sage]
投稿日:04/09/19(日)14:55:57ID:???<br>
春:ツンツン</p>
<p>「七瀬はどんな男がタイプなんだ?」<br>
「相変わらず無神経な男ね。そんなこと聞いてどうするの?」<br>
「俺にもチャンスあるかと思ってさ」<br>
「心配いらないわ。この世の中に男があなた一人になっても、<br>
あなたを選ぶことはないから」<br>
「ははははははは」<br>
(・・・・なんだか悔しい感じがするぜ)</p>
<p><br>
42 名前:七瀬のタイプ2[sage]
投稿日:04/09/19(日)14:56:44ID:???<br>
夏:態度やや軟化</p>
<p>「七瀬はどんな男がタイプなんだ?」<br>
「またその質問なの? 言ったでしょ、あたなはタイプじゃないって」<br>
「じゃどんな男がいいんだ?」<br>
「え?・・・・・そうね、考えたこともなかったわ」<br>
「ふーん」<br>
「な、何よ?」<br>
「タイプ未定なら俺にもまだチャンスあると思って」<br>
「そ、そんなわけないでしょ!」<br>
(また怒らせたか・・・でも怒った顔も可愛いよな)</p>
<br>
<p>43 名前:七瀬のタイプ3[sage]
投稿日:04/09/19(日)14:57:26ID:???<br>
秋:リミット解除間近</p>
<p>「七瀬はどんな男がタイプなんだ?」<br>
「き、季節の挨拶みたいに同じこと何度も聞かないでよ!」<br>
「じゃあ質問を変えよう。あれからどんな男がタイプか考えてみたか?」<br>
「え?、う、うん」<br>
「で?」<br>
「ひょっとして・・・そうなのかしら。でも自分でもまさかって思うのよ。だって・・」<br>
「七瀬?」<br>
「ううん、やっぱりよくわからないわ」<br>
(七瀬にも思い当たる男ができたのかな?)</p>
<br>
<p>44 名前:七瀬のタイプ4[sage]
投稿日:04/09/19(日)14:58:37ID:???<br>
冬:デレ着火</p>
<p>「七瀬はどんな男がタイプなんだ?」<br>
「それ本気で聞いてるの? 本当に?」<br>
「うん」<br>
「・・・・・・・・・」<br>
「七瀬?」<br>
「目を閉じてくれる?」<br>
「え?」<br>
「いいから閉じて」<br>
「おお」<br>
「もういいわ、目を開けて」<br>
「ん、何だこれ? コンパクト?」<br>
「鏡に何が映ってる?」<br>
「・・・・・俺の顔」<br>
「わかってくれたかしら?」<br>
「七瀬は俺がタイプなんだ」<br>
「あ、当たり前でしょ! ねえ私を不安にさせないで、お願いよ・・・」<br>
「ゴメンゴメン」<br>
(うわ、泣きそうな顔してるぞ)</p>
<p><br>
45 名前:七瀬のタイプ5[sage]
投稿日:04/09/19(日)14:59:33ID:???<br>
新年:デレメルトダウン</p>
<p>「七瀬は俺みたいな男がタイプなんだよな?」<br>
「違うわ」<br>
「ち、違うの?」<br>
「あなたみたいな男じゃなくて、あなたがタイプなの。間違えないで」<br>
「そ、そうかスマン」<br>
「・・・・だから・・・・だから私を一人にしないでね。<br>
あなたがいない生活なんて・・・もう考えられないの」<br>
(なんか照れるな)</p>
<p><br>
46 名前:七瀬のタイプ6[sage]
投稿日:04/09/19(日)15:01:37ID:???<br>
卒業前:デレデレビックバン</p>
<p>
「七瀬、そう言えば昔は俺なんかタイプじゃないって言ってなかったっけ?」<br>
「えっ? そんなこと言ってないわ。言うはずないもの」<br>
「そうかあ、俺は覚えてるぞ」<br>
「う、嘘」<br>
「確か世界で男が俺一人になっても選ばないとか・・・ははははは」<br>
「いやー! 知らない。私知らない。そんなの知らない!」<br>
「あっ、お、お、おい何も泣くことはないだろ?」<br>
「イジワル。イジワルなの。あなたイジワルなの・・・うっ ひっく」<br>
「スマン、ちょっと調子に乗りすぎた」<br>
「・・・・・・・・・・」<br>
「七瀬の困った顔が可愛いからつい」<br>
「・・・・・・・・・」<br>
「イジワルしてゴメン」<br>
「・・・・・・・・・」<br>
「俺のこと嫌いになったか?」<br>
「・・・・・・・・・」<br>
「もうしないから」</p>
<p>
七瀬はふいに主人公の首にすがりつき、耳元に囁いた。<br>
「イジワルは嫌い」<br>
「・・・・・ああ・・・・ゴメンな」<br>
「イジワルは嫌い・・・だけどイジワルな貴方は・・貴方なら・・・やっぱり好きよ」<br>
「七瀬・・・・・」</p>
<p>七瀬のタイプ END<br>
<br>
<br>
<a href="#top">TOPへ戻る</a><br>
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252 名前:今孔明ママン[sage]
投稿日:04/09/21(火)17:31:20ID:???<br>
共に社会に出て数年、二人はまだ結婚していなかった。<br>
気持ちが離れたわけではない。駆け出しの弁護士と検事は<br>
毎日仕事に追われてデートすらままならない日々を送っていたのだ。</p>
<p>そんな時、浪馬の携帯に七瀬の母から連絡があった。</p>
<p>「ご無沙汰してます」<br>
「こんにちわ浪馬君、七瀬から聞いたんだけど今日はお休みですってね?」<br>
「ええ、本当に久しぶりなんですけど」<br>
「せっかくの休みにこんなオバちゃんの相手させて悪いんだけど、<br>
今日こちらに来れないかしら? いいお茶が手に入ったのよ。ナナちゃん、<br>
最近急がしてく全然お茶に付き合ってくれなないの。私なんだか寂しくて」<br>
「わかりました。伺います」</p>
<p>253 名前:今孔明ママン act.2[sage]投稿日:04/09/21(火)17:33:18
ID:???<br>
in 高遠家<br>
「こんにちわ」<br>
「いらっしゃい、浪馬君、さあどうぞあがって」<br>
「失礼します」</p>
<p>
居間のテーブルには薄いアルバムのようなものがあった。<br>
「あ、ごめんなさいね。それ今片付けるから」<br>
「なんですか? それ。まるでお見合い写真みたいですね」<br>
「これ? その通りよ。ナナちゃんのお見合い相手なの」<br>
「えっ? み、見合い? 見合いするんですか? 七瀬が?」<br>
「ええ、そうなの。半月くらい前かしら、庁舎である国会議員さんがナナちゃんを見て、<br>
ぜひ息子の嫁にとお申し出があってね。悪いお話でもないし、一度合わせるだけ<br>
合わせてみようかと」<br>
「な、七瀬も承知したんですか?」<br>
「随分と渋ってたけど、昨日は合うだけならと言ってたかしら?」<br>
「そんな! 七瀬・・そうだ今日は確か東京地裁にいるはず。今から行けば・・・!」<br>
「浪馬君?」<br>
「き、急用を思い出しました。すいません。失礼しますっ!」<br>
「あらどうしたの? 浪馬くん? 浪馬くーん」</p>
<p>
慌てて駆け出す浪馬を玄関で見送ったママンの口元に会心の笑みが浮かぶ。<br>
(お尻に火がついたようね)<br>
(ナナちゃんが貴方を置いてお見合いなんてするわけないじゃないの)<br>
(もうお断りしたお話だけど、写真をお返しする前に有効利用できてよかったわ)<br>
(これでやっと二人も・・・・・)</p>
<p>
ママンは計略の成功を確信すると居間に戻り、一人午後のお茶を楽しみはじめた。<br>
「今日のお茶は格別だわ、ほほほほほほほほ」<br>
<br>
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<a href="#top">TOPへ戻る</a><br>
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289 名前:髪結いの亭主1[sage]
投稿日:04/09/21(火)22:14:02ID:???<br>
学園廊下 ツンツン</p>
<p>「七瀬の髪って綺麗だな」<br>
「貴方に誉められても嬉しくないわね」<br>
「触っていいか?」<br>
「え?、ちょっちょっと・・・・やめてっ!」<br>
「イテテテッ! おい、何も引っかくことないだろ?」<br>
「髪は女の命なのよ。気安く触らないで」<br>
「うわ、手に爪の跡がついちまった」<br>
「当然の報いよ」</p>
<p>290 名前:髪結いの亭主2[sage]
投稿日:04/09/21(火)22:14:48ID:???<br>
学園廊下 ツン?</p>
<p>「七瀬の髪って綺麗だな」<br>
「また痛い目に合いたいのかしら?」<br>
「いや、それは勘弁」<br>
「だったら馬鹿な真似はやめることね」<br>
「でもあんまり綺麗だからつい触りたくなるんだ」<br>
「・・・・・・そんなに・・・綺麗かしら?」<br>
「綺麗だぞ」<br>
「そ、そう・・・でもいくら誉めてもダメよ」<br>
<br>
<br>
340 名前:髪結いの亭主3[sage]
投稿日:04/09/22(水)01:44:25ID:???<br>
学園廊下 ツ?</p>
<p>「七瀬の髪って綺麗だな」<br>
「あら、ありがとう」<br>
「!・・・・・・・・・」<br>
「どうしたの?」<br>
「今ありがとうって言ったか?」<br>
「ええ、言ったわよ」<br>
「じゃ触らせてくれ」<br>
「それはだめ」<br>
「ダメと言われるとますます触りたくなる。夢に見そうだぞ」<br>
「そうね、夢の中なら許してあげてもいいわよ」</p>
<p>341 名前:髪結いの亭主4[sage]
投稿日:04/09/22(水)01:45:20ID:???<br>
校庭 ブレイク</p>
<p>「七瀬の髪って綺麗だな」<br>
「貴方も懲りない人ね。そんなに触りたいの? 私の髪」<br>
「当然だろ」<br>
「・・・・・・・いいわよ」<br>
「いいのか? やったぜ!」<br>
「大声で100回お願いしたら触らせてあげるわ、ふふふふ」<br>
「お安い御用だ。じゃあいくぞ! 触りたい!触りたい!触りたい!・・・・」<br>
「ちょっちょっと、貴方本当にやる気なの?」<br>
「もちろんだ。触りたい!触りたい!触りたい!触りたい!触りたい!」<br>
「わかったわ。わかったからそんな大声出さないで! 恥ずかしいじゃない」<br>
「じゃ触っていいんだな?」<br>
「う、うん・・・でも少しだけよ?」<br>
<br>
<br>
344 名前:髪結いの亭主5[sage]
投稿日:04/09/22(水)02:07:33ID:???<br>
放課後 二人きりの自治会室 デレ</p>
<p>「七瀬、髪触らせて」<br>
「え? だって昨日も触ったじゃないの?」<br>
「一日一回七瀬の髪に触らないと落ち着かないんだ」<br>
「日課にしないでよ!」<br>
「嫌か?」<br>
「・・・・・・・嫌じゃないけど」<br>
「じゃあOKだな。ほらこっち座れよ」<br>
「もう、そんな嬉しそうな顔して・・・しょうがない人ね」<br>
「あれ? 七瀬・・・」<br>
「なあに?」<br>
「シャンプー変えたか?」<br>
「・・・・・・・うん」</p>
<p>345 名前:髪結いの亭主5[sage]
投稿日:04/09/22(水)02:08:11ID:???<br>
放課後、二人きりの自治会室second デレレ</p>
<p>「おーい、七瀬」<br>
「今日は随分と早かったのね、髪結いの亭主さん?」<br>
「あれ? どうしてわかるんだ?」<br>
「髪を触りにくる時、貴方オモチャを見つけた子供みたいな瞳になるもの」<br>
「へー、それは知らなかった」<br>
「そんなに嬉しいの?」<br>
「嬉しいぞ」<br>
「本当に困った人ね」<br>
「七瀬は嬉しくないのか?」<br>
「・・・・・・・・ううん、嬉しいわ」</p>
<p>346 名前:髪結いの亭主6[sage]
投稿日:04/09/22(水)02:09:12ID:???<br>
昼休み 3-A教室前廊下 デレデレ</p>
<p>「お? 七瀬じゃないか。俺に会いに来たのか?」<br>
「・・・・・・・・・・・」<br>
「おーい?」<br>
「・・・・・ねえ、昨日はどうしたの?」<br>
「どうしたって?」<br>
「昨日は・・・髪触りに来てくれなかったでしょ?」<br>
「あ、ああ・・・」<br>
「もしかして私の髪触るの飽きた? 嫌になった?」<br>
「バ、バカ言うなよ」<br>
「私待ってたのに・・・寂しくて昨日は夜も眠れなかった」<br>
「じ、実は昨日放課後に追試喰らってたんだ。それで・・・」<br>
「そうなの?」<br>
「帰りに自治会室に寄れば良かったな。俺も昨日は七瀬の髪に<br>
触れらなくてガッカリしてたんだ」<br>
「ホント? じゃあ今日は触ってくれる?」</p>
<p>347 名前:髪結いの亭主7[sage]
投稿日:04/09/22(水)02:09:53ID:???<br>
夕方 映画館 デート中 デンデレデレデレ<br>
七瀬の肩に手を回して髪の毛で遊ぶ</p>
<p>「七瀬の髪触ってる時が一番幸せだぜ」<br>
「ま、またそんなこと言って・・・・・・あっ?」<br>
「ん?」<br>
「ちょっと待っ・・・・・・あん・・・・・・・う・・・」<br>
「・・・・なあ、七瀬って髪にまで神経があるのか?」<br>
「貴方の指が耳や首筋にも・・・・あ・・・触れるからよ」<br>
「触ってないって」<br>
「嘘」<br>
「じゃ本当に触ってやろうか? ほら、コチョコチョ」<br>
「ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!」<br>
「うわっ! いきなり大声出すなって・・・あれっ?」<br>
「・・・・はぁはぁ・・・・・・」<br>
「七瀬? どうした? 大丈夫か?」<br>
「・・・体から・・・・ち、力抜けちゃった・・・・・」</p>
<p>
348名前:髪結いの亭主エピローグ[sage]投稿日:04/09/22(水)02:10:54
ID:???<br>
主人公の部屋</p>
<p>「そろそろ帰らなくちゃ」<br>
「家まで送るよ」<br>
「ありがとう」</p>
<p>服を身に着ける七瀬の髪が揺れる。<br>
(いつ見ても綺麗な髪だぜ・・・溜息が出ちまう。あ、そうだ)</p>
<p>「なあ・・七瀬」<br>
「ん? なあに?」<br>
「今度、髪の毛でさ」<br>
「髪がどうかした?」<br>
「髪使ってエッチしようか?」<br>
「ええっ?」<br>
「髪で胸や脇をくすぐってやる。きっと気持ちよくなれるぞ? あははは」<br>
「・・・・・・・・いいわよ」<br>
「い、いいのか?」<br>
「貴方がしたいなら・・・いいわ」<br>
(うーん、冗談だったんだけど) end<br>
<br>
<br>
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